SHIBUYA CYCLONE 店長 & COCOBAT Gt SEIKI インタビュー

SHIBUYA CYCLONE 店長 & COCOBAT Gt SEIKI インタビュー

SEIKI(セイキ)

Twitter : https://twitter.com/seikiriffs

SHIBUYA CYCLONE HP : http://www.cyclone1997.com/home.html
Twitter : https://twitter.com/SHIBUYA_CYCLONE

GARRET udagawa HP :
http://www.cyclone1997.com/garret/garret_home.html
Twitter : https://twitter.com/GARRET_udagawa

 

日本のエンターテイメントがギッシリ濃縮された街、渋谷。

そんな渋谷のド真ん中にある「東京・渋谷で一番うるさい箱」、

それが老舗ライブハウス、SHIBUYA CYCLONEだ。(GARRETはその2号店として2013年秋オープン)

今も昔も、数々の名バンドが生まれた名ライブハウス。そんなライブハウスには名物ブッカーが付き物だ。

そして、今回ご紹介するSEIKI(セイキ)氏もその中の一人だ。

ハードコアバンドCOCOBATのGtという側面も持ち、約15〜16年、このロックの聖地のブッキングを担当している名ブッカーだ。老いも若きも、東京で激しい音楽を演奏するバンドマンならば、彼の名を知らない者はいない。

今回、TOPPA!!編集部は、SEIKI氏に対し、彼の生い立ちや音楽的ルーツ、COCOBATに加入、そしてSHIBUYA CYCLONEに入った経緯など、初の単独インタビューを実施した。

取材・文・編集・写真 / 宮久保 仁貴


 

-SEIKIさんの自己紹介、それこそCOCOBAT加入の経緯、CYCLONEで働き出した経緯、そして現在に到るまでの経歴を教えて下さい。

SEIKI : 生まれも育ちも横浜、中学生の時にMETALLICAの「Battery」を聴いてメタルに目覚めました。

ギターを始めたきっかけは、中学生も終わり頃に友達がエレキギター弾いているのを見て、「毎年サッカー部補欠の自分でも弾けるんじゃねぇか?」と思ったのがきっかけ。元々小学校の時にバイオリンもかじっていたので同じ握り物だし、これはわりといけんじゃないかな?と思って。

 

-SEIKIさんが中学・高校生時代に流行していた音楽は何だったのでしょうか?

SEIKI : 当時流行っていたのはHi-Standard。

そんな中で高校の時の文化祭でハイスタとTHE WiLDHEARTS、METALLICAのコピーバンドを演奏しました。一番ハイスタが盛り上がって、METALLICAの時は友達がモッシュピットで喧嘩し出して、途中で中断になった(笑)。

 

-(笑)。そこでTHE WiLDHEARTSをチョイスされる所がシブいですね!

SEIKI : 当時リアルタイムで彼らは活動していて来日公演は毎回行ってましたね!んで、その度にステージに上がりセキュリティにタックルされてた(笑)。

 

-これまた破天荒なエピソードですね(笑)!

SEIKI : 今でも覚えてるけどGinger (Vo)が着ていた服をフロアに投げたのでそれをゲットしてそのまま家まで着て帰ったり、ステージ上がったら名前聞かれてコールしてもらってハイネケンイッキしたり(笑)。好きすぎて左腕にGingerってアルファベットをお香で焼き印いれてましたもん(笑)

そういうこともありつつ、大学に入ってからは音楽サークルのスタジオで毎日朝から8時間ぐらいギターの練習をしてました。

んで、20歳頃にバンドを組んで新宿ANTIKNOCKに毎月出てた感じです。当時は小手、マシリト、NEW BREEDや、現Hone Your SenseのBara(Vo)さんがやっていたJABBERWOCKとかと対バンしてたのだけども、今でも活動している同世代のバンドマンは大分少なくなりましたね。

 

-そこからSEIKIさんはCOCOBATに加入され、SHIBUYA CYCLONEで働かれる事となりますが、こちらの経緯を教えて下さい。

SEIKI : 2002~2003年辺りだったかな。当時のCOCOBATのGtが抜けたっていう噂を聞いて、ギター弾きたいと思ったのね。俺のバンドも「あんたと一緒に打ち上げ出たくない」ってメンバーが脱退宣言し出してたし(笑)。

当時は今みたいにネットで検索すればすぐに連絡先が出てくるような時代じゃなかったから、COCOBATが所属していたTOY’S FACTORYに電話してみて「COCOBAT担当の人はいますか?ギター弾きたいんですけど。やりたいです!」って。そこから諸々を経て、2002~2003年からCOCOBATでギター弾いています。

CYCLONEで働く経緯は、当時系列店だったANTIKNOCKのスタッフに「お前働かない?」て言われて「押忍!」って返事したら配属先が「ココで見るLIVEが最高だ」といつも思いながらモッシュしていたCYCLONE。その2週間後ぐらいにCOCOBATに加入したのかな。

 

-CYCLONEで働き出して、そしてCOCOBATに加入されて15-16年が経ちますね!

