Graupel(読み方: グラウペル)
メンバー(LtoR) : 源田(Gt) Kai(Ba) Sota(Vo) Julien(Dr) Yuu(Gt)
Twitter : https://twitter.com/graupeljapan
Facebook : https://www.facebook.com/graupeljp/
Bandcamp : https://graupel.bandcamp.com
過去Dead Horse Paintでのプレイやisolate、Still Grieving Overなどのサポート等で日本のメタルコア・ハードコアシーンにおいて、名うてのギタリストとして知られる、Yuu。
そんな彼が、”究極のエクストリーム・ミュージックの追究”をテーマに、自身がコンポーザー兼プロデューサーを務めるGraupelを2014年に結成した。
過去、DESTRAGE (Italy)との共演や、2017年10月開催のCrystal Lake pre.True North Festivalに出演予定など、日本のラウド・メタルコアシーンにおいて、近年アグレッシブな活動を続けているGraupel。
結成から約3年が経とうとしている今、 TOPPA!!編集部は彼らの成り立ちやルーツについて、メンバー全員にインタビューを試みた。
取材・文・編集・撮影 / 宮久保仁貴 写真加工 / yuma
–バンドの経歴、結成の経緯、簡単なメンバー自己紹介をお願いします。
Yuu : バンド結成は2014年ですね。最初僕が自分のバンドをTwitterでやりたいと言ったのがきっかけです。Graupelというバンド名が決まったのが2014年の12月で、スタジオに入って構想を練っていたのが同年の年末です。
Julien : 今はいないですが、当時はBaにEarthists.で活動しているShugoと、僕とYuu、この3人を中心に活動を始め、当時構想段階だった楽曲を詰めていました。
そこからメンバーの入れ替わりがあり、VoのSota、Gtの源田、BaのKaiが加入し、今に至ります。
源田 : 僕はYuuとJulienが大学のサークルで出会い、その繋がりから誘われて、デモを聞いて衝撃を受け、二つ返事で加入しました。
–この手のメタルコアシーンの中でも、Graupelはメンバーが若いバンドだと思っているのですが、間違いないでしょうか?
Yuu : 今年自分が24で、Sotaが23、JulienとKaiが22、Genが21歳ですね。
–その年齢にして、楽曲の練り込み具合・熟練したテクニカルさはSNS上でもよく話題になっていますね。
一同 : ありがとうございます。
-2014年の結成から、まもなく3年が経とうとしていますね。
Yuu : そうですね。Soundcloudに音源をアップして、バンドメンバーを募集しますと言ってた時から、もうそんなに経つんですね。
Julien : ライブ活動自体は2015年からスタートしましたね。
Yuu : 初ライブに至るまでメンバーも変わったなー。その時が3代目のVoで。
Sota : 俺が2016年の10月に4代目ボーカルとして加入したよね。
Kai : 僕が2016年5月に加入後の初ライブを行って、1年以上経ちましたね。個人的に激動の1年でした。
–活動範囲は関東を中心にしつつ、最近は地方遠征も活発に行われていますね。
Yuu : そうですね。基本的に、呼ばれればどこにでも行くスタンスでいます。
イベントの大小・ジャンルに特に縛られることもなく、いつどこでも、という気持ちでいます。
個人的に、国内に限ると青森、沖縄、山形でライブをやってみたいですね。
日本海側や九州にも行ったことがないので機会があれば是非行ってみたいです。
-Graupelの楽曲のルーツや個々人の音楽的ルーツを教えてください。
Yuu : Graupelのコンポーザーは僕なんですが、元々Graupelをやってみたいなと思ったきっかけが、ブラックメタル、特にポストブラック的な綺麗なコード使いを取り入れたバンドをやりたいと思っていたんです。
また、個人的に Misery Signalsなどの叙情ハードコア、Veil of Maya、ERRAなどのプログレメタルコア、I Killed The Prom Queenなどのオージーメタルコアが好きで、これらの要素を取り入れたバンドが出来ればと思って、Graupelを始めました。
あと僕自身、ニュースクールが好きなので複雑なだけではなく思わず体が動き出すようなモッシーな要素もどんどん入れ込んでいって唯一無二のメタルコアを作っていきたいと思っています。
-Graupelの楽曲はハイブリッドですよね。ブラッケンド的な冷たいメロディを見せたと思ったら、非常にエモーショナル叙情的メロディも併せ持っていたり。はたまた、高速Djentブレイクダウンやテクニカルなフレーズを織り交ぜ、新たに独自の個性を産み出しているというか。
Yuu : ありがとうございます。
あと日本のバンドで言えば、個人的に札幌のハードコアバンドHELLNEとfilosofemと大阪のFate in Spiral、京都のNOT II BELIKESOMEONE、東京のheaven in her armsがマイフェイバリットバンドです。
サポートで携わっているisolateとStill Grieving Overは元々好きだったので影響を受けていますね。
Julien : 僕の場合はAugust Burns Redの様なテクニカルなバンドや、Despised IconやAll Shall Perishの様なエクストリームなドラミングのバンドが好きで、ドラマーとして多大な影響を受けてきました。
-Graupelのドラムもかなりテクニカルかつエクストリームなパートが多いですよね。
Julien : そうですね。その中でも「裏ブラスト」に拘りを持っていて、是非聴いて頂ければと思います。
Sota : Voを始めるきっかけがLinkin ParkのChester Benningtonでしたね。
他にもRage Against The MachineのZack de la Rochaに影響を受けました。
今の発声方法、Graupelの音楽性に近い所で言うと、The Ghost InsideのJonathan Vigilに影響を受けています。
源田 : ギターを始めるきっかけがB’zでして、そこから更に激しい音楽を求めて、Maximum The HormoneやILL NINO、Slipknotを聴き、今に至ります。 ギターのプレイに関しては、Dream TheaterのJohn Petrucciに一番影響を受けていますね。
-源田さんの使用ギターもJohn Petrucciと同じくMusic ManのJPですね。
源田 : そうですね、プレイは勿論、より良い音を出したいので、機材面にも拘りがあります。
Kai : 僕は元々Factなどを聴き始めたのがきっかけで、そこからAs I Lay Dyingなど、海外のメタルコアを中心にこの手の激しい音楽を聴くようになりました。
ベースのプレイですが、この手の界隈だと、タイトでアタッキーな音を出すためや、速いフレーズに対応する為にピック弾きの人が多いじゃないですか。そこと差別化を図りたいな、というのと、Cannibal CorpseのAlex Websterが指弾きでアタッキー且つ高速フレーズをこなしている事に感銘を受け、僕は指弾きで弾いています。
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