「ラウドロック今昔 – 王道回帰するメタルコア/日本・若手バンド編」 Sable Hills、Graupel、Runs In Bone Marrow

「ラウドロック今昔 – 王道回帰するメタルコア/日本・若手バンド編」 Sable Hills、Graupel、Runs In Bone Marrow

CrossfaithやCrystal Lake等のバンドを筆頭に、日本のロックシーン、ひいてはメジャーな音楽シーンに於いても、最早その存在を見逃す事が出来ないジャンル”メタルコア”。

そもそも、メタルコアというキーワードの由来は諸説存在する。それこそ、ハードコアパンクのクロスオーバースタイルやニュースクールハードコア、メロディックデスメタル、正統派ヘヴィメタル、スクリーモ等……また、近年では、低音弦を多用するヘヴィなポストハードコアを指す事もあり、人・受け手によっては、大きく解釈が異なる。尚、今回のコラムにおいては、ニュースクールハードコア、メロディックデスメタル由来、ギターリフメイン・メロディを重視したメロディックメタルコアを”メタルコア”と定義として進めさせていただく。

現在、海外は勿論、日本の若手ラウドロック/メタルコアシーンにおいて、上記の様なメロディやリフを重視した王道メタルコアに回帰、ハイブリッドな形でサウンドを奏でているバンドが複数存在する。

今回、このコラムでは、「王道回帰するメタルコア/日本・若手バンド編」として、現在、日本の若手メタルコアシーンを牽引しているSable Hills、Graupel、Runs In Bone Marrowの3組にフォーカスし、紹介を行う。

文・編集 / 宮久保仁貴


【Sable Hills】

Sable Hillsは2015年結成の東京のメタルコアバンド。兄弟であるTakuya(Vo)とRikuto(Gt)が過去組んでいたバンドの解散をきっかけに、日本のラウドロック・メタルコアシーンに新たな風を吹かすべく、結成された。この二人を中心に、現在はKodai(Ba)、KT(Dr)の4人組で活動中。

活動初期から現在に至るまで、”進化系のメロディックメタルコア”を貫き通す彼ら。彼らの音楽性には、スラッシュメタルやメロディックデスメタル、ハードコア等のオーセンティックなヘヴィミュージックへのリスペクト、それと同時に、クールでモダンなメタルコアバンドのテイストが感じ取れる。黎明期のメタルコアバンドの曲に於いて、リフで思わず歌ってしまう名曲は多々存在したと思われるが、正に彼らの曲がそれを体現している。高らかにメロイックサインを掲げざるを得ない。

近年はCrystal Lake主催「TRUE NORTH FESTIVAL 2017」のオーディションに勝ち抜き、見事新木場Studio Coastの舞台に立った彼ら。この他、2018年8月に発表した新曲「Groundbreaker (ft. Ryan Kirby of Fit For A King)」では、2017年来日したFIT FOR A KINGのフロントマンRyan Kirby(Vo)をfeaturing Voとして迎える等、国内外共に大きく沸かせる存在へ着実にステップアップを遂げている。

関連/ Sable Hills(セイブル・ヒルズ) インタビュー | TOPPA!!(トッパ・闇鍋的WEBメディア) : https://toppamedia.com/sable-hills-interview/

Sable Hills(セイブル・ヒルズ) インタビュー


【Graupel】

Graupel(グラウペル)は、2014年結成、リーダー兼コンポーザーのYuu(Gt/ex.Dead Horse Paint/Support : isolate,Still Grieving Over etc)が究極のエクストリームミュージックの追求をテーマに、東京で結成されたメタルコアバンド。過去、幾度かのメンバー変遷を経て、2018年12月現在はYuuを筆頭に、Sota(Vo)、源田(Gt)、Kai(Ba)、Julien(Dr)の5人で活動を行なっている。

彼らの音楽性に関していえば、疾走系オージーメタルコアやブラックメタル由来のメロディアスかつスピーディーなリフが、まず耳に残るだろう。その裏で、正確無比な超速ブラストビートが屋台骨を支えている。そして、ニュースクールハードコアを感じさせるアグレッシブな展開、叙情要素や不協和音、Djentが入り混じった変則的ブレイクダウン、これらにSotaのタフガイなVoが乗っかり、独自のハイブリッドなメタルコアサウンドをGraupelは奏でている。

尚、2018年12月現在、彼らが2018年7月4日にリリースした新作『Bereavement』のタイトルトラック兼MVの「Bereavement」は再生回数が7万回を突破。また、2018年12月8日SHIBUYA CYCLONEにて開催した「Bereavement Release Tour Final」公演も見事ソールドアウト。東京、ならびに日本の若手メタルコアシーンの最前線を担う存在と言っても過言では無いだろう。

関連/ Graupel(グラウペル) インタビュー | TOPPA!!(トッパ・闇鍋的WEBメディア) : https://toppamedia.com/interview-graupel/

Graupel(グラウペル) インタビュー

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