ダイナ四バンド インタビュー

ダイナ四バンド インタビュー

ダイナ四バンド(読み方 : ダイナシバンド)
メンバー(LtoR) : ダイナ一(Gt) / ダイナ三(Ba) / ダイナ四(Dr) / ダイナ二(Gt)
Twitter : https://twitter.com/uraotoko_r

このページをご覧頂いている皆さんが初めて触れたゲームは何だろうか?FINAL FANTASYシリーズ?DRAGON QUESTシリーズ?はたまたSAGAシリーズ?あるいは任天堂派……?そんな数々のゲーム音楽を見事にアレンジしているのが、今回ご紹介するダイナ四バンドだ。

元々はニコニコ動画やYouTube上にて「叩いてみた動画」で名を馳せていたリーダーのダイナ四(Dr)が発起人となって始まったこのバンド。彼の元に集まったダイナ一(Gt)、ダイナ二(Gt)、ダイナ三(Ba)、彼らもまた超絶技巧の持ち主なのだ。バンドとしては、近年は2018年2月17日に「第一回!チキチキ!世紀のゲーム音楽大合戦!」@初台DOORSを主催し、ゲーム音楽バンドシーンを牽引するかのオーラを放っている。

今回TOPPA!!編集部は、バンド結成の経緯や彼らの音楽とゲームのルーツ、バンドの近況等を覆面越しで話を聞いた。

取材・文・編集 / 宮久保 仁貴  写真 /添田晃史


 

 

-いつからWEB上に演奏してみた動画をアップされたのでしょうか?

 

ダイナ四: 一番初めは2013年9月21日にニコニコ動画にアップしたビッグブリッジの死闘ですね!その後、2014年になった時にYouTubeに試しでアップしてみると、こちらの反響も良かった為、今現在は両サイトで動画をアップしています。

 

 

-最初のアップロードから約5年が経ちますね!覆面マスクスタイルで活動されたきっかけはございますか?

 

ダイナ四 : そこに関しては、僕自身ダイナマイト四国が好きなんです。名前の「ダイナ〜」、そしてこの覆面マスクは敬愛しているダイナマイト四国から来ています!最初、顔出ししない方法を考えた際、色々考えたんですよ。例えば、安易に馬マスクを被ろうとか(笑)。ただ、それだと普通過ぎるな……と思いまして、自分の好きなダイナマイト四国をモチーフに今のスタイルを確立しました。

 

-そんなエピソードがあったんですね!それでは、今のバンドスタイルになったきっかけを教えて下さい。

 

ダイナ四 : 先述の通り、元々はドラム動画をネット上にアップするだけで完結していまして。ただ、どうしてもバンドでやりたいなと漠然に思っていたんです。そして……気がついたらダイナ一、ダイナ二、ダイナ三を橋のたもとで拾い上げ……(笑)、現在に至ります。初ライブは今から約2年半前の2015年10月17日でして、そこから2ヶ月に1本ペースでこの4人でライブを続けています。今も昔も変わらず、ずっとゲーム音楽を奏でています。

 

-橋のたもとはかなりアグレッシブですね(笑)!そんな皆様の音楽的ルーツを教えて下さい。

 

ダイナ三 : 元々はMarcus Millerなどのフュージョンを元々聴いて育ったんですよ。その反面、激しめなサウンドも並行して聴いて育ちました。ダイナ四バンドでは彼のアレンジに合わせて、よく16部刻みでプレイしています。
最近はDjent界隈のバンドをよく聴いています。

プレイヤーとしては、ex.PERIPHERYのAdam “Nolly” Getgoodから影響を受けていますね。サウンド面というよりは、彼のベースプレイに影響を受けています。今使っている竿も彼と同じくDingwallですし。

 

ダイナ一 : 自分も同じく、ダイナ四のアレンジに合わせてプレイしています。ただ、自分の畑としては、メタル寄りというよりは、どちらかというとハードロックやミクスチャー寄りではありますね。日本だとSIAM SHADE、海外だとLINKIN PARKやAEROSMITH、RED HOT CHILI PEPPERS、RAGE AGAINST THE MACHINE辺りがルーツとなります。

プレイヤーとしてはLUNA SEA / X JAPANのSUGIZO(Gt)、RAGE AGAINST THE MACHINEのTom Morello(Gt)、RED HOT CHILI PEPPERS のJohn Frusciante(Gt)からの影響が強いですね。

 

ダイナ二 : 元々布袋寅泰が好きで、そこからギターを始めました。自分はどちらかというとテクニカル思考が強くて、MR.BIGのPaul Gilbert(Gt)に強く影響を受けています。また、ダイナ1と同じく、日本のバンドだとX JAPANやSIAM SHADEを敬愛しています。ダイナ四バンドではゲーム音楽の旋律を重要視しつつ、ダイナ四のアレンジに忠実に沿ってプレイしています。

最近はギター講師の西尾和矢さんのプレイを参考にしています。
彼のプレイはとてもユニークなんですよ!

