the Art of Mankind インタビュー

 

 the Art of Mankind (読み方 : ジ・アート・オブ・マンカインド)
メンバー(LtoR) : Kenkawa(Gt) Wooming(Gt) Oga(Ba) sawacy(Vo) Oma(Dr) 

HP : http://taomofficial.com/
Twitter : https://twitter.com/aommetal
Facebook : https://www.facebook.com/theartofmankindofficial/  

 

 昨今、数々のバンドの活躍により、再び勢いを盛り返している日本のメロディック・デス・メタルシーン。バンド達が切磋琢磨を続ける中、爆走x哀愁x慟哭の3点を兼ね備えたニューカマーが登場した!その名はthe Art of Mankind。 

新興ヘヴィメタル・レーベルREPENTLESSから記念すべき『Distant Light』をリリースした彼らに対し、TOPPA!!編集部は、バンド結成のきっかけや各人の経歴、音楽的ルーツなど、彼らの事を掘り下げるインタビューを実施した。 

 取材・文 / 宮久保 仁貴   編集 / 松江 佑太郎  写真 / spetsnaz 


 

-TOPPA!!初登場という事で、バンド結成の経緯、現在に至るまでの歴史を教えて下さい。 

 

Wooming : 僕が以前、ゲーム音楽のメタルアレンジを行う同人音楽サークルで活動していた時から、Kenkawa(Gt)さんとsawacy(Vo)とはずっと一緒に活動していまして、いつかこの3人で理想のメロディック・デス・メタル・バンドを作りたいなと思ったのがきっかけです。3人とも作曲出来るので、自分たちの色、それぞれの特性を出しながら、統一感を持ってできるような理想のバンド、今まで日本にいなかったようなバンドをやりたいなと思い、彼らに声を掛けました。 

 

こちらは何年の出来事になりますか? 

 

sawacy : 曲作りは2014年からスタートしましたね。 

 

Wooming : ああ、そんな前か。バンド名自体決まったのは2016年12月にリリースしたEP『AXIS』のリリース前ぐらいですね。なんせ音源が先に作りたかったので。僕らの中の結成は2016年辺り……ということにしたい(笑)。 

 

 

 

バンド名の由来はありますか 

 

sawacy : アートという言葉自体が色んな意味を持っていると思います。芸術という意味が一番デカいんですけど、それ以外にも作為的とか、そういったちょっとネガティブな意味も含めてあるので、受け取り方が人によって変わるようなバンド名になるんじゃないかなと思い、このバンド名にしました。あと、あまりデスメタル然としたバンド名は付けたくなかったのもありますね。 

 

-the Art of Mankindは非常に個性豊かなメンバーが揃ったバンドですが、各メンバー様の簡単な今までの経歴を教えて下さい。 

 

sawacy : 高校時代、地元で社会人の人とバンドをやっていたんですが、その時は学校とか進学とかであまり活動できなかったんです。ただ、当時からずっとこういう速くてうるさい音楽やっていて、その後、大学で上京してからも似たような音楽をやりながら、段々同人音楽の手伝いもするようになりました。そして、個人でもサークルIgnis-Fatuusでアルバムを1枚作ったりとかして、今に至るって感じですね。 

 

 

 

OGA : このバンドに入る前はメロディック・デス・メタルバンドCephalotusで活動していたんですが、2015年に解散しまして、ベース弾きとしてはぷらぷらしていた時期があったんです。 

 

 

 

そんな中、the Art of Mankindのオーディションを受ける機会をいただきまして、2017年に加入し、めでたく今に至ります。 

あと、the Art of Mankindとは別にOde To The Endというデスコアのバンドも今やっています。 

 

 

 

Kenkawa : 僕は10年間くらい、インターネットに1人でギターを弾いている動画をアップしてたんですけど……(笑)。そうしている内になんとなく友達が出来て、そのコミュニティの中でWoomingさんと知り合ってたんですよ。 

 

Wooming : 外に引きずり出されてしまった訳やな(笑)。 

 

Kenkawa : 実際に会ったのはCHILDREN OF BODOMのライヴで初めて会った時ですね!お互いにCHILDREN OF BODOMとかTHE BLACK DAHLIA MURDERとかが好きだって話で意気投合しました。そうこうしているうちに、Woomingさんが以前やっていたKissing the Mirrorでライヴをやる時に「サポート・ギターを弾いてくれないか!」という話になって、そこからずっと2人でツイン・ギターをやってきてて、その流れで今まで来ている感じですね。 

 

-いつからこの2人の体制になったのでしょうか? 

