カルロス袴田 ( サイゼP )インタビュー

カルロス袴田 ( サイゼP )インタビュー

カルロス袴田(サイゼP) : メールを頂きまして、「カオスな感じでお願いします」とのオーダーでしたので「はい喜んで」という感じでした。お任せくださいと。お陰様でまたこの世にひとつ電波ソングが誕生いたしました。

Vの方面は実は詳しくなくて、アメノセイさんもご依頼を頂いてからはじめて動画を一通り拝見したのですが、「いったいこの人は性別的にどっちなんだ?」と。

それで率直に思ったことを歌詞とタイトルに据えたらなんかとてもいい具合になったので、作り始めてからはかなりスムーズに完成しましたね。

キャラソンが大好きなので、普通の楽曲提供というよりは勝手にテーマソングを作らせていただいた感覚でした。アメノセイさんサイドにも、普段自演ズを聴いてくださってるロックンローラーの方々にも喜んでいただけたみたいで、嬉しかったです。

 

関連 : アメノセイ  インタビュー
https://toppamedia.com/interview-2019-5-amenosei/

 

まさにアメノセイさんファンにも自演ズファンにも両方にささる楽曲となっていましたよね。実際に自身の楽曲にアメノセイさんの歌が乗っかった時はどんな気持ちでしたか?。

 

カルロス袴田(サイゼP) : 歌、うまいなと思いました。率直に。あとかわいい。

これまで女性ボーカル的なキーの高い曲ばかり作ってきたので、アメノセイさんの音域でボーカルが乗っかるとどういう雰囲気になるんだろうとワクワクいたら、ものすごいポップに歌いこなしていただいたのでやったぜとほくそ笑みました。

超会議でのライブもこっそり拝見する機会がありまして、中盤のコールアンドレスポンスとかも盛り上がってたのでこりゃたまらんなぁと思いました。嬉しいです。

 

これは作曲作詞しがいがありますねぇ。話は変わって、近年Vtuberシーンが盛り上がりをみせていますがこちらについて思うことはありますか? また、気になるVtuberがいましたら教えてください。

 

カルロス袴田(サイゼP) : アメノセイ占いをチェックするのはとりあえず日課なんですけど、あと最近はおめシス(おめがシスターズ)さんが気になっています。随所で登場する謎の技術力がニコニコ動画っぽかったりするんですけど、動画全体の企画とかは生身のYouTuberっぽかったりして、すごくハイブリッドな存在だなと思います。あとあのモデルであの喋りというのが衝撃でした。お二方とも声がめちゃくちゃいいですよね。

 

おめシスは作詞作曲にBACK-ONを招いてオリジナル楽曲を発表されていましたが、カルロスさんとのコラボも見てみたいですね。また、ヨルシカや長谷川白紙などボカロP出身アーティストも注目をあびています。こちらのシーンについて思うことはありますか? 

 

カルロス袴田(サイゼP) : みんなすごいなぁと思いながら秋田県でのうのうと暮らしています。あんまり芸風のかぶる方がいないので、ボカロ界は広いなぁと思いつつ。

わたしはなんというか、地方同人界にいる謎のオッサンみたいなポジションに落ち着きたいので、アーティストというよりかは普通の動画投稿者でいるのが結果的に一番差別化できるんじゃないかと思ってます。なので、第一線でバリバリな方々を見て「すげーなぁ」と外野で見ているのがすきです。

なのでコラボとかは恐れ多くてとても、という感じです。

 

確かに注目を浴びる今だからこそカルロスさんのようなポジションが活きてくるかもしれないですね。先ほど「ロックンロール交響曲第28番『温泉』」にストリングスを導入するきっかけとなったとおっしゃっていたボーカロイド楽曲をフルオーケストラで奏でる『初音ミクシンフォニー2018-2019』ですがこちらの感想を改めてお聞かせください。

 

カルロス袴田(サイゼP) : 人生でこんなことあるんですね、と未だに夢見心地です。曲を作ってて自分の楽曲をフルオーケストラで演奏していただくこと、ありえないじゃないですか。狐につままれた説は未だに思ってるんですけど、どうやら現実のようです。

おかげさまでたくさんのエモを得られたので、楽曲に昇華させていただきました。これからも頑張りたいなぁと改めて思った次第です。

 

間違いなく現実でしたね(笑)。活動を始めてから、6年が経過しました。現在の心境はいかがですか?

 

カルロス袴田(サイゼP) : これも未だに狐につままれているか胡蝶の夢だと思ってるんですけど、まさか自分の作った曲がここまで多くの方に受け入れてもらえるとは夢にも思っておりませんでした。どうやら現実のようです。毎回新人みたいな気持ちでやってますので、動画を出すたびに脱皮できていったらいいなぁと思っています。ちょっとずつ。

少しずつ新たな挑戦もしつつ、安心できる地元のラーメン屋的な感じで、そこまで変わらない感じでやっていきたいなと思います。

 

はい、こちらもやはり現実です(笑)。近年感銘を受けた出来事・物・者はありますか?

 

カルロス袴田(サイゼP) : 最近OculusQuestを手に入れまして、こりゃヤッベッゾとなってます。アクティブに動くゲームはあんまり得意じゃないので、自然の中でぼーっとするゲームをしたり、動画を大画面で見たりして遊んでますね。

あと介護の現場なんかでもVR技術が使われてると聞いて、もっと活用出来る分野がありそうだなぁとワクワクしてます。

 

こういった最新技術が医療や福祉の現場で活躍をしていることは喜ばしい限りですよね。これまで活動してきた中で、一番楽しかった・苦労した出来事を教えて下さい。

 

カルロス袴田(サイゼP) : 楽しかったのは、こないだ東京に行ったらボカロP8人で銭湯に入ったことですね。初対面のひともいたんですけど、もはや親友でした。楽しいことは多すぎて覚えてられません。というかインタビューを受けるのが中学校からの夢だったので、今が一番楽しいです。ありがとうございます。基本的に、活動してると毎秒楽しいので非常に最高なんですよね。

苦労したこともあったにはあったと思うんですけど、それよりも楽しいことが多かったのでよかったんじゃないかなと。

あ、でもこないだ首を寝違えて一週間くらい首が回らなかったのは大変でした。

 

ボカロP 8人で銭湯へ行ったというエピソードがなかなか強烈ですが、インタビューについてそのように言っていただきこちらも嬉しいです。ボカロP活動を始めた当初より、リスペクトしている方はいますか?

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