SUGGESTIONS インタビュー 第二弾

SUGGESTIONS インタビュー 第二弾

Owen : ESP様の提供機材を使うようになってからライブに関しては結構な本数を既にこなしているんですが、やはりモノの質がすごく良くて。元々、機材に関してはこういうモノを使ってこういう音像やニュアンスを出したいという明確な目標を持っていたので、そういう点でも目標の水準へ近づいたのを感じています。あと、僕が使っているギターに搭載されているEVERTUNEというシステムはチューニングが本当に狂わないのが嬉しいですね。SUGGESTIONSのライブは曲間をSEですべて繋いでるから、途中で止められないので(笑)。
※Owen使用ギターモデル:LTD SH-7 EVERTUNE Korn Brian “Head” Welch Model
関連リンク: https://espguitars.co.jp/artists/7421/

 

Kei : セッティングもそうですし、ピッチのズレが無くて。ギター本体の重さも丁度良く、ライブでのパフォーマンス力もアップした感じがします。かつ、フロイドローズのモデルなので、よりアームを取り入れた演奏が出来たらとは思いますね。
※Kei使用ギターモデル:E-II HORIZON FR-7
関連リンク : https://espguitars.co.jp/product/5679/

 

Kato : ベースについては、LTDのファンフレットモデルをお借りしています。元々はDINGWALLを使っていたんですが、それをもっと自分好みというか、使いやすいようにカスタマイズする為に、似たコンディションのLTDをお借りして。ああでもない……こうでもない……と試しています。
あと、乗ってるピックアップが以前から気になっていたNordstrand(ノルトシュトランド)というハイファイなピックアップで。新しいベースをオーダーするなら乗せようと思っていたピックアップなので、かなり使っています。
(※Kato使用ベースモデル:LTD B-1005SE MULTI-SCALE)
関連リンク : https://espguitars.co.jp/ltd/B-1005SE-MS.html

 

-わかりました。再びアルバムの話に戻ります。NiiKさんの歌唱に関して、叫びは勿論、ポエトリーや息遣い・間の緩急、フィメール的なアプローチなど、シンガーとしてワンランク上の段階を上がったように感じました。この2年で心境や環境など、変わった事はありましたか?

 

NiiK : 心境、変化というよりかは、頭の中で思い描いていたことを実現できる技術や楽曲が自分の手の中に収まった感じではありますね。どういうことかというと、まず楽曲について今回一つのジャンルに絞らず、それこそメタルとかメタルコアとかデスコアとか、ブラックとかダウンテンポとか、はたまた実験的要素もかなり入れているので。自由に歌を乗せられるようにはなりました。

そして、技術的にはシンプルにめちゃくちゃ練習してきました。SUGGESTIONSの活動と並行してScRipT名義で自分の声だけで表現活動をしているんですけど、そこで曲に歌を乗せるというより、更に自分の声に向き合う時間が出来たんです。自分自身どれぐらいの力量があって、肺活量や声域があって、それを生かして、どういう声を出したら説得力があるのか、とか。好きな俳優の声色を真似たりなど、この2年間自身の声の研究をしたんです。

 

-改めて、ストイックかつ研究熱心な一面を垣間見ました。ちなみに、NiiKさん自身が生きている中で喜びを感じる瞬間を教えてください。

 

NiiK : ベタなんですけど、シンプルに音楽や映画に触れている瞬間ですね。それも、触れた際に落ち込むくらいの感情を与えてくれる内容の物を。

 

-なるほど。さて、「Hunger Affection」ではSUGGESTIONS流トラップミュージックが展開されているように思います。新たなヘヴィネスの潮流の一つとして今後の可能性を感じました。

 

 

Owen : この曲の原型を作った当時、トラップが流行り始めていた頃で自分のバンドでもトラップやりたいなーって気持ちが生まれてすぐに書いたのをよく覚えています。
それから2年ほど経ち、トラップの熱狂は少し過去のものになってしまいましたが
今回収録するにあたり、僕の中で敢えて大きなアップデートやアレンジなんかは一切しないことを貫きました。初期衝動的な部分を大切に、そしてギターらしいリードのメロディを一番大切にした結果、ああいった仕上がりになりました。