 

Kenkawa : 2011年末からですね。 

 

Wooming :そこからKissing the Mirror、LA KIA、LEGUINALと今のバンドと、4バンド。常にGtの相方選ぶときは無条件でKenkawaさんになってるねぇ。 

 

Kenkawa : 個人的には、1人でButterfly Kidsっていう歌モノのメタルのプロジェクトをやっているんですけど、こっちはすごいマイペースなんで最近はあんまり動けてないんですけど、何かタイミングがあったらこっちもやろうかなって感じですね。 

 

 

 

Wooming : 弱虫メタルですよ。 

 

Kenkawa : そう、弱虫メタルっていうんですよ。 

 

某漫画と韻が踏めそうですね() 

 

Wooming : 弱虫メタルってオフィシャルなんですか? 

 

Kenkawa : 僕は認めた覚えはない(笑)。 

 

一同 : (笑)。 

 

Wooming : じゃあ無しで(笑)。 

 

Oma : 自分は地元からまず出てきて、WoomingさんのKissing the Mirrorと同じシーンで同人音楽サークルDiscovering the Placeで活動していました。お互い同人音楽サークル時代からライヴを一緒にやったりしたんですけど、その後にOGAさんと同じくオーディションを経て、加入しました。 

 

 

 

それでは各メンバー様の音楽的ルーツをお教え下さい。 

 

Wooming : メロディック・デス・メタル・バンドとしては、本当にTHE BLACK DAHLIA MURDERがとても好きで、リフ・ワークとかってところに関してはそこにすごく影響を受けています。 

それ以外にバンドとしては日本人ならではのメロディを加えることを重視しています。僕は元々LIGHTNING/IRON ATTACK!のIRON-CHINOさんになりたくてギターを始めたという点もありますね。そこからVOLCANOの屍忌蛇(Gt)さんだったりとか、THOUSAND EYESのKOUTA(Gt)くんのプレイをすごく間近で見る機会が多く、リード・ギターの美しさや楽しさに刺激を受けて、あんなギターが弾きたいなという事を考えながら今までやってきました。 

 

Kenkawa : 僕はそれこそ、中学生の頃からメタルを聴き始めましたね。自分で言うのもあれですけど、ありとあらゆるメタルを聴いた時、自分が1番好きなメタルを思い返せばメロディック・デス・メタル、ブラック・メタル、メタルコアだなと気がつきました。そメロディック・デス・メタルですごく好きなバンドはTHE BLACK DAHLIA MURDERやIN FLAMES、DARK TRANQUILITYですね。僕が作曲する際のルーツはこれらのバンドです。 

プレイヤーとしては、ギターを始めた当時はCHILDREN OF BODOMが流行っていたので、Alexi Laiho(Gt)に憧れました。その後、Yngwie Malmsteenも好きになり、彼の様に弾こうと速弾きをメチャクチャ練習していました。日本のギタリストだと、筋肉少女帯の橘高文彦さんが一番好きですね。その3人を崇める感じで学生時代はいろいろやっていました。それからWoomingさんと出会った際に叩き直されました(笑)。こう……具体的には「もっと屍忌蛇さんを聴け!」と……(笑)。そういうのをだんだんまぜこぜにして今の自分のスタイルになってるんじゃないかなと思います。 

 

-以前Kenkawaさんがキバオブアキバのサポートで弾いている姿を拝見したんですが、高速シュレッドに驚きました! 

(キバオブアキバPRESENTS〜超弩級上昇志向 其ノ壱〜 2018.1.21SHIBUYA THE GAME ライブレポート l TOPPA!! URL : https://toppamedia.com/livereport-kibaofakiba/ ) 

 

Wooming : まあ間違いないです。そんなに速く弾かなくていいよっていう……。 

 

一同 : (笑)。 

 

OGA : 音楽的ルーツ……僕はクラシックなんですよ。 

 

一同 : (笑)。 

 

