AliA インタビュー 第3弾

AliA インタビュー 第3弾

AliA(読み方 : アリア)
メンバー(LtoR) : SEIYA(Ba) / TKT(Key) / RINA(Vio) / AYAME(Vo) / BOB(Dr) / EREN(Gt)
HP : http://www.alialive.jp
Twitter : https://twitter.com/alia___official
Instagram : https://www.instagram.com/alia___official/?hl=ja
YouTube : https://www.youtube.com/channel/UCQypWrxGTZVMP1aKd7GO45w

▼TOPPA!! 独占メッセージ動画

ハイブリッドロックバンドAliAが2020年3月11日(水)、ニューシングル『eye』をリリースした。

昨年12月には全国ツアー「realize」のファイナル公演として恵比寿リキッドルームでのワンマンライブをソールドアウト。そして今年一月よりワールドツアーを敢行。飛ぶ鳥を落とす勢いの最中、リリースされた『eye』。大幅なストリングスの導入や、「eye」で見られる曲中の突如の転調、「happy birthday」ではAliA初のブレイクダウンパートの導入等……過去のAliAを突破し、攻めの姿勢を見せたステップアップの一枚が完成した。

また、今回『eye』に関する話や海外ツアーに触れつつ、インタビュー中でメンバーが語る通り、この半年でバンドが大きくなりチームやファン数も大きくなる中、良い意味での「責任」も生まれてきたとの事。今回を含め、3回TOPPA!!でインタビューを行ってきた中、AliAとして、そして人としての成長を感じさせるエピソードを伺った。

取材・文・編集 : 宮久保仁貴( https://twitter.com/hermanhalkemen ) 写真 : 青木カズロー( https://twitter.com/cazrowAoki )


 

海外ツアー、お疲れ様でした。ツアー中の裏話・思い出はありますか?長めの日程、かつ特にヨーロッパ公演は初めての体験だったと思います。

 

EREN : 思い出だらけでしたね。バスで共同生活しながらツアーが進んで、カーテン一枚隔てたらメンバーが寝てるくらいの近さで。家族でもそこまでずっと一緒にいる事少ないだろうし。

 

バスツアーは中々大変そうですね。

 

EREN : まだまだ僕達はめちゃくちゃ売れてる訳ではないし、今回のツアーも挑戦していきたい気持ちがあって。バスかホテルどっちを取るか選ぶ際に、辛くでも良いのでバスで移動する事を選んだんです。勿論トイレやシャワーとかは付いているんですけど(笑)。

あと、会場によってはシャワーが常設だったんですよ。そこは日本と違うというか。

 

SEIYA : でも、3人目でお湯が出なくなったりね(笑)。

 

BOB : スペインの時だな。水シャワー浴びて。

 

EREN : (笑)。でも、今回の経験を通して、人として成長出来たし、更に結束深まった気がします。

 

 

その中で、文化的に感じた違い、インスピレーションなどはありましたか?

 

AYAME : 私からしたら、外国人はテレビの中の存在で。自分の歌を聴いてもらう時、「どんなもんだ!これがAliAだ!」という感じで挑みましたね。

あと、アメリカ・ニューヨーク公演やった時、本当にすごい人種というか、たくさん人種がいらっしゃって、いろんな風に楽しんでいて。すごい後ろの方で、男の人と女の人が踊っていて。それぞれ自分の中での楽しみ方を見つけて、日本と違う楽しみ方を感じましたね。これを見て、「自分もお客さんよりも楽しんでやろう!」と、前向きな姿勢になっていったんですよ。

その結果、言葉を超えられて、日本のライブとも変わらずにお客さんとの距離が近くなった気がします。改めて、音楽ってすごいな……と思いました。

 

EREN : 客観的に見て、土地ごとによって反応は違うんです。ただ、日本語でライブをしようが、シンプルに良いものは言語関係なく伝わるし、シンプルに良い事に気がついたんです。改めて、自分たちが持っているものが素晴らしいものだとも思いました。

 

AYAME : あと、ヨーロッパはドイツ人のツアークルーと一緒に回っていて、SEIYAとBOBは積極的に話に行ったりして。ライブが終わった後の打ち上げでは、今日も良かったねみたいに言われる事があって。ここはダメだったねとか、反省する事は今まであったんですけど、こんなポジティブな経験は初めてで。自分でも楽しめている感がありました。

 

改めて、良い気づきがあったんですね。ちなみに、ミュンヘン公演ではJörg Michael(ex.Stratovarius)氏が見にこられたそうですね。BOBさん的には如何でしたか?

