ホロ インタビュー

ホロ インタビュー

ホロ
メンバー(LtoR) : 岩石洋太郎(Gt) / 石木政臣(Vo/Gt) / 赤毛(Ba) / 竹川真矢(Dr)
HP : http://web-holo.com/
Twitter : https://twitter.com/HOLO_official

ホロは2010年大阪で結成のロックバンド。彼らはメタルやオルタナティヴ・ロック、ポストロック、シューゲイザー、エモ等の要素が入り混じった美しいサウンドと心に深く突き刺さる日本語詩の2軸を武器に、「関西代表 和製轟音ギターロックバンド」として活動を繰り広げている。

今年、結成8周年を迎える彼ら。5月には自主企画「ホロフェス」を東京・大阪で開催、そして11月にはバンド史上最大規模でのワンマンライブ「大阪一統」を開催予定。活動規模を更に広げ、より攻めの姿勢を見せる彼らに対し、改めて各個人の音楽的ルーツや、昨今の活動の振り返り、「ホロフェス」「大阪一統」にかける想い等を聞くべく、メールインタビューを実施した。

文章 / ホロ 編集 / 宮久保 仁貴 写真 / ニイミココロ


 

-TOPPA!!初登場ということで、改めて皆様の自己紹介をお願いします。

 

石木 : ボーカルの石木政臣です。『最強のバンドを組みたい』とメンバーを探し初め、最高のメンバーを見つけて結成しました。結成当初から今に至るまでヤバいバンドがいると騒がれ続け8年目です。脂乗り切ってます!

 

岩石 : ホロのギター担当、岩石 洋太郎です。

 

赤毛 : 見た目は男 心は乙女 ホロのベースの赤毛です。

 

竹川 : ホロのドラムの真矢です!

 

-ホロの音楽性はバンドが掲げるキャッチ「和製轟音ギターロック」の通り、唸る様なメロディが特徴的ですが、バンドとしての音楽的ルーツを教えて下さい。

 

石木 : 自分が神戸出身で、高校生時代に神戸のライブハウスによく通っていました。普段もそこで鳴っていた音を良く聴いていたので、その影響が大きいと思います。ただ、ルーツに拘るというよりは自分が最高だと思える曲や演奏だけをするように意識しています。

 

岩石 : 僕はメロでもギターでも、旋律が良い曲に惹かれますね!

 

-それでは、ホロの音楽性を更に掘り下げんべく、皆様の音楽的ルーツを教えて下さい。

 

石木 : 今は解散した神戸のバンドでAnders Klangというバンドがいるんですが、彼らをライブハウスで観て、バンドを始めたいと思いました。

 

真矢 : 始めはELLEGARDEN、TOTALFAT、dustbox等のメロコアの一点張りでした。そこからはラウドロックやメタルにハマり、フュージョン、ファンク等の良さもわかってきたかな?といった感じです。最近はもっぱら懐メロにハマってます。

 

赤毛 : 僕はバンドを始める前、自分の精神を生かしたり殺したりする「歌詞」を重要視していました。歌詞はいつも僕達の事を良くも悪くも悩ませてくれますね。真矢は最近酔っ払ったら、ずっと”みんな知ってるけどいかに懐かしいギリギリの曲を流せるかゲーム”をやりたがるんですよ(笑)。

 

-これは何ともむず痒くなるゲームですね……(笑)!最近のギリギリのラインはどの辺りだったんですか?

 

真矢:上戸彩の「愛のために。」あと19の「あの紙ヒコーキ くもり空わって」とかですかね(笑)。

 

岩石:CHARCOAL FILTERの「やさしさライセンス」とかね。

 

赤毛:あー!絶妙!!僕は久々に聞いたSOUL’d OUTの「ウェカピポ」が最高に痺れましたね!

 

-そういえば、昨年はシングル『アレグロ』をリリースされましたね。タイトルトラックの「アレグロ」を筆頭に、ギターメロディの美しさが前面に押し出された「ホロ節」満開の本作ですが、こちらの聴きどころをメンバー視点にて教えて頂けますか?

