ぼっちぼろまる & ヲタきち インタビュー 前編

ぼっちぼろまる & ヲタきち インタビュー 前編

ぼっちぼろまる
YouTube : https://www.youtube.com/channel/UCzmKiZrrf3-F6TBV0MRw88g
Twitter : https://twitter.com/borotchi
BOOTH : https://borotchi.booth.pm/

ヲタきち
Twitter : https://twitter.com/wotakichii00

ぼっちぼろまるは2017年1月にYouTubeに動画のアップロードを開始、2018年2月よりVTuberとしての活動を始めた“ひとりぼっちロックバンド”。ぼろまるがVTuberの活動を始めて間もなく、にわか系マルチクリエイターのヲタきちが合流した。互いのことをビジネスフレンドと称す二人。ただ、確固たる実力を持ったクリエイター同士であり、その実力を認め合った信頼関係が根底にある。

YouTubeを中心とした2次元上の音楽活動は勿論のこと、3次元のライブも精力的に行うぼろまる、そしてその活動を支えるヲタきち。楽曲「タンタカタンタンタンタンメン」に代表されるような、日常の出来事をクールに奏でる楽曲群。オーディエンスの目線に立ち、エンターテイメントの心を忘れないリアルライブ。2次元と3次元を行き来する新食感アーティストとして、現在各シーンから彼らは注目を浴びつつある。

今回、ぼっちぼろまる・ヲタきちに対し、合計1万字強のロングインタビューを実施した。今回は前編として、彼らが出会った経緯やお互いに対して思う事、制作活動における思考法等をを紐解く内容となっている。


関連 : ぼっちぼろまる & ヲタきち インタビュー 後編
https://toppamedia.com/interview-2019-5-bocchi-boromaru-wotakichi-sequel/

取材・文・編集 / 宮久保仁貴


 

-まずは、TOPPA!! 初登場ですので、お二人の自己紹介をお願いします。

 

ぼっちぼろまる : ぼっちぼろまるです。日本の音楽に興味を持ち、プロミュージシャンになるために、ぼっち星というところから上京してきました。

 

ヲタきち : ヲタきちです。ぼっちぼろまるのビジネスフレンドとして活動を支える形で、遅れて上京してきました!音楽に対しては特にですが、にわか知識しかありません

 

-ありがとうございます。続いては、お二人がぼっち星でお友達になったきっかけを教えて下さい。過去のインタビューでも言及されていなかったように思います。

 

ぼっちぼろまる : 友達というのはちょっと憚られるんですけど(笑)。仲良くはなかった……まあ仲悪くはないか(笑)。

 

ヲタきち : もともとぼろまるがずっと音楽をやっていたんですが、僕はぼろまるから香るお金の匂いにつられ、ぼろまるはぼっちなので手が足りず、協働関係ということで知り合ったんです。

 

ぼっちぼろまる : なんだこいつ、と最初は思いましたけど、結構いろいろ手伝ってくれるので。まあしばらくはいいか、みたいな感じ(笑)。

 

ヲタきち : 基本的には、ちょっとマイノリティな扱いを受けていた者同士が集まった形ですね。

 

-わかりました。ぼろまるさんは3次元でのライブ活動も行われていらっしゃいますが、何故YouTubeを中心にバーチャルな世界を中心に活動を始められたのでしょうか?

 

ぼっちぼろまる :インターネットで主に発表される音楽とか、普通にそういうものを聴いて育ったので、インターネットで活動することはすごく自然な形でした。それで曲とかも出していたんですけど、YouTuberにハマった時期があって、自分でもYouTuberをやりたいなと思っていたんです。そうしたら急に、VTuberというすごく楽しそうな世界がYouTube上に現れたので、踏み込んでみたいなと思ったのがきっかけでした。

 

ヲタきち : もとからVTuberに近い、バーチャルな存在として活動してたので。

 

-YouTubeを始められた頃からそうでしたもんね。

 

 

ぼっちぼろまる : そうですね。ずっと(笑)。

 

-ちなみに、YouTuberにハマっていたということですが、どのような方のファンだったのでしょうか?

