THE BINARY インタビュー

THE BINARY インタビュー

あかまる:『Jiu』は、私たちの初めてのフルアルバムです。1枚の中に、様々な顔をしたmidoとあかまるが出てきます。1曲ごとに目まぐるしく変わる印象に聞き応えを感じていただけたら嬉しいです。そして、全部を通して聴いたときにTHE BINARYはふたりで1つなんだと伝わると嬉しいです。

 

mido :「命が泣いていたんだ  ver.あかまる」と「夜食  ver. mido」を是非原曲と聴き比べてみて欲しいです。同じ楽曲でも、各々の解釈や表現でまた違った魅力を楽しめると思います。

 

 

-話題がでたのでボーナストラックに収録されている「夜食(ver.mido)」と「命が泣いていたんだ(ver.あかまる)」についてお聞かせください。元々、歌っていた曲をテレコにしたバージョンとなっていますが、これによって発見したことやそれぞれ曲を聴いた印象など教えてください。

 

mido :あえてテンションを上げ過ぎないことにこだわって歌った「命が泣いていたんだ」ですが、あかまるの歌う「命が泣いていたんだ」は逆に温度感があって、別の楽曲のようにも感じられて新鮮でした。ストレートに伝わる表現になっているんじゃないかなって思います。違いが楽しいカバーです。

 

あかまる:カバーしたい楽曲を青木さん(※THE BINARY スタッフ)に聞かれてmido「夜食」、あかまる「命が泣いていたんだ」をチョイスしました。「歌ってて楽しそう!」と思ったのがこの曲を選んだきっかけなのですが、いざ練習してみるとめちゃくちゃ難しくて毎日半泣きでした。“あかまるが泣いていたんだ”状態でした。midoへのリスペクトも込めて、あかまるらしく歌わせていただきました。

 

-いろんな発見があったのですね。ユリイ・カノンさんや煮ル果実さん、はるまきごはんさんなど錚々たるクリエイターたちが作曲した楽曲が集まった作品にもなっています。ふたりで歌われている楽曲もありますが、それぞれ個別に歌われている曲がメインとなっております。曲の担当はどのように決めてらっしゃるのですか?

 

mido・あかまる:自分からこの人がいいって言うこともあるし、作りたい曲のテーマに合わせて候補をスタッフの青木さんと探すこともあります。色々ありますが、最終的にはTHE BINARYにとって、どういったアーティストさんがいいかのバランスを見て決定します。

 

-そうなんですね。レコーディングはどのように行われたのですか? もしエピソードがあればそちらも教えてください。

 

mido :レコーディングは大体いつもデモが出来上がった段階で一度仮歌を録って、キーや歌唱のニュアンスを決定してから本番に臨みます。本番中は夢中になっているのと、喉が強いこともあって基本的に休憩なしで5、6時間歌い続けて毎回150テイクほど、納得のいくまで録ります。

 

-結構ハードですね……。

 

あかまる:「ヨヰシグレ」は実はもう少し低いキーで作っていただいたのですが、練習時や仮歌時に「キーをあげてはどうか? ラスサビ転調もありなのでは?」と思い作曲者のコメダワラさんに相談して今のキーに落ち着きました。割と直前にわがままを言ってしまいましたが、快く対応していただけました。コメダワラさんありがとうございます……。本番のレコーディングでも、より良くなる可能性があるならば、意見やアイデアをギリギリまで出して最後までこだわっています。これは全曲に対してです。

 

-おふたりとも楽曲に対して強いこだわりと考えをもってちゃんと向き合っているんですね。「青色少女」はあかまるさんが作曲作詞を手掛けていますね。ミステリアスな雰囲気を醸し出しながら“あいつら嘘つきで 自分を隠して 笑って生きている”など強烈な歌詞も出てきます。憂いが滲んでいるのに歌声に癒されてしまう不思議な魅力にあふれた曲となっていますが、こちらのテーマを教えてください。

 

あかまる:不安定な時期の少女の心情をテーマに書きました。ですが、それだけではなく誰でも感じたことのある対人関係での疑念や苦痛なども含ませて制作しました。初めての作詞作曲だったので不安でしたが、ファンの皆さんからも格好いいとコメントをいただけてホッとしました。

 

-midoさんから見た「青色少女」という曲はいかがですか?

