tac-t!s (QQQQ ) インタビュー (※現 無想りんね)

tac-t!s (QQQQ ) インタビュー (※現 無想りんね)

 

tac-t!s (読み方 : タクティス) 

Twitter : https://twitter.com/musou_rinne

Portfolio(Official HP):http://musourinne.tumblr.com/ 

Instagram:https://www.instagram.com/tac_tis 

 

Hymn Above Traumatic Emotion 

Official:https://hymnabovetraumaticemotion.jimdo.com/ 

Twitter:https://twitter.com/HATEjpofficial 

 

Lost my Proust 

Official:https://lostmyproust.jimdo.com/ 

Twitter:https://twitter.com/Lost_my_Proust 

 

ポップカルチャー発信の中心国、日本。 

音楽・デザイン・ファッション等、多種多様な文化が混在する日本において、数多の優れたクリエイターがネット上で誕生し続けている。 

今回ご紹介するイラストレーター&デザイナーtac-t!s(QQQQ)氏もその中の一人だ。 

「kawaii」と「stylish」を融合した作風で、ネット上の音楽レーベルや同人シーン、この他にもクラブ、バンド界隈やインディーゲーム界隈などなど……シーンをまたいだ活動を行いつつ、同人メタル音楽サークル「Hymn Above Traumatic Emotion」や「Lost my Proust」の活動など、デザインと音楽の二足の草鞋で活動を行なっているマルチクリエイターなのだ。 

また、裏名義「QQQQ(※読み方 カウンターストップ)にて、エッジの立ったMMD(Miku Miku Dance)動画にてその名を馳せたり、ゲーム『艦隊これくしょん』登場キャラ「熊野」の二次創作キャラ「MY HISHOKAN KUMANO」を創造するなど、彼のクリエイティビティは尽きる所を知らない。 

 

今回TOPPA!!編集部は、tac-t!sがクリエイターとして活動を始めたきっかけ、「kawaii」と「stylish」を合わせもつ作風のルーツ、音楽に根ざした活動のきっかけなど、彼の魅力を余すところなく、メールインタビューにて語ってもらった。 

文・イラスト / tac-t!s  編集 / 宮久保 仁貴 


 

tac-t!s様がデザイン・イラスト業を始めることになったきっかけを教えて下さい。 

 

tac-t!s : 実は元々、まんがタイムきらら系みたいな、ゆるくてかわいい4コマ漫画だけ描いて生きていきたいなあと思っていました。当時は、今のようなスタイルになるとは全く予想してませんでした。頭にとぐろが乗ってる女子高生の漫画とか張り切って描いてました。ピクシブに全部ありますが絶対読まないでください(笑)。 

 

が!2013年の春、ブレイクコアを中心にリリースする日本のネットレーベル「Otherman Records」の主催であるOthermoon氏から、たまたまラブライブ!の南ことりの落書きをツイッターにアップしたのがきっかけで、アルバムジャケット『The Devilman’s Cousins』のオファーを頂きました! 

 

 その後、Hymn Above Traumatic Emotion主宰のKUHLEくんから、1st EPのジャケットを描いてくれと言われたのがイラスト業にどっぷり浸かるきっかけでした。 

 

 そこから、インターネットの様々なネットレーベルや同人界隈、さらにはクラブ、バンド界隈やインディーゲーム界隈、果てには痛車・改造車界隈まで巻き込んで、今やこんなことになってしまいました。えらいこっちゃ〜。ことりちゃんに圧倒的感謝。 

 そして忘れちゃいけないのが、上記の初アートワーク業と同時進行で進んでいた、HELL YEAH!! WASEDA主催のイベント「HELL YEAH FEST Vol.3」の冊子に掲載された、参加大学メタルサークル擬人化イラストとヘルポタくんデザイン!これがなければ、今僕はバンド界隈でデザインなんてしていなかったと思います…その節はHELL YEAH!! WASEDAさん、もとい現TOPPA!!編集長の宮久保さんにお世話になりました。 

 

 

tac-t!s様のアートワークは、日本のポップカルチャーとスタイリッシュな要素が融合しており、どの作品も一目で「tac-t!s」節が伝わってきますね!影響を受けたアーティストはいらっしゃいますか? 

