Ailiph Doepa インタビュー

Ailiph Doepa インタビュー

アイガーゴイル : フェスはやっぱり良いなと思いました。朝一から車で行って、周りではお客さんが何千人とシャトルバスで輸送されてく中を俺らだけ優雅に進んで行って。普段だったらあっち側の人間だったんですけど、今日は俺ら出るしってことでルンルンで行って。それで会場入りして、準備して、リハからいろんなスタッフの人がいて、いろいろなことをやってくれて、「ライヴハウスとは規模が違うんだな……!」と感じました。出番前にSiMの皆さんが挨拶に来てくれて、「この人たち本当にちゃんとしてるんだな!」と感動しました。ど頭だし、そんなにお客さんいないかなあと思ってたんですけど、いざステージに出て行ったら、人の海が出来てるわ、本当の海もあるし……「何だこのオーシャンビューとピーポービューは!すごい景色だな!」ととりあえず思いましたね。みんなポカーンかと思いきやワーッってなってて、こいつら本当に俺たちが今までライヴハウスで会ってきたお客さんとはそもそもタイプが違うんだな、完全に1万数千円の元を取りにきているなと思いました(笑)。ちゃんと盛り上がってくれて、すげえ良い空間を過ごせて、その後は普通にお客さんとして楽しみましたね。

 

その後の反響もリアル・SNS問わず凄かったですよね。

 

アイガーゴイル : お客さんから「良かったです、一緒に写真撮って下さい。」とかいろいろあって、物販もめちゃくちゃ売れて、ライヴ直後はHEY-SMITHよりも並んでたらしくて、驚きました。それだけアクションがあったってことですね。フォロワーも1日で1000人くらい増えて(笑)。やっぱり数字で反応があると一番分かりやすいじゃないですか。リアクションが本当にすごかったので、売れるってこういうことなんだな、これをもっと何倍にもしていこうって肌で感じて楽しいなと思って。

まあ一番ヤバかったのが打ち上げですけど。もう体力なさすぎて。先輩方はすごかったので。SiMのMAHさんが隣にいて、目の前に10-FEETのNAOKI(Ba/Vo)さんがいて、HEY-SMITHの猪狩秀平(Gt/Vo)さんがいて。俺は飲んでたら眠くなってきちゃって、そんなテーブルでうとうとし始めるっていう失態を犯しちゃって(笑)。打ち上げではパンチを見せられなかったので、そこだけは悔やまれるかなと。次回があればリベンジしたいです(笑)。日本の文化的に、ライヴよりも打ち上げでパンチ見せなきゃいけないみたいな風習が古くからあったりすると思ってて。結局人と人の繋がりだから、音楽の良さももちろんありつつ、それだけじゃない部分で動いてるところもやっぱりあるので。いくら音楽が良くても愛想悪いやつはみんな呼びたがらないみたいな。逆の立場で考えても、あんまり音楽かっこよくないけど毎回挨拶してくれるやつと、すげえ音楽かっこいいけど愛想悪いやつ、どっちを自分の企画に呼ぶかってなったらまあ前者呼ぶよなっていう、そういうのを最近すごく感じたので、ここ最近はもうちょっと愛想良くするのが課題かなと(笑)。難しいんですよ、音楽って。口では良い音楽やってればどうのこうのって言うんですけど、まあ俺も言うんですが、結局そんなことなくて、人間力とか周りを巻き込む力も大事だなと。音楽だけではなかなか上手く行かないケースが多いかなと最近感じてます。とりあえずフェスは良いな、もっと出たいなと思いました。

次はDownload Festivalが来るらしいのでそれに出たいです。もしSYSTEM OF A DOWNが万が一出たらそれの当て馬に使ってもらいたいですね。そこで僕は切腹して死にます(笑)。

 

-()。話は変わりますが、最近皆さんが刺激を受けた事を教えて下さい。

 

アイガーゴイル : 海外ですかね。観光でロンドン行ってきたばっかりなんですけど、何もかもが日本と違うんで。俺は何回も行ったことあって、新鮮ではないんですけど、いつ行っても良いものは良いなって。そういうところでもライヴしたいなと。

