周平 ( Shoohey ) インタビュー

周平 ( Shoohey ) インタビュー

周平(読み方 : 周平 / 別名義 : Shoohey)
HP : https://shoohey.com/
Youtube : https://www.youtube.com/c/KiuzuShuhei
Twitter : https://twitter.com/shoohey

周平(Shoohey)氏はYouTube、ニコニコ動画を中心に活動する歌い手。彼は「歌ってみた」シーン黎明期より、エモやスクリーモ、メタルコア、ポストハードコアに特化した「歌ってみた」動画をWEB上にアップしつつ、Draw the EmotionalやIOSYS等の同人サークルにもゲスト参加、Silently Shooting Traitorsとしてオリジナル活動もしている。その傍ら、近年は自身のブログ「UTA LOG」を立ち上げ、自身のボーカル観・後進へのアドバイス記事をアップしている。

今回、「歌ってみた」シーンの中でもラウドな部類の生き字引である周平氏に対し、改めて彼の生い立ちから音楽的ルーツ、そして近年の彼自身の環境や音楽シーンについて思う所を聞くべく、メールインタビューを実施した。

文 / 周平   編集 / 宮久保 仁貴


 

-TOPPA!!初登場という事で、改めて周平様の自己紹介をお願い致します。

 

周平 : どうも、周平です。バンドカバー等ではShoohey名義でやることもあります。
今回はそうそうたるメンバーの中で僕へのインタビュー、ということで光栄に感じております。有難うございます!

 

– 周平様が音楽を聴くきっかけになったジャンルは何なのでしょうか?

 

周平 : まず、音楽に触れたきっかけになるものとしては、アニソンとゲームBGMです。
僕の父親が漫画家を目指していたのでその影響が強いです。父が最新のゲーム機やパソコンを買うたびに興味津々にかじりついてました。そういった経緯で人生最初に惚れ込んだ音楽は、『イース』というゲームのBGMでした。作曲をしているFalcom Sound Team jdkのサントラCD群が人生で最も聴いている音楽だと思います。

それから思春期にさしかかってJ-POPを聴くようになったんですがアニメOPや戦闘曲みたいな疾走感のある曲をメインに聴いていましたね。高校生くらいのとき主にハマったのはT.M.RevolutionやB’z、L’Arc~en~Cielでした。その後、当時ネットで仲良くなった絵描き友達がガチのメロコアファンで、色々おすすめを教えてもらい、完全にパンクにハマりました。

 

-ちなみに、どの年代のパンクやメロコアだったのでしょうか?

 

周平 : 最初は日本のHi-StandardやKemuriとかから入りましたが、すぐに洋楽に移りました。理由は単純に洋楽の方がボーカルと、メロディが好みだったので。

洋楽パンクで好きだったのはRANCID、NEW FOUND GLORY、GREEN DAY、BLINK182、SUM41、SIMPLE PLANと、メジャーなのが多かったですね。
ちなみにこの界隈で現在のお気に入りはAS IT ISです。

 

-その後、ヘヴィな音楽に傾倒されたかと思いますが、きっかけとなったバンドはどのバンドだったのでしょうか?

周平 :ラップコアとかミクスチャー系のニューメタルにめちゃくちゃハマりました。きっかけはLIMP BIZKITで、Fred Durst(Vo)のチャラいけどメロいラップ、Wes Borland(Gt)のヘヴィだけどキャッチーすぎるギターリフとのバランスが衝撃的でした。

そして今や王道って感じですがKORN、SLIPKNOT、LINKIN PARKの流れでラウドミュージックに傾倒していきました。ただ、自分が重くて激しいのが大好きという自覚はあったんですが、僕はコテコテのメタルにはハマりませんでした。どうにかして自分の感性にひっかかる音楽はないかと、メロデスやブルデス、シンフォニックメタル、果てはゴアグラインドとかドゥームメタルも聴いてたんですが、「なんか刺さらない」って感じでした。メロコアとかラップコアが土台にあったせいか、どこかチャラさがあるほうが安心感があったんですね。

そんな流れから登場し、個人的に脳みそを撃ち抜かれたのがスクリーモでした。
スクリーモは元々、パンクにメタルっぽくない感情的に叫んでるって感じのシャウトを入れるような形から出てきたジャンルだったのですが、それが僕にはまさにぴったりって感じでスッと腹に落とせました。僕自身の最初の入り口になったのがGLASSJAWです。彼らはハードコアパンクっぽい曲調なんですが、ボーカルがやたらエモくて上手いんです。R&Bのような雰囲気もあって、今で言えばISSUESの先駆けのようなイメージを僕は持ってます。

