GYZE インタビュー

GYZE インタビュー

GYZE(読み方 : ギゼ)
メンバー(LtoR) : SHUJI(Dr) / RYOJI(Gt/Vo) / ARUTA(Ba/Vo)
HP : http://gyze.jp/
Twitter : https://twitter.com/OFFICIAL_GYZE
Facebook : https://www.facebook.com/gyzejp

近年、数々の日本発のメタル・ラウドバンドが海外進出を果たしているが、その中でもGYZEの存在を忘れてはならない。北海道出身の彼らは、活動当初より、哀愁漂うメロディと北国の寒さを思わせるエクストリームなフレーズを掛け合わせ、現在日本のヘヴィメタルシーンの先陣を切って走り続けている。2017年にはBATTLE BEAST(FIN)とのEU&UKツアー36箇所を周り、今年2018年2月には世界最大のメタルクルーズ「70000tons of metal」に日本人初出演を果たす等、国内外問わず精力的な活動を続けている。

そんな彼らは6月13日にニューシングル『龍吟』をリリースする。本作は今まで以上に「和」の要素を打ち出したとの事。また、本作収録の『龍吟』は「北海道150年事業」のテーマ曲に決定しており、彼らの活動に、今までに無い広がりを見せているに違い無い。

今回TOPPA!!編集部は、GYZEメンバー一同に対し、改めて彼らの音楽的側面や『龍吟』制作時の話等を聞くべく、インタビューを実施した。

文 / GYZE 編集 / 宮久保 仁貴


 

-この度はTOPPA!!初登場ありがとうございます!まずは、皆さん個人個人の音楽的ルーツを教えて下さい。

 

RYOJI : ロックに関してはKISSとGLAYを同時に聴いたのが最初でした。それと小学生の頃にはクラシックギターを習ってました。最近はクラシック、民謡、演歌を中心に音楽を楽しんでます。

 

SHUJI : 今の自分が特に影響を受けたアーティスト達はDRAGONFORCE、TNT、POISON、THE RASMUSですね!個人的には爽やかな曲調の中にもせつなさがある曲がグッと来ます!GYZEの曲でいくと……新曲の「龍吟」もそうですね!
プレイヤーで影響受けたのは結構大勢いるけど、特にMOTLEY CRUEのTommy Lee(Dr)とex.GUNS N’ ROSESのMatt Sorumが好きかな!

 

ARUTA : 1から10までメタルだよ!……と言いたいところですがそもそもはJ-POPから音楽を聴き始めています。本気でプレイヤーを志してからはYNGWIE MALMSTEEN、GALNERYUS等、速くて難しいのをコピーしていました。

 

-そんな皆さんのルーツをも感じさせつつ、新たなエッセンスも取り入れたニューシングル『龍吟』をリリースされましたね。本作の聴きどころをメンバー視点で教えて下さい。

 

 

RYOJI : 今回は書き下ろしの曲が3曲を (国内盤は2曲)リリースしました。そして、特に『龍吟』に関しては、北海道の150周年を記念しています。曲に関して言えば、どの曲にも共通しているのが“日本的で合唱できるメロディ”です。『龍吟』は”希望、卒業、旅立ち、そして未来”といったニュアンスを込めました。
自分達は今年で海外からデビューして5年目になりますが、近頃は海外での活動が増えていくにつれて”日本人にしか提供出来ない音楽を作る”ということを意識しています。特に本作ではそのイメージを念頭に制作作業を行いました。

あと、友達でもあるMarc Hudson(DRAGONFORCE(Vo))がボーナストラック(日本盤に収録)で歌ってくれた事も面白い部分ですね!
ただ、「JAPANESE ELEGY(邦訳 : 日本人の悲しい歌)」を聴いてから、この「龍吟」を聴いてもらいたいですね。明るい未来があるのは暗い過去もあるから……そのメッセージを汲み取ってもらえれば、と思います。

 

SYUJI : 初めてデモを聴いた時、すぐに日本庭園というか……日本ならではの美しい風景が浮かんできました!桜吹雪とか、綺麗なメロディー、そして今回は自分も初めてコーラスに挑戦しました!そこも注目してほしいですね!とにかく心に染みる、響く、そんな曲達が揃っています!