SEIKI : 時間が経つのは早いもんです。

 

-それでは、SEIKIさんの音楽的ルーツを教えて下さい。

SEIKI : 10代はHR/HMに明け暮れて、20代は70年代のバンドを掘り返すと同時に、当時の00年代以降のバンドを聴いていました。

とにかく名前聞いたことあるバンドは片っ端から聴きまくった。COCOBATのベーシストがひたすらオススメ音源をCDRに焼いてくれたキッカケがでかい。特にLED ZEPPELINとTHE WHOはROCKのインパクトが強くて。バンドサウンドの土台を感じたというか。

20代後半からはテクノや電子音楽も聴き出しました。

プレイヤーとして影響を受けたのは、Pete Townsend(THE WHO)とJIMMY PAGE(LED ZEPPELIN)のコンポーズ力とインパクトあるギタープレイ。ベーシックにはやっぱりJames Hetfield(METALLICA)。

あとは、当時の00年代以降の音楽で、新しいこともやりつつ、70年代のマインド・ニュアンスが入ったバンド。THE MARS VOLTAの革命感は興奮した。

 

-SHIBUYA CYCLONE を一言で表すならどんなライブハウスでしょうか?

SEIKI : これはオーナーの三浦さんが作った文言でこの前の20th Anniversaryの時も言ってたんだけど、「東京・渋谷で一番うるさい箱」かな。

色々な音楽のバンドに出演してもらってるけどわりとやかましい音出すバンドが多いし、出演するバンドとCYCLONEスタッフ共にスタンス的にはストイックでありつつロックのヒリヒリさを持ってる/持っていたいという関係値からかコミュニケーションがアツい、というかうるさい(笑)。ここ最近ライブハウスが沢山増えた中で、CYCLONEはただの音楽スペースと言うより、ロックの心を忘れていないライブハウスでありたいと思ってます。

 

-東京でジャンル問わず激しい音楽性を貫いて来たライブハウスって、そうそういないと思います。個人的にCYCLONEはいつの時代もブレずに貫き通していて、本当に良いライブハウスだと思います。
それでは、ブッキング業務をやっていて大変だった事、良かった事を教えてください。

SEIKI : 大変というか自分の努力が必要と思う事は、いろんな価値観の人間に真摯に向き合う事かな。音楽にとって、凝り固めた信念みたいな価値観は大事だし、その反面、凝り固まりすぎて新しい価値観を見出せていない時もあると思う。

ライブハウスの人間としては、アーティストが思ってる事を可能な限り共有できた方が、その人達に沿った/見合った提案が出来ると思う。彼らは何が表現したいのか、それを実現するにはどんなキッカケや実感が必要なのか、ヒアリングする努力は本当に難しい。

もちろんジェネレーションギャップは出るものだし、今も昔も本当勉強ばかりです。

 

-確かにアーティスト自身自分をどう表現すればいいのか迷う時期って必ずあると思います。そんな時にセイキさんの様な存在が身近にいれば、バンドにとってこれほどありがたい事は無いと思います。
それでは良かった点をお聞き出来ますでしょうか?

SEIKI : 勿論、出演バンドがライブ見るたびにカッコよくなっていく姿、それは本当に嬉しいし、彼らの為になれてるのかな、と思える。

必然的にバンドがカッコよくなればお客さんが来てくれる要因になるし、バンドマンとして他のバンドから尊敬され出す。そういったバンドにとっての良い事に関われているという事がなによりの嬉しみですね。

 

-SHIBUYA CYCLONEは渋谷のド真ん中にあるライブハウスですが、そんなCYCLONEを運営する上で感じている事はありますか?

