Яyo(Wolves anchor DC、ex. ギルガメッシュ/Dr)対談 / EXTENSION vol.2 -克哉(SLOTHREAT/Misanthropist)の異分子のすゝめ 特別編

Яyo(Wolves anchor DC、ex. ギルガメッシュ/Dr)対談 / EXTENSION vol.2 -克哉(SLOTHREAT/Misanthropist)の異分子のすゝめ 特別編

Яyo : 一昔前の話なのかなと。今はみんな芯がしっかりしている、音楽的にリスペクトし合えればいいね。今はカテゴライズが難しい。逆に今はどんなのがヴィジュアル系のシーンなんだろう?カテゴライズが難しいというか。

 

克哉 : 近代のヴィジュアル系は自分達で自分達をヴィジュアル系と謳っているものが多く思います。音楽的な定義に関してはもはや無いように思います。俯瞰して見ると蟻地獄のようにも見えます、細かい意図の説明は省きますが。ラウドロックシーンに関しては、シーンの性質や世間の性質上な所もあると思いますが世間から見つけられていないバンドが多いですね。所謂人気のある所と比べても遜色無いレベルの音楽をやっている人達も多いです。

 

Яyo : ギルガメッシュも音楽的にしっかりやっている奴らと一緒にやりたいっていうバンドだった。でもヴィジュアル系のバンドって女の子のファンが多いじゃないですか。そこの整理が出来なくて色々バタバタなっちゃったんですけど、初めからやってれば良かったかもね。

 

克哉 : 最初からボーダーレスにやるのは大事ですね。

 

Яyo : その点、今はボーダーレスに出来る時代ではあるよね。

 

克哉 : 決まったレールに乗って下地を作るのはめちゃめちゃ簡単だけど、そうしてしまったらレールから外れることは大変なんですよね。だから今の時代に沿って最初からボーダーレスに。最初からレールを何本も敷くことによってフレキシブルに活動出来るように。

 

Яyo : 思えば、ギルガメッシュも元々そっち方面で昔からやってたりしてたのもあって。ただ着いてきてくれたお客さんへの配慮が出来ていなさ過ぎて、そこの整理が出来ていなくてワタワタっとなってしまったところもあるけど、最終的にはボーダレスになりたかったんだよね。その行動が今は当たり前になってきてる。ヴィジュアル系シーンの人たちはそこに混ざろうとはしない、俺らは「ヴィジュアル系の中だけでやって行こうぜ」って思ってやってなかったんで。音楽的にリスペクトし合える仲間たちとやりたいっていう気持ちだったから、それが今は普通になってきているのかな、と。

 

克哉 : なかなか実行する人もいない反面、単純な話自分達はどのジャンルだとも思っていないから何も固執してないだけであって。ぶっちゃけ何系と言われてもどうでも良いし各々の思う印象とかは勝手に言ってくれて構わない。

 

Яyo : lynch.は俺らはヴィジュアル系だって言い切りつつ、そこの領域を越えて活動しているからめちゃめちゃ強いですし。芯の持ち方の種類が違うというか、それはそれで本当にリスペクト出来るから芯を持った者同士でやれればね。

 

克哉 : 固執した物への帰属意識が強すぎるのはあんまり。フレキシブルな活動を意識出来るところが強いんじゃないかな。

 

-二人とも芯があってこそ、の考え方ですよね。話は逸れますが、Яyoさんは『Яyo Trackmaker』名義でYouTuber活動も行われていましたよね。こちらの活動を行う事で、変わった事はありますか?

 

 

Яyo : DAW関連の動画を自分の発信出来る情報として配信して。そしたら結構反響が良くて。趣味的な感じでしたね。

 

克哉 : でもあれに衝撃を受けたユーザーは沢山いて、当事者じゃないとわからないかもしれないけれど、友達が実際にYouTubeを観て「Яyoさんヤバすぎ!」って驚いてました。DAW画面をシンクロさせて、日本人であそこまでの領域のクオリティで配信したのはЯyoさんがはじめてだと思うんで。

 

Яyo : 歌ってみたがやってみたい訳ではなくて。俺が発信したいのは制作の話なんだよね。DAWのことを発信したいからトラックも全部作って、自分で歌って、編集画面を見せて、自分でここまで出来るんだよっていうのを発信したくて。超不定期だけど。視聴者もギルガメッシュを知らない人の方が多いし。登録者も8割男だし。一番びびったのはYouTubeのカバー動画を見てファンになりました、ってイベントに来てくれる人がいたこと。ネットって凄いなって思いましたね。

 