 

tac-t!s : めちゃくちゃいます!!!そもそもぼくの中には「kawaii」と「Stylish」の二つのスタイルがあって、それらを混ぜたり足したり引いたりしていつもデザインやイラストを製作しています。その2要素を確立するまでに、これまで数多くのアーティストから影響を受けてきました。日本のオタク的な要素はもちろんですが、海外のカートゥーンやゲームの影響も計り知れません。 

 意外かもしれませんが、かなり影響を受けたのは、退廃的でホラーな画風が特徴なZdzisław Beksiński、エイリアンのデザインでお馴染みのH.R.Gigerといった、クリーチャー的な絵を描く人たちだったんです。クトゥルフ系の書籍やイラストからもかなりのインスピレーションを得ていますね。そこから、今までノートの落書きレベルで満足していたぼくのイラスト人生が激変します。 

キャラデザインでは、TOKIYA SAKBA氏、JNTHED氏、そして海外発の格闘ゲーム「Skullgirls」のディレクター兼イラストレーターAlex Ahad氏が真っ先に挙がります。ここから段々キャラがデフォルメ化して、主線が太くなり、今のスタイルになり出します。何度振り返っても、この3人は格別です。 

 そして、ぼくのデザイン、イラスト、デスボーカルの三つ又スタイルの師匠であるリブユウキ氏は、これまで相当お世話になったし、今でも越えるべき目標の一人です。あとはポップンミュージック。ぼく自身相当やりこんだってのもあるんですが、あのシンプルで丸々とデフォルメされたキャラクター達は、間違いなく、今の僕の血と肉と化しています。それと、SDキャラ(ちびキャラ)は、セブンスドラゴン無印のモタさんの絵がかわいすぎて相当真似しました。 

 

デザイン関連では、やはりNC帝國がアツイ!最近ではポケモンやWIXOSSなどのデザインを手がけるなど、どんどんメジャーに進出してて、常日頃監視と研究をしている状態です。それにイギリスのThe Designers Republic、PUMAとのコラボも記憶に新しいGraphersRock、メタラーにはお馴染みの鏡海イサナ氏、音ゲーやDiverse System周りで3Dのカッコいいデザインを作られているレク氏などなど、国内海外問わず、良いものを見つけては研究対象にしています。 

 

あと、これだけは言わせて下さい。 

「アイカツは救い。」 

 

-その反面、近年ですとthe Art of MankindやConcealments、Fall of Tearsなどのエッジの立った音楽アーティストのアート枠も数々手がけていらっしゃいますね。音楽系のアートワークを手がけ始めたのはいつからになりますか? 

 

tac-t!s : 先程も話題に出した通り、2013年にOtherman Recordsでリリースした「The Devilman’s Cousins」と、HATEの1st EP「The Opening of HATE」が始まりです。そう、イラスト業開始=アートワーク作成開始なのです。その前にもちっちゃいのはちょいちょいやってたんですけどね。 

 

 http://www.otherman-records.com/releases/OTMN044 

 

どのデザインやイラストも、その時の持てる技術を全てブチ込んだものばかりなのですが、特に気に入ってるのは、DIA氏の「架空RPG2〜世界樹編〜」です。これはメインジャケ、ブックレット、帯、バックインレイなどなど全てのデザインを僕が担当したのですが、DIA氏の想像する世界樹の迷宮チックなファンタジーワールド、そしてその楽曲から強くインスピレーションを受け、同時にぼくもファイナルファンタジー1の敵キャラ図鑑で全ての敵の倒した数を999にするまでやり込もうとしたレベルの(ボスを999回倒すのが大変で挫折しました)ファンタジーRPGファンであったことから、相当凝りに凝った内容のものになったと思ってます。聖剣伝説やドット時代のファイナルファンタジーなどといった昔のスクウェアRPGなどが好きな方にはきっとツボに刺さる内容であると思いますので、ぜひゲットしていただければ幸いです。 

 

 

 tac-t!s様の音楽的ルーツを教えて下さい。 

 

tac-t!s : これまで様々なジャンルを経由してきましたが、大筋は以下の通りです。 

 そもそも、このtac-t!sが爆誕した全ての発端が「カービィ」「ポケモン」「MOTHER」です。そう、筋金入りのニンテンドーゲーマーなんです。もうとにかくカービィとポケモンとMOTHERを無限にプレイし、そのBGMをピアノで弾いたり、当時チェロやってたのでチェロで演奏したりするなど、なんとも異端な小学生人生を歩んでいました。 

 が、やがてぼくも(暗黒方面の)転機を迎えます。小学生の時に見たフラッシュ動画「Nightmare City」のBGMである、403氏の「Southern Cross」「Northern Lights」でメタルを知ってしまったんです。同じ暗黒道を辿った人、ぼくと握手! 