OGA : なんで嘘ついたみたいな空気になってるんですか(笑)。中学の時に吹奏楽部に入って、クラシックとか吹奏楽をやって、そこで低音の楽器に出会い、低音の魅力に気づきました。ベースを持つきっかけは、ぷらぷらしててなんもやることないときに、「困ったな、ベースでも弾いてみっか。」ってなって、その時に持ったのがギターとかじゃなくてベースでした。 

聴いてた音楽はクラシックと言っておきながら、同時進行でメタルもめっちゃ聴きました。一番最初に聴いたのはMEGADETHだったんですけど、そこからどんどんデスの方向に進んで、IN FLAMESとかCHILDREN OF BODOMとか聴いて、とりあえず一旦ブラックメタルのEMPERORとか、そこまで一通りいって、またちょっと戻ってきたって感じで。今はデスコアなどのエクストリームミュージックを好んで聴いてますね。 

好きなベーシストは、CANNIBAL CORPSEのAlex Webster(Ba)とか、元METALLICAのJason Newstedですね。 

 

Wooming : 好きなベーシストから教わったこと、役立ってることは? 

 

OGA :黙々とバンドに尽くすスタイルかな、と。Alex Websterは絶対もっとやれるスキルを持っているのに、ひたすらアップもせずに頭振ってギターとユニゾンしているじゃないですか。ああいう姿勢はカッコいいなと思いますね。 

 

sawacy : 曲を作る上で1番影響大きいのは、TESTAMENTというかEric Peterson(Gt)というか。リフの作り方に影響を受けてます。Voとしてだと、メタル聴き始めの中学の頃に、当時のROADRUNNER RECORDSに所属してたエクストリーム・メタル系のバンドからの影響がすごいデカくて。CHIMAIRAとかDEVILDRIVERとか。歌い方はあの辺のバンド達ですね。色々聴きましたけど1番好きなのはTESTAMENTとJUDAS PRIESTということで。 

 

Oma : 他のメンバーに比べて、メタルを聴き始めるのは、17か18歳ぐらいと少し遅めでした。それまでは普通にJ-POPだったりアニソンとか聴いていて、その後、同人音楽の存在を知ってから同人メタルを聴き始めて、そこから普通のメタルを聴き始めました。流れとしてはメタルを聴き始めてメタルコアやハードコア、メロデスに行って、各ジャンルに尊敬する人がいる感じです。 

プレイヤーとして影響を受けたのは、AUGUST BURNS REDのMatt Greinerだったり、COUNTERPARTSの前のDrのKelly Bilanですね、最近はTHE BLACK DAHLIA MURDERのAlan Cassidyのプレイを……。 

 

 

 

Wooming : 誰よりも動画見てるんちゃう? 

 

Oma : 日本で1番見てる可能性はありますね(笑)。 

 

この度はメタルレーベルREPENTLESSからアルバムDistant Lightリリースされたということでおめでとうございます! 

こちらの聴きどころをメンバー視点で教えて下さい。 

 

 

 

Wooming :元々作曲が出来るメンバーで集まっただけあって、それぞれがちゃんとしたクオリティで曲作って、それぞれの個性を出しながらバンドとしての色を集約出来ている点がポイントですね。 

悪い言い方かもしれないんですけど、金太郎飴的なアルバムが僕はすごい好きなんですよ。1曲目から最後まで同じような、バーッて駆け抜けるような……(笑)。1曲目が神曲なら残り全部神曲じゃないですか(笑)。間違いないじゃないですか。そういうアルバムだと、1曲目聴いて、これいいねって言ってくれたら、じゃああと全部絶対気に入るからって胸を張って言えるじゃないですか。本作は捨て曲が無いと思うんですよ僕は。まあ自分で捨て曲あるっていう人はいないんですけど。 

そういうある意味頑固なアルバムを……。誰よりもメロディック・デス・メタルってジャンルにこだわってるつもりでいるし、誰よりもメロディック・デス・メタルであるものを作りたいなって最初から思ってたんで、誰がどう聴いても「最初から最後までメロディック・デス・メタルだな!」と思うでしょう。 

 

一同 : (笑)。 

 

立て続けに3回メロディック・デス・メタルと言っていましたよ() 

 

Wooming : そういうものを作りたかったんで、今回は現時点での全員で力を合わせた納得のいく作品が出来ましたし、このまま自分達のポテンシャルを伸ばしていけるんじゃないかな、と思いました。今回、レーベルからのリリースでアルバム1枚作っていろいろ勉強になるものもありましたし(笑)。今回学んだ事から、更に成長していけるんじゃないかな、と思います。 

