Neko Hacker インタビュー 第2弾

Neko Hacker インタビュー 第2弾

かっさん : あくまでKawaii Future Rockは、他のアーティストと差別化する為だけの飾りなんですよ。今後成長を遂げる中で、全く違う物になる可能性もありますし。Kawaii Future Rockを掲げる以上、変な話それしか出来なくなる縛りにもつながるので今後取り払う可能性もあります。

そして、最終的には特定のジャンルで「あ、〜のNeko Hackerだよね!」と言われる事から、Neko Hackerという一つのジャンルとして捉えてもらえる様に活動したいですね!その結果として、ジャンルの壁を取り払っているのかもしれません。

 

セラ : 音楽の捉え方は一つだけじゃないと思うので、ジャンルを気にせず、ハッピーにやって行けたら良いですね。

 

かっさん : 僕達の好きな人集めて、ハッピーに。これは、僕達がジャンルを意識していないからこそ出来ているのかも。

 

なるほど。続きましては、未来茶レコード主宰の「未来茶屋 vol.0」及び同作に収録された「くいしんぼハッカー feat.くいしんぼあかちゃん(きあと)」についてもう少し触れさせて下さい。この曲をきっかけに、良い意味でNeko Hackerの名がエレクトロシーンの方々に認知されるきっかけになったかと思います。

 

 

セラ : Neko Hackerを始めた当時、僕達は新しくやってきた異世界人で知り合いがいなさすぎたんですよ。まずは知り合いが欲しいな〜と思っている最中、KOTONOHOUSE、DJメンタルヘルスケア、きあとちゃんとで駄菓子バーにいく機会がありまして。ここで界隈の人とやっと触れ合えたんですよ。RPGで言うなら。第一村人ですよね(笑)。きあとちゃんとも一緒に何かやれたら良いな〜と思っていたら、『未来茶屋 vol.0』にお誘い頂いたんですよ。

 

かっさん : ありがたい事に選んで頂いて。そこから、タイトルを先に決めて、逆算して作業を進めたらハマったんですよ。

 

セラ : タイミング的にも凄く良かったです。『From Zero』『SUMMER!』『Chocolate Adventure』と立て続けにリリースしたお陰で界隈に認知され始めて。それに加えて、「パヘたべたい」という独特な歌詞が化学反応を起こして、小規模ながらもバズりましたし。

 

かっさん : でも実際、あの中で同じ土俵で真剣勝負したら、戦えないと思ったんですよ。僕らはジャンル的には始めたてのひよっこで、同じエレクトロの舞台に立つと、どうしても実力差が目立っちゃう訳で。かつ、YunomiさんもYUC’eさんもKOTONOHOUSEも音楽的に大先輩かつすごく真面目な方々だし。なら、その3人が出来ない事をしよう、と思ったんですよ。その中で、色が付いていないのは僕達だけだからこそ、真面目にふざけても許されるはず、と思ったんですよね。

 

セラ : あと、先程の話に戻るんですが、この曲の中でメロディの転用を結構しているんですよ。具体的にはファミマのメロディとか、モーニング娘。の「恋愛レボリューション21」とか、『おかあさんといっしょ』のメロディとか(笑)。

 

先の炭酸の音もしかり、ギミックに富んでいますね!

 

かっさん : これ全部見つけられた人は凄いと思います(笑)。「くいしんぼハッカー」もそうですし、僕らはやっぱり、根底にはJ-POP、日本の音楽があるんですよ。J-POPで育ってきて、今それを新しくブラッシュアップしてやっていると思っているので。

例えば、ジャンルによっては皆、海外に合わせようとしているケースってあると思うんですよね。ただ、海外のトレンドに合わせると、海外オーディエンスからは「パチモンがやって来た!」みたいに扱われて。反面、他の国の人にとってJ-POPが新しく聴こえたとしても、日本だと同じくパチモン扱いで。いくら国内で流行ってもても、国内消費だけで終わりがちだと思うんですよ。

それらを踏まえた上で、僕達がJ-POPをやっているのは、最終的に海外出て行きたさもありつつ、日本の音楽を海外に広めたい事が念頭にあるからなんですよ。それがNeko Hackerのコンセプトなんですよね。何も日本の要素は琴や尺八に限った話では無いし、個人的にはYUIやORANGE RANGE、あと漫画の『いちご100%』からも影響受けていたり……そういった日本の要素を一回消化・凝縮した答えがNeko Hackerだと思っています。今後海外に出ていった時に、シンパシーを感じてくれる人が増えたら良いですね。この他、僕達の音楽聴いて、「日本語って、綺麗かも!」と思ってくれる人がいれば、僕達としては願ったり叶ったりですよね。到着地点だと思います。

 

セラ : 良いっすね!

