As (読み方 : アズ)
メンバー(LtoR) : hikaru(Ba) / YOU(Gt) / SHIMON(Vo) / RYO-P(Mp) / YOU(Gt) / kotaro(Sup Dr)
HP : http://as-official.com/
Twitter : https://twitter.com/as_since2015
Facebook : https://www.facebook.com/As-1481316795496691/
Asは前身バンドCentral 2nd Sickを経て、2015年に結成、始動したミクスチャーバンド。都内を中心に活動する彼らのサウンドは、所謂バンドサウンドとマニピュレーターが混じったオーソドックスなミクスチャースタイルをベースに、ストリングスやホーン、EDM、Jazz、三味線などなど、様々な音楽要素を取り入れた新世代のミクスチャーサウンドを奏でている。近年また話題を呼び始めたミクスチャーシーンにおいて、Asが注目株である事は間違いない。そして、彼らはこの度4月8日に2nd EP『LETTERS』を会場限定でリリース、そして同日に本作のリリースパーティーを新宿club SCIENCEにて予定している。
今回、TOPPA編集部はメンバーのSHIMON(Vo)、RYO-P(Mp)、hikaru(Ba)に対し、グループ結成の経緯、音楽的ルーツ、リリース予定の『LETTERS』についてなど、彼らの口から等身大の想いを語ってもらった。
取材・文・編集 / 宮久保 仁貴 写真 / まじま
-TOPPA!!初登場ということで、バンド結成の経緯を教えて下さい。
SHIMON : 元々僕達は前身バンドCentral 2nd Sickで活動して、当時は所謂”ピコリーモ”スタイルのサウンドを演奏していました。
ただ、自分達が活動していく中、2~3年経ってメンバーが進路の事情で脱退したり、ピコリーモシーンが衰退していきまして。
その後、メンバーと相談して、「自分達が本当にやりたい事を追求しよう!」という話になりました。
そこで、元々自分はミクスチャー界隈のサウンドが好きだったので、皆に提案した所、今のバンドの形式の雛形が出来ました。元々RYO-P(Mp)はCentral 2nd Sick時代はGtを弾いていたんですよ。
RYO-P : 最初は「作曲も同期も作っているし、出来るっしょ!」的な感じだったよね(笑)。ただ、自分自身もやってみたかった部分はあったので、マニピュレーターに転向しましたね。
そして、AsはCentral 2nd Sick時代から、Baはhikaru、GtはYOUとメンバー変わらず、その後YOUの大学の後輩でもあるkotaro(Dr)がサポートで加入しました。
その後、2015年10月3日に渋谷THE GAMEで始動かつ主催イベント「Until we raise a flag of truce”Relese party」を行い、現在に至るといった所です。
-それでは、各メンバー様の音楽ルーツを教えて下さい。
hikaru : 自分の音楽的ルーツBUMP OF CHICKENから始まりまして、愛知は三河地区のメロコアシーンのバンド達を聴き、大学に入ってから、SIMONや大学の先輩にポストハードコアを教えてもらいました。
影響を受けているアーティストは、コンポーザーに目がいっちゃうんですが……なんやかんやで今も昔もRyo-Pかな~と思います(笑)!
RYO-P : またまた(笑)。
自分の場合、Central 2nd Sickを始める前までは重い音楽を聴いてこなかったんです。SHIMONにバンドに誘われてから聴き始めたので……この手の音楽のベースはSHIMONですね。例えるなら、SHIMONが監督で、自分が制作的な役割かな、と。
個人的な音楽的ルーツに戻りますと、ゆずきっかけでアコースティックギターを始め、そこからGLAY、B-DASHとハマり、洋楽はSUM41など西海岸系のポップパンク・メロディック系のバンドを聴いて育ちました。
その後、SHIMONと出会い、初めてドロップチューニングでギターを弾く事を覚えました(笑)。
最初は「ブレイクダウンって何?何でこの人達はガニ股でギターを弾いているんだ?!」って感じでした(笑)。
-初期Attack Attack!彷彿系ですね(笑)。
RYO-P : 今思うと本当にそうですね(笑)。
制作的な話をすると、Asのコンポーザーは僕なんですが、コンポーザーとして影響を受けた音楽ははボカロを中心としたピコピコした音楽ですね。
特に、cosMo(暴走P)、現実逃避Pとしても活動していたヒトリエのwowaka氏には影響を受けました。
プロデュースに関しては、Asの活動以外にもAlloyやuijin、二丁目の魁カミングアウトなどの楽曲プロデュースも行っていたりします。
SIMON : 自分の音楽の始まりはB’zでした。そこからハードロックやミスチルを聴いて育ち、高校生の時にYOUと出会ってからヘヴィな音楽に目覚めました。彼自身がメタル畑の人間という事も大きかったですね。
その後、バンドを始めるにあたって、RIZE、山嵐、当時ミクスチャー色の強かったROTTENGRAFFTYに影響を受けましたね。彼らもそうですし、Pay money To my Painでラウドロックを知って、洋楽はLINKIN PARK、LIMP BIZKIT、MANAFESTを聴いてミクスチャーにどっぷりハマりました。シンガーとして影響を受けたのは、RIZEのJESSE(Vo)さんとPay money to my pain K(Vo)さんですね!
