2019年9月22日、23日に幕張メッセにて日本初のバーチャルアーティストらに出演のクロスオーバー型音楽フェス「DIVE XR FESTIVAL supported by SoftBank」が催された。
こちらには、キズナアイや富士葵、花譜ら多くのVTuberたちが多く参加しただけでなく、初音ミクやスマートフォンゲーム『あんさんぶるスターズ！』から3ユニット、AIアーティストのりんな、ボカロPの八王子Pらが出演した。
さらにこの異色の一大イベントは、映像、空間演出にこだわりぬかれた最先端技術「XR LIVE」を導入。出演アーティトとオーディエンスだけでなく、会場までもが一体化した新感覚イベントとなった。バーチャルアーティストシーンのみならず、ライブシーンにまでも新時代の幕開けを告げるものだと言っていいだろう。
そんな嬉しいトピックを受けて12回目となった今回は期待の新鋭、斗和キセキ、獅子神レオナ、カミナリアイ、白花伝伯爵の4組を紹介する。
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文・編集 : 滝田優樹(@takita_funky )
【斗和キセキ】
Twitterトップページの“世代を創るバーチャルYouTuber斗和キセキです！”という自己紹介通り、今年3月のデビュー当時から注目を浴びる気鋭のVTuber。
デビュー初日に投稿した「【バーチャルYouTuberが】RAINBOW GIRL (covered by 斗和キセキ)【バンドやった】」動画は、実物のバンドとのコラボで届けられたリアルとバーチャルが交錯する。そして同日に配信された「【検証】バーチャルYouTuberはプロレスラーから何分逃げ切れるのか」動画もリアルプロレスラーとの共演をするユニークなものであった。
そして、斗和キセキの背中に存在する謎の三角形が「機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズ」の「アストレイ レッドフレーム改」にそっくりだとファンの間で話題となる。その結果一気にフォロワーが5万人を、チャンネル登録数は2万5千人を超えるというバズを起こしたシンデレラガール斗和キセキ。
そんな彼女はこれまで3曲のオリジナル楽曲を発表している。
それぞれ作詞、作曲をドラムマガジンコンテスト2018審査員特別賞受賞の赤山コウが担当しており、MVのイラストは、「グッド・バイ」を泉彩が、「ユートピアブルー」をこむぎこ2000が、「茜色の街」を紅緒が担当している。
エレクトロニカ・ポップからミディアムバラードまで歌いあげる斗和キセキの歌声は、総じて清らかである。芯のしっかりとしたクリーントーンは安らぎを与える。どんなサウンド、トーンの楽曲にも相性抜群な天性のボーカルには今後も注目である。来たる12月には白金高輪 SELENE b2での記念すべきファーストライブ「New Voyage」を控えている斗和キセキ。今勢いに乗る彼女をフォローするなら今しかない。
【獅子神レオナ】
花鋏キョウや射貫まといを擁するバーチャルタレント事務所Re:AcT所属のライオンVTuber獅子神レオナ。今年のゴールデンウィークに開催された双子VTuberグループルキロキチャンネル(流石乃ルキ・流石乃ロキ)による「ルキロキコラボフェスティバル」への出演や9月に行われたバーチャルシンガーAZKiとの対バン企画「LAST V STANDiNG vol.1」へのゲスト出演でもその名前を知った方も多いだろう。
彼女は先日10月19日にはVRアプリclusterにて初の単独VRライブ「獅子神レオナ 1st VR LIVE ~Trick or Leona?~」を開催し、チャンネル登録数10万人を超える人気実力ともに折り紙つきのVTuberである。
そんな彼女も類い稀なる魅力的な歌声で多くの人々を魅了するバーチャルシンガーとしての側面を持つ。「【女性が歌う】Flamingo（米津玄師）/ vo.獅子神レオナ【VTuber】」は現在100万回再生を超えるバズりっぷり。芳醇で力強い歌声を武器に先日に1stシングル『Brightenin’ Hope』と 1stカバーアルバム『LEONA’s YELL』を同時にリリースし、CDデビューも果たした。
1stシングル『Brightenin’ Hope』は、表題曲「Brightenin’ Hope」に作詞：磯谷佳江、作曲：小野貴光、編曲：玉木千尋と、アニソンを得意とするクリエイターたちを招聘。カップリング曲「はっぴーでいず！」は作詞、作編曲をAkkiが担当した。また、1stカバーアルバム『LEONA’s YELL』はUNISON SQUARE GARDENの「シュガーソングとビターステップ」やあいみょんの「今夜このまま」、LiSAの「Rising Hope」など人気曲が6曲収録されている。どれもハイセンスな獅子神レオナの歌声が主役の出来栄えである故、要チェックである。
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