 

ARUTA : 一言で言い表すなら……『侘び寂び』としか言い表せないメロディーが今作は詰まっていると思います。本来の『侘び寂び』とは、当たらずと雖も遠からずって感じですが、現代人がイメージする『和』とはこれではないかな、と。それこそ、茶室から庭を見ているようなイメージに近いのかなと思います。「JAPANESE ELEGY」に関しては、歌詞を読んでの如くの内容で、日本人であるが故の曲であり、心的な所を歌っています。RYOJIも言った通り、この曲ありきの「龍吟」でもあります。

 

-確かに本作は今までのGYZE節を感じさせる箇所もありつつ、「和」的なメロディ・イメージが強いですよね。そんな中、今回は国内盤と海外盤で収録曲・仕様が異なりますね。こちらの理由を教えて下さい。

 

RYOJI : まず2つのジャケットを見てもらいたかったのが一つ目の理由ですね。海外用はアートワークも和風な雰囲気が見受けられると思います。国内盤は今までのGYZEの流れからくると「あ〜これこれ!」って感じる方も多いのではないかなと思います。
あとは、バージョン違いの方がCDというフィジカルなものを所有する楽しさがあると思ったからですね。

 

-国内盤にはMarc Hudson(DRAGONFORCE / Vo)が参加した「龍吟feat. Marc Hudson from DRAGONFORCE」が収録されていますね。こちらのコラボレーションが実現した経緯を教えて下さい。

 

 

RYOJI : Marcの参加の件は、全てのレコーディングが終わった時にSHUJIが「マークに歌ってもらうのはどうだろう?」という提案をしてきました。マークとは日頃から連絡取り合ったりしているのでお願いしたところ、二つ返事でOKを貰いました。制作行程的にはギリギリだったんですけど素晴らしいものに仕上がりました。違いを楽しんでもらえたらいいな〜と思います。

 

SHUJI : 元々DRAGONFORCEのメンバーの方々とは何度か共演していて、どんどん仲良くなったっていうのがきっかけですかね!自分はDRAGONFORCEが前からほんと好きだからこうしてコラボ出来たのがとても嬉しいです!!いつか彼らと一緒にツアーを回りたいです!

 

-海外盤に収録されている「竜神」ですが、こちらはまだスタジオ音源化されていない楽曲ですよね。海外盤のみの収録になりますが、こちらの理由を教えて下さい。

 

RYOJI :「竜神」はライブで合唱が起こる曲なんですよ。誰も事前に聴いたことない曲なのに。なので、僕ら的にライブがゴールとなっている曲なので、先にライブ版を聞かせちゃえ!ってことでライブverを収録しました。

 

ARUTA :何故、海外盤には「竜神」、しかもライブverなのかと言うと、RYOJIが言った通り、この曲はどの国でも、いつライブをやっても合唱が起きるんですよ。例えば、ライブで「いいな!」と思った曲を後で探しても、後になって「一体どの曲か分からん……」という経験は個人的にあるので、オーディエンスにはそうなって欲しくなかったんですよ。物販に行けば、その曲が入ったCDがあるし、絶対に覚えてもらえるんじゃないか、と。逆に日本盤は、あえて日本語を外人に歌ってもらうことにより、歌詞を印象付けることが出来たかと思うんです。今作の歌詞に関しては……自分達の伝えたいことありきの作品なので、こういった形になって良かったと思います。正直結果論ですが(笑)。

 

-本作の制作ですが、海外等とのやりとりは如何でしたか?

 

RYOJI : GYZEはこれまでも海外での制作をメインとしてましたが、今回も3rdアルバム『NORTHERN HELL SONG』同様に、ミックス・マスタリングはフィンランドのケミにあるTICO TICO STUDIOで行われました。もう慣れたのですが……時差があるのでやり取りのタイムラグから制作が締め切りギリギリになることが多いです。

TICO TICO STUDIO : http://www.ticotico.fi/

今作は作曲、レコーディングの段階からメンバーからの意見をかなり取り入れながら3人で作った感じが強いですね。各自のパートもみんなでジャッジしながらレコーディングしたり、世界観を共有しあったりしました。アートワークに関しては、真ん中の龍はイラストレーターのnamiさんによる物で、バックグラウンドはいつもGYZEのアイコンを作ってくれているイギリスのMachine Room Designによる物です。

nami Official Facebook : https://www.facebook.com/illustrator.NAIMEIIEMIAN/

Machine Room Design : http://machine-room.com/

 