 

mido :タイトルだけ見たとき、あかまるは名前に反して青が好きなんだなと思ってしまったのですが…「LAZURI*」然り(笑)歌詞を見て楽曲を聴いたとき、未熟で発展途上な少女の青い想いや悩みがたくさん詰まっていて、タイトルにも納得でした。学校や生活の中で誰でも一度は感じたことのある葛藤が表現されていて、共感する人も多いと思います。

 

 

-「花に雨を、君に歌を」はデュエット曲ですね。疾走感溢れるビートとカラフルな響きのピアノが印象的です。そんなトラックを乗りこなし、さらなるスケール感を与えるふたりの歌声が圧巻でした。この曲で意識されたことや感想など教えてください。

 

 

あかまる:初めてのデュエット曲。まず思ったのはmidoならどう歌うか。midoがこの曲をどう感じてどんな表現をするのか想像しました。ふたりの曲なのでバランスが大切だと考えていたんです。レコーディング時に既に収録されているmidoの歌声を聴いて考えていた通りだったので、感動したのを覚えています。この1曲に「2人で歌う魅力」を詰め込みたくて、特にサビ部分は本当に細部まで拘りました。

 

-なるほど。

 

mido :初めてふたりで歌うオリジナル曲だったので、いつも通り自分のペースで歌う! というよりは、「あかまると二人で花君の世界を作るとしたら…どんな風に歌ったらTHE BINARYというユニットの魅力を伝えることができるかな」ということばかりを考えていました。ソロの時のmidoとあかまる、ユニットTHE BINARYとしての私たち。その違いも感じて欲しいです。

 

-そうですね。その違いを聴き比べながら作品を楽しむというのは今作ならではかもしれないです。ちなみにおふたりが今作でお気に入りの楽曲は何ですか? その理由も気になります。

 

mido :全部です!!! でも強いてあげるなら「命が泣いていたんだ」です。

今までアップダウンの激しい楽曲を歌うことが多かった中で、「命が泣いていたんだ」はテンションの上がり過ぎない楽曲で、その中でどう歌えば楽曲の魅力やメッセージを伝えられるのか、とたくさん模索しました。

 

 

あかまる:mido同様、選べませんが強いて言うなら「青色少女」です。だって…初めて作詞作曲したんだもん……お気に入らせて欲しいです……。

 

-是非お気に入ってください(笑)。今作はアートワークも印象的でした。梅雨の時期にぴったりの緑と赤のリンゴと傘。アートワークはどなたが担当されたのですか?

 

mido・あかまる :傘の写真はアー写や「Synthetic Reality 1st」のキービジュアルを撮ってくださった相澤宏諒さん。そこにピ(!!)さんが、林檎や雫などのイラストの描き込みをしてくださいました。CD全体のデザインは1stミニアルバム『melon』でもお世話になったeinsさんです。単体でももちろん可愛いのですが、ふたつ並べるとさらに可愛くてお気に入りです!

ピ(!!):https://twitter.com/yahiro_pi/media
eins:https://twitter.com/eins_blue

 

-可愛さと切ない感じが共存した仕上がりですよね! おふたりが今作を制作してリリースして得たものがあればお聞かせください。

 

mido :今作ではmido初めてのバラードソング「fotia」が入っているのですが、やっぱりバラードって難しいなと改めて感じました。また1stフルアルバムということで、フルアルバムがリリースできるくらいの時間をTHE BINARYがスイミー(ファンネーム)のみんなと過ごして来たんだ…と、ちょっと感動しました。うれしい気持ちでいっぱいです。

 

あかまる:改めてふたり居る心強さと作詞作曲の経験や知識など得る事ができました。

 

-ありがとうございます。今作をどんな人に聴いてもらいたいですか?

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