 

 また、同時期に知ったASK氏のレイヴミュージック「風林火山(Hot Night Mix)」が、やがてブレイクコアやチップチューンにハマるきっかけとなりますが、これはまた別の機会に。 

 

 その後、いとこに紹介された「Devil May Cry3」のミクスチャー風味なBGMと主人公ダンテのスタイリッシュなアクションにど惚れし、その後ゲームキューブの隠れた名作「バテンカイトス」で桜庭統氏のプログレッシヴでメロディアスな戦闘曲に涙するなど、やっぱりゲームからの影響が凄まじく大きい人生を送っていました。おそらくここで、本格的にメタルにハマる土俵を知らず知らずのうちに作ってたんだと思います。その傍、ELLEGARDENとかBUMP OF CHICKENとか、当時流行っていた音楽を聴いたりしてたけど、やはり最後にはゲームミュージックに帰ってきちゃってました。今と何も変わっていない…。 

 

そして今の界隈に足を踏み入れるきっかけになったのが、高校生のとき出会った「ポップンミュージック」と「ドラムマニア」!間違いありません。 

ポップンミュージックでは、テクノ、ヒーリングミュージック、渋谷系、ロック、ハードコアテクノ、ヒップホップ、ハウス、ファンコット、エレクトロニカなど、とにかく様々なジャンルを徹底的に叩き込まれ、音源DIGにどハマりするなど、その影響は計り知れません。 

 

ドラムマニアは「ドラムかっこよさそう」って安直な理由でやったのが間違いでした。ARCH ENEMYの「Nemesis」が収録されてたんです。「えっなんだこの曲は〜!?ボーカル、声帯改造したの?」って当時はマジで思ってました。403氏の「Southern Cross」にハマって数年、ようやく本格的にメタルを聴き始めた僕は、ARCH ENEMYをはじめ、ジャンルを問わずクサくて速い曲をガンガン漁るようになります。某レビューサイトの言葉をお借りすれば「キモスパー」「キラキラメロデス学園キッズ」だったわけです。RHAPSODY(OF FIRE)とかHEAVENLY、LOST HORIZON、Galneryus、MinstreliX、DISARMONIA MUNDI、IN FLAMES、ALL THAT REMAINSなど。そして、ポップンとギタドラで出会ったあさき。ねこちゃや時代からのファンです。 

 

高校卒業目前の頃に東方に出会ったのも道を踏み外す原因でした。丁度、5150、Unlucky Morpheus、Kissing The Mirror、IRON ATTACK!などの大手同人アーティストが影響力を持ち始めた時期でした。僕自身も大学に入り首都圏に住めるようになった恩恵を生かし、M3に行ってCDを買い漁るという冒涜的な行為を繰り返していたのです。お陰で同人音楽にのめり込み、知ってるジャンルも知り合いもどんどん増え、いつのまにか消費する側から生産する側へと回っていたのでした。 

 

-近年は「艦これ」等を題材にした二次創作同人サークル「QQQQ(※読み方 : カウンターストップ)」でも活動されていらっしゃいますね。 こちらを始めたきっかけを教えて下さい。 

 

tac-t!s :この時期は様々な事情があり相当煮詰まってて、何かイラストやデザインじゃない新しいことがしたいなあ〜とぼんやり思っていたところ、たまたまMMD(MikuMikuDance)と出会い、さらにそれを使って動画を作る文化があることを知りまして。丁度艦これにハマっていたこともあって、一丁やったるか〜!でも正体隠すの好きだから別名義使おう!と裏名義「QQQQ(カウンターストップ、通称カンスト)」を作り出し、MMD動画を作りだしたのが始まりです。 

 

当時影響を受けていたDjentやポスト・ハードコアが持つアトモスフェリックさやスタイリッシュさ等を存分に取り入れ、MMD動画界隈では唯一無二のコンテンツと化していたのですが、いろいろ忙しくなって更新は止まってしまいました…(笑)。動画制作は、イラストをはるかに越える時間と集中力を持っていかれるんです……。 

 

しかし、QQQQの名はその後も生き続け、今ではインターネットを揺るがす謎のクリーチャー「MY HISHOKAN KUMANO」を創り上げたり、キャラクターをモチーフにしたアパレルを出したりと、tac-t!sではできなかったことを次々と進めています。QQQQで作るアパレルは、まさにDjentやポスト・ハードコア、デスコアなどのマーチをリファレンスに作っており、音楽アーティストの方からも「ええやん!」的な感想をいただいております。見かけたらよろしくお願いします。ライブとかで着てもイケますよ。中身百合だけど。 

  

 

-デザイン・イラスト業と並行して、音楽サークルHymn Above Traumatic Emotion / Lost my Proustでの活動も行われていらっしゃいますね。 最近の両サークルの動向を教えて下さい。 

