Suspended 4th インタビュー

Suspended 4th インタビュー

Kazuki Washiyama : 「ストラトキャスター・シーサイド」のMVは、ディレクションしてくれた安達さん(YADA DE BLANCO)さんに感謝ですね。

あれは、元々俺ら的にはギャグのつもりで作ったんですよ。元々バンドを長く続けたいな、となんとなく思ってやっていて。そんな中、色々縁があって安達さんに映像撮ってもらえて。当時はそれがバズろうがバズらなかろうが長く続けていければいいや、というスタンスではやってたんですよ。

ただ、それを良い意味で全て捻じ曲げてくれて。実際公開した後、俺達もリアルな反響や手応えを感じましたね。実際、路上ライブへの客足が増えてますし。

そしてあれ以降「今俺らの音楽を聴いとかないと、大変だよ?」という気がします。昔はその感情がなかったんですけど、今はそれを毎日感じてます。言い換えれば、調子に乗り始めましたね(笑)!

 

-良い化学反応が起こったのですね!また、そこに更に+αを生み出すべく、皆さんの機材にも秘密があるように思います。こちらのこだわりを教えて下さい。

 

Kazuki Washiyama : ギター・ベース陣に関しては、Nature soundのZahnradというブランドのエフェクタービルダーの方にシールド・エフェクターも見てもらっているんですよ。特に、最近Zahnradから出たエフェクター、INVERSIONの、プロトタイプの歪みペダル。あれこそ俺の音……声ですね。今市場にあるINVERSIONと仕様やパーツはその歪みペダルを元に、使いやすく調整・改良されたものです。機材をコンパクトに、ギターと1、2個エフェクター!みたいな時、安定感抜群の新作INVERSIONは欠かせないです。

でも普段のメインの足元に入っているプロトタイプの歪みペダルは、少々扱いづらいと言うか、機嫌があって…。電源周りや配線をNature soundのビルダーの方の監修してもらわないと良い機能をしないので…。かなり神経質で扱うのが難しいけど、非常に特別な機材を使わせて頂いてます。

Nature sound「INVERSION」 : http://naturesound.jp/inversion/

 

-こちらにも良い出会いを感じます。続いては、INVERSIONと掛け合わせて、先日リリースされた『INVERSION』について触れさせて下さい。まずはこちらのリリースのきっかけを教えて下さい。


【リリース情報】

■タイトル
『INVERSION』

■価格
¥1,080

■発売日
発売中
購入 : https://basementrcds.theshop.jp/items/15805049
配信 : https://linkco.re/yzGvvcqP

■収録曲
1.INVERSION
2.BIG HEAD
3.Rainy, Rainbow later
4.Cheers


 

Kazuki Washiyama : Suspended 4th主催のSTREET MUSICIAI SUMMITというイベントがあり、それのために作ったんですよ。アルバムタイトルの経緯に触れると、この作品を作っている時、直前までしっくりこなかったんですよ。特にギターが。もう納品しなきゃいけない3日前までに、3回も録り直していて。そんな中、nature soundのビルダーの方が、エフェクターINVERSIONのプロトタイプを持ってきてくれて。4回目の録り直しでそれを使ったら、理想の音にドンピシャだったんですよ。そしてINVERSIONという曲。楽曲のタイトルに音楽用語としてINVERSIONというコンセプトで作曲したので、曲中で4回転調してます。制作でも4回録り直していて楽曲でも4回転調して仕上がっているという部分。楽曲と制作がシンクロしすぎていて、この曲に色々と導かれた感じがしました…。なので、アルバムのタイトルにもINVERSIONと銘を打ちました。

あと、今回アルバムを作る上で、スズキレイト(MY LUNCH RECORDS)の存在も重要でしたね。俺達の作品をいつもレコーディングしてくれていて、そいつと俺中心にレコーディングやミックスを進めているんですよ。出会ってもう1年くらい経ちますね。それこそ、Dennisのドラムも今まで納得のいく形を模索していたんですけど、やっと今回で確立・納得いく仕上がりになりましたし。ベースもギターも、音数やリズム等様々な面を見直した結果、これがSuspeded 4thと言える作品になったんですよ。

 

-本作からは、磨きに磨きをかけた日本刀の様な鋭さを感じました。

 

Dennis Lwabu : あと、ドラムセットもSlingerlandのヴィンテージのドラムを使って。かなり凝りましたね。これは元々ジャズ向けの機材で。

 