克哉 : ギルガメッシュ聴いていなかった友人が逐一Яyoさんのことチェックし始めたりしてましたね。その話で盛り上がったり。

 

Яyo : これからも定期的には続けていこうかなと。「制作の動画出してくれ」とかの問い合わせに対して動画を配信したりしていて、YouTubeで作ったデータをそのまま置いておくのも勿体ないんで、誰かの為になればいいかなと思ってサイトにアップしてみたりしてますね。克哉はそばにいたから教えてもらえましたけど……。俺のノウハウを学んでくれたヤベー奴が出てくれるんじゃないかなと。だからプロセスとかも全てDropboxからダウンロード出来るようにしています。バンドも解散して発信することも無かったので、何かしら行動しておこうって思ったのもあります。

https://trackmaker-dtm.com/

 

克哉 : そのうちSLOTHREATのコピー動画も配信してください。

 

Яyo : できないもん(笑)。歌えんもん。今だに「なにこいつ」とかいっぱい来ますよ。外国人とかアニメの曲から来ました、って。「ワンマンバンドやんこいつ」とか。誹謗中傷も勿論あるけれど、純粋に今まで応援してくれたファンの為といった意味もあるんですよね。個人で発信出来ることって何かな?って考えたり。本当に不定期ですけどね。全部インストで録って、ミックス、マスタリングして映像も撮って……一本作るのにめちゃめちゃ時間がかかる。だからクソ遅いですけど、時間がポンッと空いたらまた配信します。

 

-これからのアップが非常に楽しみです……!さて、2020年を迎え、1月も終わり、2月が始まりました。改めて、今年の目標を教えて下さい。

 

Яyo : 1月1日からWolves anchor DCが動き始めたんですけど、円滑に回るようにしたいな、と。あとは売りたいっていう表現はちょっと違うんですけど、あえて使うとしたら売りたいですね。彼らが頑張れるようにバックアップを行うっていうことですね。運営側として入るのも初めてなんで、こっち側の人間としての成果も良いサポートが出来るように上げていきたいなと。

 

克哉 : SLOTHREATを今の何倍にも膨れ上がれるように下地を作るっていうところですね。確実に前に進むっていうことなんですけど……SLOTHREATの発展しか考えてないですね。

 

Яyo : あ、俺もMisanthropistみたいなことをしてみたい。自分で音源出してみたいな。オリジナル曲としてちゃんとリリースしてみたいなっていう目標があります。

 

克哉 : めちゃくちゃ楽しみですね。動いたらMisanthripistと共演できたら夢のような話です、勿論SLOTHREATでも!

 

Яyo : いいね。ライブ出来るかはわからないけれど、いつかまたやりたいなとは思ってます。

 

克哉 : 一生待ってますよ。

 

Яyo : とにかく自分のソロ音源というか、プロジェクトを立ち上げてそこで楽曲をリリースしたいです。

 

-皆、待ち望んでいるように思います。続きまして、近年自身の生き方を変えるような衝撃を受けたことはありましたか?

 

克哉 : 衝撃っていうか、生き方の変化でいうともうここ近年ちゃんとしたオフが全然無いんですけど、オフの時は友達何人かで旅行行ったりして。ただボーっとしに、酒飲みに行ってるだけなんですけど(笑)。Misanthropistでボーカルやってもらってる久恒さんとか(笑)。酒の趣味が合うんです。そういう瞬間に幸福の定義的なものを感じますね。以前は音楽に没頭して以降、人間のそういう部分だったり娯楽に対する興味等を全て俗的で余分な事として撤廃していたので個人的には大きな変化です。普段はやるべきこと一つに固執して、精神削って生死を感じている中でちょっとしたオフの使い方一つで自分をコントロール出来ることを知りました。今まではオフの使い方が下手すぎて。些細な所かもしれないけれど、生き方が変わってきて、そうして考え方も変わってきた。別に死ななきゃいいかな、的な。ちょっとパーソナルな小ネタ過ぎですかね(笑)。

 

Яyo : 昔と比べて生き方が変わってきてるね。

 

克哉 : 日々奮闘していると頑なだった考え方も流石に少しずつ変わってきますね(笑)。

 

-反面、最近嫉妬を感じる出来事はありましたか?