 

真の意味でクールジャパンを地で行く形ですね!さて、これまで活動の振り返りを行いましたが、活動開始から約1年が経過しましたね!この1年の手応えを教えて下さい。

 

かっさん:  僕個人としては、最近やっと音楽アーティストとして帰って来れたなぁ、と感じています。Neko Hackerをスタートしてから、Web上で聴いてくれる人達がいて嬉しかったんですよ。反面、手応えと言うか実態を掴めないまま過ごしてきたんですけど、今回初ライブながらもあれだけのお客さんの前でライブが出来て……!FIELD OF FORESTの頃は下積み時期があったりしたんですが、Neko Hackerになって、最初のライブからあんなにお客さん来てくれた事に感謝ですね。実際、こんなに認知されてたんだ、と実感しました。

 

セラ : 僕はNeko Hackerスタートと同じくらいに上京してから、この手のイベントにちょくちょく行っていて。そこで「Neko Hackerというユニットをやっています。」と言ったら、知っている人もいて。最近特に広がり、手応えを感じています。

 

かっさん : 嬉しい反面、若干戸惑うよね(笑)。

 

セラ : リスペクトしているYunomiさんやYUC’eさんとも一緒にライブをやらせてもらえたり……何がわからないのかわからないくらい驚いています(笑)。

 

かっさん : でも、改めてNeko Hackerのファン層は相当バラバラだと思うんですよ。その中で面白いと思った事があって、例えば「From Zero」でコラボした利香さんのファンが、僕達を聴き始めたり。そして、そこからichikaに流れたり。それこそ、活動を始めた頃、agehasprings公式Twitterの中の人が反応してくれたりとか(笑)。

 

セラ : バンドとエレクトロの架け橋、これこそ本望ですよね。Neko Hackerが入り口で、それぞれ違う出口に辿りついて。

 

かっさん : 橋として通過してくれたら嬉しいです。

 

これもある種強みですよね。普通のアーティストでは中々成し得ない、良い意味での雑多感というか。さて、お話は変わりますが、感度の高いお二人が最近体験した中で、感銘を受けた出来事を教えて下さい。

 

かっさん : このインタビューの前に一件テクノロジー関連のMTGしてきまして。最近友達になった子で、VRやARの専門家の子なんですけど。レーザー測定で3Dの空間作り出して、それをVR空間に落とし込んだり。はたまた、ARでスキャンして、その空間をスマホで表示させられるような事をやっている面白い子で。

https://twitter.com/YYouzhen

 

セラ : 正にFutureっすね。

 

かっさん : 僕達が普通に活動していたら辿り着けない領域ですよね。Neko Hackerは音楽を中心に動いていますけど、そういった領域もそうだし、ジャンルレスに僕達の音楽と絡めたいです。

 

セラ : 一個上のレイヤーに突き上げたいですね。

 

かっさん : 彼がいうには、技術としては確立されているものの、まだ一般普及には端末が追いついてないそうで。ただ、近い未来には間違いなく実現するそうです。

 

ここ数年で急激にVR・AR領域の認知が人々に広がりましたよね。それこそ、身近な所だとVTuberもそうですし。

 

セラ : ちなみに……先日発表したんですが、RK Music主催の『IMAGINATION vol.1』に収録されている富士葵さんの「God knows…」のアレンジ参加、そしてLIZ(KMNZ)さんとのコラボ楽曲「Home Sweet Home」も発表します!

 

早速ですね!ちなみに、制作において意識された事はありますか?

 

かっさん : 今回コラボするにあたって、動画もそうだし、過去のツイートも掘り下げたんですよ。

 

セラ : リスペクトですよね。

 

かっさん : コラボ物を作る時は、その人を僕なりに解釈して、その人の気持ちを自分に憑依させるんですよ。その一環として動画を見たり、言動を振り返ったりして。あと、VTuberさんを一個人として見ているので。コンテンツ云々では無く、VTuberさん一人一人に確固たる人格があるじゃないですか。後者は今回リスペクトを込めて、歌詞を書きました!

 

近年「魂が〜」だったり、「中の人が〜」論争がありますが、本来着目すべきは一個人としてのVTuberさんの人格ですよね。そんな想いを込められた楽曲……お披露目が楽しみです!続いては、この1年でお二人の様にシーンを横断して活動するアーティストが増えたり、デジタルリリースによって音楽シーンの在り方が急激に動いている気がします。こちらについて、思う事を教えて下さい。

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