遠藤嘉人(えんどうよしと)氏所属 株式会社EAST END CREATIVE
HP : http://eastend-creative.com/index.html
Facebook : https://www.facebook.com/eastendcreative/
近年デジタルの発展により、情報の発信方法は変わりつつある。昔であれば、紙・TV等のマスメディアが主流だったが、時代の変遷により、WEBが重要である事は今や言わずもがなだ。今回ご紹介する株式会社EAST END CREATIVEは、“機能性とロマンの融合を追求する「視覚領域」のプロフェッショナル集団”とテーマを掲げ、エッジの立ったWEB・グラフィックデザインを中心に生業としている会社だ。過去、各種ロックフェスやアーティストのWEBページ、コンセプトアート、ポスター、広告、ロゴデザイン等を手がけている。
今回、音楽畑出身でもある代表取締役の遠藤氏に対し、彼の生い立ちや音楽的背景、WEB業界に足を踏み入れたきっかけ、近年のWEB業界に関して思う所等を伺うべく、インタビューを試みた。
取材・文 / 宮久保 仁貴 編集 / 松江 佑太郎
-TOPPA!!初登場という事で、遠藤様の自己紹介をお願い致します。
遠藤嘉人 : ざっくり説明すると「アメリカ育ち、元ミュージシャン・役者な WEB/グラフィックデザイナー」で大体全部です(笑)。
経歴は、横浜で生まれ、3歳から鎌倉で育ちました。父の仕事の都合で小学校4年から中学2年までの4年間アメリカで過ごし帰国。高校卒業後、音楽の専門学校に進学、バンド活動をしていました。20歳の頃、当時所属していたバンドの解散に際し、所属先だった事務所の社長より「俳優の仕事をしてみないか?」と声を掛けられ役者業に。幸運な事にオーディションで大きな仕事を掴めたり、その後も有名な作品に出演させて頂く機会がありました。ただ、元々音楽をやりたくて始めた活動だったので、悩んだ末に事務所を退所し、一からバンド活動を再開しました。しかしなかなか上手く行かず、元々25歳までに納得のいく結果が出なければ辞めると決めていたので、最終的に26歳辺りで見切りを付ける形になりました。それからデザイナー業を始めるまでの2年くらいは悶々と、次の人生をどうするか悩んでいた期間がありました。
–現在遠藤様が生業とされていらっしゃるWEB業界へは、いつ頃足を踏み入れられたのでしょうか?
遠藤嘉人 : 27歳の頃、知り合いの音楽事務所から「デザイナーを探してるんだけどやってみないか?」と声をかけてもらったのがきっかけです。私は元々凝り性なのもあり、バンド時代からフライヤーやホームページを全て自分で作っていたので、それを見てのお声掛けでした。
最初はお手伝い程度の気持ちでしたが、FLASH全盛期で凄くクリエイティブなデザインや表現がどんどん出てくる時代で。これは面白い、ちゃんと本気でやってみようと思い、改めてWEBデザイン制作会社に入社し基礎から学び直しました。その後縁がありエンタメ業界にデザイナーとして回り回って戻って来ました。
31か32歳の頃にフリーランスとして独立し、大型ロックフェスのWEB、広告デザインなどを仕事として手掛けるようになり、この頃にこの業種でやっていける自信がはっきり認識出来たんじゃないかと思います。その辺りから法人化を考え始めましたが、幼少期を過ごしたアメリカにもう一度行きたかったのと、日本でデザイナーとして通用する感触はありましたが、これが海外でも通用するのか?を確認したく。自分の事を誰も知らない場所で今の立ち位置を確認しようと渡米を決めました。
ロサンゼルスに1年半ほど滞在し、現地の会社でデザイナーをやっていました。並行して個人の屋号の業務も続けており、滞在中に現地のロックフェスのブランディングデザインなども担当しました。2015年に帰国し起業。EAST END CREATIVEが始まった感じです。
–ありがとうございます。遠藤様並びにEAST END CREATIVEの制作実績は、多岐ジャンルに渡りますが、音楽ジャンルに付随した物が多いですね。そんな遠藤様の音楽的ルーツをお聞かせ下さい。
遠藤嘉人 : これ1晩かかりますね(笑)。まず私の最初の音楽体験はピアノなのですが、父がいわゆるスパルタ教育なタイプで。物心ついた3、4歳ぐらいからずっとピアノをやっていました。クラシック系の方は近い感覚の経験があるかと思うんですが、音楽という概念に関して言うと、ずっと音楽は「競技」だと思っていたんですよ。どうやってより正確に、より難易度の高い曲を弾きこなすかみたいな。
流行りのポップスとかを聴いても、全部記号というか、五線譜と音符として認識するような感じで。それが普通で、自分以外の周囲の人達にもそう聴こえているものだと思っていたのが小学生ぐらいの時です。
–初めて音楽を意識して聴き始めたのはいつぐらいの出来事でしょうか?
