アイスクリームネバーグラウンド インタビュー

アイスクリームネバーグラウンド インタビュー

アイスクリームネバーグラウンド
HP : http://artist.aremond.net/ing/
Twitter : https://twitter.com/INGofficial
YouTube : https://www.youtube.com/channel/UCxNh7MOfUKD6ojP68Bf4WRA

アイスクリームネバーグラウンドは関西出身のコミック系ラウドバンド。自身を”ライブフロアの運動会化を目論む日本の暴レンターテイメントバンド”と称し、2017年9月の1stシングルリリース&初ライブを行った。その後、神戸市主催バンドコンテスト”Battle de egg”にて優勝し、COMING KOBE18への出演権を獲得したり、2018年3月には1st EP『ライブアスリート強化計画』をリリースする等、この1年で圧倒的成長を遂げている。

今回、リーダーのぼぶ(Ba)氏を中心に、改めて彼らの歴史や音楽的背景、2018年8月より配信がスタートしている新作『全力夏合宿』等について話を伺うべく、メールインタビューを実施した。

 

文 / アイスクリームネバーグラウンド     編集 / 宮久保 仁貴


 

TOPPA!!初登場という事で、改めてアイスクリームネバーグラウンドの歴史を教えて下さい。

 

ぼぶ : どうもはじめまして、アイスクリームネバーグラウンド代表のぼぶ(Ba)です。自分自身、コテコテのライブキッズとして日本の各種フェスイベント等に通いつめ続ける中で、「ライブを見ていて一番楽しい時って……その場の音楽に合わせて本気の本気で大暴れしている時だ!」という考えに至ったんですよ。「もっとこう出来たら楽しいのに」「もっとこういうのが欲しいのに」という思いが自分の中で積もり、もはや自身の手でライブキッズ目線として一番楽しくできるバンドを作ってしまおうという事からこのバンドをスタートしました。

 

こちらは大体何年くらいの出来事になるのでしょうか?

 

ぼぶ : 2015年あたりですね。諸々の構想が出来、インターネット掲示板を利用したメンバー募集を行うも、なかなか形にならず難航しておりまして。その後、2016年10月にインターネット掲示板での募集にてみっき~(Vo)と出会い、ようやく構想していたバンドの実現性が帯び始めました。そして、らんご(Vo)を始めとした他メンバーも決まりだし、曲も少しずつ揃っていきまして、2017年9月にアメリカ村DROPにて初ライブを行いました。

そこからはより精力的に活動を進め、2018年1月に神戸市主催バンドコンテスト”Battle de egg”にて優勝しまして、COMING KOBE18への出演権を得ました。1stEPのリリースやMV公開、クラウドファンディング等々……そして、この夏には『全力夏合宿』をリリースし……現在に至るって感じですね!

 

今年に入ってからのバンドとしての動きが目覚ましいですね!それでは、バンドとしての音楽的ルーツを教えて下さい。

 

ぼぶ : 音楽的なルーツというところからはズレるかもしれませんが、ロック好きライブキッズとして、フロアでダイブ・モッシュ・サークル等々、身体を大きく動かして楽しめるものを中心にしています。

中でもより激しく動かせる音楽として、ラウド・ミクスチャー・メロコア・ハードコア・メタルコア等のジャンルがルーツの中心となってます。フロアでより体を動かせられるのであれば、もっとジャンルの垣根を越えて良いとも考えてます。

 

ありがとうございます。更に音楽性を深堀りすべく、メンバー皆さんの音楽的ルーツをお聞かせ願えますでしょうか?

 

ぼぶ : 小学生まではずっとゲームミュージック、特にドラゴンクエストに一辺倒でしたね。初めてTSUTAYAで借りたCDもドラクエのサントラでした。現在も年に一度はドラゴンクエストの交響組曲コンサートへ通ってます。

そこから、中学生ではポルノグラフィティ一辺倒。インターネットのフラッシュ動画をきっかけにBUMP OF CHICKENを聴き始めました。そして、高校生は軽音部の先輩の影響でマキシマム ザ ホルモン一辺倒。ホルモンからSYSTEM OF A DOWNやKORN、Slipknot等のニューメタルへのめり込みました。大学生からはライブキッズとしてフェスへ入り浸り、10-FEETやHOTSQUALLからメロコア、GELUGUGUからスカパンク、SAからパンク、THE CHERRY COKE$からアイリッシュパンク等を吸収しましたね。日常的に激しめジャンルをライブ現場にて聴くようになりました(ずっと暴れながら)。

