Ayo Kajino(読み方 : アヨ・カジノ)
Twitter : https://twitter.com/ayokajino
Instagram : https://www.instagram.com/ayokajino/
過去から今までに到るまで、ライブシーンにとって切っても切り離せない存在……それはライブ写真。近年はSNSの発展から、より人々の手に伝わるスピードが増している。アーティスト・オーディエンスから溢れ出る衝動を伝える為、日々全国の現場でカメラマンは奮闘している。
中でも、特に激戦区であろう関東・東京の音楽シーンにおいて、カメラマンAyo Kajinoの名は近年急速に広まりつつある。彼女はメタルコア・ポストハードコアシーンを出自とし、C-GATEやGraupel、Earthists.等のバンドを撮影。また、近年はuijinやraymay等のアイドルや、VTuber AZKi・ホロライブプロダクション所属VTuber・VIRTUAFREAK等のVTuberシーンのカメラマンも担当。若手ながらも数多くの名現場を撮影、今後最も注目すべきカメラマンの一人と言えよう。
今回TOPPA!! 編集部は彼女の生い立ちからカメラマンとしてのスタンス、各アーティストとしての馴れ初め、初の個展実施に関する諸々を聞くべく、初インタビューを実施した。
取材・文・編集 / 宮久保 仁貴( https://twitter.com/hermanhalkemen ) 写真 / Ayo Kajino
-まず初めに、TOPPA!!初登場ですのでアヨさんの自己紹介をお願いします。
Ayo Kajino : はじめまして、ライブ撮影をメインに活動しておりますカメラマンのアヨと申します。インタビューを受けるのは初めてなので、とても嬉しい限りです。この度は貴重な機会を頂きまして、ありがとうございます……!
-こちらこそどうぞ宜しくお願いします!幼少期はどのように過ごされたのでしょうか?
Ayo Kajino : 東京都出身で、国内外問わず音楽関係の仕事をしている父と音楽とオーガニックコスメを愛す母の間に産まれ、幼少期から音楽が常に身近な環境で育ちました。
幼少期は洋楽好きな両親と、ジャズやマイケルジャクソンが大好きなおじいちゃんの影響で洋楽ばかり聴いていて、小中学生ではゲームオタクだったのでゲームのサントラや音ゲーの曲、あとニコニコ動画が全盛期だったのもありボカロを聴いてました。
-なるほど。今撮られているようなバンド音楽との出会いはいつからだったのでしょうか?
Ayo Kajino : 高校生の時ですね。軽音楽部に一瞬入部したのがきっかけでライブハウスに通うようになり、当時仲良かったバンドのスタッフになりました。
ある日、バンドのメンバーが「今日ライブの写真撮ってくれる?」と一眼レフを貸してくれて、一眼レフなんて触った事なかったしカメラにも興味なくて使い方が分からないながらもライブ写真を撮ってみたのですが……それはもう楽しくて楽しくて!
普段目で見ているかっこいいライブのワンシーンを写真で永久保存出来るんですか!?最高!!?状態になり、更にはメンバーに写真を褒められ感動したのがきっかけで、カメラマンを目指す事にしました。
-良い出会いがあったんですね!カメラマンとして本格的に活動を始められたのはいつになりますか?
Ayo Kajino : せっかくカメラマンになるならある程度良いカメラを買おう、と思って。とりあえず高校出て、カメラの勉強になると思い、家電量販店で働いておりました。
その間も知り合いに戴いた一眼レフカメラでちょこちょこ写真撮ったりもしてましたが、自分で機材を購入し、正式にカメラマンとして活動を始めたのは21歳になる直前頃からでした。
そしてmildrageやC-GATEのスタッフになり、全国各地でライブ写真を撮るようになり、今に至ります!
-ありがとうございます。さて、アヨさんが撮られる被写体はいずれもステージ・フロア共にムーブが激しいように思います。キメショットを抑えるにあたり、意識している事はありますか?
Ayo Kajino : まず1つが、普段撮影しているメタルコアバンドだと、曲の感じでなんとなくここでムーヴくるかな、とかここのシンガロングでお客さんのマイクジャックが起こるな、とか想定出来るので、必ず依頼を戴いたバンドさんの音源をしっかり聴いてから撮影に挑むようにしています。
バンドさんによっては、前もって打ち合わせとかもしますね。
-プロ意識を感じます。
Ayo Kajino : あと、ジャンル問わずアヨがいつもライブ撮影をする上で大切にしている事があって。その日ライブしたバンドも観に行ったお客さんも、行けなかったお客さんもみんながその日楽しく最高なライブだったと思い出せる、空気感が伝わる写真を撮る事を大切にしています。
だからこそ、アヨもフロアに突っ込んでもみくちゃになりながらお客さんと一緒に楽しんで、ダイブをしながら写真を撮ったり、アイドル現場ならフロアの皆さんにリフトをして頂きながら撮影をしています(笑)。
こうする事で、臨場感もライブの空気感も伝わる写真が撮れます!
-カメラマンにも色々タイプがいますが、個人的にはアヨさんのようなタイプの撮り方が好きです。
最近は国内メタルコア・ポストハードコアのみならず、最近は海外アーティストを撮影される事も多いかと思います。こちらに関して、日本のアーティストを撮影する場合と違い、先方から指定される決め事などはありますか?また、文化の違いなど感じたことを教えてください。
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