-ルーツをお聞きしまして、一筋縄ではいかないAs独自のサウンドは、皆さんの様々なバックグラウンドがあってこその物だと思いました!それでは、この度は2nd EP『LETTERS』をリリースされますね。メンバー視点での聴きどころを教えて下さい。
RYO-P : 基本的にREC、ミックス、マスタリングは自分が担当しました。
曲の聴きどころは、Track.1「sign」という曲がありまして、この曲のバッキングではストリングスを多用した同期を使っているんですよ。
普通のミスクチャーではなかなか無いというか……オーケストラ的なサウンドに仕上がりました。是非、意識的に聴いて欲しいですね!
SHIMON : FINAL FANTASYやDRAGON QUESTにミクスチャーが合わさった感じだよね。
RYO-P : そうそう、この曲は塩梅が本当に難しかったね。同期色を強くしすぎるとまんまゲーム音楽みたいになっちゃうし。バンドサウンドのテイストを強めた結果、As特有のサウンドが生み出せたのかな、とも思います。
他の曲もホーンやピアノ、ストリングス、アコギの要素も取り入れたので、是非チェックしてもらえればと思います。
hikaru : 手前味噌ながら、『LETTERS』はジャンル的には新しいなと感じましたね。いわゆるミクスチャーにRYO-Pのセンスが加わってAs特有のサウンドを表現出来たと言いますか。
そして、フェスによく行くキッズ層が聴いても盛り上がれるのでは、と思います。
SHIMON : 今回作品名が『LETTERS』という事で、まぁ日本語訳すると手紙ですよね。今回、インストを除くと4曲収録されているんですが、今まで以上に感謝のメッセージ性を込めました。良い歌詞だと思うので、サウンドは勿論リリックにも着目して聴いてもらいたいです。
-4月8日のリリースが待ち遠しいですね!ところで話は脱線しまして、皆さんが最近聴いた中でお気に入りのバンドを教えて頂ければ、と思います。
SHIMON : 北海道のBless of Septemberですね!
昔、Red Bull Live On the Roadで共演して、そこから仲良くなりました。
同じシーンで活動する仲間として、誇れる存在です。
hikaru : ONE OK ROCKが昨年リリースした『Ambitions』やSurvive Said The Prophetの『Wabi Sabi』には感銘を受けました。良い意味で、近年の彼らのサウンドはバンドに寄りすぎていないと思うんですよ。
勿論ロックサウンドが根底にありつつも、R&Bなどの他の音楽要素の匂いや同期の入れ方も素晴らしいと言いますか。勿論AsもRyo-Pのサウンドプロダクションが強みですよ!
RYO-P : 最近は眠る前にAlexaに「ヒーリングミュージックを流して!」とお願いしていますね(笑)。
ライブに関しては、仲良くなるバンド達のライブは見ていて楽しいですね。
Quinceや、それこそ昔からの仲のReptileがそうですね!
-皆さんは今後の音楽シーンの流行についてどう思われますか?
RYO-P : う~ん、これに関しては本当に読めないですね。
昔に比べてサウンドの届け方、汎用性が広がり続けていますし。
それこそ、同期を使ったバンドは自分が高校生の頃は数える程だったんですが、今や同期を使っていないバンドの方が珍しいですもんね。
ただ、その中でも結局は音楽性が良くて、自分達の事をマーケティング出来る頭の良い人が残ると思います。
昔以上に今の時代は楽曲センスやマーケティングのハードル高くなっているし、聴く音楽がありすぎるから、その中で独自の色を出せるアーティストが今後頭角を表すのかな、と思います。
hikaru : 昔からそうだと思うんですけど、この手の音楽に関して言えば、
コアなジャンルが来て、聴きやすいジャンルが来て……この繰り返しだと思うんですよ。フリースタイルの影響でそれまでアンダーグラウンドだったラップ要素が盛り上がったかと思えば、
また新しいジャンルに流行は移り変わろうとしていますし。
SHIMON : 正統派なアーティストが売れるハードルが昔に比べて格段に高くなったと思います。変な話、コンセプトがコミックバンド的なバンドが増えたり、それこそ楽器を弾いていないアーティストも増え、それが売れたりしているのが現状だと思います。
ただ、自分達は特にそういうコンセプトには寄せず、ありのままの自分達のやりたい道を進めれば、と思っています。
-それでは、昨年1年はどんな年でしたか?
また、今年の抱負を教えて下さい。
SIMON : 去年はアルバムを発売しましたが、大々的に全国ツアーは行けませんでした。
それでも去年は自主イベント(※2017/03/20 宇田川GARRET 1st album“BIRTH”Relesetour)があったり、その他でもイベントに関わらせてもらったり勉強になった年でした。
今年は今まで以上に協力してくれる人達がいるので、自分達の存在を広げられるよう更に頑張って行きたいですね!
そして、フェスに出たいですね!今まで悔しい思いも経験しているので、今年こそは出たいな!と思います。
-最後にTOPPA!!読者へのメッセージをどうぞ。
RYO-P : まずは、どんな形でも僕達の音を聴いてもらいたいですね!
記事を見て頂いている読者の皆様で、普段記事を読んだけど音楽を聴かない方、
まずは聴いて下さい!下のティーザーをワンクリックお願いします!
SIMON : そして、PCやスマホの画面上の聴く見るを入り口に、僕達のライブに来て、僕達の表現したいサウンドを感じてもらえればと思います。
その為にも、しっかりとしたものを見せられる様精進します!
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