由宇霧(読み方 : ゆうぎり)
YouTube : https://www.youtube.com/channel/UCMxKcUjeTEcgHmC9Zzn3R4w
Twitter : https://twitter.com/oiran_yugiri
Note:https://note.mu/yugiri1115
Colon: https://colon-live.com/Usr/VTuberProfile?vTuberUserId=b1c0da34-4563-4bbf-8a0d-9acaf1610751
ミギナナメ/公式Twitter : https://twitter.com/miginaname_
▼TOPPA!! 独占メッセージ動画
由宇霧は2018年8月より活動を開始した花魁VTuber。彼女は株式会社Candeeが運営しているミギナナメ上の個性を発信する集団「ミギナナメ/」に所属、そしてキズナアイ等が参加するバーチャルタレント支援プロジェクトupd8に参加。動画、そして文字において、性の話をもっと身近にするVTuber由宇霧は、「建前と本音を超えた、男女の相互理解」を目標に掲げ、ユーザーからのお悩みや質問に自身の経験や失敗談をもとに包み隠さず、ありのままに答えている。
「みんなで考える性教育」シリーズでは、男女問わず抱える性の悩みに真正面から向き合い、包み隠さずリアルな性をお伝えし、様々な価値観を共有。アダルトグッズの実演レビューから女の子の体あれこれ、性雑学などの投稿も行い、学校では学べない性教育から大人の性の嗜みまでお送りする彼女のチャンネル登録者数は現在 8万人を超える人気ぶりだ。
近年の活動としては、テキストメディア「note」やVTuber専用のライブ配信コミュニティサービス「Colon:(コロン)」での活動に加えて、サブチャンネル「由宇霧恋愛ちゃんねる」も開設。彼女のファンであるおゆかりや一般ユーザーの要望に応えた働きを積極的に魅せてくれている。また、自身が作詞を務めたオリジナル楽曲「お風呂のシンデレラ」の配信を行うなど、秘めたるパフォーマンス力も発揮。正しい性知識を伝えるためにどこまでも真摯で、思慮深く、ウィットに富んでいる由宇霧。
今回、そんな由宇霧の魅力に迫るべく、パーソナルな部分を中心に“性”をテーマに活動を行うに至った経緯や活動意義、さらには気になる今後についてもお話を伺った。
文 / 由宇霧 編集 / 滝田優樹
–まずはTOPPA!!初登場ですので、由宇霧さんの自己紹介と生い立ちをお願いします。
由宇霧 : おいでなんし~♨バーチャル花魁の由宇霧と申します。YouTubeやVTuber専用ライブ配信コミュニケーションサービス「Colon:」で性の話をしています。
–ありがとうございます。由宇霧さんが性を意識し始めたのはいつからだったのでしょうか。
由宇霧 : わっちは幼稚園の年少さんぐらいからえっちな事に興味がありました。よくお人形のお洋服を脱がせて遊んでいて、うっかり服を失くして仕方なくティッシュをお人形さんに巻いてドレスをつくったりしていたぐらいです。御子息(由宇霧用語:男性のお股にある大切なアソコ)に興味があるというよりは、女性の裸にとても興味がありました。でも、初恋は男の子でしたし、そのあとお付き合いした方もみんな男性でした。恋愛対象として認識していたというより「えろ」として認識していたんだと思います。花園(由宇霧用語:女性のお股にある大切なアソコ)には全く興味がなくもっぱらお乳が好きでしたね。
なんなら小学校中学年ぐらいまではお乳をさわる事が「男女の試合」だと思っていましたから。
–なるほど。
由宇霧 :親は性的なことを毛嫌いするタイプだったので、「えろはいけない事なんだ!」と思って育ちました。そのため、性のことに興味津々だというのはなるべく隠して大きくなりました。学生時代は恋人ができて婿入り(由宇霧用語:御子息を花園に入れること)に熱中していました。とはいえ、恋人とは年が離れていてそんなに多く会えるわけじゃなかったので回数は限られていましたけどね。ある時から家庭が円満ではなく家に居場所がなかったので、泊まれるところを求めて多くの男性と遊ぶようになりました。
–そうだったんですね。では、実際にVTuberとして活動を始めるきっかけは何だったんですか?