 

 

そしてTHE USEDが出てきたとき、「あ、これだな」ってなりました。「A Box Full Of Sharp Objects」という曲のイントロと途中のシャウト、そしてスネアの音が好きすぎて何百回も聴いて真似しました。

 

 

このくらいの段階で僕のボーカル基礎は固まったと思います。ミドルが中心でちょいちょいハイトーン挟みつつ、重すぎないグロウルやシャウトで攻めるって感じのスタイルですね。当時はカラオケで洋楽ばかり歌う迷惑なやつでした(笑)。

その後、世間ではスクリーモが割と飽和してきたあとでメタルコアが流行って、今どきのポストハードコアの流れに移っていきましたが、今でもスクリーモに限りなく近い音楽性ほど、個人的にハマる傾向にあるな、と思います。

 

-ありがとうございます。ところで、周平様が実際に歌い手として活動されたきっかけや当時のシーン背景を語って頂く事は可能でしょうか?

 

周平 : シーンに関して言えば、2007年頃、ネットで「●●を歌ってみた」というのが流行し始めました。その当時は歌い手という言葉があったのかどうか僕は認知していませんが、ゴムさんの「おっくせんまん歌ってみた」がめちゃくちゃバズってたのを覚えています。僕自身ゲームBGMも大好きなので、「すごい!ゲームの曲に歌をあててるなんて面白い!」と思ってよく聴いてました。
その影響でなんとなく、「自分もこういう感じでオタク的な活動と音楽をミックスしてやりたいな~!」という感覚は湧いてたと思います。

その後、間もなくして、ボカロが登場し、僕は初音ミクの二次創作絵をよく描いてました。でもその初音ミクの曲が「歌ってみた」されている現象が起こっていることに、当時はまだ気づいていませんでした。あくまで版権キャラとしてしか見てなかった感じですね。

歌い手として僕が最初に初めて歌ったのは洋楽のボーカルカバーでした。自分の絵と歌を両方を見てもらいたいという一石二鳥を狙って、カラオケ動画に自分の絵を載せて投稿してたんです。別に絵描きとして有名でもないし、選曲はマニアックだしでほとんど再生はされていませんでしたが、僕的には毎回ドキドキの連続でした。それから間もなくして、カバーした本家バンドのHOPES DIE LASTからDMが来て「絵」の依頼を受けた…という余談もあったりします(笑)。

 

-当時、洋楽、かつこの手のジャンルの「歌ってみた」動画をアップしている方は中々いなかったですよね。当時、同世代の方との交流はございましたか?

 

周平 : 投稿した動画がきっかけになりネット上で、とある人物から声をかけられました。まだ全然下手だったにも関わらず、彼は僕の歌を気にいってくれて、一緒に音楽を作りたいと言ってくれたんですね。「初めて音楽活動を通して友達が出来た!」と僕は舞い上がってたのを覚えています。当時の周りの友達は全員絵描きで、音楽友達が全然いなかったんですよ(笑)。

そんな僕にとってはじめての音楽仲間というのが、Silently Shooting Traitorsのベース、Ashayです。それから今でも彼とはよく、バンドカバーをするようになりました。

 

 

当時の彼は積極的にボカロ曲を投稿していて、Caz(※その後、ARTEMAで”kaz”として活動されていました)さんやゆよゆっぺさんに僕のことを紹介してくれました。それからゆよゆっぺさんの東方アレンジCDに参加したのをきっかけに、本格的に僕もボカロ曲を歌ってみることにしました。

しばらくは洋楽カバーと同じような気持ちでやってたのですが、どうも周囲から「歌い手」と呼ばれるようになり、「あ、そういうジャンルがあるんだな」と知ることになったんです。
僕はインターネットが黎明期の頃から大好きなので、こういったネットならではの独特の空気感が好きです。

というわけで、ガッツリ乗っかって嫁にマンガを描いてもらったり、バンドとかもやりつつ今に至るという感じですね。

 

-諸々ありがとうございます!話は変わりまして、周平様が発声において意識している点はありますか?

 

周平 : 僕のルーツにある、海外ボーカル定番の「響鳴」を必ず意識してます。
これはクリーンでもグロウルでも同じです。そしてクリーンの場合は少し中性的かつ、見せ所ではエッジ、シャウト、グロウルを瞬間的に混ぜて迫力を出すようにしています。叫びに関してはハードコアグロウルが若干飽きてしまっているので、もっと軽めのスクリーモのスタイルに戻しつつあります。

……とかなんとか言いつつも、「僕自身が気持ちよくなって、聴く人も気持ちよくなる」という抽象的なことが1番意識していることですね。

 

-ちなみに、普段録音される際の機材についてもお教え頂けますでしょうか?

