きざきしん インタビュー

きざきしん インタビュー

きざきしん
HP : http://kizakishin.wixsite.com/anov
Twitter : https://twitter.com/kzks

きざきしんは北海道出身、北海道在住のイラストレーター。その画風はポップなタッチ、キャッチーな絵柄・色使いが調和しており、作品毎に見事なバランス毎が見て取れる。彼女自身は音楽関連やソーシャルゲーム系のデザインを主戦場に、ジャンルオーバーに活動している。そして、近年きざきしんは、Kawaii Future Bassシーンの第一人者YUC’eの作品のアートワークや、DEAN FUJIOKA『Let it snow! YUC’e Remix』アートワークデザイン、未来茶レコード初のコンピレーション『未来茶屋 vol.0』における”きあと”との共作デザイン等に参加。彼女の絵を、各SNSやサブスクリプションサービスで知ったユーザーも多いのでは無いだろうか。

今回、北海道在住のきざきしん女史に対し、彼女の生い立ちから、絵・音楽のルーツ、日々のサイクルや作品に対する意識や作品制作におけるあれこれ、近年の活動等を伺うべく、メールインタビューにて初の単独インタビューを実施した。

文 / きざきしん 編集 / 宮久保仁貴


 

まずはTOPPA!!初登場ですので、きざき様の自己紹介をお願い致します。

 

きざきしん : はじめまして、きざきしんと申します。北海道札幌市でイラストレーターをしております。よろしくお願いします!生まれは北海道の富良野市です。家の裏がすぐ山で、熊や鹿が家の庭に下りてくるような田舎で育ちました。

 

それはエキサイティングですね!きざき様が絵に目覚めたきっかけは何だったのでしょうか?

 

きざきしん : 農家なので大人はみんな農作業に行っており、小さい頃は留守番をしてる事が多く、家で漫画を読んだりお絵描きをしていました。

8歳上の兄が絵を描いていて、それを真似して遊んでいたのも絵が好きになるきっかけだったと思います。

 

なるほど。その後、学生時代はどの様に過ごされましたか?

 

きざきしん : そのまま絵を描くことはずっと好きだったので、なんとなく「イラストレーターとかデザイン系の仕事をしたいな~。」と思っていたのですが、商業高校の情報処理科に通っていたこともあり、プログラミング系の専門学校に進学しました。その後、卒業後は札幌にある携帯サイトのコンテンツ制作・運営をしている会社でWEBデザイナーとして5年ほど働いていました。

在職中は帰宅後や休みの日に趣味で絵を描く……程度だったのですが、退職後、友達の紹介でゲームイラスト等の制作会社の外部パートナーになり、ゲーム内のアイテムやパーツ制作、キャラクターデザインなどといった仕事をさせて頂いておりました。

 

ここで絵が仕事に繋がる訳ですね!

 

きざきしん : 実はこの時に長女を妊娠中で(笑)。しばらくは外で働くのも難しいだろうし、「在宅で仕事が出来るなら、出来るところまでやってみようかな?」と軽い気持ちで「イラストレーターです!お仕事ください!」と始めてみました(笑)。

それから外部パートナーの仕事と、きざきしん名義でイラストのお仕事をたまに受けつつ、3年前に次女が生まれているのでその間は休業しつつ……6年ほど活動しています。

 

何事も自分で発信してみるものですね!続きましては、きざき様の絵のルーツをお教え下さい。

 

きざきしん : 小さい頃から漫画やアニメ、ゲームが大好きだったので、その絵を真似して描いていました。今思えば、漫画はジャンプやガンガンなど、ファンタジー系の少年漫画を読むことが多かったです。『仏ゾーン』『シャーマンキング』(武井宏之先生)、『魔法陣グルグル』(衛藤ヒロユキ先生)が好きで、ノートに自分のオリジナル要素を+した漫画を描いたりしていました……!