 

 

ダイナ四 : 自分がドラムを始めたきっかけは、X JAPANのYOSHIKI(Dr)さんに憧れた事がきっかけです!彼の影響からヴィジュアル系だの色々やった挙句、ハードロックに目覚めました。JOURNEY、VAN HALEN、HAREM SCAREMなどなど……80年代-90年代のハードロックが好きになり、その後、
STRATOVARIUSやHELLOWEENなどの元祖パワーメタルを聴いて育ちました。そんな中、ゲーム音楽はずっと前から大好きだったので、「これドラムで叩きたい!」と思い、動画を上げていったら……今に至ります(笑)。

 

-そんな皆さんのルーツとなったゲーム作品を教えて下さい。

 

ダイナ三 : ベースを始めた当初と同時に、FINAL FANTSY Ⅵをプレイする機会があったんですよ。世界崩壊後のワールドマップのBGM……「仲間を求めて」が一番好きですね。ゲーム音楽のベースの旋律って、昔はmidiとかで作られた曲が多かったので、運指やコード進行等複雑な曲が多かったんですよ。そういったゲーム音楽もコピーした事で、今のプレイアビリティ、音楽理論の知識等に繋がっています。

 

ダイナ一 : 小さい頃、家にファミコンがありまして、主にマリオやドンキーコングなどの任天堂との出会いがゲームを始めるきっかけでした。
ゲーム音楽になると、ダイナ四バンドに入る前にマリンバでFINAL FANTSY Ⅵの「決戦」を弾いていらっしゃる方を見たんですよ。そこで自分も耳コピしてみようと始めたは良いものの、これはめちゃくちゃ難しいな!と実感しました。その時、昔プレイしていたFINAL FANTASYの思い出が沸々とよみがえって来ました。それこそ、小さい頃はFINAL FANTASY Ⅳの「四天王バトル」など、バトル曲を沢山聴いて育ちましたので。そんな思いを抱いている時、丁度ダイナ四バンドに拾われました。

 

ダイナ二 : 元々FINAL FANTASYの音楽が元々好きで、いざギターで弾いてみようと思った一番目の曲が「ビッグブリッジの死闘」だったんですよ。

 

ダイナ四 : 一発目からハードル高い感じだね(笑)。

 

ダイナ二 :そうそう、当時NintendoDSのアドバンス版をプレイしてたんだよ。アドバンス版にはゲームトップ画面の選択欄にサントラがあってね、それで「ビッグブリッジの死闘」をひたすら聴いてひたすら弾いてやっとの想いで耳コピ出来ましたね〜。そしたら、そんな自分をダイナ四が見つけてきて、ダイナ四バンドに拾われたんです。

 

ダイナ三 : 当時はただの動物だったもんね(笑)。

 

ダイナ四 : あれは雪の日だったね……拾ってやったら、彼は恩返しに来てくれました(笑)。そして、全裸になった時もありました……

 

 

……という設定です(笑)。

 

さて、自分のゲーム音楽の一番初めのはFINAL FANTASY Ⅰのカオス神殿のBGMかと思います。カオス神殿のマップは地面が真っ黒で、グラフィック的にもサウンド的にも、すごく神秘的な印象深かったんですよ。ゲームの内容もさることながら、その時に初めてゲーム音楽が自分の音楽の琴線に触れました。
同時に、ドラクエ2の「Love Song 探して」には個人的に逸話がありまして……あのメロディに合わせてプレイ当時は替え歌を歌っていましたね(笑)。その歌、確かカセットテープに残していたはずなんですけどねぇ……(笑)。

 

ダイナ一 : 録ってたんかい(笑)!

 

ダイナ四: 母親が面白がって録ってくれてたんだよ(笑)。確かこんな感じだわ……「僕たちの~〜〜、僕たちの〜〜〜!」的な感じ(笑)!

 

ダイナ二 : 何回「僕たちの〜」って言ってるんだよ(笑)!

 

ダイナ四 : あと、こんなverもあってだな……「熱い心が滾ってる〜!きっと君にもわかるよ〜!」的な感じ!

 

一同 : (大爆笑)

 

ダイナ三 : わからねぇえよ(笑)!