ライブハウス現場で見て一番影響を受けたのはAiliph Doepaです。ステージはもちろん、Webコンテンツまで全てにおけるエンターテイメント性に衝撃を受けました。

 

 

プレイヤーとして影響を受けたのはHARDCORE FANCLUBです。パフォーマンスが突き詰められたハードコアバンドをライブハウスで偶然見て、非常に衝撃を受けました。初めて見たにも関わらず、どの曲でも「ここでこう来てほしい!」といった流れがほぼドンピシャで来るので、非常に痛快でした。特にBaのRYOSUKE(※現TOYBEATS)さんのステージアクションは瞬間移動にしか見えません。いずれ私も瞬間移動を会得したいです。

 

みっき~ : 高校でバンドを始めるまでは、普通に流行ってるジャニーズ系とか、あとはアニソンを聴いてました。高校に入ってからは周りの影響もあり流行り系のバンド系を聴くように。SIAM SHADEに辿り着いてから、HR&HMの方に流れていきました。大学で軽音サークルに入ってからは、専らメタルで、デスボイス出すようになってからメロデスを主に聴いてました。その後、G∀LMETで活動する傍ら、アイスクリームネバーグラウンドでの活動を始めました。

 

 

作曲面ではIN FLAMESやSOILWORKに影響を受けましたね。ヴォーカルに関しては、ARCH ENEMYのAngela Gossow(Vo)やAlissa White-Gluz(Vo)からの影響が強いかな、と。ルーツとなった音楽はメロディック・デス・メタルが多くて、INGに入るまではラウド系はあまり聴いていなかったので、最近はラウド系を勉強中です。

 

らんご : 小学生の頃は音楽にあまり興味がなかったんですが……なぜかメロスピを聴いていました(笑)。そして、中学生になってからBUMP OF CHICKENとL’Arc~en~Cielを聴きはじめ、高校生の頃はAcid black cherryやボーカロイド、アニソンを聴き、大学生になって初めてSiMやFear, and Loathing in Las Vegasなどの激しいジャンルを聴き始めましたね。

 

えいむ : 小学生の頃は流行っていたポップスになぜかハマることなく、CHAGE and ASKAやTHE BOOMばかり聴いてました。中学生になって、SEX PISTOLSやHi-Standard、MONGOL 800、SUM41、BLINK-182、ZEBRAHEAD、RIZE、THE MAD CAPSULE MARKETS、KORN、LINKIN PARKなどを聴くようになりました。その後、高校ではバンド活動してた反動でバンドサウンドを聴かない時期ができて、HipHopやReggae、クラシックばかり聴いてました(笑)。現在は、ジャンルには縛られることなく、メンバーや知り合いからカッコいいと聞いたバンドはこそっとチェックしてます(笑)。聴いてきた全ての音楽に影響されてますが、衝撃を受けたのはRIZEとマキシマム ザ ホルモンです

 

じゃふ : 小学生の頃は嵐とかAqua Timezとか聴いてました。そして、中学に上がってから9mm Parabellum Bullet を聴き、衝撃を受けました。それ以降はJ-Rockや洋楽を好んで聴くようになり、最近はミクスチャーを好んで聴いています。プレイヤーとして影響を受けているのは、9mm Parabellum BulletのDr、かみじょうちひろさんです。彼のドラムプレイのカッコ良さに衝撃を受けて以来、ずっと憧れでもあり、目指す目標でもある人です。

 

ありがとうございます。それでは、改めましてこの度は新作『全力夏合宿』リリースおめでとうございます!こちらのリリースの経緯を教えて下さい。


【リリース情報】 

【タイトル名】
『全力夏合宿』

【発売日】
2018/8/25(※アイスクリームネバーグラウンドの各ライブ会場物販)
2018/09/12(※各CDショップ取扱)
※各種配信サービスでは既に配信スタート

【価格】
1,200円(※税抜)

【収録曲】
1.夏フェス参戦ロードウェイ
2.ぶんぶんターンオール
3.JOSHOビーツゲーム
4.アドミッションゲート(Re-rec.)


 

ぼぶ : ありがとうございます!元々2018年の夏フェスシーズン前には、『全力夏合宿』のリード曲”夏フェス参戦ロードウェイ”のMVを出したいと思っていたため、まずはMVを最優先で考えていました。

クラウドファンディングも達成し、MV公開が無事出来たため、テーマ的にもなるべく夏が過ぎる前にリリースすべく(笑)、貯めてあった曲を詰め込んで完成へ至りました。

 

とんとん拍子でリリース作業が進んだ本作ですが、皆様視点での聴きどころを教えていただけますか?