Kazuki Washiyama : そうそう。ロック向けな認識をされていない機材だったんですけど、逆の発想でバチバチのロックサウンドにぶつけてみたら、見事にハマったんですよね。

 

Hiromu Fukuda : ベースの話をすると、「INVERSION」は歪みエフェクターを3つも積みましたね。あと、「BIG HEAD」のベースラインは拘ったので是非聴いて欲しいです。

 

-豪快で骨太なロックサウンドの中に、ジャズやファンク、メロウな要素も感じられました。まるで、一口噛めばジワっと溢れ出る濃厚なスープの様に。先の話に戻りますが、皆さんの力量は相当な物であるからこそ、今作の制作の押し引きは難航したかと思います。改めて、こちらのレコーディング時の裏話を教えて下さい。

 

Kazuki Washiyama : それこそ「INVERSION」の話に戻ると、ギター録り直し3回目の時点で既にMVを撮り終えて、かつEditも完成している状態だったんですけど……「Dennisの音、もっと良く出来るっしょ!」といい出しちゃって(笑)。そこから、実際にMVが上がる直前に自分のギターとドラムを録り直したんですよ。

 

 

-実際録り直してみた感想は如何ですか?

 

Kazuki Washiyama : 最初はただただRED HOT CHILI PEPPERSっぽいファンキーな感じだったんです。そこから、Nature sound/Zahnradの力も借りて、自分達の音を入れる様にしました。

 

Dennis Lwabu : CM作る時とかそうだと思うんですけど、実際にMV映像を見ながら叩いたんですよ。同じブースにモニタ—があったので、映像そして音を同時に見聴きして叩きました。

 

Kazuki Washiyama : これが出来たのもスズキレイトのおかげもあるし、まずそこに辿り着くまでに映像が良く無かったら辿り着けない訳で。「負けたくねぇ……!」と闘争心を掻き立てられる優秀なチームに恵まれた事が一番良かったですね。実は「ストラトキャスター・シーサイド」の時も直前で音の録り直しをしていて。普通のバンドと違う所は、映像が出来てから練り直す所ですね。

 

-徹底的な追及をなされたのですね。また、付随しまして、今回の作詞作曲において、どのような想いを持って書かれましたか?

 

Kazuki Washiyama : 「INVERSION」はまさしくなんですけど、「40〜50代の先輩の方々……どけよ!」みたいな所ですね。勿論リスペクトの意味を込めて、です。

 

Seiya Sawada : 言うならば、先輩達もそうやってのし上がってきただろうし。

 

Kazuki Washiyama : そうそう。「次は俺達の番!」的な、ね。

 

-これこそロックバンドが目指すべき概念ですよね!ちなみに、本作のアートワークはどなたが手掛けられたのでしょうか?

 

Seiya Sawada : 実はあの写真……フリー画像なんです。撮影をしていなくて(笑)。

 

-おお?!これはどういう事なんでしょうか?

 

Seiya Sawada :あれは著作権フリーの画像なんですよ。当時ジャケットのアイデア元を色々探していたんですけど、あの写真が僕のインスピレーションにピッタリきたんですよね。ただ、当時はその経緯をメンバーに伏せていて(笑)。

なので、読者の皆さんでも探してみると、結構すぐに見つかるかもしれません。あの写真はどこかで使ってもらっても、『INVERSION』の盗作にはならないんです。もしこれを撮った方がこの記事を読んでいらっしゃれば……この場でお礼を言わせて下さい!

 

-なるほど。ただ、結果として音を表す良いジャケットになったかと思います。もし撮影者の方がこの記事きっかけにSuspended 4thにコンタクトを取られたら、是非教えて下さい(笑)!それでは、本作を聴くリスナーに対して、どの様なタイミングでこの1枚を聴いてもらいたいですか?

 

Seiya Sawada : 学校や会社に行きたくない時ですね。

 

一同 : (笑)。

 

Kazuki Washiyama : あと、YouTubeやCDをとっかかりに、よりライブで見てもらいたい気持ちはあります。何故なら音源通りにやらないんで。ある意味、この一枚は自分たちの日記じゃないけど、この時と今やっている事は違うんですよ。それを見に来る為の一つの素材なので、生活の中に溶け込む感じでは無いですね。とは言え、何回も聞いてくれている人は本当にありがたいです。そんな人達をライブハウスで待っています。

 

-また、そんな原体験を広げるイベントとして、昨年2018年8月は「STREET MUSICIAN SUMMIT」を開催されましたね。こちらの開催時の裏話を教えて下さい。

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