NECRONOMIDOL インタビュー

NECRONOMIDOL インタビュー

NECRONOMIDOL(読み方 : ネクロノマイドル)
メンバー(LtoR) : 今泉怜 / 夜露ひな / 柿崎李咲/ 瑳里 / 月城ひまり
HP : http://necronomidol.com/
Twitter : https://twitter.com/NECRONOMIDOL
Instagram : http://instagram.com/necronomidol
Facebook : https://www.facebook.com/necronomidol/

NECRONOMIDOL(ネクロノマイドル)、通称ネクロ魔は2014年3月結成、東京を中心に活動中の5人組「暗黒系アイドル」ユニット。近年アイドルシーンにおいて、バンドサウンドとの融合スタイルが浸透しつつあるが、その中でもネクロ魔はブラックメタルやポストロック、シューゲイザー、NWOBHM等の影響を受けたサウンドにキュートなアイドル要素を融合した独自の存在感を放っている。また、近年彼女達は海外公演も積極的に行なっており、国内外・ジャンル問わずボーダーレスに、その名が広まりつつある。

今回TOPPA!!編集部は、メンバー5人に対し、改めてグループ加入の経緯や彼女達の音楽的ルーツ、現体制で再録された『遺骨猛吹雪』の聴きどころ等、話を聞いた。

取材・文 / 宮久保 仁貴 編集 / Chisato 写真 / Dan Szpara


 

-TOPPA!!初登場ということでまずは自己紹介をお願いいたします。

 

柿崎李咲 ネクロ魔のエース、”おかき”こと柿崎李咲です。

 

瑳里 どうせ人生見世物よ、瑳里です。

 

今泉怜 「ゆったりまったりの代名詞」今泉怜です。

 

月城ひまり 霊魂消滅しましょうか。二次元に生きる、月城ひまりです。

 

夜露ひな つゆ~ぴこと夜露ひなです。

 

-皆さんがグループへ加入した経緯を教えて下さい。

 

柿崎李咲:初期メンバーは私と瑳里ちゃんの2人なんですけど、私はオーディションの締め切りが終わってから滑り込みしたんですよね。瑳里ちゃんは最初どんな感じだったの?

 

瑳里:軽い気持ちでオーディションを受けに行ったら、外国人(※プロデューサーのウィルソン氏)が座っていて、「怖いな」って一瞬思いました。その時に『遺骨猛吹雪』の中に入ってるTrack.2「あたいの爪痕」って曲を聞かされて、「今までにない感じで面白いな」って思って、加入を決意しました。

 

夜露ひな:二人の次に入ったのが私なんですけど、ネクロ魔のTwitterとYouTubeを見て、「面白そうだな」と思い、応募しました。

 

今泉怜:私は最初違うグループに入ってたんですけど、活動がほとんどなくてレッスンを受けるだけになっていたんですよね。しかも当時は会社で働いていたので、生活の中心は仕事の方で。で、その当時所属していたグループを辞めるタイミングで、今まで頑張ってきたことを活かしたい気持ちが湧いてきて、最後に1回だけチャンスがあったら掴みたいなと思った時に見つけたのが、ネクロ魔のオーディションだったんです。ネクロ魔以外にも受けていたオーディションもあったんですけど、ネクロ魔を素敵だなって思ったし、自分が触れたり、やっていたアイドルと全く違ったので、そこが面白いなと思って加入しました。

 

月城ひまり:ネクロ魔に最後に入ったのが私なんです。当時は違うグループにいて、その時もネクロ魔のライブは見ていて「あ、かっこいいな」ってずっと思ってて。それからちょっと色んな縁的なものがありまして、今に至ります。

 

– NECRONOMIDOLというグループ名の由来を教えて下さい。

 

瑳里:クトゥルフ神話に出てくる魔導書の『ネクロノミコン』とアイドルを文字ってNECRONOMIDOLという名前になっています。

 