 

ぼぶ : 前作『ライブアスリート強化計画』より曲数こそ少ないものの、その分1曲1曲は聞いていて油断のできない、全く耳の休み所の無い作品となっております(笑)!個々メンバーの技術はもちろん、1曲に対する作りこみ方や遊び具合(笑)もグレードアップしているので、前作からの成長(?)ぶりを比較いただければと思います。

個々の曲に触れると、「夏フェス参戦ロードウェイ」は、夏フェスにとにかく行きたい!という気持ちが本当にそのまま入ってます。「ぶんぶんターンオール」は、これも夏らしく(?)みんなでタオルをぶん回す曲です。「JOSHOビーツゲーム」は私が日夜特訓しているDnBステップというステップを踊りながら作った曲です。曲の中で実際にそのDnBステップが踊れるかはやや未知数です……(笑)。そして、再録の「アドミッションゲート(Re-rec.)」は、初ライブ時に出したダウンロード音源の再録版です。当時から楽器隊のチューニングが下がって雰囲気も変わっているので、聴き比べてみると面白いと思います。

 

今までのINGのファンもそうですし、新たなライブキッズの目に留まると良いですね!さて、本作の制作をサポートしてくださった方々はどの様な方なのでしょうか?

 

ぼぶ : RECに関しては初めの音源の時からずっとSTUDIO UMIの廣田さんにお願いしています。私から毎回出てくる不明確かつ曖昧な要望が、初めの頃よりも伝わるようになってきて、作りこみがスムーズになってきました(笑)。

ジャケットデザイン等は前作『ライブアスリート強化計画』の時と同様に全体構想を私が固め、細かい部分の作りこみは実力のある知り合いに手伝ってもらって作成しました。

筆字については”ライブアスリート強化計画”の時と同様、私が組んでいる別のバンド、Drop Head Worksの澪(Dr)に書いてもらいました。筆字に関して彼女の右に出る者はいない!と勝手に思っています(笑)。

 

ちなみに、本作からはリリースに先駆け、「夏フェス参戦ロードウェイ」のMVが公開されていますね。こちらの制作時の裏話をお聞かせ下さい。

 

 

ぼぶ : 夏フェスに向けた曲ということで、構想自体は昨年2017年の夏フェスシーズン頃からありました。歌詞内容通り、リスナーさんに聴きながら夏フェスの準備をして欲しいという思いがあったため、デスボイスでも歌詞内容の確認できるMVを作る事が必須だと思っていました。

その構想していた2017年秋時点でもし作って公開しても、タイミングが季節外れになってしまう為、2018年の夏フェスシーズンに合わせてMVを公開する心づもりで公開日程と、内容はアニメ調で行くというMV内容の構想案だけは予め考えていました。アニメ調でいくと考えながらも、アニメーション作品制作に関わった事のあるメンバーや知り合いもいなかったため、作ってほしいと思う人に直接DMを送ったり、クラウドソーシングサービスで公募しながら制作希望者を募ったりして、実際の制作におおよそ必要そうな費用感を見積もりました。

 

用意周到ですね!

 

ぼぶ : ただ、その費用を見定めつつも実際の手元では、1st EPの制作・リリースと、2ステ3フン4ローイングのMVの制作で、ほとんどの費用を使い果たしてしまっていたんです。バンドキャリア的には時期尚早と思いながらも、流行りのクラウドファンディングに手を出す運びとなりました(笑)。

結果として、その直前のカミコベとMVで予想以上の反響をいただけていたおかげで、目標金額自体はかなり早い段階で達成出来て、驚きました。

若干見切り発車で始めたせいで、手数料やリターン費用等の細かい費用内訳計算が誤っていて、目標金額では足りないことが途中で分かったりして冷や冷やする場面もありました(笑)が、それも結果的にはカバーできる金額まで集まり、非常に助かりました。

実際の制作についてもダメ元でDMを送っていた、LINEスタンプ作家のにしむらゆうじさんに協力いただけました。縁もゆかりもない、ただのスタンプファン(笑)からの依頼を引き受けていただけるとも思っていなかったため、未だに実感がありません。ただただ、完成したMVを見る度に感動してしまいます。それぐらい想いの込められる、良いMV作品が出来たと思います。

