RISE OF THE NORTHSTAR(FRA) インタビュー

RISE OF THE NORTHSTAR(FRA) インタビュー

RISE OF THE NORTHSTAR(読み方 : ライズ・オブ・ザ・ノーススター)
メンバー : VITHIA(Vo) / EVA-B(Gt) / AIR ONE(Gt) / FABULOUS FAB(Ba) / PHANTOM(Dr)
HP : http://www.riseofthenorthstar.com/
Twitter : https://twitter.com/rotnsofficial
Facebook : https://www.facebook.com/rotnsofficial
Instagram : https://www.instagram.com/rotnsofficial/
YouTube : https://www.youtube.com/user/RiseoftheNorthstar

RISE OF THE NORTHSTARは2008年フランスで結成、日本を尊敬(リスペクト)するメタルバンド。彼らは活動当初から現在に至るまで、日常や人生の試練等をテーマとして、メタルやビートダウンハードコア、ヒップホップ、日本の漫画·アニメを取り入れた独自のサウンドで表現している。学ラン·特攻服に身を包んだ見た目や楽曲の世界観は勿論の事、東日本大震災への追悼·日本復興の願いを込めた楽曲「Phoenix」や、過去二度の来日で彼らの事を知っている読者も多いのでは無いだろうか。

世界規模(ワールドワイド)にFURYO(不良)スタイルを貫く彼らは、2018年10月に新作『THE LEGACY OF SHI』をリリースする。今作のコンセプトは、RISE OF THE NORTHSTARと大いなる存在”SHI”の伝承の物語。今まで以上に濃いストーリー性を持った伝奇的1枚が生み出される事、間違い無しだろう。

今回、フランス在住の彼らに対し、改めてバンドの音楽的ルーツや『THE LEGACY OF SHI』にまつわる逸話、近年の活動の様子等を聞くべく、VoのVITHIAにメールインタビューにて日本語で話を伺った。

文 / VITHIA(RISE OF THE NORTHSTAR/Vo) 編集 / 宮久保 仁貴


 

まずはTOPPA!!初登場ですので、自己紹介をお願い出来ますか?

 

VITHIA:バンド名はRISE OF THE NORTHSTAR (ライズ·オブ·ザ·ノーススター)で、自分はボーカルのVITHIA(ヴィティア)だ。リードギターはEVA-B(エヴァ-B)で、セカンドギターはAIR ONE(エール ワン)で、ベースはFABULOUS FAB(ファビュラス ファブ)で、そしてドラムは新しいメンバーのPHANTOM(ファントム)だ。みんな、それぞれ色々な経験を経てこのバンドに合流し、可能な限り自分たちに誠実でユニークで破壊的な音楽をやることになった。自分たちの言うことだけを信じ、自分たちの道のみを歩んでいるよ。大事にしていることは、”どこから来たかではなく、これからどこに向かってるということ”、これに尽きるな。

 

このバンドを組んだきっかけ、そしてバンド名の由来を教えて下さい。

 

VITHIA:戦うためにこのバンドを組んだ。言うならば……自分がキッズだった頃、ステージで見たかった理想のバンドを作る為に結成したんだ。漫画の『北斗の拳』と同様に、私たちの音楽は激しくて譲歩はしない。私たちはフランス人だけど、アメリカっぽくて、日本の影響を受けた音楽をやっていると思う。バンド名の由来は、私たちが小さい頃フランスでもアニメが放送され、20世紀の中でも一番激しい漫画『北斗の拳』のアメリカ名からバンド名を考えたよ。

 

バンドのテーマは『週間少年ジャンプ』から来ていると思われるのですが、こちらの理由はありますか?そして、何故この様な文化とメタルやハードコアを掛け合わせたのでしょうか?

 

VITHIA:よく聞かれるが、実際は音楽のテーマは漫画からではない。いわゆるコスプレやコミックバンドの類ではなく、私達の音楽と発言の仕方は真摯なものなんだ。曲のテーマは日常と人生、試練と贈り物を含めていて……漫画はただメタファー的に、メッセージを告げるために使っている。フィクションと人生の事実の間の橋だと思ってもらえれば。自分たちの基本のジャンルはメタルで、ハードコアとヒップホップも加えて、グルーヴな音を奏でようと思っていて……なので、「メタル クロスオーバー」と自称している。いずれの曲も、内容と形式は私達の好みを混ぜたものだ。

 

皆さんの音楽、そしてアニメ·漫画のルーツを教えて下さい。

 

VITHIA:皆それぞれ色んな音楽影響を受けたが……共通しているバンドはRAGE AGAINST THE MACHINE、WU TANG、MACHINE HEAD、ONYX、BIOHAZARD、SUPREME NTM、SLAYER、SUICIDAL TENDENCIESやSLIPKNOT辺りだな。漫画なら、『GTO』『SLAM DUNK』『聖闘士星矢』『ROOKIES』『AKIRA』『ドラゴンボールZ』や『新世紀エヴァンゲリオン』辺りだと思う。

 

この度は、Nuclear Blast Recordsから新作アルバム『THE LEGACY OF SHI』をリリースされますね。今回の制作時の裏話を教えて下さい。

 

 