遠藤嘉人 : 初めて音楽というものを感じたのはアメリカにいた時で、日本で言うと中1ぐらいかな。学校の音楽の先生が授業前にファンクロックのCDを流す人で。「なんかかっこいいな、ずっと耳に残るな、何なんだろうな?」と思い。先生に「何ていうアーティストですか?」と聞いて、親に頼んで人生で初めて買ったCDが、TOWER OF POWERの『Soul With a Capital “S”』でした。
「テンションがなんか上がってくるぞ、なんか聴いてると気持ちよくなれるぞ!」とようやくまともな感覚になり(笑)、そこからはめちゃめちゃCDを買いまくってました。まだMichael Jacksonとか現役バリバリの時代だったんだけど、バンド系だとAEROSMITHから、ANTHRAXとか、テクノ系だと 2 Unlimitedとか、Billy Joelとか歌ものも。音を楽しむっていうの感覚を知ったのはその時くらいです。
同時に、基本的に凝り性なので、聴く側だけじゃ足りないというか、同時に演奏する側もやりたい気質で。クラシックだとオーケストラやブラスバンドも経験したかったので、ヴィオラとフルートもやってました。高校からはバンドを始めて、ドラム以外、ギター・ベース・ヴォーカルを文化祭やライブハウスでやってました。高校生の頃にはデジタル機材が色々と出てきて、MTRが高校生のバイト代でも買えるぐらいになってきていた時代だったので。DTMにどっぷりハマって、作曲編曲、打ち込み、ミックス機材にかなりお金をかけて凝っていました。
バンドマンって楽器を演奏するのが好きな人と、音楽を作ること自体が好きな人がいると思うんですけど、私は後者の音楽そのものが好きだったタイプなんじゃないかと思います。ただ、激しくマイブームが変わるタイプなので、瞬間風速的に好きな音楽を徹底的にやる感じで、ブームが過ぎたら1ミリも興味なくなるみたいなタイプでしたが。
–それでは、WEBデザイナー/クリエイターとして重視している事を教えて下さい。
遠藤嘉人 : 何事もなるべくやり過ぎるようにしようと。無難な感じと攻めた感じで迷ったら、攻める方を選ぶようにしてます。やり過ぎることのメリットというか理由は、やり過ぎたものをクライアントが見て、「これやり過ぎなんでちょっと減らして下さい。」とは言えると思うんですけど。攻めていないものに、「なんか足りないなあ。じゃあこれ足してください。」と言うのは基本的に難しいと思うので。クライアント側で引き算はできるので、足し算はこちらの仕事として、できるだけ足して、やり過ぎてたら引いて下さい、というイメージでやっています。ただ、やり過ぎたものが通ってしまう事も多いので、「遠藤が作るデザインはいつも燃えてる(笑)。」って言われるんですけど(笑)。もちろんディレクターポジションを担当する際はトータルバランスで引き算も考えるんですけど。作る役割の時は毎回全部出し切ろうと心掛けています。
–遠藤様は第一線でクリエイターとして活動すると同時に、自身の会社EAST END CREATIVEの代表取締役でもありますね。会社を運営される上で、日々感じている事を教えて下さい。
遠藤嘉人 : 3年目で社員が10人近くになり、組織型に移行し始めているタイミングなので今後どんどん変わっていくかとは思いますが。まだまだ部活的なチームでやっています。私は部活でいうキャプテン的な立場で、組織の縛りがあるというよりは、それぞれが正しい、良いと思うものを作ってもらうけど、キャプテンが納得しなかったらダメみたいな。
ただ、感じているというか意識していることなのですが、何事も理由を大事にするようにしています。細かい業務の中でもそうだし、指示系統上トップダウンで出す指示も、「何でとか考えずに、ただやれ。」ではなく、こういう理由でこうした方が良いとか納得してもらわないと良いパフォーマンスにならないので。
逆に社員側から提案がある際は、なんとなくではなくちゃんと理由を込めて言ってもらって、それが伝わって納得のいくものであれば、ガンガンやってもらいたいと思っています。もちろん、全てに理由が付くわけではないので、最終的には指揮系統上責任を持つ側の判断になってしまうことはありますけど。