‐ネクロ魔の音楽性はブラックメタル、ポストロックとかシューゲイザー、7、80年代ぐらいのブリティッシュメタルの要素にアイドル要素が融合した独自のサウンドですが、皆様の音楽的ルーツを教えて頂けますでしょうか。

 

月城ひまり:私は元々アニオタでアイドルもそんなに興味がなかったので、アニソンしか聞いてこなかったんですけど、ネクロ魔と出会ってからはロックだったりネクロ魔のやっている音楽を好きになりました。ネクロ魔のライブは音楽もステージングもライブというより舞台感がすごく強くて、そこに惹かれたんですよね。

 

瑳里:私も自分が元々聞いてた音楽はCharaとか倉橋ヨエコとかBjorkとかですね。1人の女性が作ってる音楽っていうのがすごく好きで。そういう強い印象のある女性アーティストから、自分のステージングなどは影響を受けています。

 

柿崎 李咲:私はアイドルだったり普通のJ-POPだったり、所謂一般的な音楽が好きでしたね。その中から特別なものを挙げるとすれば、中森明菜さんですね。中森明菜さんもアイドルじゃないですか、でもかっこよくてブリブリしてなくて。

 

‐ロック色も強い感じですよね。

 

柿崎李咲:あとは水樹奈々さんも大好きで。自分のライブの振る舞い方はその2名から影響を受けています。

 

今泉怜:私はそもそもアイドルが大好きで、アイドルを追いかけているうちに自分の憧れに変わった感じなんです。48グループとかハロプロのライブに前からよく行っていました。ネクロ魔の中での私は、他のメンバーよりもアイドル要素が強めなところを求められているんだなって思っています。今でも大好きなアイドルさんから明るくて可愛いという部分での、表現や歌い方に刺激を受けていますね。

 

夜露ひな:音楽を好きになったのはお母さんとお父さんが聴いていた椎名林檎とか岡村靖幸を聴いていて、「楽しいな」って思ったのがきっかけです。そこからJ-POPはよく聴いていますね。今は色んな音楽をちょこちょこお勉強中です。

 

‐では、最近皆様が個人的に聴いて、感銘を受けたアーティストなどはありますでしょうか?

 

柿崎李咲:最近だと対バンしたマシリトさんですね。先ほども言った通り、今までこういう音楽に触れてこなかったんですけど、すごいなって衝撃を受けました。

 

 

歌唱・リリック共にすごく良いバンドですもんね。

 

柿崎 李咲:NECRONOMIDOLの歌詞は結構浮世離れしているので、歌詞で伝えるというところがすごく難しいんですけど、マシリトさんの曲は歌詞がすごく心に響いてきましたね。

 

月城ひまり:私はアニメオタクなので、毎回その期毎のアニメの中で「一番GODだな」と思うアニメソングを決めているんです。2018年の冬アニメは『魔法使いの嫁』というアニメの2クール目のオープニングでしたね。May’nさんの「You」という曲なんですが、流れた瞬間に自然と涙が溢れそうになる感覚があってMay’nさんと言ったら、過去アニメの『マクロスFRONTIER』のシェリル・ノームの声を担当されてる方なんですけど、この曲もマクロスを彷彿とさせるような曲でしたね。

あとは、ヤなことそっとミュートさんというアイドルさんは結構対バン一緒になることも多いのでよく観させて頂いていて、すごく好きですね。アーティストだなって思えるようアイドルさんです。

 

瑳里:6月に「FAREAST DEATH CULT 2018」で対バンするから……ということで、ファンの方からCataplexyさんの2ndを頂きまして、ちょっと聞いてみたら私にはまだ難しい世界だな…と(笑)。でも、結構そういうジャンルって、生で見てみるとまた全然違うと思うので、早く対バンしてCDと現場の感覚の違いを体験したいなって思っています。

 

‐まさかブラックメタルのCataplexyの名前が出て来るとは思いませんでした!

