大石竜輔 インタビュー

大石竜輔 インタビュー

大石竜輔 : 正直なところ、もともと流した音源に合わせるよりも人と演奏するのが好きで、ずっと避けて来た分野なんです。ただ、いろんなすごい方に演奏のお誘いをいただくようになったものの、自身個人としての影響力が少なくて、申し訳ないと思ったり、逆に自信が面白いと思う人を見つけても、その人の力になれなかったりして。まず個人の力、影響力が欲しいな、と思ったんです。

みんなの知ってる曲を演奏するのが1番拡散力があるので、そこからひたすら上げるようになりました。「もう後戻りできない」というのは、正直言葉はなんでも良くて、ガチタンバリン というハッシュタグはよくつけていたのですが、もっと楽に検索に引っかかる毎回つけるワードが欲しいと思ってつけました。

ただ「もうタンバリン以外ないのだから」という思いも込められています(笑)。

 

-大石様のプレイを見ていると、タンバリンの無限の可能性を感じます。普段プレイする中で、心がけている点はありますか?

 

大石竜輔 : アンサンブルを意識することと、展開を意識しています。とはいえ1人で演奏する動画だと、どうしてもソロ、パフォーマンス重視になってしまいますね(笑)。特にSNSに向けてなので、短い動画の中で全部サビみたいなことばかりになってしまいます。

普段の演奏ではメンバーとのアンサンブル、メロディー、曲の展開を意識しながら、その中で自分の音を主張するようにしています。レクはいろんな奏法があるので、楽器の編成や周りのアプローチによって役割をいろいろ変えていける楽器なんです。ドラムセットになったりシェイカーになったりシンバルになったりボンゴになったり。最近では打ち込みサウンドを参考にしたりとか…いろんな楽器に変身するように演奏してます。

 

-近年の楽曲から往年のアニメソングまで、様々な楽曲をプレイされていらっしゃいますね。選曲のこだわりはありますか?特に、アニメ『おジャ魔女どれみ』OPテーマの再生回数は大石様がアップロードされた動画の中でも一番の再生回数を誇りますが。演奏中に行われた感極まったシャウトも印象的でした。

 

 

大石竜輔 : 楽曲に関しては、ある程度多くの人が知っているもの、そしてタンバリンが叩いて相性がいい曲を基本的には選んでいます。有名な曲でも、ドラムセットが入っていてかつドラムセットの叩いている場所以外で叩くと違和感のあるものだと、タンバリンでドラムと同じことをするだけになってしまいます。ドラムの叩いてみた動画なんかだとそれでも面白いのですが、タンバリンだとあまり効果的ではないというか。ある程度遊びやすい音楽か、タンバリンの音と相性がいい音楽を選ぶようにしてますね。

そういう意味で言えばファミコンやゲームボーイはドラムセットがガッツリ入っているわけではないのでとても遊びやすいです。細かいリズムのものが多いので、タンバリンでの演奏もしやすいですね。

 

-直近1~2ヶ月はYouTubeへの動画投稿数が増えていますね。大石様の中で、特にYouTube活動に力を注ごうと思ったきっかけがあれば教えてください。

 

大石竜輔 : 元々Twitterばかりをやっていて、YouTubeに手応えを感じていなかったのですが、周りにやった方がいいと言われまして(笑)。

なのでとりあえず、Twitterであげてる動画をそのまま上げ始めたんです。元々YouTubeに上げてなかった原因の一つに、めんどくさがりや、腰が重いというところがありまして。Twitterは習慣になっているし、ただひたすら上げているだけなので苦じゃないのですが、YouTubeとなるとキチンと編集しなければいけないというプレッシャーがありました。でもとりあえずTwitterと同じ感覚で無編集で投げまくってみようと思ったんです。

 

-X「X」やピアニスト菊池亮太様・ヴァイオリニストながりょー様と演奏したX「紅」では非常にBPMが高いのにも関わらず、原曲に忠実かつ的確なプレイが印象的でした。このような高速プレイを行う上で、大石様の中で重要だと思う事を教えてください。

 

 

大石竜輔 : 多分早い演奏も遅い演奏も、重要な部分は同じなんだと思います。ただ、速い演奏は荒くなりがちなので、そこに注意しながら……でもこういった楽曲は守りに入るとせっかくのエネルギーがなくなってしまいますから、あくまでも思いっきりやることが大事だと思いますね。

「紅」の動画に関して言えば、正直バテバテで演奏はかなり崩壊しています。でも、動画として面白いなと思ったので、菊池さんにもオッケーを出したんですよね。とにかく広まるきっかけになればと。

 

-3月26日にはmy new gear…という事で、新たなレク(アラブタンバリン)を入手されました。こちらの購入に至ったきっかけを教えてください。

 

大石竜輔 : 京都に民族楽器コイズミさんというお店があり、そこでよくライブやワークショップをさせていただいているのですが、自身もよく楽器を買ってまして……。以前ワークショップをさせていただいた時に気になっていたエジプト製本皮(おそらくナイル川のナマズだそうです)のレクがありまして、試奏してみたところとても良かったので購入しました。エジプト製の物は個体差がとても大きいので、10台くらいの中から試奏しまくって自分の一台を決めました。一期一会なところが面白いですね。

 

-改めまして、一般ユーザーからすると、いわゆる通常のタンバリンとレクの見分けがつかないように思います。こちらの違いを教えていただけますでしょうか。また、レクならではの重要なポイントがありましたら是非教えてください。

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