 

周平 : RMEのBabyfaceにTLM102を挿してCubaseで録音します。
前はREC時にリミッターのプラグインを入れてましたが、最近は何もなしでそのまま録ってます。理由としてはなるべくフラットな状態の音源がほしいからです。

 

-ところで、近年はブログ「UTALOG」を立ち上げられましたね。
ボーカル講座や漫画等、様々なコンテンツが発信されていますが、こちらを始めたきっかけを教えて下さい。

 

UTA LOG URL : https://shoohey.com/

 

周平 :チェックしてくださって有難うございます!
このブログを作ったのは、子供がきっかけなんですよ。僕には現在5歳と3歳になる娘がいます。娘たちと生活している中で、僕の優先順位は音楽や仕事よりも育児のほうが上になった為、大幅に活動する時間は減りました。

ただ、そんな限られた時間の中でも何か出来ることはないかと考えていました。
自己分析していく中で、僕はパフォーマンスすることに時間を割くよりも、人に教えることのほうがパッションが高いと思ったんです。僕の元にはいつも沢山の質問が寄せられていますが、その一つ一つにお答えするのにも時間がかかります。

そこで、スキマ時間を活用して出来ることはないかな?と考えて決めたのが、サイトの構築です。読者が自分の力でスキルを成長させ、自分の才能を最大限に引き出せる内容をまとめていこうと考えました。まだ理想の形には全然及んでないくらい記事が少ないですが、最終目標としては「歌に困ればUTA LOGを見ればいい!」という状態に持っていきたいと思っています。また、マンガには僕の活動初期の葛藤が赤裸々に語られているので、初心者さんにとっては、”誰もがこんな失敗をする”といった意味である種の希望になると思い掲載しています。

 

-後進の方への手引きとなる事、期待しています!ちなみに、現在記事内容としてテクニックもそうですが、メンタルの部分を多く語られていらっしゃいますね。こちらには訳はございますか?

 

周平 : 僕がUTA LOGでターゲットにしている層は、僕と同じような感覚・思考派です。歌にはある程度の理論も重要だと思いますが、あまり語られないのがマインドの部分だと感じていて、僕はそこを追求していきたいです。

そういう意味ではちょっと素人向けではないのですが、歌にパッションがある人には何かしら響く部分はあると信じているので、どんどん解説していくつもりです。

「そんなことより周平さんの歌をもって聴かせて欲しいよ!」と思う人も多いとは思いますが、長期的に見てこのほうが僕の役割としてはデカいと考えています。エンタメは今後もいろんな角度から発展しますし、ガラパゴス的に独自発達しすぎた日本の文化ではコネや場数も踏めない市民ミュージシャンが活躍するには限界があります。そんな現実の中でも一人ひとりが達成感や幸福感を感じられる活動を続けていけるようになってほしいのです。逆にファンが多くても、活動がしんどくて義務感でやっている人は続けられないんじゃないかなと。

メディアに依存したやり方ではいずれ終わりが来て、リタイヤしては世代交代を繰り返していくしかないです。だから人気や数字に依存しないで、音楽を文字通り「音を楽しめる」生き方をちゃんと得てほしいと思っています。時代の風潮に左右されず、個人がアーティストとして存在でき、個人が影響力を持って人に貢献出来るようになるには、発信者自身の考え方が重要です。結果は必ず後からついてくるので。僕からはそのヒントになる情報が提供出来ればこれ幸いと思い、ブログを作りました。

 

-自身が納得のいく形で活動する事はマストですよね。今後の「UTA LOG」の内容はどの様な方向性を進まれるのでしょうか?

 

周平 : ぶっちゃけ、基本的な発声方法や音楽的な解説は、検索すればネット上にいくらでもありますから、僕はそれとはちょっと違う目線で語りたいと思います。結構難解なテーマも多いとは思うのですが、ついてきてくれる人は今後も歌い続ける人だと思いますので、数は少なくともそういう人に読んでもらいたい内容にしていく予定です。

何年後かに、東京ドームのライブに出るアーティストが「UTA LOG」のおかげで今ここに立てています、とか言ってくれれば最高ですね。まぁ、その前に僕がまず頑張って記事を増やさないとですが(笑)。

 

-周平さんの影響を受けたヴォーカリストの誕生が待ち遠しいですね!話は変わりまして、今まで活動されてきた中で一番印象深かった出来事を教えて下さい。

 

周平 : 絵描きとしてネットの活動を頑張っていたのに、いつの間にか歌い手として認知されていることは結構な衝撃でした!

