DIMLIM 聖(Vo) インタビュー

DIMLIM 聖(Vo) インタビュー

聖 : 語る前までは、ずっと誰にも言わないでいたんですよ。例えばいろんな人に、「こういう事になるんだよね。」と言っても、誰にも理解されてこなくて。メンバーも同じで、言おうかどうかずっと迷っていて。

ただ今回、シングルを出すタイミングで……「こういう事があるんだよ。」と、訴えられる場所としてDIMLIMがある事に気がついて。実際言った後はかなり楽になって……メンバー同士の人付き合い、気持ちが楽になったんです。理解はされなくとも、言う事は大事だと思いました。

 

ちなみに、この歌詞はいつから書かれていたのでしょうか?

 

聖 : 書いた時期……、シングルを出す事がに決まった瞬間から書き出していて。何回も書いては消して……書いては消して……今の歌詞に落ち着いたのは、今年の3月くらい。歌詞を書く際は、憶測と言いますか、こういう感情があったな……くらいの気持ちでは書きたくなくて。症状が実際出た時、生きている感情が希薄になって……一般的な言い方をするなれば、うわのそらですかね。この瞬間に書こうと進めていたので……浮き沈みを経つつ、何度も書き直して。ようやく形として落ち着いたのが今年の3月ぐらいでした。

 

なるほど。その点でいくと、前作『CHEDOARA』リリースから約10ヶ月を経た「離人」ですが、歌詞制作において、変わったと感じる点を教えて下さい。個人的に、「離人」はこれまでの作品から更に、自身の内面に沿って書かれた歌詞のように感じました。

 

聖 : そう、『CHEDOARA』については、自我のことをあまり出していないので……今回『離人』では、自分の事をさらけ出したので、すごく苦しかったです……。より一層、自分の事を題材に書いたので。かつ、それは何十年分のそれだったので。

 

生みの苦しみを感じられたのですね。その反面、人によっては凄まじく心を揺さぶられる内容に仕上がったかと思います。また、「離人」はMV SPOT公開が行われましたよね。そして映像としてアウトプットする際に意識したテーマを教えて下さい。

 

 

聖 : 意識してしようと思っていた事は……症状をどれだけ、具現化できるか……映像として一つの作品として。音源もそうなんですけど、この症状は目に見えないものですし、人にとってはすごくわかりにくいと思うので。抽象を、どう具現化するか……大変だけど、出していこうと思って撮影に臨みました。

 

わかりました。さて、歌詞を綴られた聖さん視点で、この一枚を一言で表すなら、どのような一枚だとお考えですか?

 

聖 : 「無」、です。

 

ありがとうございます。再び、聖さん自身の事について触れさせて下さい。DIMLIMのVoとしてステージに立ってから、早2年が経過しましたね。活動を始めた頃と現在で、心境の変化はありますか?

 

聖 : メンバーも変わっているので、感情の変化も当然大きいけど……自分個人に限定すると、DIMLIM始動当初は、「こんなにも歌詞を書く事が苦しくて、辛い事なんだ……!」とまじまじと思い知らされて。頭がいっぱいになっちゃって。言葉遊びや表現において、わかりやすくという言い方は嫌いだけど……ちゃんと具現化できてなかった事を感じていて。

今は、その意味では、始動当初よりは、やってる側として余裕が出てきています。その余裕を作品にもステージにも良い塩梅で消化出来ていて。でも、やはり始めた当初よりは苦しいですね……生み出した作品が、歌詞や世界観が昔よりも色濃く出ているので。苦しいですね。

 

先ほどのステージ(※取材時2019年5月11日)でも、デビュー直後に比べて唯一無二感を感じました。さて、ここからは、聖さんの思考・感受性について触れさせて下さい。普段、「美」を感じる瞬間を教えて下さい。

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