aint インタビュー

aint インタビュー

-「Moondrop」はこれまでのaintが培ってきた要素も出しつつ、歌・メロディが更に押し出されている印象を受けました。

 

ニシダ:この曲は僕が作詞作曲を担当しました。歌と一緒に曲を作っていったので、メロディがかなり聴きやすくなったのでは、と思っています。更に金井さんのプロデュースで歌のメロディや歌詞に手を加えていただいたので、他の楽曲よりさらに歌が前に出てくる様になりました。

 

-また、「Moondrop」はMVが公開されましたね。こちらを撮られる際の裏話を教えて下さい。

 

ニシダ:今回、監督さんが事前に楽曲を聴いてくれていて。そこから脚本を書いてくれました。命や性がテーマになったストーリーがちゃんとあるんですが、内容は結構過激なのでここではちょっと言えないです(笑)。

これを撮った日、めちゃくちゃ寒くて雨が降っていて。海沿いを全力で走るカットを撮ったのがめちゃくちゃしんどかったんですが、一切使われていなくて(笑)。「あんなに走ったのにー!!」って叫んじゃいました(笑)!

 

-続いては、本作の制作時の裏話を教えて下さい。レコーディング等はスムーズに進みましたか?

 

ニシダ:曲作りはかなり難航しまして。最初は新曲多めに入れようかという話だったんですが、最終的にはほとんど既存曲になっちゃいました。当時は正規のドラムがいなかったので、そこが新曲をなかなか作れないひとつの原因でしたね。ただ、2017年の年末頃、もっちゃんの加入が決まって。彼にドラムフレーズを相談し始めてからは、かなりスムーズになりましたね。

レコーディングはかなりサクサク進んで、スタジオを10日抑えてあったんですが8日で終わりました。もっちゃんが1日で全てのドラムを録り終えたときは頭おかしいなと思いました(笑)。彼のスキルには本当にリスペクトしています(笑)。

 

-末恐ろしいスキルですね……!ちなみに、ニシダさんが普段作詞作曲を行われる上で、どのようなタイミングでアイデアが湧いてくることが多いですか?

 

ニシダ:僕も海野もそうなんですが、落ち込んだ時とかに曲がよく書けるみたいで。今回は当時あった曲を詰め込んだ感じなので、アルバムを通してのテーマだったりは特に無いんですが……基本的には全ての曲に、”小さくても希望があるように……!”と想って、作詞作曲をしています。

 

-そういった意味で、今回の『灯』というタイトルは絶妙にマッチしていると思います!続いては、本作の制作をサポートしてくれた方々を教えて下さい。

 

ニシダ:レコーディングスタジオは下北沢のMajixというUKが所有しているスタジオで録り、エンジニアやミックスは田本さんという方が担当してくれています。田本さんがレコーディング中、かなりいい空気を作ってくれたので助かりましたね。とても楽しいレコーディングでした。

ジャケットデザインはNekojita君というイラストレーターの男の子にお願いしました。usakoがTwitterで知り合いだっただけの、ほぼ無縁に近いところから始まって。楽曲を聴いてもらって、思うまま彼に描いてもらった所、すごく素敵な絵が帰ってきて、すごく嬉しかった事を覚えています。今はInstagram主体で活動しているそうです。実際、ライブにも遊びに来てくれたのですが、未だに本名も年齢もほとんど何もかも知らない謎に包まれた可愛い少年です(笑)。

 

-(笑)。ちなみに、リスナーに対して、この1枚をどんな時に聴いてもらいたいですか?

 

ニシダ:僕らは、どうしても音楽で楽しい気持ちにさせてあげることが苦手だなぁと思っていて。でも、落ち込んだときや悲しいときは1番近くで寄り添ってあげられる音楽だと思っているので、そんな気分のときはaintの曲でたくさん泣いて全部吐き出してくれたら嬉しいです。

 

-辛い時こそ、音楽の力は重要だと思います。そういった点で、aintの曲は人々の支えになる事が今までも、そしてこれからも増える様に思いました。続きまして、次はバンドの活動について触れさせて下さい。Aintの近年の活動の中で、印象深かった出来事を教えて下さい。

 

ニシダ:最近になって、UKFCや各地のサーキット、地元Zepp福岡で行われるライブのオープニングアクトなど……今までは縁のなかった様々な有名なイベントに出演させていただける事が増えていて。バンドとして、前に進めているのかなと感じています。そして、『灯』のリリースツアー「Light the light tour」で各地の人と話したんです。「曲、たくさん聴いてます!」とか、「MV観ました!」と言ってくれて。ライブを観て泣いてる人まで居たりして、「ちゃんと届いてるんだな……!」と感慨深い気持ちになりました。

 

-それこそ正に感動的な出来事ですね!付随して、近年触れたり、観たり、会ったり、聴いたりした中で、感銘を受けた人や物事を教えて下さい。

 

ニシダ:自分達のツアーにも呼んだり仲良くさせてもらっているétéやpopoqがいて。彼らが新しい音源を送ってきてくれるんですが、色々な面で刺激を受けますね。メジャーの有名なバンド達や洋楽からだけじゃなくて、身近にいるバンドからも受けられる刺激は沢山あるなぁ、と最近感じてます。

 

 

-どちらも近年精力的に活動されていらっしゃいますよね!aintも勿論、皆で切磋琢磨して上を目指せると良いですね!続きまして、近年aintは地元福岡は勿論、遠征で各地に飛び回ったかと思います。福岡、そして各地の音楽シーンについて、思う所を教えて下さい。

 

ニシダ:今年はたくさん東京にライブしに来たんですが、やはり東京はシーンの中心であり、地元福岡は地方である事を痛感しました。単純に人口が違うのもあるんだと思いますけど、東京はアンテナを張っている人が多くて……ミュージックビデオだったりラジオだったりを聴いて来てくれる人とかも沢山いて。そういう部分は、福岡だと中々弱いなと思うし、そもそもライブハウスに来る人が少ない現実があって。この現状を、バンド主体で変えていけたらいいなと思います。

 

-aintが先頭に立って、この状況を変えていけると良いですね!さて、そんな現状を変えるべく、今後の目標を教えて下さい。

 

ニシダ:勿論、大きいライブハウスでやりたいとか、大きなフェスやサーキットにたくさん出たいとかもあるんですが……それよりもまず、自分達のやりたいと思える音楽をずっとずっと続けていけるバンドでありたいなと思います。

 

-初志貫徹、そして追求は大事ですよね!自分たちの音楽の追求は本当に一番優先すべき事だと思います。今回はご回答ありがとうございました!最後に、TOPPA!!読者に対してメッセージをどうぞ。

 

ニシダ:今、aintは福岡の中でもド田舎の久留米という街から、いろんな土地へ飛び回ってます。貴方の背中を押す音楽ではないかもしれないけれど、貴方の側で寄り添えるバンドだと思っています。是非、ライブハウスでお会いしましょう!よろしくお願いします!

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