石木 : ホロとしてのロックの美しさを追い求めて表現できたホロの代名詞の様な曲だと思っています。楽曲も演奏もどれをとってもかなりガッツリ聴ける曲になっているので全部と言いたい所なのですが……強いて言うなら自分的な聴きどころは歌詞とメロディです!

 

岩石 : 僕らの信念を歌った曲だと思っています。今のホロとは?と聞かれたら「とりあえずアレグロ聴いてっ!」と僕は思います。ギター観点では、怒涛のギターのリフからAメロ Bメロ ソロ と全て聞き所です。全楽曲言える事ですが、単純に個性的なフレーズというのは目指してなくて、美しいラインになるようなフレージングを目指しています。

 

赤毛 : この曲は最初のデモ段階ですでに笑けるぐらいかっこよかったですね。僕の役割としては、イントロはインパクトを重視してテクニックを炸裂させつつ、ベースというルート音の基盤としての役割を捨てきらないという、ホロの中で毎回一番時間をかける作業なんですけど、「アレグロ」に関しては、そのバランスがかなり絶妙だなと思ってます。「アレグロ」以外もそうなんですが、どれだけドラムと上手にセックスしながらも自分も主張しつつ、ギターとメロディーも気持ちよく引き立てるか……!というバランスには結構こだわってますね。

 

真矢 : ド頭のイントロは勿論ですが、イントロから頭のAメロに入る時の変拍子ですかね?拍が色々変化してるんですが、変化してる風に聴こえない自然な流れになっていてそこに美しさを感じて貰えたらと思います。

 

-言われてみれば確かに……!奇を衒っていないので、良い意味で気がつきませんでした!
ところで、この美しい楽曲達を制作した際の裏話等お聞きできればと思います。

 

岩石 : 収録された音とは全く違うリフがプリプロ段階ではありましたが、結局「今のリフ(※収録された音)には勝たれへん!」となり今のフレーズが採用されました。

 

赤毛 : あ~それね!僕は今回カップリング曲の「死んだ蝶は舞う」であったかなー。デモの段階って、言うならば戦いなんですよね。最初に石木が持ってきたデモからいかに爆発させるか!という点に4人ともプライドかけてますけど、もちろん石木も日々進化してるわけで(笑)。何パターンもフレーズ作っても最終的に最初に戻ったりするときはあるよね(笑)。

 

石木:皆がプライドをかけて僕のデモと激闘しているのは知っています(笑)個人的には最終的に僕のデモの面影が無くなるぐらいにしてもらえるのを期待しているので。皆のレコーディングが終わったものを聞いて、凄まじい進化を遂げていたりするとゾクゾクしますね。それも人と一緒に音楽をする醍醐味の一つかなって思ってます。

 

-練りに練られた本作ですが、その中でも「アレグロ」がMV公開されましたね。
こちらの収録はスムーズに進みましたか?

 

 

岩石 : 沢山の方々のお力をお借りして成し得た撮影だと思います。本当に感謝してます。実際に僕も照明の設営作業をお手伝いしたのは今となっては思い出話です!

 

真矢 : 足場から照明の配置まで、メンバー込みで作業したんですけど、8m程の高さに1つ20キロ程の機材を20個積む作業がなかなかのものでしたね……!

 

赤毛 : そう、元々この曲を初めて聞いたときに、青いレーザーのような光が見えたんですよ。で、石木に電話して打ち合わせすると石木も青い光が見えた……って言うんでそこから僕が脚本を組んでいきました。映像の構想や構図を練ってるときが本当に楽しいです。ただ僕も含めメンバー全員理想のハードルが高いのですごーくお金はかかりましたが(笑)。この全員の高くある理想こそが、ホロがホロである崇高さの由縁なのではないかなと思ってますけどね。

 

石木:そうですね。音の段階で既に青いレーザーが見えてました。楽曲的にも未来へ向かう強烈な光、というイメージだったので、撮って頂いた映像を見てこれはバッチリ合ってるなーって思いましたね。個人的には朝方までの撮影の後、そのまま次の日が名古屋で弾き語りのライブがあって眠差でガクガクで名古屋へ向かったのを覚えています……(笑)。

 

