DIMLIM インタビュー 第2弾

DIMLIM インタビュー 第2弾

DIMLIM(読み方 : ディムリム)
メンバー(LtoR) : 鴻志(Dr) / (Vo) / (Gt)
HP : http://www.dimlim-official.com/home/
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Instagram : https://www.instagram.com/dimlim_official/
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DIMLIMが2019年8月17日、SHIBUYA TSUTAYA O-WESTにて自身最大規模のワンマンライブ「CHEDOARA」を開催した。昨年2018年8月にリリースされたアルバム『CHEDOARA』から命名、同年12月に解禁された本ライブ。『CHEDOARA』を   ベースに、過去リリースされた『離人』、そしてこの日会場限定でリリースされた『喜怒哀楽』からセットリストが決定。約1年の道のりを経て、バンドが背負ってきた喜怒哀楽の感情をぶつけた集大成的1日でもあり、DIMLIMの歴史において第2章が完結した1日でもあった(この日、竜弥(Gt)・大志(Ba)が脱退)。

そして、2019年9月20日(金)青山RiZMにて、聖(Vo)烈(Gt)鴻志(Dr)の3名による新体制ワンマンライブ「存在証明」が開催。また年末12月には『CHEDOARA』に続く2ndフルアルバムのリリースも発表。DIMLIMは新たな第3章に突入するべく、前進し始めた。

今回、留まる事無く活動の歩みを続けるDIMLIMに対し、改めてこの1年の軌跡やライブ「CHEDOARA」・作品『喜怒哀楽』に込めた想い、そして新たな一歩を踏み出す第3章の活動の諸々について、メンバー全員から話を聞いた。

取材・文 / 宮久保仁貴(https://twitter.com/hermanhalkemen)  編集 / 松江佑太郎


 

-先日は自身最大規模のワンマンライブ「CHEDOARA」、お疲れ様でした。私自身も拝見させていただいたのですが、昨年12月の開催発表から、8ヶ月と構想を深く練られたライブのように思いました。こちらの発表から、当日に至るまで、バンドとして心境の変化はありましたか?

 

 

聖 : 脱退とかいろいろあったので、心境というよりは、バンドの状況の変化が多かったですね。気持ちの浮き沈みとかはやっぱりありましたけど、足並みは崩れることなくいけたのではないかと思います。

 

鴻志 : 決してマイナスには捉えないで欲しいかな、と。

 

烈 : 心境の変化しかないですね。全くマイナスではなく。今こうして3人で、必要最低限なアーティスト写真になったんですけど、そこに至るまでにいろいろ考えたものはありました。

 

-と言いますと?

 

烈 : まあ、『CHEDOARA』を出してから今に至るまで……今後のバンドの展望じゃないですけど、考えられたとても良い時期になったのではないかな、と。それにプラスしてバンドの変化だと、ツアーとかもあったし、混合イベントのMetal Square にも出たし、いろいろな事件やトラブルもあったり……。視野が広がったという言い方が一番合っているのかな、とも思います。

 

-マインドもそうですし、8月17日は音響・照明の練り込み具合がバンドとしての格を一歩押し上げたように思います。当日担当された方はどなたになりますか?

 

烈 : 照明は森さんという方です。その人は自分達年も近くて、すごくバンドに寄り添ってくださる方です。こちらからキメのポイントや雰囲気、イメージを先に伝えたりしたら、あとは軽く話し合うくらいでした。ここをこうしてくださいというよりは、向こうがすごく考えてやってくれるので、それに委ねていた感じです。

音響は白土(SHIBUYA CYCLONE PA)さんですね。CYCLONEに出た時に、他のライブハウスを超える音響だったのでびっくりしたんです。そこからツアーとかにも来ていただいたりしていて。8月17日のライブも白土さん以外はありえないと思っていて、お願いしました。本当によく分かってくれてるというか、僕らの他にもない要素であったりとか、そういう部分も踏まえて、音に関して見てくれるんですよね。照明・音響に関してはそういう感じです。

 

-ぴったりピースがハマった訳ですね。また、威風堂々感がこれまでになくパフォーマンスに現れていたというか。

 

烈 : 自分たちは天井の高いライブハウスの方が似合うなと思うんです。規模がデカくなる分だけバンドが映えるんじゃないかなと。そこに対しては何の心配もなく、自分たちのやりたいことが少しはできたかなと思います。

 

-わかりました。この日のセットリストは、これまでに発表されてきた『CHEDOARA』『離人』楽曲を中心に、そしてこの日限定リリースの『喜怒哀楽』が織り交ぜられていたかと思います。セットリストを決める中で、意識したテーマはありますか?