 

瑳里:はい!そうです。ぜひ聞いてみてほしいとファンの方から頂きました。

 

今泉怜:最近のアイドルさんだと、絶叫する60度さんのMCが心にグッと刺さるので、それはすごいなって思ってます。私もMCでお話を担当させて貰うことが多いので、彼女達から刺激は頂いています。

 

‐では、ネクロ魔を一言で表すとどういうアイドルだと思うかお聞かせ願えますか?

 

夜露ひな:一言で表すと「暗黒系アイドル」ですね。でも、暗黒と言ってもただ暗黒なのではなくて、映画の悪役とかも自分たちのことを正義だと思って動いてると思うんです。だからネクロ魔も正義がある「暗黒」として、「暗黒系アイドル」と名乗っています。

 

‐そんなネクロ魔のファンの皆さんはなんと呼ぶのでしょうか?

 

今泉怜:正式名称っていうのは特にないんですけど、魔オタって呼んでることが多いですね。

 

柿崎李咲:ファンクラブは暗黒教団という名前で、入ってる方は教団員、信者みたいな感じかな。

 

‐普段のネクロ魔のライブにおいて、お客さんのノリはどのような感じなのでしょうか。

 

月城ひまり:基本的にはアイドル現場なので、ネクロ魔でもアイドル特有のケチャとかコールはありますね。あとはネクロ魔って振りが面白いんですけど、自分たちと一緒にファンの皆さんも踊ってくれたりとかして、すごく一体感があって楽しいです。

 

‐海外でのライブもされるかと思うんですけど、国によってノリに差はあったりしますか?

月城ひまり:ノリ方は国ごとに全然違う印象はありますね。去年行ったアメリカだと一緒に盛り上がってくれて、常に歓声が途絶えないような感じでした。ヨーロッパは座って観覧だったんですけど、本当に舞台を観るように最後までずーっと見てくれて、最後に拍手が起きたり、涙を流して下さったりっていう反応でしたね。

 

‐通常のライブ+バンドスタイルでの活動も近年よく行われていらっしゃいますが、通常のライブとバンドスタイルで感じる違いを教えて下さい。

 

柿崎李咲:バンドスタイルでのライブの時は、普段と違ってバンドサウンドが好きなお客さんが多い印象がありますね。

 

瑳里:オケだけで踊ってる時はNECRONOMIDOLというアイドルだ!って感じがすごく強いですね。「ガールズパワー!!」みたいな(笑)。バンドスタイルの時は、一層迫力が増す感覚があって。ステージに立っていても音が直接心臓に響くの感覚があってすごく楽しいですし、全然感覚は違いますね。

 

-それでは、今年1月よりタワーレコード限定にて、現メンバーでの再録版『遺骨猛吹雪』をリリースされましたね。こちらの聴きどころをメンバー視点で教えて下さい。

 

TOWER RECORDS『遺骨猛吹雪』購入ページ : http://tower.jp/item/4692069/%E9%81%BA%E9%AA%A8%E7%8C%9B%E5%90%B9%E9%9B%AA

 

柿崎李咲:『遺骨猛吹雪』に入ってる2曲とも、アイドルっぽくない曲だなって思うんです。ただ、声はすごくアイドルだから、声の微妙に不安定な感じとかが味になっててすごくいいなって思います。

 

瑳里:1stシングルの『遺骨猛吹雪』は歌も下手ですし、すごく違和感があって聞き辛いなって今だと思うんですけど。今回はみんな歌も上手くなってきて、説得力のあるシングルになっていると思います。

 

今泉怜:今回、個性を声で出していく点を重要視しています。今回のシングルはセリフも各々入ってたりするので、全然違う個性を声でも聴いて頂けたらなって思います。

 