ただ、ウチのようなものづくりの仕事だと、なるべくお互いが納得して仕事をしないとそれが質に出てしまうと思うので。
–それでは、EAST END CREATIVEの強みを教えて下さい。
遠藤嘉人 : 技術的な話、マインド的な話、業界内の立ち位置的な話がありますが。技術面では、グラフィック・WEB製作・紙媒体・動画・音源制作等、クリエイティブ周りで必要なことがワンストップで出来ることです。技術面に関しては言葉で説明しきれるものではないので、制作したものを見てもらえたらと。WEB上にはほんの触りしか載せられていませんが…制作件数で言えば軽く100は超えていると思います。
EAST END CREATIVE 制作実績一例 : http://eastend-creative.com/works.html
マインド面だと、社員は基本的に負けず嫌いが多いかなと。若手で「社長を倒すために会社入りました。」みたいなオーラ全開のもいるし、全然それで良いというか、クリエイター同士は競っていないと絶対に伸びないジャンルなので。こっちはこっちで負けるわけないじゃんと思ってたりで、そういうところで刺激し合いつつ…でも殺伐としてるわけではないですね。
バンドでいうと、イベントで「みんな仲良く。」ではなく「今日の対バンには絶対負けない」みたいな緊張感というか、普段は仲が良いけど、ものを作ることに関しては負けず嫌いで一番になりたいみたいな。それはすごく良いマインドだし、特にウチの場合だと音楽界隈出身のスタッフが多いので、強みなんじゃないかなと。
会社の立ち位置的なところだと、組織として弊社には営業職がいないんですね。そこは自分がこだわっているところでもあるんですけど、今までいた制作会社は仕事を取る営業ポジションと、作る制作と明確に分かれている会社が多かったんですが。当時からそもそも本当に良いものを作っていれば、制作物が次のクライアントを呼んでくれるはずだという思いがあって。当時は自分の実力も足りなく、営業さんの力が無ければ食べれていなかったのですが。ただそれが悔しくもあって。
もちろん今後のフェーズでは、そういう業態になっていくことはあるかもしれないけど、やっぱり制作の力というか、作ったものが良ければ、リピートしてくれたり次のクライアント様を紹介してくれたり、実績自体が縁を呼んでくれるものだと思うし、逆にそれができなければ必要とされていない会社は潰れるぞという思考で。本質的には、おこがましい話ですが、お願いするのではなく、必要とされる側でありたいと思っています。
–ちなみに、遠藤様が考えられる”売れているアーティスト”のデザインで、「これは共通して存在するのでは無いか?」と思う点があれば是非教えて下さい。
遠藤嘉人 : これは音楽に限らずだと思うんですが、一般の言葉ではブランディング、自分のイメージしやすい言葉として「座標」という言葉を使っていますが、ぶれない座標をちゃんと定めているかどうかだと思います。売れているアーティストは音はもちろん、クリエイティブやグラフィック、広告のキャッチ、展開の仕方など全般でぶれない座標がしっかりしているグループが多いと思います。いわゆる「イメージ」ですね。
広告はアー写、映像、WEB、フライヤーなど視覚ものから、イベント、インタビューなどのテキストものまでトータルで一つの広告活動なので。ライター、フォトグラファー、演出家であったり、多くの人が関わる中で、座標が明確だと、関わるクリエイター達が皆そこからぶれないし、「ああここが基準ね。」みたいなポジショニングをちゃんと取れて、共通認識の元よりその世界観を強めていけるので。
特にロゴはすごく重要というか、ロゴが生み出す情報量はかなりのウェイトを占めるので。ロゴありきで写真を撮ったりもするし、我々デザイナーも二次制作の場合はロゴの世界観を踏襲しようと思うし、パッと見て「ああこの座標でやってる、そういう世界観なんだな。」ということがちゃんと伝わるというか、少なくとも売れているアーティストはそういうところがしっかりしているのではないかと思います。