 

NiiK : 自分もロシアのIC3PEAKあたりのトラップミュージック聴いていて。ただ、彼らのようなラップを載せるのはSUGGESTIONSとの表現とは違うと思っていて。ラップを載せるというよりは、独り語りをするイメージで歌を録ったんです。結果、ああいう感じになったんですよ。

 

 

Owen : しかしまあ今こうして聴き返すと、「もっとこうしておけば良かった……!今ならわかる!」とか、常日頃から音楽的ノウハウをアップデートしているのでこれからもっとこの手の曲をたくさん作りたいですね。僕はメタル以外のジャンル、それこそEDMやハウスなどのダンスミュージックやUSヒップホップなどのジャンルの音楽も好んで聴くので、これからのSUGGESTIONSへ取り入れたいと常に考えています。きっと、近い将来Hunger Affectionのパート2的な立ち位置の曲も出来るかと思います。

 

-非常に楽しみです。続いて、再録曲「DICTATOR」「SERPENT」では、足し引きが行われ、2019年verとして別解釈も出来るというか。

 

Owen : 「2019年のSUGGESTIONSであの2曲を表現したらどうなるか?」をテーマに、色々手が混んだ方法で再録したんです。結果として過去の自分たちに挑んで良かったと思います。

 

NiiK : あの2曲はリリース前からもライブでやりこんでいて。そこから色々発見というか、良い意味で抜き加減がわかっていて。REC時はライブverを表現するように意識していました。

 

-ちなみに、足し引きに関して、皆さん自身は普段物事の考え方をミニマルに考える方ですか?あるいは付加要素などを考慮するタイプですか?

 

Mariko : これめっちゃ考えたんですけど、ぴんとこなくて。自分は直感型というか、良いと思ったものを信じるタイプですね。

 

Owen : ミニマルな方?

 

NiiK : 言い換えるなら正直な方?自分はどちらか選ぶなら、後者かなと思います。それこそ作詞について、Owenが持ってきたものから考えるので。何を加えたらより良いものになるかが大事な事だと思っています。あと、いろんなアイデアも良いとこ取りするタイプなので。

 

Owen : 自分はめちゃくちゃ考え方や行動がNiiKとシンクロしていて、それこそ同じ音楽や映画作品をほぼ一緒のタイミングで別の場所で聴いているような事もあります(笑)
なので僕も付加要素で物事を考えることが多いですね。ただ、その付加要素を増やしすぎて一つ一つを大切にできないようにはなりたくないので、増やし方に注意して生きています。

 

-なるほど。続きまして、本作の制作時の裏話を教えてください。

 

Kato : 前回に引き続き、基本的にRECエンジニアは俺がやっていて。スタジオ246に自前の機材を持ってきてRECしていました。裏話は結構あるんですけど、一番は「COLDRED」かな。先述の通り後から録ったので、機材が変わっちゃっていて。他の10曲までは前回と同じ機材でやったんですけど、この曲はオーディオインターフェースもレベルアップして、マイクも追加して録ったので。なので、ちょっと音質が違うんですよ。具体的に言うと、Voの立体感が出ているかな、とは思います。

 

-あの違和感はそこから来ていたのですね。ちなみに、本作のミックス・マスタリングは引き続き広島のInwavs ProductionsのYuyaさんですよね。今回やり取りを再び行うにあたり、意識した事はありますか?

 

Kato : 前回は表現の伝達が大変だったので、今回僕の方で仮ミックスして雰囲気をより詰めて進めて。結果、より良いものが出来たかなと思います。実際リテイク回数など前回に比べてかなり減らせていて。ミックス・マスタリングに関しては特に時間はかかっていないですね。

 

-わかりました。さて、これはOwenさんとNiiKさん、Katoさんにお聞きしたいです。どのような感情をいただいていた時に本作の作詞・作曲・編曲のインスピレーションが湧いてきましたか?いわゆる狂気・暴虐的な要素はもちろんなのですが、その中に随所に宗教的な美の要素を感じまして。

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