 

ぼっちぼろまる : いっぱいいます(笑)。有名なところだと、水溜りボンドさんやはなおさんにハマってました。そこら辺がすごく好きで、普段ぼっちぼろまるの動画はふたりで編集分担しているんですけど、僕が編集している時はそういう人の影響を受けていますね。あ、それと禁断ボーイズ(笑)。

 

ヲタきち : 自粛する前の(笑)?

 

ぼっちぼろまる : 今も好きです(笑)。ヲタきちはいっくんTシャツを持ってるよね(笑)。

 

ヲタきち : 言ってにわかなんで浅く広くです(笑)。

 

-なるほど。合わせて、3次元のライブ、そしてバーチャルの世界で活動を行う上で、それぞれ注力している事を教えて下さい。3次元の活動では、先日はホームの大塚Hearts+主催のライブサーキット「春のYOIMACHI」にも出演されていましたよね。

 

ぼっちぼろまる : YOIMACHIとか、たくさんのアーティストが出る様な町全体を使ったイベントには町おこしみたいなイメージを持っていて。毎回、街を歩き回ったりして子供たちと触れ合ったりしてます(笑)。そういう風に、僕達自身を楽しんでもらうみたいな所はありますね。普通のライブハウスでやる時も、ただライブを見ること以外も楽しんでもらいたいなと思います。そして、ライブ自体については、この曲良いでしょ、みたいなことがちゃんと伝わるようなライブができたらなと思ってます。

 

ヲタきち : 全然関係ないんですけど……今ぼろまるが話してるのを聞くと、笑い方に特徴がありすぎるなと思いました(笑)。笑いすぎる、文節ごとに笑うから(笑)。

 

ぼっちぼろまる : もう笑いません!

 

一同 : (笑)

 

ヲタきち : ……さて、たまに僕もリアルで会場に現れるんですけど、僕らはバーチャルYouTuberをやってなかった時もあって、そんなにバーチャルの定義を先進的に捉えていなくて。どちらかというとフレンドリーな存在になろうとしているところがあるんですよね。リアルでもリアルじゃなくても、なるべくファンの近くにいられるようにするのが自然な選択肢かなと思ってます。

 

-2次元も3次元も行き来出来るのは強みですね!3次元の話をすると、昨年は主催企画「ぼっちじゃない?とNIGHT」も開催されましたね。この日の手応えは如何でしたか?

 

ぼっちぼろまる : 自分たちの主催ライブということで、結構なお客さんも来てくれて。手応えありみたいな感じでしたね。それこそ、ずっと幕間では、僕らふたりがステージ横で喋っていたりして。さっき言ったような楽しい空間作りみたいなところに一歩近づけたかなと。自分たちで仕切るのは、色々と自由にできるからいいなと思いました。お客さんの中には、あまりライブハウスに来たことない方も結構いたと思うんですけど、楽しんでくれてた……よね(笑)?

 

オタきち : 恐らくは……(笑) 女性ひとりだとか。そういう人たちも入りやすいようにしようとは思っていて、自主企画なのでその辺りは考えました。

 

ぼっちぼろまる : 大塚のHearts Nextはすごくきれいなので、ライブハウス怖いみたいなイメージとかも、来てくれた人は無くなったんじゃないかなと思います。そういう先入観があったのかは分からないですけど。

 

ヲタきち : タバコ臭くないよね。

 

ぼっちぼろまる : 禁煙じゃなかったっけ。そういうライブハウスも増えているので、悪いイメージを持ってる人がいたら払拭していきたいです。

 

-ライブハウス初心者からしたら、そのような気遣いはとてもありがたい話ですね!さて、続いては普段の活動について触れさせて下さい。普段共同作業を進める中で、お互いに気をつけている点を教えて下さい。

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