AZKi連載「Come AZ You Are 」 #1

AZKi連載「Come AZ You Are 」 #1

バーチャルシンガーAZKiが2018年11月に活動を開始してから約半年が過ぎた。現在挑戦中の8ヶ月連続オリジナル曲12曲リリース企画も中盤が過ぎ、バーチャルシンガーとしての道を邁進中のAZKi。彼女の魅力をより深堀すべく、TOPPA!!では連載型コラムとして「Come AZ You Are」を開始する。

今回は来たる5月19日に開催されるAZKi初の単独リアルライブイベント「The Shitest Start」開催に向け、AZKi及びマネージャーのツラニミズ同伴、2名に話を聞いた。

取材・文 : 宮久保仁貴   編集 : 松江佑太郎

※記事初出時(2019/5/13)、本文に誤りがございました。訂正してお詫び致します。


 

-間も無く5月19日のワンマン「The Shitest Start」が開催されますね。この日程を決めた明確なきっかけは何だったのでしょうか?

 

 

ツラニミズ : これは完全に僕が決めたんですけど、VTuberのリアルイベントって今後たくさん増えていくと考えていて。その中で今年の夏がその山場になるんじゃないかと思っているんです。そこまでに、しっかり自社でイベントを打てる環境やシステムを作りたいなと思っていて、その為に、第1弾のタイミングとして、5月が1番良いんじゃないかと思い、この日程に決めました。

 

-なるほど。現時点でもファンミーティングしかりライブしかり、その数は増えていますよね。さて、活動開始からほぼ半年になると思いますが、AZKiさん自身はこの日程をお聞きになった時にどう思われましたか?

 

AZKi : 活動を始めたのが11月15日なので、よく考えたらちょうど半年ですね。5月19日でちょうど6ヶ月を過ぎて。ある意味節目です(笑)。ここまで予期してなかったけど、節目みたいなワンマンライブを迎えることができるのはすごく嬉しいな、と思っています。

 

 

-また、エンタスで数々のVTuberさんが合同イベントを行われていますが、今回はAZKiさん単独ですよね。ワンマンにこだわった理由を教えて下さい。

 

ツラニミズ : 実は、当初はツーマンとかでもいいかなと思っていたんですけど、あえてワンマンにしました。理由としては、ありがたいことにチケットは完売したんですけど、今回は満員にならないかもしれないなと言う気がしていたんですよね。でも、何度もリアルライブをやっていく中で、「前回は埋まり切らなかったけど今回はすごく早く埋まったね!」みたいに、集客での成長のようなところをストーリーとしてやっていければいいなと思っていたんです。なので、1回目からワンマンにしようということになりました。

 

-実際公演チケットは完売したとお聞きましたが、手応えはいかがですか?

 

AZKi : いや、まさかねぇ……半分も来たらいいなと思っていたので、それ自体には驚いています。

 

-また、リアルでのライブにこだわられた理由を教えて下さい。YouTubeライブや各種プラットフォームでの単独形式ライブも考えられたように思います。

 

AZKi : ファンのみんなが現実世界のひとつの場所に集まって、そこで開拓者のみんなで交流してもらえて。そういうところが普段のYouTubeライブはまた違った一面を持っていると思います。AZKi自身も好きなアーティストのライブに行ったりするんですけど、そこで感じるのがファンの熱量や一体感で、やっぱり同じ時間を同じ場所で共有するというエネルギーがYouTubeで感じるそれとはまた違うと思うんです。YouTubeでいつも見てもらっていて、この日に来てくれる開拓者もそうですし……この日もみんなで一緒に熱を感じてもらえたらいいなと思っています。

 

ツラニミズ : リアルライブにこだわった理由はふたつあって、どちらも開拓者の目線で、という話なんです。ひとつは、リアルライブや特典会を通して開拓者(※AZKiファン名称)とAZKi自身が話すことで、お互いにとって次のステップに向かうための基盤が作れるよね、というところです。やっぱり、AZKi自身もそうだし、開拓者の中でもAZKiという存在を自己の物語の中に組み込んで欲しいという思いがあって。そういう意味でリアルで接触できる場所を作りたかった、というのがひとつです。

もうひとつは、開拓者同士での仲間意識みたいなものを作りたいと思っていて。いわゆるアイドルの現場では、ファン同士の繋がりが強いところが多いなと思っているんですけど。そういう、「お互い同じ好きな人がいるんだけど、あいつがいるから現場に行くのが楽しい。」みたいな状態って、今はまだVの現場ではなかなかないなと思っていて。そこで、リアルライブを通して、ファン同士が繋がれる交流の機会のきっかけ作りができればいいなと思って、リアルライブにこだわりました。

 

 

-確かにVTuberのリアルライブは最近増えつつも、まだまだリアルの世界でのそういう動きは珍しいように思います。リアルライブの話を続けますと、今回はAZKiさんがこれまで発表された全曲を歌われる長尺のライブだとお聞きしました。

 

AZKi : なかなかこれだけ、今の段階でオリジナル楽曲を出しているVシンガーは少ないんじゃないかなと思っています。それだけ、AZKiのオリジナル曲を作って下さっている方がいて、AZKiが歌わせていただけるということで、それ自体にすごく感謝していますね。今まで歌ってきた曲を、開拓者のみんなと一緒に時間を共有して、リアル空間、生で歌ってお届けするということなので、そこはちゃんと気合い入れて、全曲AZKiの曲なので大事に歌って届けたいな、と思っています。

 

-オリジナル曲でこれだけ持ち曲をお持ちのVTuberさんも数えるほどですもんね。そう言った音楽方面でも注目は大きかったと思います。その反面、ハッシュタグ「#クソAZ」を筆頭に、5/19ライブ発表時は良くも悪くも大きく反響を呼んだように思います。実際、発表後の手応えは如何でしたか?

 

ツラニミズ : 良いも悪いも含めて、反応すべてがありがたいなと思っています。結局、自分たちがやろうとしていることで1番怖いのが無関心で、それ以外は全てポジティブに捉えているので。そういう意味で、「このハッシュタグどうなの?」とか、「面白そうなことやってるな。」とか、意見はすべて等しくありがたいなと思ってますね。

 

AZKi : 最初にこのライブの名前を聞いたときは、「正直どうなの?」と思いましたね(笑)。でも、今ツラニミズが言ったのもそうですけど、何か関心を持ってもらうということが今のAZKi自身には必要だなとも思ってるし、良い意味でも悪い意味でも盛り上げていけるというか……。「#クソAZ」という言葉自体もそうなんですが、盛り上げるためのひとつのツールじゃないけど、そんな風に思っているので。どんどん思ったことや感じたことをいっぱい呟いてもらえたらいいなと思っています。

 

-「#クソAZ」はツラニミズさんのアイディアだと思いますが、所謂「優しい世界」に包まれているV界隈の中でも、尖った表現のように思います。

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