Concealments(コンシールメンツ) インタビュー

Concealments(コンシールメンツ) インタビュー

-Concealments バンドとして、そしてメンバー個々人の音楽的ルーツを教えて下さい。

 

 Kano : まず、バンドとして影響を受けているのはCounterpartsなどの2ビート主体のモダンなメロディックハードコアで、こちらをベースとしつつ、それだけだと似た様なバンドも沢山いるので、僕達的には、もっと昔のバンドとか、TAKENやMisery SignalsやHopesfall、京都のNOT II BELIKESOMEONEやNAIADやkamomekamomeに影響を受けています。ハードコア寄りだとMorning AgainやPoison The Well、現行のバンドですとRenouncedやIncendiaryなどの不協和音を多様するミドルテンポ主体のニュースクールハードコアのバンド達に影響を受けています。他にも叙情派のバンドはいると思いますが、僕達は2000年代の初頭のバンドの影響も受けつつ、新しい事も取り入れて、幅広くやっています。

 

個人的にもConcealmentsの楽曲を聴いてみて、過去のバンド達の影響を幅広く受けつつ、今風なモダンテイストを取り入れ、叙情+激情+α=独自の色を出しているように感じました。

 

 Kano : まさしくその通りで、ハイブリッド的な事をやりたいなと常日頃から考えています。現行のCounterpartsやHundredthも好きだし、一昔前のTakenやMisery signalsも大好きで物凄くリスペクトしていますが、今言ったバンドのただのフォロワーになってしまうのは面白くないし、そういうバンドは僕らがやらなくても国内外で数えきれないほどいます。だからこそ“叙情”と括られるハードコアの昔から今まで網羅した要素を入れて、尚且つメタリックな要素でモッシュピットを意識したサウンドがやりたいと思っています。もっと言ってしまえばメンバー皆聞く音楽がバラバラなのもあって、かっこよければ別に影響を受けた物がハードコアじゃなくても良いんですよね。3月に出したアルバムの最後の曲の“Kaigan-dori”はタイトルそのまんま僕の大好きなASIAN KUNG-FU GENERATIONの曲から取って来てます(笑)。

とにかくこういうジャンルだから現行の海外のシーンの最先端を追うってやり方に疑問を感じるので、自分達が本当にやりたい事を突き詰めていきたいと思います。

 

-Concealmentsはニュースクール要素も含んでいますよね。

 

 Tamaki : 個人的なルーツで行くと、僕とDaisukeは元々メロディック畑ですね。その影響から初期のConcealmentsの曲は2ビート主体の曲が多いです。それこそF.I.Bやlocofrank、CLEAVE、初期のFactには多大な影響を受けています。

 

-Concealmentsの疾走パートは、近年の叙情ハードコアの影響も受けつつも、良い意味でどこか日本っぽさがありますよね。

 

 

 Kano : 海外のハードコアも勿論好きなんですけど、それ以上に日本のバンドが僕もTamakiも他のメンバーが好きなのが関係しているかも知れませんね。個人的なルーツとしては、ハードコア以外ですとDIR EN GREYが激しい音楽に進むきっかけで、 ハードコアを聞くきっかけとしてはenvyの存在が大きいです。「君の靴と未来」は名盤です。

 

現在のラウドシーンについて感じる事、同じシーンの中でもこのバンドが来てる!等あれば教えて下さい。

 

 Kano : シーンとしては、特に僕達がどうこう言う事は無いですね。日本のシーン全体で見ると、プリミティブなハードコアに関しては、他と比べて若手があまりいない感はありますね。ただ、僕らのような、いわゆる叙情・激情系サウンドのバンドは先輩もそうですが、近年同世代のバンドが地方にも出て来ています。でも彼らは彼らで独自の音を追求しているので、住み分けが出来ていて、リスナー的にも面白いのではないかと思います。それこそ、僕らのスタイルとしては、『Kaigan-Dori』のような静かなパートがある曲もありますし、全部一辺倒で激しくはないですね。

バンドに関して言えば、a Soulless Painは尊敬しています。曲もそうだし、ライブの説得力・盛り上がり方が半端ないというか。名実ともに名古屋のローカルヒーローですね。Concealmentsの曲作りにも多大な影響を受けています。

同世代だと、同じく東京のSECONDLOW、SABLE HILLS、福岡のUNIVERSE LAST A WARDがヤバイと思います。この3バンドは自分達のルーツを色濃く出しつつ独自のサウンドを出してると思います。あと3バンドともライブの熱量が尋常じゃないです。嫉妬しちゃいます(笑)

それとメンバーの年齢がまちまちなので、同世代と言えるか分からないですけど、長野のkOTOnohaも唯一無二のスタイルを打ち出しててヤバイです。ボーカルの啓志さんには“kaigan-dori”という曲でがっつりラップで1分間くらいゲスト参加してもらってます!是非聞いて欲しいですね。

 

Tamaki : Kanoの言う通りで、この手のバンドは日本のシーンを見てもそんなに多くないんですよ。その中で、近しい音楽とは言え、各々趣向を凝らしていているように思います。それこそ、ルーツとして同じ音楽・バンドを通っていても、楽曲としてアウトプットした際にはそれぞれの押し引きがあって、良い意味で違いがあるように感じます。

 

Kano : 付け加えて言うと、他ジャンルでは外タレコンプレックスみたいなものがあると思うんですが、日本のハードコアに関しては、日本には国内外でかっこよく、ユニークで誇れるバンドが多くて、良い意味でコンプレックスが無いと思います。

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