–ありがとうございます。それでは、クリエイティブ業に関して、よく産みの苦しみを感じる事があるかと思われます。特に音楽系の制作物だと多々発生するかと思われますが、こちらに関して今まで一番苦労した事を教えて下さい。
遠藤嘉人 : 産みの苦しみというか苦労する時は、今話した座標がわからない時ですね。アーティストさんのやりたいことがはっきりしないとか、もしくは関係者の方々の意見が違ったりして、座標が明確に出来ない時は苦労しますね……。座標がしっかりしているものであれば、作るのに苦労したことはあまりないです。
ああ、あとは中国語のポスターを作った時に苦労したかな。単純に自然な改行位置が分からないとか(笑)。形状としては認識できるけど、デザイナーは文字を形として捉えると同時に文章としても捉えているので、読みやすい位置取りとかも考えないといけなくて、英語と日本語以外だとその辺のニュアンスが全く分からないから、形状としてのバランスは取れるけど、情報としてのバランスが取れているかどうかが分からなくて苦労した経験はあります。
–話は変わりますが、遠藤様が最近聴いた/触れた中で感銘を受けた人や物を教えて下さい。
遠藤嘉人 : アーティストで言うと、最近でもないですが、THE PIANO GUYSっていうグループで、ピアノ叩いたりしてパーカッション的な演奏をする発想力にとにかくやられた感がありました。特に自分はピアノやっていたので、何でこれを思いつかなかったのかと。
あとは崎山蒼志さんですね。もともと何かのTV番組で、15歳の弾き語りっていうのでバズってたのを見まして。本当に「青い」歌を歌うっていうか。年を重ねてくると最初パッと聴いた時に全然理解できないんだけど、何回か聴いてると自分の琴線を揺さぶられる感じで気付くとリピートしてる。これから色々な場所に出て来るアーティストになるんじゃないかなと。
それと、漫画の『BLUE GIANT』。好きすぎて会社で全巻買って、社訓として社員全員に読ませようとしてます(笑)。
あと、浦沢直樹さんがNHKでやってる番組で、漫画家さんに密着する『浦沢直樹の漫勉』っていう番組がありまして、「自分、甘かったッス。」って思わせてくれるストイックさがありました。
–ありがとうございます。それでは、近年のWEB業界について、思う所を語って下さい。
遠藤嘉人 : 今日はまさにこれを言いたいと思っていたんですが(笑)、もっとWEBデザイナーっていうポジションにスポットが当たるようになって欲しいなと。音楽界隈だと、フォトグラファーさんとかMV監督さんは、写真に「Photo by ○○」とかMVに「Directed by ○○」ってちゃんとクレジットされることが多いんですけど、WEBデザイナーだけどこにも出ないんですね。これはアメリカだと、まあ毎回ではないんですが、載っていたりするケースもあるんですけど、日本だとまず無くて。もちろんその分責任が軽くなってたりとかもあるかもしれないんだけど、誰がそのサイトを作ってその品質の責任を負ってるのかっていうのが分かれば、作る側も半端なもの作れないっていうプレッシャーになるし、同業者同士でも、「あの会社また出てきた、悔しいわ。」みたいに、クリエイター同士が意識し合うみたいなことになるのではと。
我々が横の繋がりで知ってる会社さんであればこういうの出してきたなって分かるんですけど、大体はどこが作ったのか分からないので。もっと悔しい、負けられないみたいな競争があれば業界自体が盛り上がるんじゃないかなぁと。そうやってスポットライトが当たることで、こういう存在に自分もなりたいって我々の業界を志してくれる若手も増えるのではないかと思います。
まずは小さな一歩からというか、ウチからそういう流れを作りたいところなんですけど、なかなか大きなクライアント相手には言い出しづらく(笑)。単純に市場原理として評価されないサイト作ったら叩かれるべきだし、良いサイトを作ったらこの人にウチのサイトも作ってもらいたいっていう流れは自然なことなので。ガチンコな勝負の世界になってほしいです。