由宇霧 : わっちは生まれ持っての特徴で得意な事と苦手な事の差が激しくて、飲食店みたいにルーティンが決まってる仕事が極端に苦手なんです。そのかわり臨機応変に目の前の人とおしゃべりしたり人をまとめたり場を盛り上げる事は得意なんですけど、それをうまく仕事にする方法が見つからなくてバイトは失敗と転職の連続でした。
メニューや掃除方法を正確に覚えないといけない仕事は軒並みクビになったり辞めてしまって、キャバクラで働いてみたり、葬儀屋をやってみたり、試食販売の売り子やってみたり、司会をやってみたり、とにかく色々同時進行でやってみましたね。
そのなかで見つけた花魁の業務は、お店にもよるんですけど厳密に「こうしなければいけない」みたいなルーティンが少ないところもあって、目の前のお客様を喜ばせることだけに集中できたので、ある程度わっちの特技が生かせる仕事でした。
いくら性の事が好きとはいっても誰でも何でもいいわけではないので、「個人的にプレイを楽しみ、お賃金ももらえてラッキー」という感覚ではないです。
大変なこともあるし、できればやりたくない事もある。でも「仕事として」自分の不得意を回避して人に迷惑をかけず、得意な事を生かせるなという感覚ですね。
–本当に色々な経験をされてきたんですね。
由宇霧 :はい。花魁の仕事は勤務中は売れっ子や繁盛店じゃない限りは結構空き時間があるんですよ。
ネットカフェみたいな個室の待機室があって、呼ばれるまではそこで好きな事をしていられるんです。空き時間に、YouTubeで動画を色々見ているうちに、キズナアイちゃんやYuNiちゃんの動画をみつけてVTuberというのを知りました。
みんなとっても可愛くて動画も楽しくて、これがお仕事になったら良いなぁと思っていたところご縁があり、わっちもVTuberとしてデビューすることになり今に至ります。
–ご丁寧にありがとうございます。キズナアイやYuNiがきっかけだったというのは意外でした。年々VTuberの数は増えると共に、そのジャンルも細分化されていますが、由宇霧さんのように真摯に女性・男性の性に対して向き合う方は珍しいかと思います。改めて、性をテーマに活動されたきっかけを教えて下さい。
由宇霧 : 先ほどもお話したように、わっちは幼少のころから性の話が好きで自分では結構性知識がある方だと思っていました。だからいわゆる避妊や性病感染には気を付けているつもりでした。「〇日が生理だったから、この時期は安全日だなー。ゴムは少しぐらいしなくても大丈夫!」とか、「性病あるかもしれない人との婿入りの時は性病対策として必ずゴムつけよー!でも尺八(御子息を口に含むこと)はべつにゴムしなくても大丈夫だよな」などと考えて、注意して安全に行為をしている……つもりでした。
でもある時、婦人科に勤めた友達から「女性の生理や排卵は実際いつでも起こる可能性があるから安全日なんていうものはなく、いつでも妊娠の可能性はある」という事や、「性病は粘膜接触でも移るので尺八でも感染する可能性は十分ある」事を知らされました。
その時わっちは思い当たるふしがありすぎて、絶望的な気持ちになりました。物凄く怖い気持ちで性病の検査に行きました。運よく検査の結果は陰性でしたが、結果を待っている間はずっと凄まじい恐怖を抱えて過ごしました。
「ちゃんとした知識があればこんな怖い思いをしなくて良かったのに」
と、とても悲しい気持ちになりました。
–それは私も知りませんでした。
由宇霧 :性の事って学校でそんなつっこんだ話はしないので、だいたいなにか不安な事が起きてからじゃないと自分からは調べないんですよね。
今はもうネットでそれぞれがコンテンツを選んで見るから、普段は見たいものしか見ないんですよ。で、調べたとしても今は情報がありすぎて何を信じたらいいかわからない。
もっと普段からこういう知識を知る機会があれば良いなと思ったし、性病や避妊には明確な間違いというのが存在するけれど、こと性癖やテクニックに関しては「正解」がなく「好み」や「個人差」によるものなのに、それをちゃんと伝えたり他人と気軽に共有できる場所が無いなと感じたのでこれをテーマにしました。
–確かに今、お話を聴いていていても知らなかったことや勘違いしていることがありました。由宇霧さんのような存在が誰かの救いになることがあると思います。
では、動画内で話される際、気をつけている事・意識している事を教えてください。隠語の活用により、どの年代の方も由宇霧さんの動画を非常に見やすいように感じているのでは、と思います。
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