SLOTHREAT インタビュー 第2弾

SLOTHREAT インタビュー 第2弾

孝哉 : いろいろ諸説あるとは思うんですよ、バンド活動におけるステップって。僕らは11月から、レーベルに所属する上での準備やコロナウイルスの影響でライヴは1回もできていないんですけど、ライヴやイベントに出ることがステップだと考える人ももちろんいると思うんですよね。でも今の状況ってなかなかそうも言ってられなくて。僕らはコロナ禍による影響が無くても元々、11月以降は4月まで空いちゃっていて。その時点で活動していないバンドだと思われたパターンもあったと思うんですけど、ずっと水面下では動いていたんです。そもそもライブだけがバンド活動な訳がないですし今こうやってフルアルバムが出せるというのは、もともと自分たちはここから再度燃料をガンガン投下していこうと、貯めに貯めていた状態だったんですよ。ヤンシの加入発表とかもいつやろうかと抱えこんでいたので。

去年は、ミニアルバムをリリースしたりして、手応えの部分だと、正直言うともう少し広がって欲しかったというのは個人的にあって。ただ、去年の1年に関しては、周りから良い具合に気に入ってもらえたり押し上げてもらえたり、そういう実感はあります。アルバムが出て、今後はもっとそれが増えるんじゃないかなと思ってます。音源については世間が勝手に評価してくれるだろうと確証が持てる出来になっていると思いますので。今後により期待していてほしいですね、シンプルに。

 

克哉 : アルバムが出来たので、もう言うことないです(笑)。始まって1年経ちましたけど、このタイミングでこのアルバムが出来上がって、僕としてはこの上ない感覚というか、これが出来たからもう死んでもいい、ぐらいに今は思っているんですよ。本当にTHEMISのことだけを考えてずっと生きてきたので。マジで手応えあります。最強の作品が出来たので、バンドの活動も最高になる未来しか考えてないです。最高の未来にします。

 

SHINYA : 『Allium』ももちろん完成された作品だったと思うけど、そもそも評価してくれる人の前に、聴いてくれている人の母数がまだ少ないと思うんです。『THEMIS』それを増やせれば、曲自体は間違いなく良いので、アルバムリリースを皮切りにもっと手ごたえを掴めるんじゃないかなと思ってます。

 

孝哉 : 出来上がってから1周聴いてる時、本当に泣きそうになりました(笑)。アルバム内に込められている熱量がすごすぎて。感動しました。

 

克哉 : だから今日、語りたいことはたくさんあるはずなんですけど、多すぎて何を言えばいいのか分からなくて。でもアルバムは完成しちゃったんで、作ってる時は色々あったけど、今完成して聴いて、自分の今までの音楽人生の中で、こんな作品聴いたことないし、過去にタイムスリップして音楽作り始めた頃の自分に聴かせてやりたいぐらいですね。お前は2020年になればこんな音楽作れるようになるんだぞって。そういう初期衝動みたいなものがあって、言葉にならない仕上がりってこういうことなのかなと感じてます。

 

-そして、昨今生活をされる中で、感銘を受けた出来事を教えてください。また、昨今聴いている音楽で新たな発見があれば、そちらも合わせて教えてください。

 

SHINYA : 感銘受けたことだと、THE GHOST INSIDEの「Aftermath」ですね。DrのAndrew Tkaczykが、事故にあって片脚を失ってしまったのに、MVのREC風景でもパワフルに叩いていたし、すごい困難を乗り越えて

復活したんだな、というところが最近では一番感動しましたね。

 

孝哉 : 確かにあれはMV見た時に泣くくらい感動したね、俺はドラマーじゃないけど。TGI自体はあの後というか付近で色々あったみたいですけど、作品として純粋に素晴らしくて、出た時はリピートが止まらなかったですね。あとは自分も色々聞いていたと思うんですけど、今パッと思いつくのはMisery Signalsも新譜が出ましたしStand Atlanticの新譜とか、今年の春〜夏にかけてはYoung CultureとかBearingsやDead Lakes、Divided Minds等をよく聴いていました。歌が多いバンドを聞くことも昔よりさらに増えてきた気がします。あとLike Moths To Flamesが10月にアルバムを出すみたいなので、公開された曲がちょっと昔のアルバムっぽい質感も強かったんでそれも楽しみです。

 

