THE BINARY インタビュー

THE BINARY インタビュー

THE BINARY(読み方 : ザ・バイナリー)
メンバー: mido (緑のほう) /あかまる(赤いほう)
HP: https://the-bnry.com/
Twitter :https://twitter.com/BNRY_official
YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCavdjylCke3KvJNCCxjZiCg
Instagram: https://www.instagram.com/thebinary_official/

midoとあかまるの女性2人からなるTHE BINARYは、リアルとバーチャルの境界なく活動を行う音楽デュオ。

新時代を感じさせるボーダーレスな活動はもとより、情念を突き動かす歌詞と懐の深さを感じさせる歌声は聴き手ひとりひとりの心を掴んで離さない。

自らを“2.5Dデュエットアーティスト”を自称する彼女たちだが、その音楽は何より人間としての温かみを感じるものである。

そんなTHE BINARYは、2019年の4月に、ボカロPであるユリイ・カノンが制作したオリジナルソング「EgoもIdも単純に」にて、デビューを飾る。

その後同年9月には東京・代官山LOOPにてシークレットライブ「Synthetic Reality 0th」を、2019年12月には、VR空間上で「Synthetic Reality 0th VR」を開催した。

3Dアバター用いて、THE BINARYだからこそできるVRで視覚を刺激しつつASMRで聴覚も刺激した、新たなライブの形を提示することに成功。音楽シーンにおいても多くの注目を集めた。

歌うことが何より好きで、誰よりもストイックに音楽と向き合うTHE BINARY。そんな彼女たちが先日2020年6月、待望のフルアルバム『Jiu』をリリースした。

今回TOPPA!! 編集部は、THE BINARYに対してインタビューを実施。デビューアルバムについてはもちろん、パーソナルな質問から今後の展望など幅広く話を伺った。THE BINARYを既にフォローするスイミー(※THE BINARYファン名称)にとっても、知らない人にとっても必見のインタビューとなっている。

取材・文・編集 : 滝田優樹( https://twitter.com/takita_funky


 

-はじめまして。まずはTOPPA!!初登場となりますので、それぞれの自己紹介をお願いします。

 

mido :はじめまして。THE BINARYの緑のほう、midoです。よろしくお願いします。

 

 

あかまる:はじめまして。赤いほうのあかまるです。今日はよろしくお願いします。

 

 

-よろしくお願いします。続いて、THE BINARYというユニット名の由来を教えてください。

 

mido:名前の由来は皆さんも気づいているかと思いますが“二進法”からとっています。デジタル世界をメインに活躍するアーティストということで、コンピュータの素である0と1をモチーフにしました。また、“binary”はもともと“二つから成る”という意味があり、私たちにぴったりな名前で気に入っています。

 

あかまる:ちなみに海に関連する表現が多い理由は“電子の海から誕生したアーティスト”だからです。なので、よく魚とかメンダコとか出てきます。

 

-なるほど、かなりコンセプチュアルですね。ちなみにmidoさんから見たあかまるさん、あかまるさんから見たmidoさんはどのような人ですか? お互いの印象や好きなところを教えてください。

 

mido :あかまるは、マイペースで純粋いい意味で少し子供っぽいです。素直。好きなところは、ファンのみなさんもそうだと思うんですけど、プライベートと音楽をしている時のギャップ。格好いいなって思います。

 

あかまる:私よりとってもしっかり者で、いつもTHE BINARYを引っ張ってくれます。好きなところは、音楽に一生懸命で真面目で、私に優しいところ!

 

-かなりバランスがいいですねー。そんなおふたりが客観的にTHE BINARYというアーティストを見た時、どのようなアーティストだと思いますか?

 

mido : 一言でいえば…「色々変わるアーティスト」ですかね? 製作陣も、曲調も、MVとかの表現方法も2次元だったり3次元だったり…。でも、全部がTHE BINARYって言える不思議なグループだなと思います。

 

あかまる:私は「2.5Dデュエットアーティスト」です。細かいことはmidoが説明してくれたので、キャッチコピーを宣伝しておきます。最近女性のデュエットってあまりいないと思うので、そこもポイントです。

 

-この質問をしておいてあれですが、おふたりとも客観的に自分たちを見れていて素敵ですね! 「第三のスキン」と呼ばれる3Dアバターを持って、リアルでもバーチャルでも活動されておりますが、なぜこの2つの領域で活動しようと思ったのですか?

