大山まき インタビュー

大山まき インタビュー

大山まき
HP : http://www.oyama-maki.com/
YouTube : https://www.youtube.com/channel/UCcokj0IpFUNaH57wlrnJFcQ
Twitter : https://twitter.com/hangyooodon

大山まきは大阪在住のシンガーソングロッカー。彼女はHR/HMをルーツに持ち、 “歌の爆撃機”と称される程の力強い歌唱スタイルで活動中。過去発表したオリジナル曲然り、彼女が新たに開拓した新ジャンル“アコースティック+メタル=アコメタル”でその名を博している。現在大山まきのYouTube CHの登録者は6万人超えと、HR/HMシーンは勿論の事、所謂音楽系インフルエンサーの中でもトップクラスの登録者数を誇っている。

近年はアコメタルを掲げたツアー活動や、高崎晃(LOUDNESS/Gt)、山下昌良(LOUDNESS/Ba)、佐藤潤一(ex.GALNERYUS/Dr)、五十嵐sun-go美貴(SHOW-YA/Gt)等との共演を果たし、今年3月にはエレキサウンドの新作フルアルバム『MONSTER』をリリース。若手からHR/HMシーンを牽引する存在へ成長を続けている。

今回、TOPPA!!初登場の大山まきに対し、生い立ちから音楽ひいてはロックへの目覚め、アーティストとして意識している事、アコメタルを発案したきっかけ、近年の活動の諸々について、メールインタビュー形式にて話を伺った。

文 / 大山まき 編集 / 宮久保仁貴


 

まずは、TOPPA!! 初登場ですので、大山様の自己紹介をお願いします。

 

大山まき : はじめまして、シンガーソングロッカーの大山まきです。

私は岡山県の井原市という山に囲まれた土地で生まれました。小さい時から山を駆け回って遊んだり、本を読んで空想にふけったり。

 

ありがとうございます。大山様が音楽に初めて出会われたのはいつ頃だったのでしょうか?

 

大山まき : 田舎なので車移動が基本で、幼少期は車内では両親の好きな歌謡曲・洋楽R&Bをよく聴いていました。それこそ、邦楽だとアリスや中森明菜などのフォークソングや歌謡曲、Stevie Wonderなど洋楽R&Bなど。流行りの曲というものが昔から聴く機会がなく、どちらかというと古き良き音楽と共に歩んできたように思います。

 

なるほど。そこからロックであったり、今歌われているHR/HMとの出会いがあったかと思います。

 

大山まき : 中学以降の思春期は、人間関係の難しさに悩んでいて。「漫画みたいに、ページをめくるごとに会話が成立してればいいのに。」などと、本の中の空想に逃げ込む暗い青春時代を送っていました。そんな時出会ったのが、ジャパニーズロックだったんです。NUMBER GIRLやTHE BACK HORNなど狂ったように聴いては、行き場のない衝動を吐き出してました。

その後、ハードロック・ヘヴィーメタルに出会ったのは大学時代。軽音楽部に入った私はまず、喋り声が低いという理由でDEEP PURPLEのカバーバンドのヴォーカルに誘われました。更には、持ち前の声量と女性ゆえの高音を活かしてAC/DCなどハードなカバーバンドを始めるようになり、それが自分を更に解放してくれる音楽との出会いでした。

 

ちなみに、この頃見られた日本のアーティストで感銘を受けた方はいらっしゃいますか?

 

大山まき : LOUDNESSやSEX MACHINEGUNSといった、世界で活躍する方々ですね。ステージを見させていただいて、自分のStage観が変わりました。その後、ロックフェスやライブの圧倒的な幸福感に支配されてしまった私は、大学卒業後、音楽の大海原に漕ぎ出します。

アシッドジャズやディスコなど様々なバンドを経て、現在のロックバンドを従えてのソロのスタイルになり、ようやく自分が一番素直に輝ける場所にたどり着いたと思ってます。

 

数々の経験を経られたからこそ、今のスタイルが完成したのですね。さて、大山様の歌唱に関して触れると、それこそ先述のロックやHR/HM要素が欠かせませんね!普段、これらの歌を歌われる際やステージに上がる際、意識している事や事前に行う事を教えて下さい。

 

大山まき : 歌に関しては、運命感じてもらえるくらい吠えてやろうと思って向き合っています。

事前に行うのは、「私最高ー!」って言いながら走り回る事。来てくれた方に、最高のわたしに会ってほしいので。

 

良い意味で、刹那的な熱を感じます。合わせて、普段のボイストレーニングにおいて行われている事を教えて下さい。

 

大山まき : クリックに合わせてスタッカートで音を短く切って声の立ち上がりを鍛える練習をしています。あとは高音でのヌケ感を意識してロングトーンぐらいです。

 

ありがとうございます。続いては、大山様がアーティストとして活動する上で、一番意識している事を教えて下さい。

 

大山まき : Stageはエンターテイメントだということを意識しています。「悲しい」「楽しい」は極力強要したくなくて、自然と見てくれる人の心が「最高!」って悲鳴をあげちゃうくらいに持っていきたいんです。

やっぱ、人の全力でやってる姿って心を打つじゃないですか。私のその姿が、人の背中を押したり、ストレスを爆破出来たりしたらいいな、と思ってます。

 

その真っ直ぐな感情・姿勢こそ、紛れもなくエンターテイメントの根幹ですよね。さて、ここからは大山様の近年の活動について触れさせて下さい。特に、「アコメタル大作戦」に関して言えば、YouTube上にアップされた動画の殆どが何十万再生かつ、非常に高評価を得ているかと思われます。何故、アコースティック、かつメタルを行われようと思ったのでしょうか?

 

    Comments are closed, but trackbacks and pingbacks are open.