秋山黄色 インタビュー

秋山黄色 インタビュー

秋山黄色(読み方 : あきやま きいろ)
HP : https://www.akiyamakiro.com/
Twitter : https://twitter.com/ilikeakairo

秋山黄色は栃木県宇都宮市出身、1996年生まれ22歳Z世代アーティスト兼現役フリーター。過去、彼はYouTubeやSoundCloudを中心に、自身で手がけた音源や映像を投稿(※現在とは別アカウント)、全ての曲における作詞作曲・編曲は勿論の事、映像やイラスト制作に至るまで自身の手で手がけてきた。その後、2017年12月より、地元宇都宮及び東京を中心にライブ活動を開始した。

そのサウンドは、ストレートなロックサウンドを根底に、ポップスやポップカルチャー・デジタルネイティブのZ世代文化の影響を背景に感じさせる。かつ、彼の口から放たれるリリックは、悩める等身大の若者を”リアル”に表現しており、聴く者の耳・心を大きく揺さぶる事間違い無しだろう。音を通して、Z世代を地で行く存在。それが秋山黄色なのだ。

近年は「SUMMER SONIC 2018」や「MINAMI WHEEL 2018」、「TOKYO CALLING 2018」等の巨大フェス・サーキットイベントにも出演。また、彼の初の配信楽曲「やさぐれカイドー」は、Spotifyの日本バイラルチャートにて2位にランクインした実績を持つ。この他、楽曲「猿上がりシティーポップ」は、2019年1月現在、YouTube上での再生回数が45万回を突破。正に今、ブレイク寸前の存在だと言えよう。

とはいえ、まだまだ素性が明らかになっていない秋山黄色。今回、彼に対し、名前の由来から音楽遍歴、挨拶がわりの1stミニアルバム『Hello my shoes』に関する逸話、彼が体験した近年の出来事や思考について伺うべく、対面インタビューを実施した。

取材・文・編集 / 宮久保仁貴


 

-まずはTOPPA!!初登場ですので、秋山様の自己紹介をお願いします。

 

秋山黄色 : 汚ない部屋で刺身を食べながら曲を作って、それを皆様に聴かせています秋山黄色です。

 

-中々パンチの効いた自己紹介ですね!何故、秋山様はこのアーティスト名で活動しようと思われたのでしょうか?


秋山黄色 : まず、秋山が母方の旧姓で。黄色に関しては……皆幼い頃おかしな事をする時期があると思うんですけど、僕の場合は小学生ぐらいの時で。それが何かというと……黄色い車を敵視していたんですよ。黄色い車が来たら体の前でクロスしてバリアする、”車ガードゲーム”みたいな事をしたことがあって。
小学生のときに”黄色”って呼ばれるようになって秋山と合わせて”秋山黄色”っていう名前をふざけてTwtitterの名前にしたら、定着してしまったんですよ。黄色は……僕の中でかなり嫌な色です。

 

-複雑な名前なのですね。続きましては、秋山様が音楽的に影響を受けたアーティストやジャンルを教えて下さい。

 

秋山黄色 : 小学生ぐらいの時は、ポルノグラフィティ、BEAT CRUSADERSやAqua Timezを聴いていて。中学でアニメ『けいおん!』の影響でベースギタを始めました。その後、高校生からスピッツや米津玄師さんに始まるボカロ音楽、洋楽だとNIRVANAを聴き始めました。丁度僕が高校1年の時に米津さんの1stアルバム『diorama』がリリースされていて……コンポーザーとしても、米津さんの影響が強いかもしれません。

 

-ちなみに、ライブ活動を行われる上で、影響を受けた方はいらっしゃいますか?

 

秋山黄色 : ステージに立ち始めたのが、ごく最近で。その中でも、対バンさせていただいたBrian the Sunはよく意識しています。

 

-ありがとうございます。さて、秋山様の強みとして、活動当初より、作詞作曲・映像・イラスト等、ご自身で手がけられている部分が非常に多いかと思います。DIYに対する拘りを教えて下さい。

 

秋山黄色 : これに関しては、DIYは結果としてそうなったんですよ。そもそも周りにそういう事が出来る友達がいなくて。かつ、自分自身ですべてを進める事が一番早かったんですよね。なので、自然とそうなった形ですね。

 

-なるほど。続いては、2019年1月23日にリリースされる『Hello my shoes』について触れさせて下さい。今回このタイミングでリリースされたきっかけを教えて下さい。


【リリース情報】

【タイトル名】
『Hello my shoes』

【発売日】
2019年1月23日(水)
DDCZ-2226
レーベル : BUG TYPE RECORDS
※CD&配信リリース
購入 : https://amzn.to/2RzXHr6

【価格】
1,500円(※税別)

【収録曲】
1.やさぐれカイドー
2.Drown in Twinkle
3.猿上がりシティーポップ
4.ドロシー
5.とうこうのはて


秋山黄色 : 今回の5曲は、これに合わせてレコーディングしたという訳でもなくて。最初、ちゃんとしたレコーディング経験も無かったので、まずは2曲試して録ったんですよね。そこから作業が進んで、最終的に5曲レコーディングが終わったんですよ。結果、思いの外良く出来たので、今回出そうと決めました。

 

-ちなみに、何故このタイトルをつけられたのでしょうか?

 

秋山黄色 : この5曲は元々あった曲なんですよね。ただ、意外と良い意味で統一性がなくて、いろんな表情・パターンがあるんですよ。僕も含めて、この5曲を成長・進化させていこう、この曲たちを自分の靴として履いていこう、と思ったんですよ。あと、個人的な出来事として、もともと履いていた靴が穴だらけになっていた時期があって。この時、新しい靴をスタッフさんに買っていただいたんです。この個人目線も重なって、このタイトルにしました。

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