佐田鳩子 インタビュー

佐田鳩子 インタビュー

佐田鳩子 : 書籍『ILLUSTRATION 2018』に掲載していただいてから、ご依頼をいただいて制作する機会がぐっと増えた様に思います。


ILLUSTRATION 2018

中でも、タツノコプロの記念展示である「四国まるごと美術館」へお誘いをいただいた事は印象的でした。普段、二次創作というか、既存のキャラクターの作品を展示するというのは滅多に無い事ですし。かつ、大好きな作品にまさかこういった形で携われるとは思ってもみなかったので、とても嬉しかったです。今回私は、『新造人間キャシャーン』に登場する上月ルナというキャラクターを描いたのですが、普段の佐田女子とは全く違う系統の女の子なので新鮮でした。

それから、10月に開催した城咲ロンドンさんとの二人展イベント「少女ノ蹊」もそうですね。このイベントは、実はイラストレーターのつるしまたつみさんから会場をご紹介いただいたのがきっかけなんです。一人で開催するのもあれだし、何か面白いことがしたいなと思い、ロンドンさんをお誘いしました。一日ずっと似顔絵を描くというのはなかなかハードだったのですが……!その分、いろんな方とお話し出来たので、楽しかったですね。今後もどんどん外に出ていきたいなぁと思いました。

 

 

-良い刺激を受けられたのですね!続きましては、佐田様が初めて手がけられた作品はどの様なものだったのでしょうか?

 

佐田鳩子 : 大阪の「あるかアるか」というビアバルの企画展「ビアガル」で描いた作品が、私の展示デビューでした。ビールを擬人化した作品で、『玻璃』『SWIRL』の2点なのですが、当時作品の価格の付け方がわからなくてA4サイズの作品を数千円にしてしまって。「こんなにクオリティが高いのに、自分を安売りしすぎだ!」と本気のトーンで怒られた事を記憶しています。それこそ、最初は500円にしようと思っていました(汗)。

 

誘われるままに参加した展示ではありましたが、世の中にこんなに絵のうまい人たちがゴロゴロいるのか……!という衝撃は今も忘れられません。それは今も思うことですが。絵が上手い人って本当に絵が上手い……!

 

-創作活動を始めるにおいて、良い機会となった訳ですね!そういえば、佐田様が一つの作品を仕上げられる際、どれぐらいの時間をかけられるのでしょうか?

 

佐田鳩子 : 実は一番よく聞かれる質問です。サイズや構図によりますが……例えばF3.ぐらいであれば2日ほどかかります。どうしても目が疲れてしまったり、集中力が途切れてしまうことがあるので、この二日のうち半分以上は休憩時間ですが……(笑)。私はどうやら徹夜が出来ないタイプらしく、エナジードリンクを飲んだり無理をすると、反動でいつもの倍眠ってしまったり、その後の作業の効率がガクッと下がったりするので。休憩は必ず取るようにしています。

 

-ただ、実質の作業時間で換算すると物凄く速筆ですね!

 

佐田鳩子 : ありがとうございます。そういえば展示を始めたての頃、とある理由で慌てて制作した作品があったのですが、知り合いの作家さんに「これ描いたとき急いでたでしょ?」とすぐ見抜かれてしまいました。

他人が見て気づくということは相当だぞ……と思い、すぐ引っ込めましたね。実際、今見返すと確かに塗りのはみ出しが多かったり、書き込みの量が少なかったり、反省するべきポイントが盛りだくさんです。焦るくらいなら描かない方がマシなのかもしれません。

 

-良い気づきをされたのですね。続いては、今まで活動されてきた中で、印象深かった出来事を教えて下さい。

 

佐田鳩子 : 全くこの世界に触れた事が無かった私にとっては、もう印象深い事だらけです!ありがたい事に、良い事も悪い事も短期間で沢山経験させて頂いています。

特にTwitter等のコメントや、展示でお手紙を頂いた事などは、時々思い出しては制作の励みにしています。去年初めての個展を開いたのですが、暑い中色々なところから私の作品を見に来てくれた方々に直接お礼を言うことが出来、本当に嬉しかったです。実は最終日の夜泣きました(笑)。

これからも応援してもらえるように、最高の作品を描いていきたいと思います。


-応援してくださる方の存在は重要ですよね!お話は変わりまして、佐田様が最近感銘を受けた物事を教えて下さい。

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