虹色侍 インタビュー

虹色侍 インタビュー

虹色侍(読み方 : にじいろざむらい)
YouTube : https://www.youtube.com/channel/UCNhplGFoeT_ylmw0MNP_LqA
Twitter : https://twitter.com/2416poprock
Instagram : https://www.instagram.com/nijiirozamurai7/

▼TOPPA!! 独占メッセージ動画

虹色侍は現在東京を拠点に活動中、ずまとロットからなる音楽ユニット。元々は2013年よりバンド形式で活動していた彼らだが、2015年にメンバーの脱退から、二人での活動を継続。ある時、ずまからの提案によりニコニコ動画での活動を始めた彼ら。そこから現在に至るまで、彼らの持ち味であるインターネット上での活動がスタートした。

即興作曲をテーマに、数々の動画をニコニコ動画、そしてYouTube上にアップしてきた虹色侍。ある特定のアーティストの楽曲をテーマに、「っぽく」アレンジを加える彼らのスタイルだが、これまでに米津玄師や西野カナ、清水翔太、WANIMA、あいみょん、星野源、back number等々、数々の名曲に更にブラッシュアップをかけてきた。その結果、現在のYouTube CHの登録者数は35万人を超え、音楽系YouTuberの中でも急成長を遂げている。また近年は中京TV『オードリーさん、ぜひ会って欲しい人がいるんです!』への出演、となりのこいけ(小池里奈)やえっちゃん(えっちゃんねる)、ゆゆうたとのコラボ等、非常に幅広い活動を行なっている。

今回、ずま・ロット両氏に対し、二人が出会った経緯、動画投稿・そして即興作曲を掲げるようになったきっかけ、音楽的ルーツ、近年の活動、そして今後の野望等を伺うべく、メールインタビュー形式にてロングインタビューを実施した。

文 /虹色侍 ( ずま / ロット )  編集 / 宮久保仁貴


 

まずはTOPPA!!初登場ですので、お二人の自己紹介、そしてグループの歴史をお教え下さい。

 

ふたり : 初めの出会いは2012年の8月、「四つ巴」という愛知、神奈川、滋賀、京都、それぞれを代表するバンドが集まって各都道府県を回ってライブをするイベントでしたね。ロットは京都代表の「京都虹色侍」というバンド、ずまは滋賀代表の「NEXT LEVEL」というバンドで。そのライブの中で、神奈川県の厚木サンダースネークというライブハウスで2人は初めて話しました。

そこからほどなくして、ずまのバンドが解散の流れになったんですよ。当時NEXT LEVELのキーボードだったずまは、ロットの誘いにより、当時4人だった京都虹色侍の新キーボードとして加入することになりました。

その後、2013年には僕達を含んだ5人でポップ・ロックバンド「虹色侍」として、ライブをメインに活動を開始していました。

 

ありがとうございます。そこから、今のお二人のユニット体制に落ち着いたかと思います。

 

ふたり : それが2015年、バンドメンバーの脱退があって、今の2人体制になったんです。勿論これまでのオリジナルソングは5人編成だったので、2人でのオリジナルソングは当然0。2人編成のオリジナルソングが出来るまでは、路上ライブで即興作曲を披露して名前を広めようと決意したんです。

ただ、路上ライブに必要な機材も持ち合わせていなかった為、ずまが「お金が貯まるまでの間、ニコニコ生放送を始めてみないか?」と提案し、そこからニコニコ生放送を中心とした活動がスタートしたんです。

 

そのような経緯があったのですね。その後、お二人は地元を離れ、現在の拠点である東京へ上京されたかと思います。

 

ふたり : ネット活動である程度知名度が上がってきたんですよ。ただ、上京に関しては、東京の仕事が増えてきてから東京に行くといった動機ではなく。「東京に出ないと東京の仕事は増えない!」と2人で話し合い、上京を決意しました。

 

なるほど。今現在はニコニコ動画もそうですが、YouTubeを主体に活動されていらっしゃいますよね。

 

ふたり : これまではニコニコ生放送、ニコニコ動画をメインに活動を続けてきたんですが、ニコニコ全体のユーザー数が減り、ニコニコ全体の勢いが落ちてきた事を感じたんです。