とりあえずソースコード内にクレジット入れるくらいのハードルから許可取っていけたらなと(笑)。
–確かにWEBデザイナーにスポットが当たる事は少ないですよね。これからデジタル化が進む中で、どんどん状況が変わってくる事を望みます。さて、また音楽の話に戻りますが、近年の音楽シーンについて遠藤様が思う所を語って下さい。
遠藤嘉人 : これは音楽業界に限らず我々のデザイン業界もそうなんですけど、若い子というかデジタルネイティブはすごいなと。圧倒的に触れてきた情報量やインプットが違うので、引き出しが多いなと素直に思います。最近の音楽を聴いて感じる事としては、大きいカテゴリだとミクスチャーなんだろうけど、ジャンルの掛け算が行われてるというか。昔はAメロがラップでサビはポップスになりますみたいに掛け算じゃなくて足し算な感じだっだかと思うんですが、最近はもう切れ目が無いというか、たぶんファンクがベースなんだけどEDMが混じっててちょっとブルース入ってたり、でもギターはメタル?みたいな掛け算的なジャンルになっていて。ルーツは感じるけどもはや違う何かになっていて面白く感じます。
あとアイドルは、地下アイドル界まで範囲を広げれば地球上のジャンル全部やってるんじゃないかっていう(笑)。アイドルはある意味掛け算なんですが、音楽的な目新しさというよりは「歌ってみた」的な「アイドルが○○をやってみた」みたいな楽しみ方なのかなという印象ですが。
–掛け合わせを重ねた結果、ハイブリッドな物が生まれやすい時代になっていますよね。それでは話を本筋に戻しまして、遠藤様個人、そしてEAST END CREATIVEとしての今後の目標を教えて下さい。
遠藤嘉人 : 具体的な目標としては、今はデザイン事務所として受託でお手伝いするっていうスタンスなんですけど、自分たちも作る側としてコンテンツやサービスを発信したいっていうのは起業当初から考えてることでもあるので、来年には具体的なアクションを起こしていきたいです。
その先として、自社だけじゃなく業界を盛り上げる役割を担うようなアクションを起こしていきたい。さらにその先として海外、日本の中だけじゃなく……早くLAオフィスを作りたくて(笑)。もちろんアメリカだけが世界ではないんですけど。
そもそもまだアクションを起こせていないので、まず目先の足固めからですけど。常に前へ歩みを進めるアクションを起こした上で、自分に縁のあるロサンゼルス、アメリカないし、最終的にワールドワイドなアクションを起こせるような会社に進めていかないと、会社を作った意味が無いなと。
会社と関係ない所での私個人の目標としては、そろそろ結婚したいです(笑)。
–これからのご活躍、期待しております!それでは最後に、これからWEB業界を目指される方へのメッセージをどうぞ。
遠藤嘉人 : 基本的にものづくり業界っていうのは、とにかく好きかどうかに尽きると思います。好きにも色々ランクがあると思うんですけど、行動を起こせるぐらいに好きなものだったら絶対に成功するだろうし、好きだけど、例えば夜に自分の作品を作るべき時間に、作品作るより飲みに行っちゃえってなるような好きだったら、どこかで上手くいかなくなるかなと。やっぱり好きでやってることって伸びるので。行動に至るレベルの好きがあれば、そういう人に業界をもっともっと盛り上げてほしいし、そういう人はぜひウチに遊びに来てもらいたいです。募集中なんで(笑)。
あとものづくり業界は、「楽してリッチになりたいぜ!」っていう人はやめた方が良いですよ(笑)。これはウチだけじゃなくて、たぶんみんな同じことを言うと思いますが。人生の価値を充実度で測るタイプの人なら、好きな事と向き合う毎日は絶対楽しめると思います。
Comments are closed, but trackbacks and pingbacks are open.