A Ghost of Flare インタビュー 

A Ghost of Flare(読み方 : ア・ゴースト・オブ・フレア)
メンバー(LtoR) : YU-TARO(Gt) / Yojiro(Vo) / Takuya(Ba) / Yuya(Gt)
HP : http://www.aghostofflare.jp/
Twitter : https://twitter.com/AGHOSTOFFLARE
Facebook : https://www.facebook.com/AGhostOfFlare/

新世代の旗を掲げる東京出身メタルコアバンドA Ghost of Flare。常に彼らはこのシーンを切り開かんべく、先陣に立って活動を続けてきた。そんな彼らは現体制での2作目の作品として2018年4月6日4th Single『THRENODY』をリリース、Another Story、ヒステリックパニック、シークレットバンド(※4/5 12:00解禁)と猛者達を集めた自主企画『OUT OF CYCLE』を開催する。

今回TOPPA!!編集部は、メンバーのYojiro(Vo)、YU-TARO(Gt)に対し、改めてYojiro加入の経緯、新作『THRENODY』の聴きどころ、自主企画「OUT OF CYCLE」にかける想い等、話を聞いた。

取材・文・編集 / 宮久保 仁貴 写真 / かやの ようへい


 

-Yojiro(Vo)さんが加入されてから、約2年になりますが、改めて自己紹介兼加入の経緯を教えて頂けますでしょうか?

 

Yojiro : A Ghost of Flare加入前はメタルコアシーンのバンドで1年間活動していました。そのバンドで活動した事がきっかけで、このシーンにより深くのめり込む事になり、そのバンドを脱退後、メンバーに声をかけていただいたことがきっかけでA Ghost of Flareに加入しました。

 

YU-TARO : Yojiroが加入して再始動したのが2016年10月だよね……結構経つね!

 

Yojiro : なんやかんやであっという間に過ぎましたね。

 

YU-TARO : 当時Yojiroが加入した頃は、まだ20代前半で(今もそうなんですが)、丁度自分がA Ghost of Flareをスタートした年齢と同じくらいだったんですよ……。年齢を感じますね(笑)。

 

-そんな一回り年齢の離れたお二人ですが、お二人の音楽的ルーツを教えて頂けますか?

 

Yojiro : 自分は2000年代初期のパンクやスクリーモ、ミクスチャーが原点ですね!11年前頃にSlipknotを聞いて覚醒しました。
ちなみにその前は、コブクロのファンクラブに入ってました。

ヴォーカルスタイルとしては、SLIPKNOT、LINKIN PARK等、そのあたりの世代のラウドロックがメインですね。特に、一番影響受けたアーティストはRISE AGAINSTのTim Mcilrath(Gt/Vo)です。9年前、Youtubeでたまたま彼らのMVを見たんですよ。彼らの音楽って、社会的なメッセージ性に富んでいるじゃないですか。当時、世界の実情についての知識が疎かった自分にとって、そういった曲があまりにも衝撃的で。それと同時に、自分が表現したいこと、伝えたいことを本気で表現している姿に感銘を受けて、その瞬間に、「よし、バンドやろう!」ってなりました。当時自分はギターを練習していたんですが、RISE AGAINSTを知ってから、ボーカルスクールに通うようになり、歌うことに専念することになりました。

 

YU-TARO : これ、俺らの世代じゃん(笑)。

 

Yojiro : そうですね(笑)。意外と被ってます。

 

YU-TARO : その並びはめっちゃエモいな……!
さて、自分の場合は高校生の時に初めて組んだバンドがHi-Standardのコピーバンドだったんですよ。その頃は海外のメタルやメタルコア、スクリーモ、西海岸系のスケートパンク辺りを聴いていましたね。NO USE FOR A NAMEとか好きだったな〜!
その後、メタルコアにハマり、現在に至るといった感じです。

ギタリストとしての影響は、邦楽はex.GUNDOGのIppei(Gt)さんの存在が大きいですね。洋楽はPARKWAY DRIVE、I KILL THE PROM QUEENのリフワークなどに影響を受けています。

 

-それでは、この度は4th Single『THRENODY(読み方 : スレノディ)』リリースおめでとうございます!メンバー視点での聴きどころを教えて下さい。

 

 

Yojiro : 今作に限らずですが、やはり言葉を大切にしていきたいという思いは変わらずあります。なので、今作も是非、CDを買って歌詞カードを読みながら楽曲を聴いてほしいですね。格好良さを超えた「何か」を感じてくれたら嬉しいです。

 

YU-TARO : 近年のA Ghost of Flareのコンセプトって、明るめな展開がこれまでの常だったんですけど、今回は人間の負の面をフィーチャーした作品になっています。
SEに至っても、いわゆるステレオタイプ的なホラー的なものと言うよりは、本当に人間の闇、狂気に迫った内容になっています。ただ、結局は何かに寄り添えるような、希望を見出す終わり方にはしています。

 

Yojiro : 自分自身、ここ2-3年、哀しみや苦しみなど、負の感情と向き合う時が多かったんです。そういった個人的な体験も今回の作品に影響していることは確かです。
ただ、このバンドにおける自分の不変なる表現のコンセプトとして、「闇に映える光」を掲げているんですね。
そのため、闇の中を彷徨って終わりに向かってしまうのではなく、最終的にはリスナーの心の奥深い所に宿る葛藤や哀しみに寄り添えるような、ポジティブな作品にしようと常に意識しています。
そういったことも念頭においた上で聴いてくれたら嬉しいです!

 

-ちなみに本作の制作はどちらで行われたのでしょうか?