……って、そういうことじゃないですね(笑)!

でもやはりネットの凄さを感じるにあたり、動画の影響力は十分ありました。
僕は一生懸命ライブをこなしまくってきたわけでもないですし、オーディションを受けた経験もゼロです。にも関わらず、多くの人が知ってくれて、芸能人のような対応をされていることは、なかなかのインパクトを感じます。そういった意味で、ネットが今までの常識を塗り替えているんだと思いました。

そしてそのネットを通じて、僕の声がとんでもない場所、それこそ国内ならず、海外でもかかったりしているわけです。スタジオでもなく、ただの宅録である僕の声が。ということで、「インターネットすげぇ!」と感じた事が今も昔も印象深いですね。

 

-それでは、近年の活動を振り返ると、如何でしたか?また、今後の抱負を語って頂ければ、と思います。

 

周平 : 2016年にSilently Shooting TraitorsのSLEEPLESSを出してからはほぼストップ状態です。
僕はあのCDを出すときに、これが終わったらしばらく育児に専念しようと決意していたので、まさにその通りになっているという感じですね。

 

 

そのかわりそのSLEEPLESSは半年間、一心不乱にひたすら楽曲制作と録音だけに使いました。おかげでかなり独特な音源に仕上がったと思います(笑)

今後は個人的な話ではありますが、防音室を設置して習慣的に録音が出来る環境を作る予定です。そうなると今よりはペースが上がるかなと期待しています。
ブログにも文章だけでなく、解説音声もあげたいですからね。

 

-更なるコンテンツの拡大、楽しみにしています!話は変わりますが、最近聴いた中でかっこいいと感じたアーティストを教えて下さい。

 

周平 : 僕が良いと思った音楽はここで分かります!
https://www.youtube.com/user/nejimagu/videos?sort=dd&view=15&shelf_id=6&view_as=subscriber

…というのもちょっと不親切なので、かい摘んで言いますね。

ここ2年位のあいだで圧倒的に撃ち抜かれたのはPALISADESのセルフタイトルアルバム『Palisades』です。近年の日本のメタルコアやポストハードコアが好きな人には正直全然物足りないと思われそうな曲ばっかりなんですが、個人的にはヤバすぎでした。R&Bのシャレオツ感をたっぷり入れたポストハードコアではやはりISSUESが人気ですが、僕的にはこのPALISADESを推します。
歌や曲の作り込みもめちゃくちゃイケてて、かなりエモーショナル。ISSUESよりもロック寄りです。でもISSUESよりはグロウルは少ないです。てかグロウルはほぼないです。

 

 

次点ですと、NORTHERN GHOSTです。こっちはかなりベタなスクリーモで、クリーンに近いシャウト、中性的だけどエッジのきいたハイトーン、シンガロング、ゴリゴリのリフありです。(※僕が昔好きだったThe Bledに通じる感じがある、というのが最大の理由なんですけどね(笑)。)

 

 

あと、日本のバンドではSurvive Said The Prophetはやっぱり凄いと思います。最近はアニソンにも進出してますし、今後本当に期待できますよ!

 

他には時間の都合上、メタルコアやポストハードコア以外でチェックしているのはあんまりないのですが、近年の邦ロックは細分化されていて面白いと思います。YouTubeを見ていると一体日本人のどれだけの人がバンドをやっているんだと思うくらい、インディーズバンドが出てきますよね。

その中でも素晴らしいと思うのが、30代を越えた社会人たちが、学生時代の夢を叶えるかのようにMVを作って作品を発表していることです。ネットと、PCツールが発展途上の少し前の時代では諦めざるを得なかった人たちが、情熱を消すことなく活動をしているというのは本当に良い時代だと思います。そんな中で、僕はそういった活動でやる側も見る側も幸せになれる人が、一人でも増えたら嬉しいです。

 

-それでは、近年の音楽シーンについて周平様的に思う所を語って下さい。

 

周平 : 直近の流れだと、Djentの後にニューメタル・ラップコアのリバイバル、と来てまたスクリーモ回帰の流れがあるじゃないですか。本当に有難うございますといった感じです!あと、昨今はイノベーティブな若手が本当に多いので、今後もっととんでもない何かが登場するのは確実でしょう。予想もしないジャンルが誕生するかと思うと本当に楽しみですよね。