にしむらゆうじ LINE STORE : https://store.line.me/stickershop/author/77290/ja

 

奇跡的にピースがハマりましたね!曲もさることながら、MV内容もライブキッズにとって共感出来る内容で、これから更に再生される事間違い無しかと思います。それでは、2017年9月の初ライブから間も無く1年が経とうとしていますが、今まで活動してきた中で、最も印象深かった出来事を教えて下さい。

 

ぼぶ : COMING KOBE18のメインステージであるKOBE CITY STAGEへの出演が一番印象深いです。初めての野外フェスイベントへの出演にもかかわらず、一番大きなステージのOAに立たせてもらい、出演場所の決定時にはメンバー同士でかなりの動揺が走りました……(笑)。私自身も聞いた後の小一時間は冷や汗が止まりませんでした(笑)。

ただ、COMING KOBE18に朝一の10時から来るような”攻めた”方々に対しては、INGの普段通りのパフォーマンスを観てもらいさえすれば、きっと楽しんでもらえるはずだと思っていました。なので、出番前も出番中も私自身の中では『突発的な機材等のトラブルだけ発生しなければ大丈夫!』という事をずっと考えていたのを覚えています。(笑)実際、持ち時間の半分を過ぎたころには『多分、このままいつも通り行ける!』と思って安心していました(笑)。

なので楽しむ余裕は全くなかったです(笑)が、自身も毎年遊びに行っていたイベントの大きな部分を担った!というのは非常に大きな事件でした。

 

夢のある話ですね!この調子で各種フェスを制覇される事期待しています!話は変わりますが、最近聴いた/触れた中で感銘を受けた人や物を教えて頂けますでしょうか?

 

ぼぶ : 非常に今更ですが、Pay money To my Painのバンド名の意味を知って感銘を受けました。K(Vo)さんが曲作りする際、その曲に不満や怒りなど思っていることを詰め込んでいて、その痛みが形となったものが「CD」。「痛み」=「CD」。つまり俺の痛みに金を出せ、Pay money to my painといった意味がある事を知り……強い一貫性への美しさを感じました。

 

美しい逸話ですよね……!さて、またまた話は変わりますが、近年の音楽シーンについて思う所を語って下さい。

 

ぼぶ : ジャンル問わず、実際の現場では直接ステージを見れば、かっこ良くて楽しいバンドに溢れていると思います。どのバンドも現場では面白いことやかっこいいことが既に出来ているけど、それを観て喜ぶであろうお客さんへの伝え方は、我々も含めてどこも苦労しているように思います。永遠の課題かもしれません。

関西の我々と近いイメージのラウドロックバンドについては、最近目標としていたようなバンドも含めて、休止や解散が多くて、正直ちょっと困っています。その分、新しい面白いバンドが早く出てきてほしいと思っています。

私感ですが、昔と比較していろんな遊びの選択肢が増えてきている昨今、そのバンドでしか味わえないような特別な価値を生み出せている所が生き残りやすくなっているのではないでしょうか。ぺーぺーやのに、偉そうなこと言うてしまいました(笑)。

 

それでは、皆さんの今後の目標を教えて下さい。

 

ぼぶ : 我々、運動会バンドを名乗りながらも、野外で出来ている機会がまだまだ少ないので、まずは色んな野外フェスイベントへ乗り込むことが当面の目標です。また普通のバンドと比較して、ステージ上もフロアのお客さんの間でも場所を広く大きく使いたくなる場面が多いので、多少背伸びしてでも大きめな場所でライブができるよう、自分達も主体で動いていく必要があると思っています。

今後の予定としては、8~9月にはDJライブキッズあるある中の人ツアーへ2箇所参加させていただいたり、『全力夏合宿』のリリースが控えております。そして11/24(土)にはアメリカ村DROPにて自主企画イベント『天下一運動会2018』を開催します。今回こちらの企画はライブハウス1会場での開催予定ですが、先々このイベントを先人たちのHAZIKETEMAZARE、DEAD POP FESTIVAL、ポルノ超特急のように、一つの箱からサーキット、フェスへと成長させていこうと思っています。

 

-INGのこれからの活動が更に楽しみです!それでは最後に、TOPPA!!読者へのメッセージをどうぞ。

 

ぼぶ : ライブで暴れることに重点を置きがち、バンド間の転換時間でステップの練習しがち、会場では汗かいてなんぼ。そんな活きの良いあなたの為の運動場、こちらへ用意しております。いつでもご参加、お待ちしております!

※怪我は全治三日まで!

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