 

-さてさて、話を本題に戻しましょう(笑)。先日2018年2月18日は初台DOORSにて「第一回!チキチキ!世紀のゲーム音楽大合戦!」を主催されましたね。この日の手応えは如何でしたか?

 

ダイナ四 : この日、お客さんが満杯に入って盛り上がった事もそうですし、自分たちが出て欲しいと思ったバンドさんに出演して頂けた事も嬉しかったですね。皆、プレイや雰囲気もそれぞれ違った個性がありますし。

 

ダイナ三 : 曲被りが無くて良かったよね。

 

ダイナ四 : 本当にそうだね!この手のイベントだと曲被りはよくある事なんですが、この日は奇跡的に被りが無くて良かったです。普通にお客さん視点としても楽しめました(笑)。それこそ、自分の出番の準備ギリギリまでずっとステージを観てましたからね!直前になって、そろそろ準備しないとな〜と思った矢先、ロックマン2メドレーが始まった時は準備を忘れて真顔で見ていました(笑)。

 

-プレイヤーとしても、お客さんとしても堪能されたんですね!
それでは、皆さんが今まで活動してきた中で、最も印象深かった出来事を教えて下さい。

 

ダイナ一 : あれじゃない?大阪遠征の時のタイヤのバースト!
あの時はダイナ四バンドで初遠征でして、初めで楽しかった矢先、高速道路を走っていたら「パン!ガン!」って音がしたんですよ!窓開けたら、見事にバーストしてまして、談合坂サービスエリアでタイヤを取り替えるハメになりました。

 

ダイナ三 : あれは怖かったね。

 

ダイナ四 : 大阪遠征といえば……あの時のダイナ二のぶっ壊れっぷりもやばかったね(笑)。
その日の打ち上げで彼はめっちゃ飲んで、案の定酩酊したんです。打ち上げが終わった後、皆で銭湯に行ったんですが、彼がコインロッカーの鍵穴に指を入れながら「開かねぇ……!」と言っていたのが印象深かったです(笑)。

 

ダイナ三 : その後、大浴場で全裸で仁王立ちしてたよね……(笑)。

 

ダイナ二 : ちなみにそれ全く覚えていません……(笑)。翌日は皆から諸々聞いて、ひたすら反省しまくりでした……(汗)。

 

-中々大変だったんですね……(笑)。先の遠征もしかり、主催企画など昨今バンドとして精力的に活動を行われていらっしゃいますね。こちらの活動を振り返った際の手応えを語って下さい。

 

ダイナ四 : 去年に関しては、ワンマンも出来て、バンドとして少しずつ次のステージに進めたのが嬉しかったですね!無事ソールドアウトもしましたし。
そして、バンド動画も出せたりしたので、ダイナ四がやってるプロジェクトというよりは、よりバンド感も出せた事も大きかったですね。

そして、今年は8月25日に大阪でワンマンライブを予定しています!去年は普通にワンマンライブを行なったので、今回は2部制にしようかなと考えています。昼の部、夜の部で合計100曲演って…… そして伝説へ……なんて(笑)。
そんな感じで構想を練っていますので、楽しみに待っていて下さい!

 

ダイナ一 : 自分たちで追い込んでいくスタイルね……(笑)。

 

ダイナ四 : いつもごめんなさいね〜と思いつつ、皆に期待しています♪

 

-個人の話を致しますと、ダイナ四様に関しては、近年FEST VAINQUEURの作品参加やサポートも行われていましたね。こちらはどのような経緯で参加が決まったのでしょうか。

 

 

ダイナ四 : こちらに関しては元々FEST VANQUEURの事務所の社長が自分の動画を見てくれていたんですよ。ある時、彼から連絡を受けまして……そこから作品の参加もそうですし、ライブサポートもそうですし、色々貴重な機会を頂けました!

 

-そんな経緯があったんですね!同じくヴィジュアル系アーティストだと、己龍の九条武政(Gt)さんとTwitter上にてリプライを飛ばされていらっしゃいますね。

 

 

ダイナ四 : 元々武政とは旧知の仲でして、ある時彼が「Twitter始めたで!」と教えてくれたのでフォローしたんですよ。そこからしばらくは特に何もなかったんですが、自分が「X JAPANの紅を1.4倍速で叩いてみた」動画をアップロードしたんです。そしたら瞬時に、「バカかオマエ!笑。なんでこんなの叩けんだよ!!!!!!笑」とリプライが返ってきまして(笑)。今も昔も、リアルでもネット上でも憎めないナイスガイです(笑)!

