YM インタビュー

YM インタビュー

 

YM :小さい頃から漫画もアニメも好きでしたが、特に『ドラゴンボール』が強く記憶に残っています。僕が幼少の頃にはもう孫悟空は大人だったんですが、当時の鳥山先生の描く筋肉やデフォルメされているのに立体感のある絵柄が大好きで、おそらく最も影響を受けたと思います。

漫画についてですが、子供の頃は特に絵柄に惹かれるかギャグで笑えるかで読むのを選んでいました。作品として好きなのは勿論なんですがそれ以上に絵として惹かれ影響を受けたのは冨樫義博先生の『幽遊白書』、久保帯人先生の『ゾンビパウダー』です。ギャグマンガとして特に好きだったのはうすた京介先生の『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』、増田こうすけ先生の「ギャグマンガ日和」、西森博之先生の「今日から俺は!!」、木多康昭先生の「幕張」あたりで、青春時代の僕の笑い器官を育んでくれました。

 

-やはり漫画大好きなようですね(笑)。アニメはいかがですか?

 

YM :アニメは特に映像の壮大さや動きに注視するので、スタジオジブリ作品全般は好きですし近年だと『ワンパンマン』の1期が衝撃的に良かったです。

音楽の件でも少しお話しましたが、漫画についてもあまり探したり調べたりしないので、たまたま巡り合った中で気に入ったものにどっぷりハマるイメージです。先述した中には僕の世代より少し前のものもありますが、そういった作品とはBOOKOFFみたいな古本屋で立ち読みして出会い、気に入ったら全巻買い揃えていました。

最近のおすすめは有名どころですが『メイドインアビス』ですね。可愛らしいキャラクターとは裏腹に残酷さがリアルで、それでいて活き活きとした人物と緻密な世界観が非常に魅力的なんですよね…。アニメで知ったんですが、物語の先が知りたくて原作の漫画も買い揃えました。最近つくしあきひと先生の体調が心配なので、ゆっくりでも全然待つから、無理せず、思い描いている世界を最後まで綴って欲しいと、切に願っています…。ナナチかわいい…。

 

-(笑)。ありがとうございます! 近年感銘を受けた出来事などがあれば教えてください。

 

YM:なんでしょうね。パッと思い浮かばないんですが、とりあえず先述した『メイドインアビス』のアニメ11話ではぼろぼろに泣きました。

 

そこまで言われたら観なきゃですよね(笑)。最近、ボカロP出身アーティストも注目をあびています。こちらのシーンについて思うことはありますか? 気になるアーティストやコラボを行いたいアーティストがいましたらそちらも教えてください。

 

YM :米津玄師さんを皮切りに自らがアーティストとして前に出て活動をする人が増えたように感じるし、個人的にこの流れは歓迎しています。ボカロPとしての活動に線引きする人もいれば両立している人もいますが、そこは各々のブランディングや価値観に拠るところなので言及する必要がないと思うし、アーティストとして発展していけるならそれに越したことはないですから。

「もともとコラボしたいぜ!と」思う人間じゃないので、ただただ気になる方たちを述べますが、まずwowakaさんがヒトリエを立ち上げた時はめちゃくちゃ衝撃的で輝いて見えましたね。

みきとPさんはコンポーザーとしても人としても尊敬しているし、ヨルシカも大好きでよく楽曲を聴いていて、バルーンこと須田景凪さんや、ねこぼーろことササノマリイさんも元々ファンなので動向には注目しています。

最近特に気になっているのは石風呂さんのネクライトーキーと、ユウスケくんがサポートドラムを務めているキタニタツヤさんで、どちらもめちゃくちゃ良いライブを観せてくれたので、これからどれだけ大きくなっていくのかが楽しみです。彼ら本当に凄いかっこいいです。

 

こうしてお話をお伺いしてみるとどのトピックやシーンについても造詣の深さを感じますね。ボカロPとして活動を始めてから、10年近く経過していると思います。現在の心境はいかがですか?

 

YM :ボカロ曲を初投稿したのが2009年7月31日 なので、ちょうど10周年を迎えた感じですね。長いこと続けたなあと思う反面あっという間だったという気持ちも強くて、感慨深いです。

ボカロシーンや界隈のあたりまえだったことも日々移り変わる中、こうして今でも活動を続けられているのは本当に恵まれているなと思います。10年という歳月はかつて遠い存在だった人たちとの距離を縮めてくれて、今では直接会って話せたり、しまいには一緒にバンドできたり。

ボカロPになる前にはもう諦めていたはずのバンド活動もできていて、こうして改めて考えてみると僕、とても幸せ者ですね。生活は苦しいですけど(笑)!お仕事ください!

 

このインタビューをきっかけにお仕事が増えると嬉しいです(笑)。これまで活動してきた中で、いちばん楽しかった・苦労した出来事を教えて下さい。

 

YM :歌ってみたや楽曲のファンアートなど、自身の作品を用いた二次創作が生まれたときは本当に感動したし、凄い時代だなと感じました。

それとEXIT TUNESさんが開催していたETAというイベントで大勢のお客さんの前でライブしたり、共に出演した歌い手さんやボカロPさんたちと仲良く過ごせた時期が特に楽しかったですね~。また大きなステージで演奏できる日が来ることを信じてこれからも頑張ります!

苦労した出来事はあんまりないかも…?強いて言えば作品、特にMVを作る際に自分で設定した〆切に間に合わせるため何日も徹夜するのが大変だったといえば大変でしたね!

苦労とは少しズレますが、自分なりに映像に力を入れても思うように評価が得られないこと知り、頑張っても観てもらえないなら公に発表せず独りきりで自分のためだけに作品を作ろうかな…と考えていた時期があり、その頃が特にしんどかったですね。

 

なるほど。確かにそう考えてしまうとしんどくなってしまいますよね。ボカロP活動を始めた当初より、リスペクトしている方はいますか?

 

YM :ボカロPになる以前から楽曲を聴きまくっていた梨本ういさんとryo さん。VOCALOID「GUMI」の存在と魅力を教えてくれたsasakure.UKさん。絵も描けて音楽も作れる存在として衝撃を受けたハチさんとピノキオピーさん。そして僕のボカロPとしての生命を救ってくれたwowakaさん。彼には一生返せないほどの恩があるし、尊敬しています。

 

ありがとうございます。最近デモについてのツイートを多く目にします。リリースも含めて今後の予定・目標を教えて下さい。

  

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