 

Яyo : まぁ、ありますよ。克哉のミックスの成長に。素直に悔しいなって。

 

克哉 : 俺もそういう目線はЯyoさんにあって、変な言い方ですがリスペクトだけではなく嫉妬はあるんで。自分が出来ないことやっているとやっぱりあるというか。

 

Яyo : お互いやってることは一緒かもしれないけど、色が違うんだよね。克哉がやってる内容とも違う時があるので、羨ましい気持ちもあったりして。クライアントによって対応が違うから。振り幅がかなり大きいのもあるけど。やることも多くてヘヴィだけに特化してないというか……。ただそういうトラックを褒めている人も多いから。

 

克哉 : 他だと、BILLIE EILISHの大型フェスの映像とか凄すぎて。「人から評価される為にはこの領域までいかないと駄目なんだな」と思ったり。あと、以前烈とMIYAVIのライブを観に行って感銘を受けました。月並みな言い方ですが「ヒーローはこうなんだな」って。嫉妬ではないんですけど、同じ人間なのにどうしてあの人たちはああなんだろう、っていう。

 

Яyo : 克哉なりに吸収していけばいいよ。

 

-残る質問事項も僅かとなりました……余談ですが、お二人は千葉県出身ですよね。千葉のソウルフード的ラーメンといえば!?

 

一同 : (笑)。

 

克哉 : まぁ、『なりたけ』じゃないですかね(笑)。俺らなりたけfreaksじゃないですか。

めっちゃ面白かったエピソードがあるんですけど、俺らがギルガメッシュのライブを観に行って、Яyoさんに挨拶して千葉に帰ってきて「腹減ったな~」って前のバンドのドラマーとなりたけに行ったら、既にЯyoさん達が座ってて、なりたけに(笑)。

 

Яyo : (笑)。

 

克哉 : Яyoさん確か食べ終わった頃で。俺らなりたけ本当に好きなんですよ(笑)。

 

Яyo : 俺もう年齢的にきつくなってきた(笑)。最近魚介出汁とか頼んでる。

 

克哉 : 優しいやつだ。俺も俺で淡麗系の優しめなラーメンばっか食うようになりました(笑)。逆に何だと思ってましたか?

 

-『ちばから』かなと……。

 

克哉 : 市原のラーメンだ。昔一回行きましたけどめちゃめちゃ並んでいました。

 

Яyo : なりたけにはいっぱい良い思い出がありますね。

 

克哉 : 八幡でギルガメッシュのライブがあると、なりたけに長蛇の列が出来る。

 

Яyo : 一回市川文化会館でライブをした時、その日のMCでなりたけの宣伝をして。ライブ終わって帰りに寄るじゃないですか。とんでもない長蛇の列が出来ていて……。普段通っている人たちからしたら超迷惑で、なんだこいつらみたいになってた。

 

克哉 : あそこ2000人キャパだから。でもそこでなりたけ内でギルガメッシュの名が広まるんですよ。

 

Яyo : 俺は今まで一般客としてなりたけに通っていたのに、普通に食べていたのにその日から神扱いされて……(笑)。

 

克哉 : 俺も『なりたけ×ギルガメ』の洗礼一回喰らったんですけど、Яyoさんが食券置いて、いざラーメンが出てくると思ったら無言でチャーチュー乗りまくった皿と餃子置かれるんですよ。

 

Яyo : でもちゃんと買うんですよ。ただ後日店長さんにお礼めっちゃ言われて。「ギルガメッシュの方ですか……?この前はありがとうございました。」って。そこから神扱いされた。

 

克哉 : パリにまで名が轟いていて(笑)。

 

Яyo : 結構ヨーロッパツアーがあって、ぱりたけに行っていたんですよ。そこにギルガメの洗礼を浴びた時の人がいて、「あの時はありがとうございました。」みたいになって(笑)。ぱりたけも行ったら行ったでサービスしてくれて。懐かしい。

 

-この話もこの二人だからこそ出来ない話ですよね。それでは最後に、TOPPA!!読者へメッセージをどうぞ。

 

Яyo : アーティストがクリエイティブもがっつりやっていく時代になると思うので、是非挑戦してみてください。やれば出来る。頑張ってください。頑張りましょう。

 

克哉 : You can do it的な感じですね。形式に囚われずに、やりたいことをやるべきだと思います。人間出来ないことは無いので、やろうと思えは誰でも何でも出来る時代なので臆さず挑戦していくことが大事なんじゃないかなと思います。それらは自分にも言い聞かせている事です。コラムとかこういう話を通して、本質的なことが当たり前になっていけばいいなと。自分の思うアーティストのあるべき姿を発信しているだけなので、一人でも良い内容だと思ってもらえたら嬉しいし、少しでも感化されてクリエイティビティが上がるきっかけになったら良いなと思います。皆さんよろしくお願いします。

    Comments are closed, but trackbacks and pingbacks are open.