それと同時に、ゲームは『サモンナイト』がすごく好きで、黒星紅白先生の絵をよく参考にしていました。当時カプコンのイラストレーターだった西村キヌ先生や吉川達哉先生も好きでしたし、『アストラスーパースターズ』のめいそんだっしー先生のキャラデザはシンプルなのに個性的で可愛くて、格闘ゲームはあまりやらなかったのですが、これはすごく好きでした。

その後、高校生くらいの時に別天荒人先生の『プリンススタンダード』という漫画を知りまして。ものすごく好みの絵で大好きで、一番影響を受けていたかもしれません。

POPで可愛くて、でも格好いい絵も上手くて、漫画のノリはユルくて独特なんですけど……そういう『ユル可愛さ』みたいなものが基本的に好きなのかもしれません!

とにかく自分がいいな!と思ったイラストを真似して、良いと思った部分の要素を吸収してきた感じです。身になっているかは謎ですが…!

 

付随する話で、近年はYUC’e様を筆頭に、音楽関連のアートワークも手がけられていらっしゃいますよね。そんなきざき様の音楽的ルーツもお教え下さい。

 

きざきしん : J-POPも色々聴いていたのですが、ゲームや映画のサントラが好きでした。クロノトリガーのカエルのテーマとか、ポポロクロイスの城下町の音楽が好きでしたね。その世界に入り込める感じが良くて……!

あと結構前なんですが突然AKB48に嵌りまして、それからアイドルの曲を色々聴くようになりました。AKB48は衣装も一人ずつ違っていて、デザインもすごく好きです。

この他、YUC’eさんのご依頼があってからはEDMも聴くようになりました。

 

ありがとうございます。改めて、きざき様の画風は、幅の広さを持ちつつも、根底にはポップでキャッチーな要素を感じます。近年の画風に至った経緯を教えて下さい。

 

きざきしん : 2015年に箱の中のユーフォリア様が主催している愛知百鬼夜行展に参加しまして、その時に制作した『豆狸』と、同じく箱の中のユーフォリア様主催のたぬきつごちそう合戦という展示で制作した『きつねの嫁入り』が今の画風に繋がるきっかけになったと思います。

 

 

それまでは美少女系といいますか、ギャルゲ塗りを目指していたのですが、もっとフラットで配色で魅せる絵の方が、壁に展示してもらった時に目を引きやすいかな?とチャレンジしてみました。あと、とにかく楽しい絵にしたかったので、感じてくださった”ポップでキャッチー”さはこの時も意識していたと思います。

この人の絵だ!とわかるような個性は強くしていきたいのですが、色々な絵柄が描けると、出来る事の幅が広がるので、今のやり方も良いかなと思っています。

 

なるほど。ちなみに、今きざき様は現在、在宅ワークでお仕事をされているかと思います。普段の1日のサイクルを教えて下さい。

 

きざきしん : そうですね……ざっとこんな感じかと思います。

5:30 起床(お弁当作り)

7:00 子供が寝ていれば仕事したり、趣味の絵を描く

8:00 子供の登園準備と朝食

9:00   ↓

10:00 メールやTwitterチェック、仕事

(家事や買い物をする日も)

12:00 昼食

13:00 仕事or制作

14:30 次女がお昼寝するので、大体抱っこしながらTwitterやネット……

15:30 長女が帰ってきておやつ

16:00 仕事or制作

17:00 夕食の準備

18:00 夕食

19:00 片づけ、明日の準備

20:00 お風呂

21:00 寝かしつけ

22:00 ①そのまま寝る

②仕事or制作(~24:00)

③映画鑑賞など(~24:00)

 

締め切り前で本当にギリギリだと、22:00~2:00まで寝て朝まで作業したり、寝ないでやる場合も……。

次女がまだ日中家にいるので、15分椅子に座っていられたら奇跡ですね……とにかく隙をみて作業しています!1つの作品を仕上げるのに……作品によりますが細切れの時間で描いて、1週間~2週間程かかってると思います。

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