宮野弦士 インタビュー

宮野弦士 インタビュー

宮野弦士(読み方 : ミヤノゲント)
Twitter : https://twitter.com/GentoMiyano
ブログ:http://gentomiyano.hatenablog.com/

多数のグループへの楽曲提供を行う宮野弦士。

作曲から編曲、演奏までこなす彼はミキシングやMAもこなす。

幼少期より音楽に触れ、音楽への愛は留まることがない彼は、現在は作曲方面で幅広く活躍している。

過去、宮野は尚美ミュージックカレッジ アレンジ・作曲学科を卒業。その後、複数の全国流通盤制作に携わり、知名度を上げている。これまで楽曲提供を行ったアーティストはフィロソフィーのダンス、東京女子流、SAWAなど。

主にファンクやロックなど、~80年代の要素を感じさせる楽曲提供が多く、フィロソフィーのダンスについてはほとんどの編曲を手掛けている。

80年代リバイバルともいえる昨今、その才能を光らせている宮野弦士へインタビューを敢行。自身の音楽のルーツから作曲に対する姿勢や彼自身の魅力に迫る。

文 / 宮野弦士 編集 / 夏野夕樹(https://twitter.com/uki_natsuno)


 

まずはTOPPA!!初登場ですので、宮野弦士さんの自己紹介をお願いします

 

宮野弦士 : 作編曲家の宮野弦士です。

そのまんまですが、楽曲提供や編曲、たまにライブサポート、というのが主な活動です。

 

お名前は本名でしょうか。珍しお名前ですがが入っているのに何か理由がありますか?

 

宮野弦士 : 本名です。両親ともに音楽好きの家庭だったので、実際に音楽的な意味合いから取られた名前だと思います。

 

非常にかっこいいですし、目に留まるお名前でグっと来ました。ツイッターのアイコンからは想像できないようなキャッチーなツイートが目に留まりますが、ご自身の性格やキャラクターについて思うことがあれば教えてください。

 

宮野弦士 :特に意識してることもないんですが……それより、そんなにギャップありますかね(笑)。

 

アイコンはガチガチな作曲家!という感じですが、独特なハッシュタグやファンの方々との距離感がキャッチーで親近感が沸いてとても好きです(笑)!。
さて、作曲についてはどこかで専門的に学ばれたのでしょうか?また、独学でここは踏ん張ったというところがあれば教えてください。

 

宮野弦士 : もともと幼少期からピアノを習ったりしていたのと、高校卒業後は専門学校の作曲学科に在籍していました。

もちろん基礎的なことから実践的なことまで幅広く学びましたが、もともと細かく聴き込むのが好きなタイプなので。和音の捉え方やリズムの捉え方なんかはわりと独学でもやったかな、と思います。

 

初めて触れた音楽は何でしょうか?

 

宮野弦士 : 両親がよく聴いていたTHE BEATLESは記憶に残っています。

 

幼少期から日常の中で音楽の教科書とも言えるような音楽に触れられる環境だった事、素晴らしいですね。
では音楽を語るうえで、宮野さんの中で大事だと思う事は何でしょうか?

 

宮野弦士 : どれぐらい好きか、じゃないでしょうか。理論とか情報を知らないと楽しめないのはもったいないですしね。音楽に限らずだと思いますけど。

 

自分を構成するアルバムや楽曲があれば教えてください。各内容についても具体的にエピソードがあれば記載願います。

 

宮野弦士 : うーん、これはよく聞かれると思うんですが、絞り切るのは難しくて。

・Steely Dan “The Royal Scam”(1976)
・Airplay”Airplay”(1980)
・Earth Wind & Fire”I Am”(1979)
なんかは特によく聴いたかなと思います。

CHICはかなり好きなんですが、シングルヒットが多いのでベスト盤とかライブ盤が中心な気がします。ナイル・ロジャースがプロデュースしたほかのアーティスト(Sister Sledge、Diana Rossなど)含め。

 

 

 

 

その中でも自分の中で印象的な楽曲やアーティストはありますか?

 

宮野弦士 : 楽曲としてはCHIC「Le Freak」とかSteely Dan「Kid Charlemagne」は特に好きです。

 

 

 

初めて作曲をされたのはいつでしょうか?

 

宮野弦士 : 高校生のとき、バンドに加入しまして。そこからです。

 

その時はどのような曲を作られたんでしょうか?

 

宮野弦士 : いわゆるハードロックなんですが、メロディを作るというよりはリフやバックトラックを作って持って行っていたような記憶です。

ポップスらしいポップスを作ったのは専門学校に入るときぐらいですかね。

 

めての曲作りのなかで苦だったこと嬉しかったことはありましたか?

 

宮野弦士 : 当時はまさか仕事にすると思ってなかったので……そんなに意識したことってないですね。今のほうがいろいろあるくらい。

 

実は私自身が宮野さんのバンドのライブにお邪魔させていただいた事があります。あの時は衝撃的でした!ガンガンにハードロックされていてとても素敵でした。
さて、曲作りは正直、好きですか?それとも……お仕事だと嫌だったりしますか?

 

宮野弦士 : 好きでなければ、わざわざ選ばないです(笑)。

 

では曲作りを行う中で、宮野さんにとって印象的だった出来事があれば教えてください。

 

宮野弦士 : フィロソフィーのダンス「ダンス・ファウンダー」という曲があるのですが、これは自分にとっても一つターニングポイントになる楽曲だったと思います。

どこか出かけた帰りの電車でイントロを思いついて、これを家に着くまで忘れなかったら曲にしよう、と思って帰ったのですが……忘れなくてよかったです(笑)。

 

 

この楽曲、大好きです!MVもかなり観ました。まさにフィロソフィーのダンスさんの世界観とマッチしているような素晴らしい楽曲だと思っています。この楽曲で一気に駆け上がったようなイメージがあります。ただそんなエピソードを伺うとかなりドキドキですね。これからは思いついた後、宮野さんが忘れないように祈る事にします(笑)。
では、宮野さんご自身が作曲された楽曲のなかでイチオシのものがあれば教えてください。

 

宮野弦士 : 気持ちとしては常に「一番新しい曲がイチオシ」、と言いたいですね。

 

音楽を鑑賞ではなく作曲という観点で考えるようになったきっかけはありますか?

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