横田瑞貴-mzk- インタビュー

横田瑞貴-mzk- インタビュー

横田瑞貴-mzk-(読み方 : よこた みずき)
HP http://mzkyokota.com/
Twitter https://twitter.com/xmzkx/
Instagram https://www.instagram.com/_xmzkx_/

横田瑞貴-mzk-は湘南出身のイラストレーター。バンド向けのデザインやイラスト制作を行っており、ポップなキャラクターと見る者を惹きつける色彩センスは独特の世界観を醸し出している。

また、アパレル向けデザインではrangeとサンリオのコラボレーションイラストを提案。2015年には個展『ミリオンガールズインブルーム!』を開催、2018年『DEF ART MUSEUM』にてグループ展示へ参加。「作品を通して見た人に感動体験をしてもらいたい」というモットーの通り、作品ひとつひとつにたくさんの想いが込められていた。

そして、横田瑞貴-mzk-にとって音楽に不随するイラスト制作のルーツとしてあるもの……それは自身が勤務していたライブハウスでの出会いだった。

SiMとの出会いや生い立ちにや自身が行いたかったことでもある『かわいいものと激しいものが同居したイラスト』を提供したBroken By The Screamとの関わりについてもインタビュー。

作風に至るまでの生い立ちや作品に込められた想い、そして今後の横田瑞貴-mzk-自身の展望についても話を伺った。

文 / 横田瑞貴-mzk- 編集 / 夏野夕樹


 

まずはTOPPA!! 初登場ですので、自己紹介をお願いいたします。

 

横田瑞貴-mzk-:はじめまして。湘南出身、イラストレーターの横田瑞貴-mzk- です。この度は貴重な機会を頂きましてありがとうございます。

 

よろしくお願いします。では、生い立ちについて教えてください。

 

横田瑞貴-mzk-:幼い頃から描くことが好きで、よくセーラームーンやポケモンを描いてました。小学生の頃に絵の賞をいくつか貰ったことで、なんか向いてるっぽいと感じはじめたのかもしれません。

中高では落書きを友達に見せたり、クラスTシャツや修学旅行のしおりなど行事で描くものは必ず回ってくる感じでした。

自然と「自分は美大に進むんだろうなー」と思ってたんですが、デッサンひとつしたことなかったので、高三から鎌倉の画塾に通い、美大に進みました。

大学に入ったあたりからイラストやデザインに関する頼まれごとや個人でのお仕事を頂けるようになって、自分にはこのやり方が合ってると感じたので就職はせず今に至っています。

 

-イラストを描く以外に趣味があれば教えてください。

 

横田瑞貴-mzk-:猫です。いつも作業が一段落すると必ず猫の顔を見るか撫でるかしています。本当にいつ見ても可愛いのが不思議ですし、近くで寝ててくれるだけでも全然気分が違うのでいつも助けられています。

 

 

-猫!いいですね。癒されますし不思議ですよね。では、イラストレーターとしてご活動することとなったきっかけを教えてください。

 

横田瑞貴-mzk-:きっかけはライブハウスでした。

実家から歩いて5分の所に善行Zという小さなライブハウスがあって、最初は遊びに通っていたんですが高3くらいからアルバイトでちょこちょこ働くようになりました。

そこでスタッフをしながらバンドマンと絵の話をしたりしてるうちに、バンドグッズやロゴを頼まれてイラストを提供しはじめた感じでした。はじめて作ったものは手書きのフライヤーかステッカーみたいな小さいアイテムだったと思います。

 

-イラストレーターとしての初仕事がバンドに関係するものだったんですね。

 

横田瑞貴-mzk-:そこから始まり「CDジャケットを作るにはソフトが必要なのか」とか「Tシャツを作るには版のデータを作らなきゃいけないのか」とか、イラストを頼まれてから作り方を調べたり、周りのわかりそうな人にどう作ったか聞いたりして。

何か頼まれたら「とにかくなんとかして作る」みたいな感じで、今思うと毎日目の前の課題にがむしゃらでした。

なので「イラストレーターになりたいから勉強するぞ!」みたいな健康的なスタートでもなかったんですが、若かった自分にたくさんの仕事を実践させてくれた仲間達には本当に感謝しています。

 

 

-お話を伺う限り最初からハードなイメージですが、現場に飛び込んで仕事する事で一気に力が付きそうですね。イラストについてのルーツはありますか?