 

sawacy : リフがかなり凝った作りになっている点に注目して欲しいです。僕は基本的にスラッシュ・メタルの人間なのでコードが動きまくるリフに馴染みがなかったんですけど、その分ギタリストが聴いても、すごく面白い作品になっているんじゃないかなと思います。あと、Voはどこで息継ぎしてんだろうと思われるかもしれませんけど、息継ぎはしてません。基本的に呼吸はしません。 

 

一同 : (笑)。 

 

Kenkawa :ギターに関して言えば、リフもそうですし、サビとギター・ソロと全部、自分たちで言うのもアレなんですけど美しいメロディが詰まってると思うんですよ。なので、一回聴いただけじゃ全部は分からないかもしれないんですけど、何度も聴いて、1個1個のメロディが体に染み込んでいくような感覚を味わってもらいたいです。 

あとは、メロディを際立たせるわけではないんですけど、Voの迫力と、リズム隊のスピード感や迫力と、それが合間って襲い掛かってくるようなものを楽しんでもらえたらいいなという感じですね。 

 

-僕自身この間公開された初のMV曲「This is My Vengeanceを聴いた時、サウンドが襲い掛かってくるような感覚を感じましたね 

 

 

 

Wooming : あれはKenkawaさんにキラー・チューン作ってくださいって言って作ってもらったんです。俺は暗い曲ばっか作るから、「Kenkawaさん、キラー・チューンお願いします!」と。 

 

sawacy : やっぱりメロデスといえば、イントロと同時に疾走して「イヤァー!」って歌入るっていうのが様式美ですから。一発ぐらいやっておかないと(笑)。 

 

Oma :ドラムについてはギター・リフのアクセントだったりに合わせて、シンバルを入れるようにしています。リフに合わせてシンバルを入れる事に、最初はそんなに意識していなかったんですけど、Woomingさんから「こういうのやれやれ!」って言われて、「あ、この音がカッコいいんだ。」とか思って、今はかなり意識して叩いています。 

 

Wooming : シンバルが足りなーい!ってね。 

 

一同 : (笑)。 

 

sawacy : ドラマーの業があってからこそ、リフのメロディックさが際立つようになっているので……! 

 

Wooming : その話をしたら長くなるぞ。ダンス・ミュージック言い出すぞ、俺。「メロディック・デス・メタルとはダンス・ミュージックである!」って格言が俺の中ではあるんですけど、それは話すと長くなるし、某インタビューでもカットされてた(笑)。 

 

一同 : (笑)。 

 

sawacy : リズムの話だと、基本的にスラッシュ・ビートとブラスト・ビートがメインなので、Voはそれとは別のリズムを刻みつつ、それに乗せつつ刻みつつ、てな感じです。でも歌メロとして、まあデス声の歌メロって何ぞやって思う人もいると思うんですけど、俺の中で歌メロがあってそれを叫んでいます。そういったリズム楽器として、プラスメロディ楽器としてもメロディアスさに寄与できるように、歌も含めて楽器全体が頑張ってます。 

 

Wooming : sawacyは過去留学経験があるのでネイティブに近い英語で歌詞が書けるんですよ。リズムも内容もよく考えてくれています。 

 

sawacy : 印象深いヴォーカル・ラインになるように考えて、頑張りました。 

 

Wooming : そうそう。長年やってるんで、僕たちが曲に乗せるヴォーカルパターンがどういうものなのかを、世界で1番理解してるのがsawacyだと思うし、すごく信用しています。 

 

sawacy : あと、このタイプの音楽に合わせて歌詞を書くと、歌詞がすごく多くなっちゃいます(笑)。今作は11曲だから8ページに収まるでしょって思ってたら全然収まらなくて(笑)。こんな長い話を書いてたのかと。そういった制作裏話がありました。 

 

Wooming : 裏話だと、8月末ぐらいだっけ。ほぼ完成して、あとヴォーカル乗せてMIXするだけっていうところで、ハードディスクが全部飛びまして……。 

 

バックアップされていましたか 

 

