エルセとさめのぽき、天目童心、おさナズ、鹿乃 – 多様化するバーチャルYouTuber – オリジナル曲を歌うVTuber Vol.10

日本独自のカルチャーとして世界でも認知されつつあるVTuberシーンに迫り、ボーダーレスに活躍するVTuberたちを紹介する定期コラム「多様化するバーチャルYouTuber オリジナル曲を歌うVTuber」も気付けばもう10回目である。

これまで当コラムでは、世界規模の認知度を誇るキズナアイやYuNi、ときのそらから期待の新人花譜やかしこまりなど数々のオリジナル曲を歌うVTuberたちを紹介させていただいた。

そして、このコラムがはじまった当初にも触れたが、「今後オフラインのリアルイベントであったり、YouTubeを飛び出して別プラットフォームで活躍する等、新たな波が起こる事は間違いないだろう」と語ったように、現在では多くのオフラインイベントが開催され、ジャンルレスにボーダーレスにVTuberたちが活躍を果たしている。

要するに今回で10回も数えるコラムでもまだまだ沢山紹介しきれていないVTuberが多く存在し、今後のVTuberシーンのゆくえも予測できないのである。

そのため、依然として隆盛を極めるVTuberの音楽シーンに迫るべくコラムを展開する。Vol.10となる今回は直近でCDデビューもしくは楽曲デビューした、エルセとさめのぽき、天目童心、おさナズ、鹿乃の4組にフォーカスを当てて、紹介させていただく。

文・編集 : 滝田優樹(@takita_funky )

【エルセとさめのぽき】

「BLUE」をテーマに集結したクリエイター集団「ProjectBLUE」がプロデュースを務めるバーチャル音楽ユニット、エルセとさめのぽき。海の底からやってきた歌が大好きなエルセと可愛いさめのぽきからなる“エルセとさめのぽき”の魅力はシンフォニックに響く男女混声のユニゾン。海底を想起させる幻想的な味わいは極上の心地よさを演出する。これまで5曲以上ものオフィシャル MVをYouTubeで公開しておりそれぞれ高い再生回数を記録している。

6月にリリースされた大阪の次世代カルチャー創生集団「USAGI Production」によるVTuberオリジナル楽曲CDアルバム『VirtuaREAL.00』へAZKiや白百合リリィらとともに参加、同じ音楽VTuber八月二雪、memexとの新曲をカバーし合うコラボ企画「新曲&カバープレミア公開はしごツアー」も開催した。

そして、エルセとさめのぽきは8月9日から12日にかけて東京ビックサイト青海展示棟で開催されたコミックマーケット96にて、初となるアルバム『DEPTH』を会場・フィジカル限定で発売した。これまでにリリースされたオリジナル楽曲6曲に書き下ろしの新曲3曲を加えた9曲入り。そのうち1曲は、今後世に出ない”完全シークレット楽曲”。こちらのCDは「ProjectBLUE」メンバーのさめ汰曰く、後日BOOTHにて展開予定とのこと。活動を見守りつつ、詳細を待とう。

・新刊→メロンブックス様で委託中https://t.co/qviUV1yPK6
・新譜「DEPTH」
・コラボTシャツ
・アクリルスタンド→
Boothにて近日中に通販予定有https://t.co/N9JGINqxeB
・マスキングテープ→売切、再販予定無
・さめのぽきぬいぐるみ→次に続きます。

— さめ汰🦈💙新刊メロン委託中 (@f_inari) August 13, 2019

関連 : エルセとさめのぽきインタビュー
https://toppamedia.com/interview-2019-1-else-with-poki-the-shark/

【天目童心】

キズナアイやYuNi、AZKiら人気VTuberを要するバーチャルタレント支援プロジェクトupd8と自主制作ゲームの制作過程などをお届する元祖バーチャルクリエイターつのはねあかぎによるバーチャルタレントプロデュースプロジェクト「天目童心」。従来のつのはねあかぎチャンネルからトリトイ、花牟礼ちなき、ソラエの3名の女性VTuberがデビューし、ゲーム制作や音楽、生配信などを行っていく。

その第1弾として、花牟礼ちなき歌唱の作詞作曲MV制作をつのはねあかぎを担当したオリジナル楽曲「lived:＞word」がYouTubeにて公開。iTunes、Spotifyなどの各種音楽配信サービスにてリリースされた。