aint インタビュー

aint インタビュー

aint(読み方 : エイント)
メンバー(LtoR) : もっちゃん(Dr) / usako(Vo/Gt) / ニシダコウキ(Vo/Gt) / 清風(Scream/Ba) / 海野タカアキ(Gt)
HP : https://aintofficial.jimdo.com/
Twitter : https://twitter.com/aint_info

aint(エイント)は2015年活動開始、福岡県は久留米市発のオルタナティブ・プログレッシブ・エモ・ギターロックバンド。彼らのサウンドについて触れると、変拍子を多用、ポストロックやインスト音楽からの影響を感じさせ、壮大な世界観を生み出している。また、男女混成ボーカルにスクリームが合わさったトリプルボーカルスタイル、トリプルギターは彼らならではの特性だろう。“生と死。光と闇。小さな希望を。”彼らから溢れ出る音の洪水は陰の要素に包まれつつも、一筋の光明が刺しているかの様に感じられる。

また、近年は名門音楽事務所UK PROJECT主催のオーディション「Evolution!Generation!Situation!Vol.2 supported by Eggs」にて見事勝ち上がり、UK PROJECT内RX-RECORDS並びにUKPM所属が決定した彼ら。そこから、楽曲「Moondrop」において、事務所の先輩でもある金井政人(BIGMAMA/Vo&Gt)氏のプロデュースを受けたaint。この他、現在は地元福岡は勿論、日本各地にて遠征を行い、精力的に活動を行なっている。

今回、Gt&Voのニシダコウキ氏に対し、改めてバンドの成り立ちや音楽的ルーツ、先日リリースされた『灯』に関する逸話、バンドとしてのこれからの目標等を伺うべく、メールインタビュー形式にてインタビューを試みた。

文 / ニシダコウキ(aint/Gt&Vo) 編集 / 宮久保仁貴


 

-TOPPA!!初登場という事で、aintの自己紹介、そして成り立ちを教えて下さい。

 

ニシダ コウキ(以下、ニシダ):福岡の久留米という街で活動しているaint(エイント)というバンドです。トリプルギタートリプルボーカルという少し特殊な編成で、変拍子を多用した楽曲を中心にやっています。

2015年、自分と海野(Gt)と清風(Ba)と3人でスタートし、2016年にusako(Gt/Vo)、2018年にもっちゃん(Dr)が加入して現在の編成になりました。

 

-ちなみに、何故このバンド名を付けられたのでしょうか?

 

ニシダ:アイデアをくれたのは結成当初のサポートドラムなんです。意味としては、「1人では何も出来ない」という意味が込められています。

 

-ありがとうございます。aintの音楽スタイルの特筆すべき点として、男女ツインVo+スクリームによるトリプルVo&トリプルGtが挙げられるかと思います。邦楽ロックシーンは勿論、所謂スクリームを多用するラウドロックシーンでも、この様な体制のバンドは珍しいと思いますが、この体制に至ったきっかけを教えて下さい。

 

ニシダ:最初は普通のツインGtに男性Voとスクリームという編成でした。ある時、女性のVoやコーラス、更にメロディが欲しいという話になった時期がありまして。当時ベースの清風がサポートしていたバンドでギターサポートをしていたusakoを誘い、彼女の加入が決まりました。最初はキーボードボーカルが出来る女性を探してたんですが、身近にそういう人がいなくて。まぁ、ギターが3本あっても大丈夫だろう……という軽い考えと成り行きで今の編成になってます。

 

-なるほど。また、ポストロックや変拍子、プログレッシブ的なアプローチが多く取り入れられているかと思います。改めまして、皆さんの音楽的ルーツを教えて下さい。

 

ニシダ : 自分はYUI、ストレイテナー、BUMP OF CHICKENから影響を受けていて、usakoは木村カエラ、tricot、People In The Boxだそうです。清風はandrop、JPOPやラウドロック、アシッド・ジャズ、もっちゃんはQueen、B’z、SIAM SHADE、海野はtoe、ELLEGARDEN、the HIATUS……それぞれの聴いてきた音楽はこんな感じです。

主に作曲を担当しているのは海野なのですが、海野は特にtoeのようなインストバンド、国内外問わず様々なバンドから大きく影響を受けています。これをベースに、それぞれの好きなバンドから受けた影響が反映されているのかな、と思いますね。

作詞は基本的に僕が担当していて、好きに歌詞を書かせてもらってます。歌メロに関しては、大学生の時にずっとストレイテナーのコピーバンドをしていたので、彼らからかなり影響を受けているかもしれません。

 

-海野さんの要素が大元にありつつも、皆さんの音楽要素が合わさっているからこそ、aint独自のサウンドが完成したのかもしれませんねん!続きまして、現在の事務所兼レーベルでもあるUK PROJECT(UKPM)所属のきっかけを教えて下さい。

 

ニシダ:所属のきっかけとしては、UK主催のオーディションで優勝した事ですね。aint結成当初から、「UKに入りたいね!」と何となく話していて。丁度、バンドでこれからどうして行こうか悩んでいた時期に、オーディションが開催されたので、すぐエントリーしました。

 

念願の所属が叶った訳ですね!そこから、先日リリースされた1st Mini Album『灯』について触れさせて下さい。オーディションの優勝特典が今回のリリースかと思いますが、何故このタイトルを選ばれたのでしょうか?

 


【リリース情報】

【タイトル名】
『灯』

【発売日】
発売中

【価格】
1,800円(※税別)

【収録曲】
1.君のこと
2.Moondrop(BIGMAMA 金井政人 プロデュース曲)
3.催花雨と踊り子
4.アカシ
5.透明な世界
6.明日が来るまで
7.Vivere
8.Alnitia
9.hello


 

ニシダ:僕達が結成当初からやっている「アカシ」という曲があるんですが、その中の「心に灯(あかし)を」という歌詞から取りました。聴いてくれる人々の心を照らす灯りになるようにという願いを込めてます。

 

-ありがとうございます。先ずは、本作の聴きどころをニシダさん視点で教えて下さい。

 

ニシダ:今回、今まで自主で出していた音源に収録されている曲をほとんど収録しています。通して聴いていただければ、これまでの僕らが一発で分かってもらえるかな、と。あとは「催花雨と踊り子」「Alnitia」などが、このアルバムのために書き下ろした曲です。新たな一面も見せているので、この1枚で色々なaintを楽しんでもらえると思います。

個人的には、「Moondrop」や「催花雨と踊り子」のトリプルギターソロや、僕とusakoのコーラスワークは聴きごたえあると思いますので、是非聴いてみて下さい!

 

-本作は良い意味でメロディの洪水の様に感じました……!ちなみに、Track.2「Moondrop」は事務所の先輩でもあり、BIGMAMAの金井政人氏(Vo/Gt)氏によるプロデュースとなりましたね。こちらのプロデュースのきっかけを教えて下さい。

 

ニシダ:これもUKのオーディションの特典のひとつでした。金井さんが1曲プロデュースしてくれるということで、収録予定曲のデモを金井さんに聴いてもらった所、「Moondrop」を選んで頂きました。

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