Wooming : してなかったんですよ(笑)。それをレーベルに隠しながら、全部ギターを録り直しましたね。1週間ぐらい全部録り直しました。 

 

sawacy : それでVoは2回データが消えちゃって。スタジオにパソコン持っていって録るんですけど、2時間汗ダラダラになりながら録って、これ完璧だわって思って、家帰って開いたら無いんですよ。ちゃんとスタジオ内で保存して終わらせて、これで大丈夫だなって思って、家のパソコンにハードディスク入れて立ち上げたら、「WAVデータが何もありません。」って……。 

 

Wooming : メロディック・デス・メタルの神様が「お前はこんなもんじゃない!」と思ったんでしょう。つまりはそういうことです。 

 

sawacy : 結果的に、「Prisoners of the Sun」を2回録り、他も2回ぐらい録ったのがちらほらありますね。 

 

Wooming : そもそも4拍子だった曲が3拍子になったりとかあったし。仮歌まで作ってたのに。かわいそうに。でも、結果としてより良い作品が仕上がったので良かったです。 

 

-本作のアートワークの担当者を教えて下さい。 

 

Wooming : アートワークはLEGUINALっていう1人プロジェクト、その作詞、作曲、Voをやってる奈槻晃さんです。次のImperial Circus Dead Decadenceのライヴでもヴォーカルやっていました。手広くやっています。 

 

 

 

 

 

-話は脱線しまして、最近聴いた中で良かったと思うアーティストを教えて下さい 。

 

Wooming : THE BLACK DAHLIA MURDERってバンドが……。 

 

一同 : (笑)。 

 

Wooming : 彼らは去年新しいアルバムを出したんですけど、THE BLACK DAHLIA MURDER節120%な一枚で良かったですね。 

 

 

 

sawacy : 最近買った作品だと、THREAT SIGNALとMACHINE HEADの新譜がすごく良くて。特にTHREAT SIGNALは、ギリギリ2ndまでは良かったんですけど、それ以降はちょっと個人的に微妙なアルバムが続いてたんで、久々に良い感じだなと、やっと戻ってきてくれたなと感動しましたね。MACHINE HEADはいつも通り最高でしたね! 

 

   

 

 

OGA : 俺はもう復活したMergingMoonが楽しみで仕方が無いです! 

 

 

 

Kenkawa : THE FACELESSにハマっています。非常にエクストリームで、ダークで、聴いていると邪悪な気持ちになれるのが素敵だなと感じましたね。 

 

Wooming : メタル以外やとアレやな、アイカツスターズ!のオープニングがやばかった。拳が天井を突き破ってしまった。  

 

 

 

sawacy : 最近地味に昔の歌謡曲を聴くのがちょっと楽しいですね。 

 

Wooming : 中森明菜? 

 

sawacy : 「異邦人」とか。 

 

Wooming : 「異邦人」って誰の曲でしたっけ? 

 

sawacy :久保田早紀ですね。全然世代じゃないな(笑)。 

 

Wooming : 歌謡曲なら、中森明菜のDESIRE(DESIRE -情熱-)知ってる? あれはメロディック・デス・メタルやで! 

 

一同 : (笑)。 

 

Wooming : これ載せといてもらっていいですか。「中森明菜のDESIREはメロディック・デス・メタル!」って(笑)。Veild in Scarletの「Desire」とGYZEの「Desire」、そして中森明菜の「Desire」が3大Desireや、と。 

 

sawacy :久保田早紀の「異邦人」も完全にメロディック・デス・メタルです(笑)。 

 

-まるでMarty Friedmanの世界観ですね(笑)。 

 

sawacy : Omaは橋本みゆきとか……。 

 

Oma : それはダメでしょ(笑)。 

 

sawacy : ダメ……?ダメか(笑)。 

  

これからの音楽シーンについて、どういう方向性に向かうと考えていますか? 