先日もSENSHIとそういう話をしてて。SENSHIはセルビアから来てたので、日本以外のところでもいろいろやってみたいなと。俺は外国の人のリアクションがすごく好きなんで。外タレと対バンとかするとたまにライヴを見てくれるんですけど、ライヴ終わって楽屋戻ると、「What the fuck!」って言って駆け寄ってくれてすごい握手されたりハグされたりして。そういうのは日本ではあまりないことなので、みんなかっこいいなと思ってても腹の中しまっちゃったりとか……冷たい人間が多いなと(笑)。だから大きなリアクションに包まれたいなと思って。スタンディングオベーションとかも絶対最高じゃないですか。でも日本だと起こらない現象だと思うので。

 

 

ライヴしてツアーしてみたいな今までのルーティーンを、日本だけの規模感じゃなくて、もっと別のベクトルからこう……。海外行けば上手くいくとは別に思ってないですけど、ただやってみたいなと思いました。僕は、刺激を受けるんであればインサイドじゃなくてアウトサイドかなって思ってますね。だから日本では刺激を受けていないです。日本では日々つまらないです(笑)。

 

パプリカ : 最近の刺激はアニメしかないです。最近だと『バキ』とか。あとは戦争もの見て、「ああ、戦争ってよくねぇな。」とか、そういうのしかないです。音楽の刺激あるならむしろ教えてほしいです。

 

アイガーゴイル : Twitterでおすすめバンドとか聞いてもろくなバンド教えてくれないですよ。知ってるし、聴かねえし、対バンしたことあるし、みたいな。リスナーの皆さんもっと音楽ディグリましょうよって思います。俺らの音楽聴いて、「OOOとXXXを足して2で割った音楽。」とか、「バカじゃないの!どこにXXXの要素入ってんの、もっとちゃんと聴けよ!」みたいな(笑)。自分の引き出しだけで音楽語るからそういうことになるんだろっていう(笑)。○○っぽいとかぽくないとか……そういう論争はもう飽きてて、そういうのは下らないからお家帰ってXXかいておねんねしてなって感じですね。

 

パプリカ : 『STEINS;GATE』もいいですね。最近『シュタインズ・ゲート ゼロ』を放送してますけど。あれのおかげで毎週生きていられます。

 

アイガーゴイル : アニメと『バキ』に生かされてる(笑)。

 

パプリカ : 良い音楽あったら教えて下さい。お願いします。

 

アイガーゴイル : 同世代のバンドマンもどんどん辞めていくので、友達が少なくなっていくんですよ。みんなもっと頑張りゃいいのにって思って(笑)。俺らみたいに好き勝手音楽やればマンネリもしないし、俺なんてさっき言ったみたいに自分の枠を決めてないから今後も好き放題できる。下手にこういうジャンルって決めちゃうと、だんだん壁にぶつかって、その壁を打ち破れなくなって挫折してしまうんですけど、俺はそういう壁を作ってないからどこまででも行けるし、辞めたいなと思ったら辞められるし、自由なんですよ。未来が読めないからこそ面白いから、こうやってるんですよ。肩の力抜いてやろうぜっていう感じですよね。

 

今同世代で活動されているバンドも数少なくなって来ましたね。それこそ、最前線で活動しているのはPhantom Excaliver辺りでしょうか。

 

 

アイガーゴイル : Phantom Excaliverもちょっと危なかったですね。無事復活して、まだ対バンして欲しいですけどね。最近やれてないので、ドーパともまた仲良くしてほしいです。昔一緒にやった共同企画の「ファントムドーパ」をまたやりたいねってMatsu(Gt/Vo)とはよく話してるんですけど。

同世代のバンドって、結局今は日本のラウドロックの上の人たちがいて、中間層がなくて、俺らの世代になってると思うんです。上位層の方々でさえ、もう俺ら知ってるみたいな感じで、ステップアップする階段としてはそんなに無いはずなんですけど……一歩が果てしなくデカいというか。そういう上にいる人たち、SiMとかHEY-SMITH、Crossfaithとか、そういう同じ世代のノリで、俺たちだけで行くんじゃなくて、仲間がいて、一緒に同じ感じで登っていけたらいいなと思います。友達欲しいなと。みんながみんな力合わせてやれればもう一財産築けるんじゃないかなと思いますけどね。DEAD POP効果もそんなに何年も持つわけじゃないんで、今が勝負かなと。アルバムの反応には心踊らされますね。

 

同世代と言えば、先日「AIR TOUR」でA Barking Dog Never Bitesとも共演されていましたよね。

 

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