SEIKI : 渋谷は人間が密集する地域で、いろんなキャラのライブハウスがあった方が楽しいと思うけど、仲間内のバンドが同日に別会場でイベントやるとお客さんもどっちに行こうかと分散現象がよく起こってるし、ライブハウスの数は若干多くなり過ぎた気はしています。

CYCLONEが渋谷にあって良かった点というか、エンターテイメントが多い「盛り場」渋谷って街で、バンドもお客さんもその中の一つとして「CYCLONEでLIVEを楽しもう」とたくさんの人達が選んで来てくれる場所で在るのは本当にありがたい事だなと思います。外国人からしたら東京に観光名所は色々あると思うのだけど、ロックやってるライブハウスって事でCYCLONEに来てくれる観光客も増えてるかな。

 

-昨年10/25~11/30、SHIBUYA CYCLONEは20TH ANNIVERSARY企画を行われましたね。
若手も大御所も入り乱れて、連日盛況な日が続きましたが、こちらの手応えは如何でしたか?

SEIKI : 一言で言うなら、「感動しました。」
毎日感じてたのは、出演バンドがCYCLONEでのステージを特別に想ってくれていて、それがすごく伝わるLIVEな気がして。改めてCYCLONEというライブハウスは凄く大事な場所なんだな、と再確認させてもらいました。

 

-昨今の日本のメタル、ラウドシーンで勢いのあるバンド、今後のシーンの流行について思う所を教えて下さい。

SEIKI : YouTubeなどで色々チェックできる世の中で、カッコいい音源を出しているバンドも増えて来たけど、やっぱりライブがカッコいい人間が尊敬されるのは今も昔も変わらないかな、と思う。例えば、SECONDLOWみたいな、粋がっているけどちゃんと演奏カッコいいバンド(笑)。

センスがあると思うのは、1/31のKEEP ON ROLLIN’ FEST 2018に出演してくれるバンド達。特にabstractsとかSable Hillsとか。

最近知名度上がって来た女性VoバンドのAILISなんかは楽曲のコンポーズ力がとてもオリジナルだし、Miyu(Vo)の声とメロディーは頭から離れません。

シーンに関して言えば、流行り廃りが小まめすぎるし一概に言えないけど、アイルランドのALL TVVINSみたいな雰囲気/メロディーの音楽は気になってます。

というのも,この前Nothing’s Carved In Stoneの生さんにここ最近でオススメ教えてくださいと言ったらASGEIRというのを教えてくれて,チェックしたらとても気持ちいい音で。この人もやっぱりアイスランドで寒い国の音の肌感やっぱ良いなぁと。生さんがオススメするくらいだから流行る部分あるかもしれないですよね。

ライブハウスの観点からするとさっきも言ったけどLIVE力あるバンドはいつの時代も残っていくもんだと思うかな。もちろん楽器の腕は武器だし、最近技術面がフォーカスされる、ドヤる事が多いけど、それ以上にミュージシャンシップ愛を存分に感じさせてくれるLIVEは間違いなく心に響いて印象に残ると思うよ。

 

音楽業界で働いてみたいキッズへのメッセージをどうぞ。

SEIKI : 若い人はやりたいことは行動に移して、やった方がいいと思う。もちろん責任をしょってですよ。そして、やった後でどうなってもゴタゴタ言わずに真面目にやり続けると良いも悪いも何かしらの実感を得れるのでは。それが世のため人のため仕事に活かせる自分のスキルになっていくかと。

ライブハウスだったら、まずは音楽好きってだけでいいから真面目に誠実にバンドと付き合えば良い。そのバンドがどんどんかっこよくなって人気出て行ったりとかした時に、そのバンドに関われたという「人生にかけがえのないワンピース」が刻まれると思うかな。

 

———-求人情報———-

東京・渋谷で一番うるさいライブハウスCYCLONEでは、

「アーティストの役にたてる」誠実な人材を常に募集しています。

 

[職種] 制作/ブッキング業務、PA/照明/レコーディングエンジニア、ドリンクスタッフなど

※CYCLONE2号店のGARRETでは特に店長候補となる人材を求めています。

 

[問合せ] CYCLONE/GARRETの受付で直接話しかけていただくか、お電話ください。

03-3463-0069 松澤

 

———-バンド募集要項——-

東京・渋谷で一番うるさいライブハウスCYCLONEでは、

「音楽にかける情熱」を持ったバンドに常に出演して頂きたいと思っています。

音楽ジャンル不問・向上心のあるバンド求む。

※意外とラウド系以外のロックバンドもたくさん出演してもらっています。

 

[問合せ] CYCLONE/GARRETの受付で直接話しかけていただくか

■YouTubeリンクURL or mp3音源 ■連絡先 (氏名と電話番号)

上記2点を明記の上, info@cyclone1997.com にメールをお願いします。

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