-この青い光にはそんな逸話があったんですね……!音は勿論そうですが、皆さんとスタッフ一丸となったおかげで映像も素晴らしい物が出来上がりましたね!
最近の出来事に話を戻しますと、今年もホロフェスを開催されますね!
今回大阪編に関しては、心斎橋JANUSとキャパシティをパワーアップしての開催されましたが、今回の対バンのブッキング経緯を教えて下さい。

赤毛 : そうなんです!前回が満員御礼ということで共演者やお客さんにはほんとうに感謝です。根底のコンセプトはホロがこの一年間で関わらせてもらった本当にカッコいい!と自他共に認めるバンドにオファーを掛けさせていただいてます。僕らもお客さんも同じくしてホロにゆかりや絆を感じてもらっているバンドばかりだと思います。ただ、これから同じくしてシーンを盛り上げていきたいと兼ねてよりホロが気になっていつつも、なかなか機会のなかったバンドも今回は誘わせてもらいましたね。東京編とかが今年はそんなバンドさんもいますね。全バンド自信を持ってみなさんに共有したい本当に自慢の仲間です!

 

-東京編の開催が待ち遠しいですね!話は変わりまして、最近聴いた中でカッコいいと感じたアーティストを教えて下さい。

 

岩石 : ギタリストのGuthrie Govanが弾いてる動画とか音源を聴き直してます。やっぱ彼は引き出し多いなー!って(笑)。

 

真矢 : 僕は、間違いなくCö shu Nieですね。もの凄い音数を駆使して1つの音を作り上げているまさにプロだと思いました。メロディーラインって切ないとか、尊い等様々な気持ちにさせると思うんですが。そこにみくーん(※中村未来(Vo))さんの声という最大の生楽器を加えて感情を鷲掴みにされると言うか……すげー!ってなりました(笑)。

 

 

赤毛 : あー、Co shu Nieは本当に芸術的にカッコイイよね!6年ぐらい言い続けてるけどやっと最近世間が気づいてきたね(笑)。あと、これほんと宣伝で言ってるわけじゃないんですけど、ホロフェスにも出演していただくLONEやガナリヤ、サイレントニクスや鳴ル銅鑼がほんと好きなんですよね。

 

歌詞に心が宿っていて、喜怒哀楽を一喜一憂できたり、なんでもない名前のない毎日でさえ言葉で歌詞に昇華できてしまったり、日本語の美しさをこれでもかって表現できてたり。本当に彼らが好きなんです(笑)!でもその界隈の完成形なのがLACCO TOWERですかね。音楽も人も酒の飲み方も生き様も、すべて尊敬できる人たちです。

 

石木:僕は最近3代目 J SOUL BROTHERS の R.Y.U.S.E.Iを聞いてめっちゃ心踊りました……(笑)!

 

-リスペクト出来る先輩や同輩に囲まれている事は美しいですね!
ところで、今年の快進撃には去年の活動があったからこそだと思いますが、去年を振り返ると、どんな年でしたか?

 

石木 : 体調不良で思うように動けず沢山の方に迷惑をかけ、ただひたすら悔しい思いをしていました。そんな時も応援してくれたり支えてくれる人達、メンバーがホロをしっかりと支えてくれていたので音楽を続ける事が出来ていたんだなと改めて感じました。今年は健康と共に沢山の良い作品を作って恩返ししたいと思ってます。

 

赤毛 : 中々うちはずっとなにかしらで五体満足での活動が続かなかったりするので、ファンの方にも毎年心配をかけたりしているバンドなんです。ただ、そういう山を乗り越えてバンドを続けていくことで、ファンの方と深くまで繋がれている感じはしますね。幸か不幸か、平坦な道より山谷を超えた先のライブでステージから見るお客さんの顔は、他人とは思えないような心境に見えますね。僕らも同じようにそう思ってライブしているから、彼らの心にも響いてくれているんでしょうね。

 

岩石 : ホロを通して出会えた仲間、ライブを楽しみに見に来てくれるお客さんに支えられてるな、と改めて感じた感謝の1年でした。実際リクエストツアーで僕がセットリストを担当した福岡編にも、地元の方や遠征して見に来てくれた皆さんも居ましたし。出演して頂いた仲間たち、イベンターさんの力が無ければ、成し得る事は無かったでしょう。なによりリクエストツアーですから、皆さんの投票を参考にセットリストを組みました。投票頂いた皆さん、リクエストありがとうございました。今年は11月9日へ向けて去年感じた事を忘れずに進んでいこうと思います。

 

真矢 : 僕は去年3月に加入してホロとして初の一年を過ごしましたが、ようやくホロのメンバーとして定まった年かな、と思います。去年の空白ツアーでは初めてセトリを考えたり、ライブでMCをしたりレコーディング、MV撮影とかメンバーとして出来る事を全てやれたかなぁ……まぁ諸々含めホロになった年ですかね?