あと、機材方面の話をすると、最近VRディスプレイのOculus Goを買いました。まだまだ画質とかゴーグルが重いとか発展途上なところは感じますが、それでもVRって本当に革新的だなと思うんですよ。音楽的な側面から言うと、まずライブが演者側から見れること。これだけでも相当凄いです。オーディエンスの反応や、バンドマンたちに限りなく近い距離をイメージしやすくなります。
普通はステージに立たない限りは絶対に想像出来なかった部分ですが、これが誰でもある程度のレベルまで持っていけるというのは「やられたなぁ……!」という感じでした。もちろん、オーディエンス側の目線もライブのあり方に将来大きな影響を及ぼしていくと思います。MVの魅せ方や録音現場等、色々な影響があるだろうなと期待せざるを得ないです。

 

-今回はご回答頂きましてありがとうございました!それでは最後に、これから音楽活動を始めようと考えている方へのメッセージをどうぞ。

 

周平 : まず、ここまで僕の話を聞いてくださって有難うございます。
TOPPA!!さんでインタビュー記事を読まれている方の中には、アーティスト側の方も多いと思います。最初は誰もが自分の承認欲求を満たす手段として活動を始めていると思いますが、忘れないでほしいのが、貴方の活動を楽しみにしている人たちの存在です。上手くいかない時や、後悔する時こそアーティストとして、そして人間としてもでっかくなれるチャンスです。あなたを応援してくれたり、密かに見守ってくれている人やファンが必ずいます。だから彼らからの誠意を信じ、ファンを裏切らないように頑張ってください。

「いや、自分にはまだそんなファン一人もいませんが…」という場合でも、安心してください。このインタビューを見て一念発起しているあなたには今後絶対にファンは現れます。そして、もうファンがいると強くイメージしてください。マジでこれは大事です。行動と自信は直結します。なぜなら、そういった信念が今後現れる様々な選択肢を左右するからです。別に気休めとか暗示とかで言ってるんじゃないです。この自分を信じるパワーのことを心理学ではセルフ・エフィカシー(自己肯定感)と言います。簡単に言うと自分の成功を盲信することで、将来に大きな結果を導き出せるようになる…という人間なら誰でも持っている能力です。

このエフィカシーを上げることで最も役立つのは、困難にくじけそうになったときです。
「ヒットすると思ったけどヒットしなかった……。」とかそういう時だけではなく、「あぁ、もう今日活動するの面倒くせぇ……。」という意思が低い時にも助けになってくれます。「自分はやれる。絶対に上手く行く!」と確信すればするほど、行動に迷いがなくなります。そしてより明確に目標がハッキリしていくんです。

そうすることで何が生まれるかというと長期目線で成功するビジョンです。この長期ビジョンを持たないと、実は人は簡単に夢をリタイヤ出来る弱い動物なんですよ。「テストで40点とれたらいいよな…」と思っている人と「自分なら絶対100点とれる!!」という人では勉強内容もテストの結果が変わってくるのは当然。でも別に100点とれなくても良いんです。「なぜ100点を取り続けなければいけないのか?それは東大に行きたいから!」といったもっと先のゴールのために頑張り続けられるようにするのがコツです。目先の結果はただの通過点で、常に最善をつくすためにはこの考え方を地味に継続していくのが大切なんですよ。

普通は「短期的にソッコーで成功したい!」と思っちゃうわけですが、そうすると何か挫けそうになったとき精神的なダメージが大きすぎて、すぐに夢を諦めてしまい、もっと簡単そうな道へリセットしがちです。そうするとせっかく積み上げてきた成功の雪だるまが、また1から作り直しになってしまいますよね?更には今後「そんな夢みたいなこと、無理に決まってるだろ!」とか言って足を引っ張ってくる人があなたの目の前に(またはすでに)たくさん現れると思いますが、全く気にしないで大丈夫です。

夢を殺しにかかってくる人は短期的にしかあなたを見ていない、エフィカシーの低い人です。自分自身を信じられてないから、他人の成功も信じてないだけです。そういう時は無視してOK、自分がじわじわ成功するイメージを大事にしてください。
そして、最初に言ったように応援してくれる人を大事にし、感謝し続けることを忘れないでください。

そうすれば、あなたの作品や演奏に感動し、長く応援してくれるファンとのギブ&テイクが100%成立します。

色々偉そうに語っていますが、僕も現在進行系で失敗を繰り返しています(笑)。しかし失敗は本当はなく、全ては実は検証の結果でしかないのです。同じ音楽好きとして、一緒に色々試して、新しい挑戦をどんどんしていきましょう!

長くなりましたが、ここまでお付き合いくださって本当にありがとうございました!また動画やブログ、ツイッター等で気軽に声をかけてください。TOPPA!!
さんともども今後共よろしくお願いします!

周平でした!

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