そこから、YouTubeに移行しようとぼんやり考えていた時、僕達がTV番組「オードリーさん、ぜひ会って欲しい人がいるんです!」に出演した様子を、誰かがYouTubeに転載したんですよね。それが偶然、YouTubeのおすすめに載ったらしく、再生数が急激に増加して。

「YouTubeでの虹色侍の知名度が加速している、この時期がチャンスだ!」と思い、当時上京して間もない僕達は、一刻も早くyoutubeでの収入や知名度を獲得するため、「毎日投稿」を決意しました。

 

そのスタイルが功を奏して、今や無所属の音楽系YouTuberの中でもトップクラスの知名度を誇るようになられましたね!ちなみに、今現在行われている即興作曲スタイルを取るようになったきっかけは一体何だったのでしょうか?

 

ふたり : 虹色侍がまだ5人組の時、月に一度、ネットラジオを放送していたんです。その番組の1コーナーとして、「ロットくんの即興作曲コーナー」というものがありました。そこではリスナーからおたよりでお題をもらい、そこからロットが即興作曲を披露するというものだったんです。

ずまが加入してからしばらくして「俺もやってみたい!」と、ずまも即興作曲にチャレンジするようになったんです。その後、メンバー脱退により2人になった時、ラジオでやっていた即興作曲をオリジナル音源が出来るまで披露し続け、有名になろうと決めました。

ただ、今後オリジナルが出来たとしても、この即興作曲をやめるつもりはありません。僕達の大きな武器の一つだと思っているので、ライブや生放送、TV等でも披露し続けていこうと考えています。

 

その様な経緯があったのですね。そこに付随する話として、お二人の動画ではジャンル問わず、数々のアーティストのハイクオリティなアレンジ・カバーを視聴する事が出来ますね。そんなお二人の音楽的ルーツをお教え下さい。

 

ずま : 3歳からピアノとバイオリンを始め、小さい頃から曲を作るのが好きだったんです。ロック、HIPHOP、R&Bの人気の曲を中心に、いろいろな曲を聴いていました。

音楽を聴く際、「この曲は、このアーティストは、どうして売れたのだろう?どうしてたくさんの人に気に入られているのだろう?」という疑問に、自分なりに答えを出していく事が好きで、有名な曲のメロディーやオケ(伴奏)を研究し、そこで得た知識を自分が曲を作るときにフィードバックできるよう普段から心がけていました。

歌に関してはかなり最近になってからで、高校3年のときに初めてカラオケに行き、「これは楽しい!」と感じまして。その後、大学生の時にメインボーカルを務めるバンドを結成したり、友達とカラオケにたくさん行くことで、どんどん歌うことが好きになっていきました。ボイトレには通ったことがありませんが、もっと上手く歌えるようになるため、いつか通ってみたいと思っています。

 

昔から音楽への追求を行われていたのですね。ちなみに、今現在プレイヤー・アレンジャーとして影響を受けた音楽はございますか?

 

ずま : 清水翔太、ONE OK ROCK、AK-69が特に好きで聞いていました。

清水翔太さんはキャッチーなメロディーなのに、R&B、ソウル特有のオシャレさ、かっこよさがあり、それらがうまく両立された楽曲をたくさん作られていて。とても参考になりますし、大好きです。

ONE OK ROCKは英詩をたくさん取り入れながらも、やはりキャッチーさは崩れていないこと。オケの作り込みがとても重厚感があり、かつ疾走感があるので、尊敬しています。

AK-69さんは、日本語の限界というか、日本語ラップ特有のダサさ(※これには語弊がありますが)をうまく洋楽にあるようなHIPHOPに近づけているところがとても素晴らしいと思っていて。歌詞の発音や韻の踏み方を研究しています。

 

ロット : 元々、親の影響で小さな頃から黒人系の音楽を聴いてきて。その後、学生時代にX JAPANの音楽を聴いて衝撃を受けました。そこから音楽の幅が広がって、さまざまなアーティストを聴くようになりました。

 

ありがとうございます。合わせて、即興作曲への選曲、アレンジ方法へのこだわりを教えて下さい。

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