まちがいさがし(バンド) インタビュー

まちがいさがし(バンド) インタビュー

松崎:学校・仕事の帰り道や、夜の部屋でひとりでいるときなど安らいでいるけど少し寂しい心情のときに聴くのにとてもマッチしたアルバムだと思います。

 

和野:ベースは先に軽く触れましたがレコーディング時期によって違った機材を使っているので、伝わるかわかりませんが音の違いを楽しんでいただければと思います(笑)。

 

今野:音楽を聴く意味って人によってまちまちだと思いますが、聴いてくれる人の気持ちや生活に寄り添った、そんな音楽として聴いてもらえると嬉しいです。

 

佐々木:だれかの生活の途中、少しでもその傍らに置いていただけるなら、これほど嬉しいことはありません。思うまま、気の向くまま、自由に触れていただければ。

 

-皆さんの願いどおり聴き手それぞれの”八畳間”で寄りそってくれるのではないでしょうか。皆さんが今作でお気に入りの楽曲は何ですか? その理由も気になります。

 

松崎:私は「夜更かしはエンドロールのよう」ですね。深夜の情景が如実に表されている楽曲で、哀愁のあるギターが自分でもすごく気に入っています。

 

 

和野:僕は「夏に遠回りする」です。活動をしなくなってかなりの時間が経過して、このまま自然消滅するかなと思っていたなか、ようやく再開して初めて制作した曲なので思い入れがあります。曲自体は晩夏の寂しさやノスタルジックな雰囲気を上手く表現できてるかなと思います。

 

今野: 特に好きなのは「旅には出ないと誓ったくせに」。一歩踏み出せるというか、聴いていて勇気が湧く曲だと思うんです。初めてメンバー全員でMV撮影した曲でもあって、その思い出もありますね。

 

 

佐々木:すべての曲が自己の内面と深く関わるので、思い入れそのもの、好きも嫌いも混ぜこぜで、考え込んでしまうと…選べないかもしれません。申し訳ありません…。

 

-いえいえ、それぞれありがとうございます。今作をぜひ生で、ないしは配信ライブなどで聴いてみたいと思うのですがこれを機に活発的にライブ活動など行う構想をあったりするのでしょうか?

 

和野:今回のリリースあたってやることが想定していた以上に多いので、いまはそちらに集中しています。個人的にはライブは観るのも演奏するのも好きなのでやっていきたい思いはありますが、現在の状況もありますので様子を見ながら皆で考えていきたいです。

 

松崎:配信かつメンバーも遠隔でライブするのが密かな野望ですね。以前ネットセッションを試してみた際は遅延がひどく演奏になりませんでしたが、環境次第で十分実現可能ですし、遠隔でのセッションはこれからもっと発展していくと思います。

 

佐々木:仲間と演奏するのは、本当に楽しいし、好きだから、前向きになりたい気持ちはあります。

 

-なるほど、可能性はあるということですね。今作はアートワークも印象的でした。漫画家・イラストレーターのカシワイさんが担当されたということですが、こちらの経緯も教えてください。

 

今野:まちがいさがしのバンドイメージに合ったイラストを描かれている方を様々な媒体から探しました。カシワイさんのイラストを拝見させていただいたとき、表現されているその空気感にこのバンドと共通するものを感じたので、ぜひお願いしてみたいと、まずメンバーに共有したところが始まりです。

 

和野:当時まだ収録曲やアルバムタイトルも確定していなかった時期なので、タイトル候補からジャケットのイメージなどを皆で出し合いながらすり合わせしてましたね。

 

佐々木:せめて少しでも手掛かりになればと思い、私の中にある、音楽上のモチーフやそのつくりを、拙くもお伝えしましたが、何よりもカシワイさまの素敵な創造性をして、自由に解釈いただいたものです。本当に、素晴らしい作品を表現していただきました。

 

-そうだったんですね。アルバムを聴いているとこちらのジャケットも含めて音楽作品だと感じましたね。これまでの楽曲は作詞作曲は佐々木さん、編曲はまちがいさがしとなっておりますが普段はどのように作曲作詞を行いどのようにそれをバンドとしてアレンジを加えていくのですか?

 

佐々木:作詞作曲は、ギターや鍵盤を使って、弾き語りや打ち込みで行っています。それから、その音源をクラウド上で共有して、演奏陣にパート制作をお願いします。例えば、私の弾き語り音源に、まずは今野くんがドラムを、次いで和野くんがベースを、最後に松崎くんがリードギターを重ねて、といったかたちです。あとはレコーディング直前に、細かいニュアンスのすり合わせを行う程度ですから、ほとんど分業制です。

 

今野:それぞれ自分のパートについて自由に作れるから、思いもよらない完成形になって、それがこのバンドの面白さに繋がっているなって思いますね。

 

和野:個人的にはリードギターが入ると一気に曲の雰囲気が変わるので、デモを作ってる最中はそこを楽しみにしてますが、逆に言うと雰囲気を決まってしまうので大変そうだなとも思います。

 

松崎:常に遠隔ですので、皆が思い描いているであろうイメージと、自分のギターフレーズに対する欲求をマッチさせていくのが難しく、結構期限ギリギリまでフレーズを練っていることが多いです。なんとか上手くフレーズが固まってホッとするというのをレコーディングの度に繰り返しています(笑)。

 

-そこも社会人ならではであり、現代的なスタイルですね。また全体的にサウンドが唄声に彩りを加えるように各パートが気をつかわれているように感じますがそのあたりはいかがですか?

 

松崎:皆もそうだと思いますが、佐々木の歌を引きたたせるのを優先しています。と言いつつ、ギターは結構動きのあるフレーズを弾いていることが多いのですが、そこは歪みを抑えるなどしてバランスを取っています。

 

和野:歌を聴かせるということが第一なので、ものすごく気を使っていますね。邪魔をしないようにというのは常に考えています。

 

今野:ドラムも同様で、どの曲もしっかりとしたテーマがあって作詞されてるので、その歌詞がしっかりと曲に乗るような自然なドラムフレーズを心掛けています。

 

-やはりそうなんですね。それを受けて佐々木さんはいかがですか?

 

佐々木:私にはもったいないくらい、色んな引出しを持っている人たちですから、それぞれのパートは、本当に信頼しています。

 

-ありがとうございます。これまで活動してきて、嬉しかったことと大変だったことはありましたか?

    Comments are closed, but trackbacks and pingbacks are open.