 

tac-t!s :まずは両サークルについて簡単に説明をば…。 

Hymn Above Traumatic Emotion(略称:HATE)は、ギタリストでコンポーザーのKHULEくんと、謎の女性ボーカリストpelo.とぼくで構成される、DIR EN GREYやTHE BLACK DAHLIA MURDER、DISARMONIA MUNDI等に影響を受けた同人メロディックデスメタルサークルです。KUHLEくんはHATE結成前に、初音ミクをフィーチャリングしたオリジナルソングを投稿していたのですが、初投稿からぼくがサムネ(ビジュアル)を担当していた流れで、今ではサークルを結成し、デザイン兼ボーカルにまでなってしまいました。実は裏名義が存在し、「Nano Reflectia」という名前で艦これやアイカツのイメージソングをリリースしています。こちらはだいたいぼくがKUHLEくんを松ぼっくり50こで買収して活動してます。 

 

 2013年からEPやシングルをちょいちょいと出していて、2016年の冬コミでファーストアルバム「Ombra」をリリース。翌年にはシングルを一枚リリースしています。噂によると、今年の秋か冬に新譜が出るとか出ないとか…? 

 

Lost my Proustは、ぼくの大学時代のサークル仲間で結成した、DREAM THEATERやCrossfaith、ヨコオタロウ氏のニーアシリーズ等に影響を受けた、サイバーでプログレッシヴでゲームミュージックライクなポストハードコアサークルです。ジャンル融合しすぎて鵺っぽいですね。また、メンバー全員が重度のゲーム音楽おたくで、特に主催兼女性Vo.兼コンポーザー兼シンセサイザーのHidaka Mikuは、どこでそんなゲーム仕入れて来たのってレベルでかなりニッチなRPGをやり込んでおり、その影響は楽曲の節々に現れています。おそらくTOPPA!!をご覧になってる皆様は、2016年にリリースされたMercy Personality !s DarkとDebug My Video Game Error、そしてうちによる3wayスプリット「WE ARE THE NINTENDOCORE.jp」が馴染み深いのではないかと思います。 

 

 これまではアルバムをリリースしてキャッキャしたり、EPやシングルを出してワイワイしたりしてましたが、2015年には外部アレンジャーの方をお呼びし、チップチューン、ブレイクコア、ファンコットという、全く別ジャンルのアレンジを収録した企画盤をリリースする、2017年にはなんとiOSゲーム「崩壊のダンガンウォール」に新曲が収録されるなど、活動の幅を広げつつあります。  

 

(※このPVの一曲目です!) 

 

-話は脱線しまして、最近見た/聴いた中で「このアーティスト良いな、これから来そう!」というアーティストがいましたら是非教えて下さい。 

 

tac-t!s : メタルとジャズのキメラこと、カナダのDIABLO SWING ORCHESTRAが超絶オススメです。 

 

 昨年リリースされた新譜『Pasifisticuffs』は、ヴォーカルチェンジの影響もあって、これまでのジャジーでオペラティックな要素を引継ぎつつも、よりアグレッシヴに、よりバリエーションに富んだ面白いアルバムになっていると思います。もちろんこれまでのDSOもめちゃオススメ。聴いてて楽しくなる、ミュージカル、あるいはサーカスみたいな音楽です。おすすめソングは、Track.3の「Superhero Jagganath」! 

 

あとつい先日リリースされたばっかのCYCLAMENの『Amida』も滅茶苦茶良かったですね! 

 

 いつもプログレッシヴで激しいサウンドのCYCLAMENばかり聴いていたので、アルバムを通してメロディアスで穏やかなサウンドだったのはかなり驚きました。『Memories』で慣れていたはずなのに…救いを得られた気がします。 

 

また、ぼくがロゴを担当したthe Art of Mankindも相当キテます! 

 

 楽曲は間違いないMELODIC DEATH METAL(全角)だし、もうすでに数々の実力派バンド達と共演してることもあって、これから益々その知名度を伸ばして行くだろうと思っています。ボーカルのsawacyとは、かつて彼のソロプロジェクト「Ignis-Fatuus」でCDデザインに参加したこともあり、親近感と応援したい度がパないです。 

 

 同じくロゴを担当した「Fall of Tears」も、これからブレイクするバンドだと思っています。ボーカルのもっちー氏とは、かつてアンビエント〜エレクトロニカの話題で盛り上がった仲なので、絶対彼は「分かってる人」と一方的に認識しています。話の流れ関係ないな!曲めっちゃエモいので聴いてね。 

 

 