月城ひまり:『遺骨猛吹雪』に入ってる2曲とも高低差がすごくある曲で、とても苦労しましたね。あとは「あたいの爪痕」のセリフの言い方にそれぞれ指示があったんです。例えば「君の元へ戻る」という台詞では「怜さん以外は希望を一切持たない感じで」という指示だったんですけど、怜さんだけは唯一の希望みたいな感じで、という指示だったんですね。そういうところがいつもの収録とは全然違って物語じみてて楽しかったですね。

 

夜露ひな:いつも歌が上手なかきちゃんが録った聞いてから歌うので、レコーディングのトップバッターはかきちゃんって決まってるんですけど、今回は私がトップバッターで……。すごく大変だったので「かきちゃんは偉い、尊いな……」って感謝の気持ちがあふれ出ました(笑)。

 

‐話は脱線しまして、今後のアイドルシーンはどうなって行くと思いますか?

 

今泉怜:私達のグループのことはちょっとだけおいといてお話をさせて貰うと、個人的に最近は、オーディションや合宿のプロセスとか、普通なら表に出さない部分をテレビやネットで流すアイドルさんが来てるなと思います。そういう頑張っている部分をファンの皆さんは見て応援したい気持ちが大きくなって、好きになって、人気になって……そういう過程を見せるアイドルさんが今すごく増えている印象がありますね。でも、逆に私たちは私生活とかを見せるタイプのアイドルではないと思っていて、自分たちの雰囲気をもっと確立していくということを求められてるなと思います。なので、今よりもっともっと実力をつけていくべきだなと思っています。

 

‐昨年1年を振り返りつつ、今年の目標を教えて下さい。

 

瑳里:去年は種をまいた時期だなと思っています。海外公演にしてもやり方を覚える感覚が強くて。なので、海外公演に関しては今年は6月に既に2回目のヨーロッパツアーも決まっているので、今年が本番だなと思っております。海外で成功できれば日本にも持ち帰れるものはあると思っているので。

 

‐ちなみに海外のライブ環境と日本のライブ環境の違いについて思うことはありますか?

 

柿崎 李咲:日本はすごくライブハウスがちゃんとしているんだなって海外に行くと思います(笑)。海外だと機材がないとか、壊れているとかマイクが同じ種類で揃ってない…とかもよくあって。プロデューサーのリッキーさんは昔PAの仕事をやっていたのもあって、ネクロ魔はそういう機会にも対応できています。トラブルの度にリッキーさんが設定を直して周っているので、ネクロ魔がライブした海外のライブハウスは大丈夫です(笑)。

 

‐今後の予定を教えて下さい。

 

今泉怜:大きい予定はやはり6月4日からスタートするヨーロッパツアーですね。イギリス・フランス・オランダが今決まっています。その前には大阪、仙台と初めての山形にもライブをしに行きます。あとは、7月にアルバムをリリース予定です。新曲と過去の曲を今のメンバーで再録したものが入る予定です!楽しみに待っていて下さい!

 

‐それでは最後にTOPPA!!読者へのメッセージをお願いします。

 

今泉怜 : 私達NECRONOMIDOLは今いるアイドルの中では珍しく、アイドルとロックの両方に繋がっているアイドルです。声はすごくアイドルだけど、楽曲はバンドさんに寄っているような音で、拘って作っているところはすごく面白いと思うので、少しでも多くの方に知って頂けたら嬉しいなと思っています。

 

柿崎 李咲 : 「CDで聴くよりもライブの方が良い、写真で見るよりも可愛い(笑)!」と良く言われるので、絶対にライブに来て欲しいです!

 

瑳里 : NECRONOMIDOLは多方面からじわじわ攻めていく感じで、少しずつ目に見える機会が増えていくと思っています。いつの間にかこれを読んでいる方が「「あ、NECRONOMIDOL」ってなんか知ってるわ!」っていう感覚になっていくと思うので、気になってたまらなくなったら、ぜひYouTubeで検索して下さいね。

 

NECRONOMIDOL 公式YouTubeチャンネル : https://www.youtube.com/user/necronomidol/

Comments are closed, but trackbacks and pingbacks are open.