 

 

 

聖 :セットリストを最初に決める時、今回会場限定で出していた『喜怒哀楽』の順にしたかったんですよ。最初は「喜」で、「怒」、「哀」、「楽」という順番でセトリを組んで、それに合わせて、『CHEDOARA』の曲をねじ込んで。こうでもない、ああでもないと話し合いながら。

 

烈 : わりとサクッと決まりましたね。リリースの時からすぐ、購入者限定ワンマンライブをやっていて、そこで『CHEDOARA』の全曲やってるんですよね。そこから1年ぐらい期間が開いているので、渋谷O-WESTという場所でどういう風にバンドを見せられるかと考えた時に、その並びと会場限定CDを元にというか、『CHEDOARA』を軸にライブが作れたかな、と。

 

-ちなみに、当日の新グッズの一部は絵描き・デザイナーのキョウグさんが担当されたとお聞きしました。特に、「愛憎につ き…」Tシャツからは楽曲・バンドの世界観が強く感じられます。

 

 

聖 : キョウグさんの2つのパターンのTシャツはリリースが決まっていて。「愛憎につき…」は漢字が良いんですよ。文字とかを使ってこなかったので……文字の字面がすごく好きだったんですよ、愛憎という字面が。インスピレーションをそのまま残してもらって、という感じです。

 

関連 : キョウグ インタビュー
https://toppamedia.com/interview-kyogudrddd/

 

-なるほど。諸々を総括して、この1日の手応えは如何でした か?個人的には、ステージ上から皆さんの命の脈動が空気越しに感じられつつ、喜怒哀楽全ての感情が詰まったライブだと感じました。

 

烈 : 出た瞬間、ステージに1歩足を踏み入れた瞬間に……。

 

鴻志 : 勝ったな、と(笑)。

 

烈 : それもあったし、完全にいつものライブハウスとは違う雰囲気があったのも確かで。今まで味わったことのない、まさに喜怒哀楽みたいな感情を、あの空間の中でSE鳴って出てきた瞬間に感じました。そこで、脱退とかいろいろあったので……。入った瞬間、いつものライブとは違ったなと。やっているうちに、楽曲の繋ぎとかSEに関しても作り込むことができたのかなと。手応えを感じながら進めることはできたと思います。

 

-そんな手応えのピースとなる『喜怒哀楽』について触れさせてください。本作の構想はいつからありましたか?また、制作自体はいつからスタートされたのでしょうか?

 

 

鴻志 : O-WESTでやるって決まってからすぐくらいじゃない?

 

烈 : 全然覚えてない(笑)。

 

聖 : 制作はたぶん半年くらい前ですかね。もともと出そうと思っていた曲があって……。

 

烈 : いろいろ考えた中で、『CHEDOARA』のライブでもいろいろやっていく中で、「喜怒哀楽」っていうタイトルに収まって。シンプルだったから、何も考えずに、というか。

やっていくうちに自分の中で喜びや怒りとかの感情と照らし合わせて、ふさわしい曲にできたかなと。だから、意外とスムーズにいったかなと思います。自分の中ではそんなに悩まなかったですね。

 

-『CHEDOARA』の時もそうだったのですが、改めて一部の楽曲に付随した曲間の繋ぎ・トラックの完成度に驚きました。本作だと「怒」「哀」「楽」の冒頭・終盤が特に感じます。近年、烈さん自身が作曲を行う上で、影響を受けたジャンルはありますか? 所謂特定のへヴィーミュージックに固執しない、複数の音楽要素が感じられます。

 

鴻志 : デモで初めて聴いたとき、「なにこれ!?」って驚きました (笑)。

 

聖 : デモの段階から謎で、「これ何だ?」と(笑)。

 

烈 : 「何だこれ?」というのは、曲を出す点において、自分の中で当たり前の思考なんですよ。どのジャンルにも括られたくないという思いがあって。聴く音楽も最近は、激しいのとかよりは、ポピュラーな音楽を聴いてます。違う要素を自分の中に取り入れて、それをどうやって消化するかがテーマで。単純にそれっぽいものを作るのは最初だけで良いかなと思ってるんです。

その中で、SEとか音使いとかも、普通の固定観念で考えても面白くないというのもあるし、来てくれるお客さんも普通のものは望んでない気がするので。自分が消化してきたものをいかに、さらにバンドで落としこもうかなという感じです。自分たち的にも、ただかっこいいだけじゃ面白くないので。楽曲に対して、どういうアプローチや表現をしていくのかっていうところが一番悩むところですね。

 

 

-過去作もそうですが、リリースを重ねる毎にアヴァンギャルドな要素が含まれているかと思います。

 

烈 : それこそ聖が言ったように、データを投げた時も、最初は「はあ?」とか「なにこれ?」みたいな。その方が面白いと思うので。「ああ、こういう感じね。」という曲も必要かなとは思うんですけど、それだけだと面白くないし、まずメンバーを驚かせるところから始めようと。それが作曲としての自分の自信にもなるし。個人とバンドの戦いじゃないですけど、そうじゃないと良いものができないかなと思います。単純にかっこいいものを作る時代はもう終わりだなというところは少しありましたね。

なので、自分も驚きたいなという思いで曲を書いているので、自分が震えないと、聴いている人も震えないと思うので。そういうところを自分でも意識しながら作っていますね。

 

-そのマインドこそ、DIMLIMの唯一無二性に繋がっているのかな、とも思います。続いては聖さんにお聞きしたいです。本作もまた、『CHEDOARA』のテーマとなった喜怒哀楽が作品タイトル・楽曲名として挙げられています。歌詞を書くにあたって、意識したことを教えてください。

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