SHUJI : ジャパニーズエレジーに関してだけどドラムのパターンでとても悩みました!
最初の段階では今ほど激しくは叩いておらず、後で聴き直してみると、どこかGYZEらしさが無いな……と。そんな時、マネージャーの小杉さんのアドバイスを受け、ツービートのツーバスベタ踏みにしたらあら不思議!ってなもんで一気にGYZEらしさが出ました!あと、今作は今までで一番各パートの音の聴こえ方を慎重に話し合って、ミックスをしてもらいました!

 

ARUTA : 今回は合宿形式で、北海道に滞在してアレンジや録音を詰めていったのですが、結果として非常に良い方向に作用したな、と思っています。やりとりに関して、対面なので何より楽でしたね。それは僕もそうだし、RYOJIやSHUJIにしてもそうだと思います。やっぱり一人でやってるとかなりつらいと思うんですよね、ゴールが見つけられないというか。特にRYOJIには、「いつもこの部屋で一人でピロピロやってんだろ?そりゃ釣り(※RYOJIの最大の趣味)が無きゃダメになるわ。」とぽろっと言ってしまうほどでしたね。そんなこんなで、改めて各メンバーを尊敬しましたね。

 

-本作は先行トレイラーが公開されましたが、今後、収録曲のMVの公開等はございますか?

 

 

RYOJI : よくあるMVとは違ったアプローチをするつもりです。

 

SHUJI : 楽しみにしていてください(笑)!

 

ARUTA : 今作は曲調から何から「新たな挑戦」です。それに見合ったものを製作中です。今はラフの段階ですが、既にメンバー全員から好評な「何か」が出来上がっている事は確かです。

 

-話は変わりまして、最近触れた中で感銘を受けた方・物を教えて下さい。

 

RYOJI : 『龍吟』が日本的なので矛盾してるようだけども、ここ数年はクラシックなどを勉強していて、今はピアノも練習しています。そういった影響は、本作のディスクユニオンでの店頭特典のVIVALDI「The Four Seasons “Winter”」や、過去のCHOPINの「Revolutionary」のカバーなどから見受けられると思います。でも、一番好きなクラシックはベートーベンですかね。あと、常に北海道の大自然から毎日インスピレーションを受けています。音楽を超えた世界が広がってます。

 

SHUJI : マイメンのHER NAME IN BLOODとの打ち上げですかね(笑)!先日2018年5月にGYZEが彼らのツアーにゲスト参戦したんですが、この日は一日とにかく楽しすぎました!彼らとは6月8日の「「龍吟」リリースTour」で再び共演するので楽しみです!

 

ARUTA : 聴いた物……というか観た物ですが、『サクラ大戦』のオープニングですね。20年近く前にアレが出来るって……本当に人間の底力を感じます。

 

-それでは、近年の音楽シーンについて思う所を教えて下さい。

 

RYOJI : シーンとしてどうなのかはわからないけど……ジャンル問わずGYZEを応援してくれてる人たちが大好きですね!この前もライブが楽しすぎで興奮しまくりでした。

 

SHUJI : うーん、もっとライブの他にも、自分達主催のライブに来て楽しめる事、物をライブハウスでやれたらなー!って思います!いつでもフェスみたいなライブが企画出来れば良いのにな、と自分自身思ってるので!

 

ARUTA : 正直にいうと、お客さんを見ていて悲しいな、と思うこともたまにあります。GYZEのライブは基本撮影から何から自由ですが、それはお客さんを信頼しているから出来ることなんです。「自分がよけりゃいーじゃん!」といった精神は、そんな良さを潰す原因にもなり得ますから、少し気に留めてほしいな、と思います。

 

-近年は国内外問わず、精力的に活動をなさっていらっしゃいますが、バンドとして近年の活動を振り返った際、印象深かった事を教えて下さい。

 

RYOJI : 実は『龍吟』の制作が一番楽しかったかも……というのもこの曲をキッカケにバンド内の雰囲気が変わった気がするんです。一つになったというか……みんなドッシリしてきましたね。ライブはどの日も最高だから、「これ!」って日は無いです。今までも、これからも最高なライブをやり続けるのみです。

 

SHUJI : やっぱり一ヶ月毎日ライブしたヨーロッパツアーと、この前行った70000tonsかなー!ロック、メタル漬けで、良い意味で馬鹿になれて本当に楽しかったです!今後、もっともっと世界のGYZEになります!