VITHIA:DIYでアメリカはニューヨークのブルックリンにあるSilver Cord Studioでこのアルバムを収録した。GOJIRAのJoe Duplantier(Gt)と共に制作を進め、音作りにはこだわった。結果として、今回の音は最新のプロダクションと90年代の音要素が混じっていた暖かい音になったと思う。作曲やミックスにこんなに時間を掛けて、細かく調整した事も初めてだったな。ニューヨークに行く前にアルバムの曲はもう全て書いていたけど、向こうに着いたら、Joeが色々エフェクトや調整を加えて素晴らしいものに仕上げてくれた。今思えば、6人目の人間(メンバー)が必要だったんだな、と思う。

歌的には今までの一番タフな収録で、3週間八畳のスタジオに閉じこもって、Joeと一緒に取り組んだ。歌詞を決める事は勿論、世界中に理解される為に発音を練習したな。

 

『THE LEGACY OF SHI』はどんなストーリーを含んでいるのでしょうか?

 

VITHIA:『THE LEGACY OF SHI』と言うのは、11曲それぞれがバンドのメンバーに憑依したり、または自分たちが争ったりする妖怪の話だ。戦いが進んで……アルバムを聴き進めれば、その妖怪……そして私について色々分かって来ると思う。このアルバムは最初から最後まで戦いだ。そして、数字の”4(=Shi)”は色んな意味で関係がある。まず、PHANTOMがニューヨークの時点でまだいなかったため、今回は”4人”で収録した。そして、RISE OF THE NORTHSTARもメタル、ヒップホップ、ハードコアと漫画の”4ジャンル”を合わせてる。そして、このアルバムには呪いの話もある。それは、俺に憑依しようとしている妖怪……もしくは、俺はそいつに憑依しようとするかもしれない。楽しみに待っていてくれ。

 

-皆さん視点で『The Legacy Of Shi』の聴きどころを教えて下さい

 

VITHIA:このアルバムは弱点も無く、むしろヒットだらけだと思う。付け加えるなら、SHIが登場するイントロから日本語のサビを持つボーナストラックの「SAYONARA」は日本限定で収録される予定だ……無敵なアルバムだ。アルバムの半分は7弦モデルのギターを使っていて、ヒップホップもかなりあって、多量のメタファーや好きな作品へのリファレンスで、私達の事を語っている……!そして、雰囲気にも手間を掛けた。自分としては、「NEKKETSU」と「FURYO’S DAY」が大好きで、早く生で演奏して、お客さんのリアクションを見たい。この二曲はライブに向いてると思う。

 

このアルバムからは先行してMV「HERE COMES THE BOOM」が公開されましたよね。この映像のハイライトを皆さん視点で教えて下さい。

 

 

VITHIA:「HERE COMES THE BOOM」はこのアルバムの最初に公開された曲で、音楽的にはアルバム全体のイメージを表している。重さ、グルーブ、英語、フランス語、パンチライン、ソロ、そして暗い雰囲気。内容も自分達についてと、SHIの支配について語っている。このMVの冒頭に、SHIが私に今ステージでかぶってる面をくれる。その面は彼の支配と、アルバムに存在する二重性のシンボルだ。この仮面はある意味自分を縛る牢屋でもあるが……その反面守りでもあるのさ。

 

近年の活動で印象深かった出来事を教えて下さい。

 

VITHIA:つい先日、今夏のショーが終わった。たくさん回った訳では無いが、最高の演奏をした。今までの一番大きいステージにも行けて、例えばHellFestで「DEMONSTRATING MY SAIYA STYLE」を演奏した時は、4万5千人が一緒にしゃがんで、同時に跳んだりしていた。そして「HERE COMES THE BOOM」の反応もすばらしい。スペインではお客さんの声はモニターより大きくて、凄かった。モロッコへ行って、L’BOULEVARD FESTIVAL à CASABLANCAというフェスのメインアーティストとしても参加したよ。

 

最近感銘を受けた人や物はありますか?

 

VITHIA : RISE OF THE NORTHSTARの最新アルバム。本当にこのアルバムに憑依されてるので……他の事には興味が無い。

 

-今年で始動から10年を迎えますね。今後の目標を教えて下さい。

 

VITHIA :2010年に初の作品(※TOKYO ASSAULT)を公開したので、バンドとしては実質8年目になるかな。バンドとしても、本当に10周年かどうかはあまり実感は無い…だが、昔から今までバンドの目的は一切変わって無い。世界中のエクストリームなステージでプレイし、日本でもっともっと演奏をする事だ。

 

過去、皆さんは来日されましたが、近い将来その予定はありますか?

 

VITHIAそう願ってる。行きたい……行く!

 

今回はご回答頂きましてありがとうございました!最後にTOPPA!!読者に対してメッセージをお願いします。

 

VITHIA:インタビューの最後まで読んで頂けたのなら、自分たちに興味があるという事だと思う。まずは、どうもありがとう。そして、『THE LEGACY OF SHI』をただのメタルアルバムだと思うな。君たちのサブカルチャーを国際的に弁護するアルバムの一つだから。自分達が住む日本のルーツと特色を誇れ、そして「自分は誰だ?」と忘れたら、SHIが改めて教えてやる。「お前はもう死んでいる!」

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