 

YU-TARO : 本作はDIYにこだわるべく、全部宅録で録り終えました。時間が限られていた為、時間との勝負ではありましたね。ただ、短期間で集中して制作した結果、濃度の高い楽曲を揃えられたと思います。

 

Yojiro : 普段から自分は各所でフライヤーや動画制作も行っていたりするんですが、本作のアートワークは自分が担当しました。
というのも、自分にとってのバンド活動は、音楽活動というより「表現の創作活動」といった意識が強いんですよね。まず、「自分達は一体なにを表現したいのか」を徹底的に追及した上で、本質的な部分を抽出します。そして、その抽出した部分を具現化するツールとして、普段僕らは音楽を活用しています。
結局は、自分がなにを表現したいのか。それさえ、明確にしてしまえば、別に音楽だけに拘る必要はないのかと思って。だから、映像やデザインもやってしまおう!って感じです。

 

-話は脱線しまして、最近聴いた中でカッコいいなと思ったアーティストを教えて下さい。

 

Yojiro : 最近の話ではないんですが、Haruka Nakamuraと阿部芙蓉美は、本当に魅力的だなと思います。
この界隈だと、特にSuggestionsですね。主催のライブにも出演してくれたんですが、彼らのライブでかなりのトラウマを背負わされました。笑もちろん、いい意味ですよ!

 

 

洋楽だとOUR HOLLOW OUR HOMEが間違いないかと思います。郷愁を感じると同時にフレッシュさも感じる。純粋にお、かっけえ!ってなりました。

 

 

YU-TARO : 今度来日するBAD OMENSですね!自分達も彼らの来日公演にサポートアクトとして何箇所か出演するんですが、彼らのシアトリカルな世界観に自分達と同じ匂いを感じています。

 

 

また、邦楽だとCrystal Lakeは今も昔も間違いないかと思います。昨年A Ghost of Flareも出演させて頂いたTRUE NORTH festival 2017も大成功に終わりましたし、このシーンに夢を与えているバンドだと思います。
あとは、a crowd of rebellionですね!昔から一緒にやってきた仲間なんですが、先日Zepp Divercityでのワンマンは感動しました。大作(Vo)君の、「人生かけて、自分を信じて続けて良かった」というMCが深く刺さりましたね。

 

-それでは、今後の音楽シーンの流行について思う所を教えて下さい。

 

Yojiro : メタルコアというジャンルに限らず、世間体に媚びない音楽性のバンドが評価される時代になっていくと思います。というのも、今の時代、ネットを使えば誰でも気軽に多様な音楽を聴くことが可能な環境にいます。そういった環境の影響もあり、これまで以上に自分達の音楽を聴いてくれるリスナーの幅が広がったわけで。とりあえず、俺はMOROHAが大好きです!

 

YU-TARO : 最近思う事は、一昔前は皆洋楽の影響からこのジャンルに足を踏み入れていたと思うんですよ。それこそ、Taste of Chaosで来日したAS I LAY DYINGとか、通ってきた層は多いんじゃ無いかなと思います。ただ近年は洋楽の勢いが弱まっていて、シーンとして海外バンドの興味が無い、そもそも知らない若い層の比率が増えてきた感じはありますね。ただ、こういった洋楽バンドをルーツにしているバンドなども沢山いる訳で。掘り下げるという意味で、是非興味を持ってdigってみれば、新しい発見が出来るんじゃないかなと思います。

 

-昨年1年はTRUE NORTH festival出演やバンド史上初のワンマンなどありましたね。総括すると、どんな年でしたか?

 

YU-TARO : 激動の1年でしたね。
正直な所、メンバーが変わり、そこからA Ghost of Flareを名前を背負ったまま活動するか否か迷った時期もありました。本当に初心に返って、一からのスタートという気持ちではありましたね。ミニアルバム『Aerials』の制作作業や初のワンマンライブと課題が山盛りでした。

 

 

Yojiroに関しては、前任VoのKanameの存在があっただけに、プレッシャーも相当半端なかったと思います。ただ、THE ROAD TO TRUE NORTH企画で無事勝ち上がり、TRUE NORTH festivalでの彼のプレイを見た時に、「本当に入ってくれて良かったな……!」と再実感しました。

 

Yojiro : この一年は、地盤作りの意味合いも込めて、自分とA Ghost of Flareの交わる接点を探り続けた年でしたね。
その結果、このバンドにおける自分のあるべき姿が明確になったので、
今年からはその部分をさらに洗練させ、より深みのある表現活動をしていきたいなと思っています。

 

-それでは、今後のA Ghost of Flare様の予定を教えて下さい。

 

YU-TARO : 2018年4月6日(金)clubasiaにて、自主企画「OUT OF CYCLE」を行います。

 

 

この日は自分達の盟友のAnother Story、ヒステリックパニックが出演します。
4月5日昼の12時にもう1バンドも解禁するんですが、このバンドも間違いないバンドですね。

 

 

-ヒステリックパニックとの共演は久しぶりですよね?

 

YU-TARO : そうですね。東京だと、以前吉祥寺CLUB SEATAにて開催したAGOF FEST Vol.4ぶりですね。今回の企画名はAGOF FESTではなく、「OUT OF CYCLE」なんですが、意味合いとして今回は次の段階に行くためのイベントだと考えています。
勿論出演して頂くバンドは同じシーンで戦ってきたライバルでもあるし、理想のバンド、ネクストレベルに進出しているバンドだと思っていまして。そんな強豪を集めて共演する事で、自分達の成長に繋げられれば、と思います。

 

-それでは最後に、TOPPA!!読者へのメッセージをどうぞ。

 

Yutaro : 自分たちが表現したい事を形に出来る様、日々模索中です。今年はより突き詰めて、応援して下さる方にアウトプットして恩返しが出来ればと思います。

 

Yojiro : いつもチェックしていてくださる皆さん本当にありがとうございます。
2018年もどんどん進化していくので、これからもチェックお願いします!
よろしくね!