 

-良い意味でお互いの人の良さが伝わって来る話ですね!ところで話は脱線しまして、最近聴いた中でかっこいいと感じたアーティストを教えて下さい。

 

ダイナ三 : 最近WINTERGATANの存在を知ったんですが、演奏スタイルに驚きましたね。自作の楽器……マシンと言った方が良いのかな?Marble Machineなる楽器で、パチンコ玉をそのマシンに流して演奏するんですが、一言で言えば「凄み」を感じざるを得ないと思います。

 

 

ダイナ四 : 最近ゲーム音楽以外で一番聴いているのはRADWIMPSですね。改めてスキルや作曲センスがずば抜けているな……と思いました。

 

ダイナ二 : 洋楽だとSLIPKNOTやNICKELBACK、DAUGHTERY、あとONE REPUBLICなども聴いてます。あとは、ルーツに戻る感じで布袋寅泰を聴いてますね!

 

ダイナ一 : 最近のONE OK ROCKやcoldrainを聴いていますね!ここ最近の日本のラウドロックバンドは昔に比べて海外のアーティストとも遜色ないレベルだと思います。

ゲーム音楽だと、木琴でゲーム音楽を奏でるYoutuberのHATSU012の動画をずっと見ています。彼女達はDRAGON QUESTのスライムの被り物をしているんですが、被っているキャラの強さとは反比例して演奏がめちゃくちゃ上手いんですよ!

 

 

ダイナ四 : いつか対バンできたらいいな〜!

 

ダイナ一 : この木琴は運ぶの一苦労だろうな!でもいつか実現するといいよな!

 

ダイナ三 : その手の話だと、最近よくNES BANDのMatsukeN先生の動画よく見てますね!この前共演したんですが、本当に彼の音はファミコンから出てるんじゃないか?ってくらい表現力が高いんです!

 

 

ダイナ四 : 本当良い意味でまんまだよね!

 

ダイナ一 : いつか「いっき」のBGM弾いて欲しいわ……!

 

-挙げていたグループさんとの共演が実現すると良いですね!
ところで、近年の音楽シーンについて皆さんが思う所を語って下さい。

 

ダイナ四 : 昔に比べて、YouTubeの視聴者層が広がったことにより、誰もが自分達のプレイしたい音楽を披露出来る機会が増えたと思います。実際、様々な色んな方に自分たちのプレイを見てもらえる環境が出来たと思いますYouTubeのおかげで、このダイナ四バンドも活動スタート出来ましたし。

 

ダイナ三 : 我々の界隈はカバー音楽なので、いつか頭打ちになってしまうのでは……と思っていたんですが、まだまだ掘り下がる気はしています。それと同時に、何かまた新しいシーンが開花すれば……という気はありますね。

 

ダイナ一 : 音楽シーンの話をすると、若い子たちが昔ほど楽器をやらない印象は受けますね。

 

ダイナ四 : それこそ、最近は楽器がなくても曲作れちゃうよね。

 

ダイナ一 : もっと生の楽器を弾いて欲しいなという気はあります。色々趣味があって、その中でも楽器は値段のハードルが高いですが、音の楽しさや曲の楽しさを知ってもらえればと思います。
自分達はカバーではありますが、もし自分達のライブや動画を見て、楽しんでくれたり、これがきっかけで楽器を始めてくれたならば、ミュージシャン冥利に尽きますね!

 

ダイナ四 : 良い事言うね!

 

-それでは、今後の予定をお教え下さい。

 

ダイナ一 : 2018年6月16日に渋谷CYCLONEにて、名古屋のゲーム音楽バンド「京バンド」と2マンライブを行います!
その後、8月25日に大阪ワンマンがあり、12月1日に京バンドのホームの名古屋でこれまた2マンライブを行います!

ダイナ四バンド 大阪ワンマン!100曲ライブ!第1部(昼の部)チケットページ : https://t.co/3HheDsIH1T

ダイナ四バンド 大阪ワンマン!100曲ライブ!第2部(夜の部)チケットページ : https://t.co/3CalmSF0BS

 

ダイナ四 : 自分達のワンマンまでには、再びバンド動画もあげたいなと思っています!楽しみに待っていて下さい!

 

-本日はありがとうございました!最後にTOPPA!!読者へのメッセージをどうぞ。

 

ダイナ四 : こんなゲーム音楽をやっているバンドですけども、原曲を更にメタルにハードに演奏しているバンドです。もし興味を持って頂けたなら、ライブに来るなり、ダイナ四バンドの動画を見てくれたら嬉しいです!

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