 

赤毛 : 馴染んできたと思うよ、酒の飲み方とかも含めて(笑)。

 

石木:しんちゃんはメンバー加入決まった時に4人でお酒を飲んでいて、その加入祝いの席の記憶をいきなり無くすっていう伝説残してますね(笑)。

 

-今年は更にメンバーもお客さんも一体となったライブ運びが出来そうですね!それでは、昨今の音楽シーンに対して思う所を教えて下さい。

 

石木 : 自分達の同世代や先輩後輩共にカッコいい仲間が多くて鼻が高いです。もっと広がるべき素晴らしい音楽を演奏する人達が近くに居るので。知らない人達は勿体無いと思います。

 

岩石 : ホロフェスに出てくれるバンドもそうですが、かっこいいバンドが多くて燃えてます!

 

赤毛 : いやそう、ほんとそうなんですよ。僕らの周りにいるバンドの特徴はほんとに共通していて。ほんとに素晴らしくかっこいい!のに宣伝にお金かけてもらえてなさすぎ!これに尽きる。昔はみんな頑固だったんですが、今はみんな柔軟に売れる準備できてるんで早く誰かマネジメントしてあげてほしいです(笑)。

 

-近年の関西のインディーズロックシーンは特に技術もメロディも突出したバンドが多いですよね。今までも、そしてこれからも更に切磋琢磨が必要ですね!そんな中、ホロは今年11月9日にバンド史上最大規模のワンマンライブ「大阪一統」@梅田CLUB QUATTROに挑戦されますが、こちらへの意気込みを教えて下さい。

石木 : 自慢の音楽を、ホロを、沢山愛してくれる人達に囲まれたお陰で8年間かけてしっかり磨きをかけることが出来ました。我々の集大成。ホロ史上最高に美しい音が鳴ると思います。お楽しみに!

 

岩石 : ホロというバンドと長い間共に過ごして来た1つの集大成になります。
またここから始まりますが、一先ずそこで今までの8年間全て昇華して見せたいと思います。ホロかっこいいぜって!

 

赤毛 : もちろん集大成ではありますが、ただのワンマンにはしない。次へ進む革新的なライブになると思います。見たことのないホロのワンマンにしたいと思ってます。そうやってホロはさらに進化し続けます。

 

真矢 : 何故かわからないんですが、絶対に良いものになるのは決まってるんですよね(笑)。
なので意気込みと言うか、後は五感をどれだけを使って僕らの何かを感じ取れるかだと思うので、感性豊かにしてから僕らのライブに来て感じ取れる数を増やしてくれっ!です(笑)!

 

-皆さんの意気込みが伝わってくると共に、11月が待ち遠しいですね!この度はご回答いただきありがとうございました!最後にTOPPA!!読者へのメッセージをどうぞ。

 

石木 : 僕達の音楽を聴いてみて下さい!

 

岩石 : 初めまして!よかったら見に来てね!

 

赤毛 : 最後まで読んでくれてありがとうございます。このあとすぐYouTubeなどでチェックしていただき、もう一度このインタビューを読み返すことによって、結末や伏線をわかった上でのもう一度みるサスペンス映画ぐらい面白いものになると思います!

ホロ OFFICIAL YouTube Channel : https://www.youtube.com/channel/UCnbIO7wzikCOfdyIwTnbR1A

 

真矢 : 文面で知ってくれた貴方はまだホロの事を知りません。ライブに来て肌で爆音を感じ取って貰ったらその感覚をもう一度感じたいってなるはずなので、まずその入口となる音を聴いてからライブに足を運んで欲しいです!

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