克哉 : 僕はTHEMISに向き合いすぎて、このアルバムに感銘を受けました(笑)自画自賛じゃないんですけど、自分にもすごく色々な感情をもたらしましたね。アルバムのことばかり考えてたので、もう他のことが思い浮かばないです。

 

KAZ : 最近、Billie Eilishをずっと聴いていて、あのであそこまでの表現をできる人はなかなか居ないんじゃないかと思いました。自分の中ではすごく新鮮な感覚で、今まで国籍関係なく女性Voの曲を色々と聴いてきました、ここまで繊細に歌える人っているんだなと感銘を受けましたね。僕個人としてもレコーディングにそれが影響された形となって、もっと繊細な表現をしたいと思い、以前よりも歌詞に対する歌のニュアンスや抑揚をかなり突き詰めています。

 

-ありがとうございます。また、このような状況の中、SLOTHREATとして現在掲げている目標や、これからの企みを教えてください。

 

孝哉 : このような状況の中、音源を聴いてそれを埋めることは多くなると思うので、いろんな人にとにかく音源を聴いてもらいたいですね。昔から変わらないことですけど。

 

克哉 : 逆にあまり変わらないかもしれないですね。普段の私生活も、僕はコロナ前後で特に変わらなくて、サウンドエンジニアリングとか音楽製作をやってたりするんですけど。

でも単純に、ライヴに対する概念が変わってきているとは思います。スタジオ音源が今まで以上に大事になってくるかなと。ぶっきらぼうな言い方ですけど、今までは、音源とかがしょぼくても、ライヴで盛り上げられさえすればちょっとしたプロップスを手に入れられてしまうようなバンドとかもいたと思うんですよ。これからはまやかしが効かなくなる時代が来るというか、音楽そのものの本質的な良さが無いと生きていけない時代になると思うので、そういう移り変わりはあるんじゃないかと思いました。

なので、作曲ペースを倍にしていこうかと思っています。今までもかなりやってはいましたけど、これからの時代を生き抜くにはもっとクリエイティヴにおけるスキル・アビリティが重要になってくるのかなと考えてますね。

 

孝哉 : メンバーも個人的にそれぞれ、自宅でできることを増やしていくという方針にはなってますね。僕も環境を徐々に良くしてはいるし、自分ができることを増やしていこうと、メンバー全員がそういう方向に向かってます。

でもそれに比例してじゃないですけど、ライヴがやりにくい世の中になればなるほど、ライヴを渇望する層も出てくると思うんですよ。「じゃあライヴは諦めて音源だけ聴くか。」とはならないと思っていて、ライヴの価値自体は上がると思うので、この状況下ではどういう風にやっていくのか、その他のコンテンツ含め今まで以上に慎重に考えたいとは思いますね。

 

克哉 : そこで、リアル世界でのライヴというものをより一層大事にしていきたいとは強く思いましたね。正直、ガイドラインってあるじゃないですか。ビニールカーテンとかマスクだとか、観客は大声を出しちゃいけないとか。そういった状態でライヴを打ちたくないというのはあって。100%の自分たちしか見せたくないので、これからのライヴをどうしていくのかというのは大切なものとして考えてますね。沢山頭使って練っています。

 

-再び状況が変わり、ステージ上のSLOTHREATの姿が見れる日を楽しみにしています。それでは最後に、TOPPA!!読者へメッセージをどうぞ。

 

孝哉 : やっぱり、早くこの状況が収まって、自分たちがリスペクトをしているバンドと一緒にきちんとした形でライヴイベントをやったりしたい気持ちはあります。色々ありますがとにかくアルバムをじっくり聴いて頂きたいです。

 

克哉 : とにかくアルバムの音に全て詰まってるから……なんて言おう(笑)。

 

KAZ : SLOTHREAT史上、歌もサウンドも更にパワーアップした最美な楽曲がこのフルアルバムに収録されてます。全体的にかなりダイナミックに音圧や音像が進化し、その中での繊細さに驚愕するような仕上がりになってるので是非聴いて、堪能して欲しいです。自分たちで聴いても鳥肌が立つようなアルバムが出来たというか……。

 

克哉 : 俺は嬉しいよ、あのアルバムが出来上がったのが(笑)。あそこまでの音楽を生み出すことができたのが純粋に嬉しいですね。ゆえに、とりあえず聴いてほしくてたまらないです。

KAZ : それに尽きるね!

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