東方アレンジ – 令和の同人音楽シーンを語る – IOSYS、凋叶棕、EAST NEW SOUND、Draw The Emotional

東方アレンジ – 令和の同人音楽シーンを語る – IOSYS、凋叶棕、EAST NEW SOUND、Draw The Emotional

2000年代前半から2020年現在に至るまで、長きにわたり、同人音楽の代表的なコンテンツとして親しまれてきた「東方アレンジ」。平成から令和になった現在でも、日本最大規模の即売会イベント「コミックマーケット」にて、1つのジャンルとして大きな賑わいを見せている。

今回、このコラムでは、同人音楽の代表的なコンテンツともいえる「東方アレンジ」をテーマに、IOSYS(イオシス)、凋叶棕(ティアオイエツォン)、EAST NEW SOUND、Draw The Emotionalの4サークルにフォーカスし、各サークルのこれまでの変遷と、現在の活動について紹介する。

また、東方アレンジを代表するといっても過言ではないボーカリストの一人でもある“めらみぽっぷ”氏に、同氏がボーカルを担当したこともある凋叶棕(ティアオイエツォン)、Draw The Emotionalの2サークルで特に「これはオススメしたい!」という楽曲を挙げていただいた。

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文・編集 : 天舞音叫子( https://twitter.com/Kyoko_Amanen )

コメント : めらみぽっぷ( https://twitter.com/cosmopolitan093 )


【IOSYS(イオシス)】

IOSYS(イオシス)は、2006年頃より東方アレンジの界隈にて活動を続ける、大手老舗サークルの一つだ。

今や「東方アレンジ」と言えば、必ずと言っていいほど名前が挙がるIOSYS。その代表曲と言えば「魔理沙は大変なものを盗んでいきました」や「チルノのパーフェクトさんすう教室」、「ウサテイ」などがある。

ニコニコ動画やYoutubeにて、100万回を越える視聴回数を誇るものも多く、東方アレンジ界隈で「萌えソング」や「電波ソング」などの、1大ジャンルを築き上げてきたといっても過言ではない。

また、東方アレンジなどの同人音楽以外にも、ゲーム音楽の制作や声優への楽曲提供など、商業音楽の面でも活動しており、最近では、VTuber/バーチャルライバープロジェクトの「にじさんじプロジェクト」への楽曲「圧 倒 的 存 在 感(歌唱:鈴原るる、でびでび・でびる)」、バーチャルタレントサポートプロジェクトupd8所属の夜乃ネオン楽曲「#しゅきしゅきぴっぴっぴ♡」提供を行ったことで、一躍話題となった。


【凋叶棕(ティアオイエツォン)/ RD-Sounds】

凋叶棕(ティアオイエツォン)は、2007年から東方アレンジ界隈で活動する大手老舗サークルの一つだ。

商業方面で楽曲提供などを行う際には、RD-Soundsという名義をメインで使用しており、凋叶棕(ティアオイエツォン)は、あくまでも東方アレンジでのサークル名のようだ。尚、近年RD-Soundsの活動としてはバーチャルシンガー/VTuberのAZKi(イノナカミュージック/ホロライブプロダクション/upd8所属)の楽曲「without U」提供を行った事も記憶に新しい。

東方projectファンの心をくすぐるような歌詞が、凋叶棕(ティアオイエツォン)の大きな特徴であり、有志によって楽曲に関する考察や解釈をまとめたwiki(https://w.atwiki.jp/rds_th/)が開設されている。

また、凋叶棕(ティアオイエツォン)の楽曲アレンジを題材として作られた同人誌などもあり、多くの東方ファンを引き込む世界観を持っていることがうかがえる。

東方アレンジというコンテンツを初期の頃から支える屋台骨のような存在であり、2020年現在でも活発に活動している数少ない老舗サークルだ。

5月17日に開催延期となった、第十七回博麗神社例大祭で頒布される予定の新譜「菟」では、過去に諸事情で収録できなかった楽曲をメインに収録しているとのことで、ファンの期待は高まっている。


【めらみぽっぷチョイス】

冒頭にも少し触れたが、東方アレンジ楽曲を数多く歌ってきたボーカリストである、めらみぽっぷ氏に凋叶棕(ティアオイエツォン)のオススメ楽曲を選出していただいた。

数ある楽曲の中でも、

・アルバム『綴』より「ホンノタビビト」

・アルバム『屠』より「幽明鏡を分かつこと」

・アルバム『随』より「なにいろ小径」、『仲良し村の八人の仲間たち』

が、オススメのようだ。

また、めらみぽっぷ氏曰く「凋叶棕さんは物語音楽な感じなので、1曲単体でというよりアルバムで好きな作品を挙げてる方がほとんどだと思います!」とのことなので、これを機に聞いてみようという方は、是非ともアルバムで入手して欲しい。

そして、京都幻想劇団のアニメ作品である秘封活動記録-祝-の主題歌にもなっている、「風の唄」もオススメのようだ。かなりクオリティの高いアニメ作品なので、気になる方は、そちらも見ておいて損はないだろう。

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