 

mido : 難しい質問ですね。全ての次元から音楽を届けたいと思ったからですかね。

 

-なるほど。あかまるさんはいかがですか?

 

あかまる:新しいことや面白いことが好きなので、まだ誰もやっていないことをやろうと思いました。ただ色々やりすぎたせいで自分たちでも説明が難しくなっちゃって少し困っています。「2次元でも3次元でもライブやります!」と言っても最初は“?”ってなっちゃいますよね…(笑)。

 

-あくまでも自分たちがやりたいことをやった結果だということですね。ロックやアシッドジャズなど、時にエモーショナルに時に優しく色んな表情で歌いあげるTHE BINARYですが、おふたりの音楽遍歴を教えてください。

 

あかまる :ずっと音楽をやっていて、歌うことが好きでした。むしろ歌うことしか楽しみがなかったです。幼いころ、漢字練習帳に童謡「赤とんぼ」の歌詞をかいて練習していたくらいです。ギターも独学で弾いていました。最近ではボカロや流行っている曲を聴きつつ、自分の好みのバンドを新しく探したりしています。

 

mido : 物心ついたときから、音楽が大好きでした。最近はOmoinotakeさんを良く聴いています。今風のサウンドやボーカルの中に、どこか懐かしいメロディや楽器のフレーズが入っているのが癖になります。歌謡曲とかも好きなので、カラオケで歌って驚かれます(笑)。

 

 

-本当に音楽が好きなのが伝わってきます。そんなTHE BINARYはボカロPのユリイ・カノンさんが制作した「EgoもIdも単純に」にてデビューされましたね。

 

 

mido : 運命でした。ユリイさんの楽曲は歌うのが難しいのですが、音と声がピタッとはまったときに本当に格好よく仕上がります。エゴイド(「EgoもIdも単純に」)は歌詞もメロディも「これぞTHE BINARY!」という曲で、私のボーカルを最大限に引き出してくれました。

 

– その「EgoもIdも単純に」も収録の1stフルアルバム『Jiu』を先日リリースされました。この作品はシンガーとして歌うことへの喜びや楽しさが詰まった作品で、何より複数のクリエイターが創り上げた楽曲を見事に自分たちの色で染め上げた素敵なアルバムでした。まずはおふたり視点でGreenとRed、2種類ある今作のテーマや聴きどころを教えてください。


【リリース情報】

▼タイトル
THE BINARY 1st Full Album『Jiu』
※Green、Red verの2TYPE

▼価格・詳細
定価:各4,400円(税込)/ Green+Redセット 8,000円(税込)
Green 購入 : https://thebinary.booth.pm/items/2106083
Red 購入 : https://thebinary.booth.pm/items/2108437
Green+Redセット購入 : https://thebinary.booth.pm/items/2108436

▼収録曲
01. First Story
02. EgoもIdも単純に(Music:ユリイ・カノン)
03. LAZULI*(Music:R Sound Design)
04. Unhappyを愛さないで(Music:ろくろ)
05. ズルくてすごい(Music:一二三)
06. ベクターフィッシュ(Music:煮ル果実)
07. その切っ先が愛であれば(Music:傘村トータ)
08. fotia(Music:ルワン)
09. ヨヰシグレ(Music:コメダワラ)
10. 命が泣いていたんだ(Music:Ayase)
11. 夜食(Music:蜂屋ななし)
12. おしまいの未来より(Music:はるまきごはん)
13. 青色少女(Music:あかまる)
14. 花に雨を、君に歌を(Music:ユリイ・カノン)
ーBonus trackー
15. 命が泣いていたんだ(ver.あかまる / Red verのみ収録)
15.夜食(ver.mido / Green verのみ収録)


    Comments are closed, but trackbacks and pingbacks are open.