 

横田瑞貴-mzk-:そうですね、メンタルも結構鍛えられました(笑)。

絵のルーツは、なにもわからない頃から親に美術館に連れ回されていたせいかモネやルノワール、ゴッホ、ミロのような『いわゆる絵画』みたいなのもすごく好きで、そこから現代美術家は会田誠、奈良美智に影響を受けた部分があります。イラストレーターではロッキンジェリービーン、寺田克也、大友克洋。しっかり描き込むタイプの方たちが多いかもしれません。

 

-得意な画風はどのようなものでしょうか。

 

横田瑞貴-mzk-:人を2~3頭身くらいに小さくデフォルメするのが得意です。その人の雰囲気に合わせてキャラクター化したりとか。

元々リアル寄りの絵が好きだったのでそこまでデフォルメは得意ではなかったんですが、これも求められることで習得していった感じかもしれません。

 

 

元々得意ではなかったものが今得意な画風になっているのがとてもかっこいいです!では、デザインを行う中で特に意識している事はありますか?

 

横田瑞貴-mzk-:仕事に関しては絵を見てくれる人たちを喜ばせたいと思う事と、自分を客観的に見ることを意識しています。依頼のリクエストに応えられているか、絵はアーティストの雰囲気に合っているか、それをお客さんは喜んでくれるか。

自分の色をどのレベルまで出すと良くなりそうか、セーブするべきか、など……。

黙々と描いてるとすぐ自分の世界に入ってしまうので客観的に見られるよう絵から目を離す時間を設けたりしています。

 

-なるほど。その中で、人物キャラクターを描かれる事も多いと思います。横田様の画風のモデルとなった人物はいますか?

 

横田瑞貴-mzk-:ありがたい事に昔から自分の周りには可愛い子たちがすごく多いので描きながら「あの子っぽくしちゃお!」みたいにけっこう軽率にモデルにしています。あとは街で見かけたかわいいファッションや髪型なんかもすぐ取り込んだりします。

 

 

-かつ、描かれた作品の中では激しい音楽のアートワークが多いですが、このような音楽はお好きですか。

 

横田瑞貴-mzk-:好きです。激しい中でもハードコア色の強いものに特に惹かれる傾向があります。

学生時代はKORN、Slipknot、Insolenceあたりが大流行りしていて同年代のバンドもラウド色の強いバンドが多かったり。

働いていたライブハウスには山嵐がいたりという環境だったので自然と激しい音楽に囲まれた生活だったんですが、個人的には2007年に行われたMAGMAというハードコアフェスでParkway Drive、Sick Of It All、H2Oのライブを見たのが大きかったと思います。

その頃にKillswitch Engage、PANTERA、Hatebreed、IGNITE、TAPROOT、TOOLなどメタルコア、メタルの部類も好きになり聞くようになりました。今はインプットも含めてなんでも聴きます。

 

イラストレーターとしてご活躍されるきっかけについてもライブハウスでの出会いを挙げられていましたよね。聴かれている音楽のルーツについても教えてください。

 

横田瑞貴-mzk-:小学生の時に知った椎名林檎が音楽から始めて受けた衝撃でした。歌詞にある難しい漢字や言葉の意味を調べたり、MTVで流れる鮮やかなミュージックビデオに夢中になっていました。そういう感動があったもので他にはbjork 、Rancid、Deftones、Gorillaz。

bjork、Gorillazはアートワークも含めて自分の根源的な存在です。

 

SiMさんのSilence iz Mineのアートワークは非常に印象深いです。色鮮やかな中にもアーティストの音楽性を感じるような激しさとスカパンク感が表現されていてとても記憶に残っています。SiMさんと関わったきっかけは何でしょうか?

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