 

ARUTA : 各地のツアーはすべて印象に残っています。やはり集中できるというか、ツアー時はいつもではありえない環境ですし、感覚が研ぎ澄まされていくんだろうな、と。
印象深いのは、どのツアーでも何故か色んな人と一緒に道端で座り込んで呑んでいる事ですね。一緒に呑んでいるのが、キッズ時代に聞いていて影響されまくった人でも、今現在余裕で武道館やる人でも、どんな人でもそうですね。この瞬間はバンドマンにしか分からない貴重な瞬間だと誇りに思っています。

 

-それでは、今後の予定を教えて下さい。

 

RYOJI :6月から日本ツアー、夏はヨーロッパのフェスツアー、秋はまだ未定だけど多分、中南米ツアーが出来れば良いなと思っています。詳細はSNSやHPで随時発信していくので、チェックして下さい!

GYZE HP : http://gyze.jp/

 

SHUJI : まだ発表されてない日程もありますが世界色々な所でのライブが決まってます!チェックよろしくお願いします♪

 

-ツアー一週間前を切ってお忙しい中、お時間頂きましてありがとうございました!それでは最後にTOPPA!!読者へのメッセージをどうぞ。

 

RYOJI : 最後まで読んでくれてありがとうございます!
GYZEはずっと活動し続けるからきっといつかどこかで会いましょう!

 

SHUJI : TOPPAを見てくれてる皆様!はじめまして!
GYZEのDr兼トラブルメーカーのSHUJIです(笑)!

今回のニューシングル『龍吟』はきっとみんなの心にも響く曲だと思います!
自分もこの曲が出来た頃、祖父が死んだりと、大切な人が死んで悲しい事続きでした。
でもそんな時、この曲を聴いて随分救われました!「どう生きるか、死ぬ時まで全力でやりたい事やろう!」と思いました!沢山の人に届いてほしいです!
ありがとうございました!これからもGYZEをよろしくお願いします!

 

ARUTA : BaのARUTAです。今回は旧知の仲の宮さんの媒体だということで、少しだけ、ぶっちゃけも交えました。正しく皆に伝わればいいな、と。
GYZEは皆真剣に音楽、メタルに向き合っています。
少しでも伝わったかな?

では、次はライブ会場で。応援ヨロシク!

 


【リリース情報】

【タイトル名】
『龍吟』(※国内盤)

【発売日】
2018/6/13

【価格】
1,500円(税込)

【収録曲】
1. Japanese Elegy
2. 龍吟(The Rising Dragon)
3. 龍吟 feat. Marc Hudson from DRAGONFORCE *ボーナストラック
4. 龍吟 Instrumental ver.

【タイトル名】
『The Rising Dragon』(※海外盤)

【発売日】
2018/6/13

【収録曲】
1. Japanese Elegy
2. 龍吟(The Rising Dragon)
3. 竜神 (Dragon Calling) Live ver. *ボーナストラック
4. 龍吟(The Rising Dragon) Instrumental ver.


 

【ライブ情報】
■公演タイトル
「GYZE presents「SINGING DRAGON TOUR」」

■日時&場所
6/8 (金)渋谷 clubasia  / Guest : Her Name In Blood
6/9(土)大阪 北堀江 Club Vijon /  Guest : Deviloof
6/10(日)名古屋 上前津ZION  / Guest : Deviloof
6/22(金)札幌クラップスホール
全公演OPEN 18:00 START 18:30

■チケット情報
前売り ¥3500 当日¥4000 (Drink代別)
高校生以下無料、大学生1000キャッシュバック(要学生証&ドリンク代)
各公演イープラスにて一般発売中 : https://eplus.jp/ath/word/59324

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