 ブレイクコア方面だと、今ノリにノッてるのが「栄免建設株式会社」!企業?いいえ、アーティスト名(しかもソロ)です。 

彼がすごいのは、ブレイクコアを知らなくても思わずノッてしまうような、多くの人が聴いたことあるであろう懐かしいネタや曲をガンガンブレイクコアにREMIXしてかけまくるスタイルに加え、「建設株式会社」の名の通り、マーチで「建設現場用ヘルメット」を出したり、「会社マスコットキャラ(!)」「履歴書(!!)」「安全週間ポスター(ぼくがデザインしました!!!)」を作ってリリースするなど、やってることがモノホンの建設会社のそれなことです。メタル界隈だとJustice For Reasonがちょっと近いですね。自分の得意分野を生かして売り込むのが上手すぎて、今どんどん知名度を上げているし尊敬しています。 

栄免建設株式会社 Twitter Moment URL : https://twitter.com/i/moments/943440820576718848 

 

明日の叙景もめちゃくちゃ尊敬するバンドのひとつです。もちろんバンド自体も相当すごいけど、特にギタリストの「Kei Toriki」くんの才能には間違いなく敵わないと思ってます。彼がすごいのは、「ブラッケンドハードコア」と「ブレイクコア」という、一見混じり合わなそうな2ジャンルを渡り歩き、どちらでもこの上ない業績を残していること。明日の叙景には、ボーナスCDで自ら楽曲のブレイクコアアレンジをする、ブレイクコアではギターを持って演奏するという…。それぞれの界隈でとてつもないイノベーションを起こしています。Concealmentsと共に応援したい、実力派バンドのひとつです。 

 

 見事に音楽ばかりになってしまいましたが、それだけ音楽はまだまだ次のステップへ飛び立てる土俵があるのかな?と思ってます。楽しみ! 

 

-昨年1年を振り返ると、どのような1年でしたか? 

 

tac-t!s : 2017年は、精神的に成長できた年だったと思います。こう見えても引っ込み思案な面があるのですが、今年は恥じらいなんて知るかヴォゲ〜〜〜〜!って勢いで見たいものを見、会いたい人に会い、行きたい場所に行き、聴きたいものを聴き、やりたいことをやり、自分の信じる道をゆくことに焦点を絞ったんです。まだまだ不十分ではありますが、今まで自分に取り付いていた束縛が少し緩み、視界が広がりました。 

 

そんな中嬉しかったのが、長年憧れていたハードコアテクノ・プロダクション「MURDER CHANNEL」の主催の方に声をかけていただいて、ブレイクコアのおすすめチャートを書いたこと。Miii、KenKoTaiji、すてらべえ、そしてあのworld’s end girlfriend率いる「Virgin Babylon Records」メンバーとなったLaxenanchaosという、日本のブレイクコアシーンの最先端をいくアーティスト達に混じって僕が選ばれてしまったのです。のほほんと趣味でやってるドラムを練習しているときに連絡がきて「ンンン〜〜〜〜〜!?!?!?!」とスティックをぶん投げてリアルに叫んだ記憶があります。ラウドシーンで置き換えると、CDショップ礎のブログでおすすめメタル記事を書く、とかかな……?とにかく、これまでぼくが積み上げてきたデザインが認められた気がしてすごく嬉しかったです。 

http://ghz.tokyo/2017/10/25/breakcore-top3/ 

 

それと、QQQQ名義でアパレルリリースを始めたのもかなり自信に繋がっています。コミケとかに行くとによくある、キャラクターがドーーーン!と自己主張しているTシャツやバッグも嫌いではないのですが、普通に街中で着てもさほど違和感がなく、オシャレに見える。しかし分かる人には分かる。というなんともメンドくさいデザインを作るほうが好きみたいで、このおかげでまた新たな地平線が見えた気がします。今年はもうすでにスウェットをリリースしてしまったので、次はスナバとコーチジャケットかな…と睨んでいます。 

 

-今年の抱負を教えて下さい。 

 

SKRILLEXにオファーをもらうことです! 

 

-TOPPA!!読者へのメッセージをどうぞ。 

 

tac-t!s : このインタビューの最初の方に、ぼくは「アイカツは救い」という文章を載せました。 

冗談ではなく、ぼくは本当にこの作品の様々なセリフ、格言に救われました。 

前を向いて、輝く未来へ突っ走る勇気と希望をくれたアイカツより、ひとつ言葉を引用します。 

 

「自分が輝く為のレールは誰かが敷いてくれるものじゃない。輝く道を見つけるのもアイドルの仕事だ。」 

 

どうか、あなたが胸に秘めた「輝き」を世に放てますように。 

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