 

BOB: レジェンドですからね。高校生の頃からStratovariusを聴いていて。現地のプロモーター会社の社長がJörgで。「もしかしてBOB知ってる?」って言われて、気づきまして。本番終わりの楽屋に来ていただいたんです。

 

AYAME : あの時のBOB、超嬉しそうだった!

 

BOB : 不思議な状況じゃないですか。しかも海外で。自分のドラム人生の中で忘れられない出来事でしたね。僕達のことも褒めてくれて。

 

-さて、皆さん自身も一回りも二回りも大きくなり、いよいよ3月11日に『eye』がリリースされます。リードトラックともなる本楽曲ですが、タイトルの由来はありますか?


【リリース情報】

『eye』
品番:初回盤:SSSA-1008A 通常盤:SSSA-1008B
発売日:2020年3月11日(水)
価格:初回盤:¥2,000(税別 /2019年5月20日に渋谷クアトロで行われたAliA First Tour「AliAliVe2019」ライブ映像付き)
通常盤:¥1,000(税別)

▼収録曲
1. Eye
2. happy birthday?
3. ムツノハナ

▼購入リンク
初回盤 : https://tower.jp/item/5007268
通常盤 : https://tower.jp/item/5007271


 

EREN : 僕がつけたんです。この名前をつけるにあたって、例えば物事に対して、「あれはやだな。」とか、「これはいいな。」とか、考える事ってあるじゃないですか。でも、それって実際はそれが本当にそうかどうかじゃなくて、目で見た事で判断しがちで。

あと、もともと「eye」の原型があったんですけど。時間が経って改めて向き合うと僕達の中のかっこいいが変わっていて。これも成長してきた証拠なのかな、と。今回作るにあたり、TKTが改めて原型をアレンジをして完成したんですよ。人の成長や状況によって物事の感じ方が変わる、という意味がこもっています。

 

この約2年で人間的に深みが出たからこそ、出来た曲なのかもしれませんね。

 

EREN : 当時はこの重要性がわからなかったと思います。

 

続いて楽曲内容について触れますと、「happy birthday」はヘヴィでダンサンブルで音色が多彩、そして「eye」「ムツノハナ」ではストリングスがこれまで以上に大きくフィーチャーされたように思います。音の足し引き・音色使いで意識した事はありますか?

 

EREN : 「eye」は42本ツアーを終えてレコーディングに挑んだんですよ。AliA結成当時から掲げていた目標、それこそ6人が主人公として目立つように、もうちょっと挑戦したくて。そこで今回、楽曲のアレンジが全員目立つようにしたんですよね。技術的にも、昔と比べてもっと目立つと思います。

 

個人的には、「happy birthday」のソロパートが刺さりましたね。

 

EREN : この曲、僕的には特にベースとドラムが好きで。SEIYAとBOBのグルーヴに敵うものは無いんじゃないと思って、二人がかっこよく見えるように原型を作りました。その後、本人達のアレンジが返ってきたら、全然かっこよくなっていて。

特に、海外ツアー中SEIYAがスラップする度に現地スタッフに褒められていて。

 

SEIYA : Mr.スラップマンって言われてましたからね(笑)。

 

 

EREN : あと、BOBのドラムは彼が持ってるアイデンティティを最大限活かして。AliAがブレイクダウンするなんて誰も想像出来ないですよね(笑)?

 

あのパートは正直アガりました!結果、サウンド的には今作の中で一番多彩な楽曲に仕上がったように思います。

 

EREN : ピアノはTKTにしか弾けないかっこいいフレーズを入れてもらって。AYAMEには対バンの時にグイグイポテンシャルが出るようなイメージで歌ってもらって。RINAは普段からカッコ良いので、ブレずにビシッとかっこよく弾いてもらいました。

全体的にはライブで盛り上がる曲だと思います。

 

わかりました。続いて、TKTさんにお聞きできればと思いますが、「eye」作詞を行う上でインスピレーションを受けたものはありますか?「eye」「happy birthday」共にストリート感感じる尖った内容でしたが。

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