雪駄 インタビュー

雪駄 インタビュー

  

雪駄:やはり絵を描くキッカケとなったSRBGENkくんです。彼の描く女性の美しさは言葉では言い表せない部分が多くて、受け手の感性に委ねられる割合が他の方の作品よりも大分多いように感じます。

フェティッシュや耽美など、一括りにしてしまうのは簡単ですがそれだけではなく、相反する部分の美が1枚の絵に同居している。それゆえに、なんとも表現しがたい感情を受け手側に感じさせるのではないかなと思っています。創作において、技術以外の側面も作品に多大な影響を及ぼしていますよね。

生まれ育った環境、どんな人と接してきたか、それによって作られていった自身の性格。ひっくるめて必ず作品に反映されると思うんです。SRBGENkくんとは頻繁に遊びに行きますが、センシティブな話もするようになって彼が描く、絵に対しての情念のようなものが少しわかったような気がします。SRBGENkくん、マジリスペクト。

それから、知識や興味のキッカケの大半は奥さんの夕庫さんから影響を受けたもので、自分とは真反対の人です。色々な事柄に詳しくて、全てにおいて造詣が深い。例えば自分が凄く衝撃を受けたものがあったとして、その話を夕庫さんにするんです。そしたら「そうなんだ。」としっかり聞いてくれるんですけど、実はすでに夕庫さんは物凄い知識レベルでそれを知っていたりするんですね。それから、それに関連するものを勧めてくれるんですよ。先生かな?

彼女がいなかったら今の自分は絶対にありえません。一人の人間として最も尊敬している人です。その反面とても悔しいので……彼女が知らない事があると鬼の首を取ったようにマウントしてめちゃくちゃ怒られる事がよくあります(笑)。

 

-(笑)。合わせて、最近雪駄さんが気になる方を教えて下さい。

 

雪駄:気になる事があるとすぐやってみたり調べたりするので、新しくと言われると難しいですが……昔から刀匠に憧れを持っています。自分で作るのは諦めていますが、なんらかの形でコラボしてみたいですね!あと和紙を自分で作りたいです。タイ捨流のご縁で熊本にお伺いした際には、和紙職人の方にお会いしたいなと、勝手に計画をたてています!

それから最近ではないのですが、私と同じく文字や模様のデザインをしている『nupkirlidzo-ヌキリゾ-』さんという方がいまして、筆やマーブリングでとんでもないインパクトのある作品を作るんです。初めてTwitterで作品を見た時は正直、かっこよさと嫉妬で震えましたね。しばらく見ないようにしていました。

でも、どうしても頭から離れなくてこちらから「ヌキリゾさんの作る作品が凄く好きです!」とDMしたんですよ。そうしたら数時間後に、感謝と私の文字のどこが好きかという事が考察されつつ事細かに送られてきて「お互い意識していたんだ!」と嬉しくなりましたね!

彼は北海道に住んでいるので、なかなか会う事が出来ませんが、東京に来た時は必ず会うようにしています。実際に話をしていてわかった事があって、彼とはデザインのプロセスが真逆だったんです。ですから、お互いの話はとても新鮮でした。

現在は水面下で色々と計画していますので、そのうち発表できると思います!

nupkirlidzo-ヌキリゾ- Twittter : https://twitter.com/nupkirlidzo

 

これは楽しみですね!続いては、雪駄様が最近経験した中で、一番感銘を受けた物事や方・作品を教えて下さい。

 

雪駄 : 数ヶ月前、日本橋の三越に油彩画家の『三嶋哲也』さんという方の個展を観に行ったのですが、衝撃でした。凄く失礼な話なんですが正直、静物画ってあまりピンときていなかったんですよ。どうしてもデッサン勉強の一つというイメージで。

だけど、三嶋さんの絵を観て自分の考えが恥ずかしくなりました。本当に感動しました。実物のモチーフを超えた絵の表現って本当にあるんだと。こればっかりは言葉では伝えられないもので、ましてや印刷物では絶対に伝わらないなと思います。帰ってから「絵ってなんなんだろう」としばらく自問自答しました。

三嶋さんのアナログ作品とは対照的に、デジタルイラストで活躍している『LAM-ラム-』さんにも感銘を受けました。

現代のイラストレーターのあり方を模索していて、自分の作風とニーズを圧倒的なセンスで合わせていると感じ、POPさと繊細さ、特に配色に関してLAMさんに憧れを持ってしまいます。

液晶越しに見えるカラーリングに、印刷の段階でどれだけ近づけられるか。そこを凄く突き詰めて考えていて、魅せるデザインを追求している人です。

 

-LAMさんはそれこそ、VTuber九条林檎さんや、近年だとAmy(エイミー)ちゃんのママさんですよね!確かにあの配色センスは気になります……!

お話は変わりまして、近年WEBやSNSの発展により、雪駄様の様に、数々のクリエイターが日の目を浴びる機会が近年増えつつある様に思います。こちらに関して、思う事を教えて下さい。

 

雪駄:実際、私自身その恩恵に与った一人なわけですが、不特定多数の方が見る中に作品を上げるというのは少なからず重要だと思っていて。世の中にはまだ殆ど知られていない、めちゃくちゃに絵が上手い人も大勢いるはずなんです。

人に知ってもらえる事が一番と言っていいほど大事で、そこで初めて評価される対象になるわけですよね。なので、クリエイターが日の目を浴びるという点で言えば、非常に喜ばしい事です!

 

わかりました。続いては、雪駄様の今後の目標を教えて下さい。

 

雪駄:いろんな事をやって、影響を受けて。それでも、自分の中の大事なところはブレないように精進していきたいと思っています。

 

自分の芯を持つ事は重要ですよね!さて、今回はご回答ありがとうございました!最後に、これからクリエイターを目指す方へメッセージをどうぞ。

 

雪駄:クリエイターを目指すのに遅い早いはそれほど重要ではないと思います。ただ、努力することは必須です。努力していることを他の人に知って貰う必要はありません。自分自身がちゃんとわかっていればいいのですから。

周りからどう言われても良い、途中で休んでも構わない。自分には自分のペースや、やり方があります。言い訳をせず後悔のないように、そしてクリエイターを目指し始めた時の気持ちを忘れないでください。

なにかを生み出し続ける限り、あなたはいつまでもクリエイターです。

    Comments are closed, but trackbacks and pingbacks are open.