 

Wooming :メタル・シーンの中でも、2000年代に比べてここ最近はメロディック・デス・メタルはメインストリームではなかったと思うんですよ。もちろんバンド自体はいたんですけど。ただ、ここ最近再び盛り上がってきているんじゃないかな、と思います。すごく魅力的なメロデスバンド多いですし。THOUSAND EYESを始めとして、Serenity In Murderだったり、GYZEだったり、Veiled in Scarletだとか精力的に音源を出しながらライブ活動をしているバンドが盛り上げているシーンに僕らも入り込んでいくつもりでいきます。 

あと、僕達と同じくREPENTLESS所属で、3月にリリースされるEarthstreamというバンドがいます。15年前のキラキラメロデスを今この時代にやろうとしてるヤバいバンドがいるんですよ。これはもう、みんな衝撃を受けて欲しい。 

 

 そういう風に、結構みんな音源もライヴも活発にやったりしていて、これからどんどん盛り上がってくると思います。僕達は、たまたま2018年1月リリースということで、2018年のメロディック・デス・メタルの先陣を切ることが出来ればなと思います。僕たち自身もシーンに対して、今までは何者でもなかったわけですから、1stアルバムで早速そのシーンに爪痕というか、存在感を出していければいいかなと思いますね。 

 あと最近感じる事は、アルバムってもちろん11曲ある中で、この曲からこの曲っていう流れを全部考えて作っているじゃないですか。それが、今の時代はDLだけで単品で買ったりすることも多いと思うんですけども。アルバム自体の流れとか作りを追うことに対する意味がちょっと薄れてきてるんじゃないかと、危機感は感じますね。 

 

-確かに、コンセプト・アルバムの存在がここ数年減ったんじゃないかという気はしますよね。 

 

Wooming : そうですよね。まあメタルのリスナーって結構それは大事にしているような気はするんですけど。 

 

sawacy : やっぱポップな方に行くと……。 

 

Wooming : この曲だけ買おうみたいな。まあ僕らの場合全部同じような感じなんで、1曲買ったら残り全部買えって感じ(笑)。 

 

sawacy : まあEPとかもDL販売はしてるんですけど、買ってくれる人は丸ごと買ってくれているので。メタルに関してはそういう単品買いっていうのはあんまりなさそうな感じもしますよね。 

 

Wooming : そうね。これがずっと続けばいいなって。アルバムとしての作品を作ることにはこだわりたいっていうことを、前のプロジェクトからずっとやってきたんで。2、3曲入りのCD-Rとかじゃなくてアルバムを作るっていう、それにこだわってきたんで。ちょっとよくわかんないこと言いましたけど……。 

 

今後の予定を教えて下さい。 

 

Wooming : 3月11日(日)に、都内のラウド系イベンターDAIGO君主催のOHHH!!FESTがあります。the Art of Mankindのリリース・スペシャルイベント的な意味合いも兼ねています。 

 

 

sawacy : 次の作品も早めに出したいですね。 

 

Wooming : リリースに関しては、早いうちに2ndアルバムを出すつもりではあります。 

 

今年の抱負を教えて下さい。 

 

Wooming : 出来るだけライヴもやってとにかくシーンに爪痕が残せたらいいなと思います。そりゃあもう、噛みつかなアカンやろ、メロディック・デス・メタルで……的な感じですね。このメロディック・デス・メタルシーンに入っていくことに対して間近でずっと見てきたものやし、こだわりがあるんですよ。「ヤバいバンド出てきたな!」と、中からも外からも思ってもらえたらこれ幸いです。 

 そして、どこに行ってもやっていけるメロディック・デス・メタル・バンドになりたいです。音楽性としてはジャンルにこだわってるけど、フィールドとしてはどこに行っても出られるメロディック・デス・メタル・バンドになりたいですね。なので、これを見ているバンドマンの皆さんは対バンよろしく!ってことです。 

 

-TOPPA!!読者へのメッセージをどうぞ。 

 

Wooming : もしかしたら読者の中には、若い方では中高生の方がいらっしゃるかもしれないと思います。そういう10代〜20歳前後の時に、最初の方に出会ったバンドってやっぱり思い入れが深くなるじゃないですか。そういう子たちにも聴いてもらって、10年後、20年後にも大切に思ってもらえるような、初期衝動の手助けをできるようなバンドになりたいなと思って、若い子にどんどんアピールしたいです。その頃ってあんまりジャンルとか気にせず聴く人が多いし、あんまりまだ凝り固まってないっていうか。今はもう凝り固まりまくりじゃないですか(笑)。おっさんはもう凝り固まりまくってるけど、若い子はカッコいいものはカッコいいって純粋に聴きあさって欲しいですね。。 

それで、そこから「これがメロディック・デス・メタルや、俺にとっての最初のメロデスはthe Art of Mankindや」というぐらいの感じで、30年ぐらい言い続けてほしい。そういうバンドになりたいですね。