The Last November インタビュー

The Last November (ラスト・ノーヴェンバー)
メンバー : (LtoR) Tell(Ba) Takashi(Gt) 佑樹(Vo) Ke-ta(Gt) Tossy(Dr)

Twitter : https://twitter.com/tln_jp

The Last Novemberは2015年始動の東京のメタルコアバンド。

彼らはタフガイなヴォーカルに叙情ハードコア的なメロディックなギターフレーズ、スピード感溢れるギターリフが特徴的なメタルコアを演奏している。彼らのサウンドを聴けば、思わずメロイックサインを掲げてしまうリスナーも多いのではないだろうか。

過去、2枚のシングルをリリースし2017年10月にはSHIBUYA CYCLONEとの共同企画「NEXUS Vol.3」を開催、こちらを大盛況に終えた。

今回TOPPA!!編集部は、バンドとしての成り立ちや音楽的ルーツ、昨年リリースしたデジタルシングル『FARTHEST END/TRIGGER』の聴きどころなどを聞いた。

取材・文・写真 / 宮久保 仁貴 編集 / 庄司 政幸


 

-The Last November様の結成の経緯、現在に到るまでの経歴を教えて下さい。 

Ke-ta : 元々僕とTossyが幼馴染で、この2人で「バンドやりたいね〜!」という話から、高校生の時にTakashi(Gt)を誘いました。

 

佑樹:この3人で前身のバンドをやっていたんですが、他のメンバーが集まらなくて、それこそVoいなかったり、Baがいなかったりで。組んだものの、最初の1年間活動はしていなかったそうなんです。

その後、僕がTakashiと大学の同じサークルに入ったんですが、彼がバンドを組んでいたことは知っていたので、「Voがいないならぜひやらせて欲しい!」という事で加入を決めました。

2015年4月からライブ活動を始めて、最初は4人とサポートメンバーのBaを入れて、約1年間活動し、2016年の2月にTell(Ba)が加入して今の形になりました。

 

-活動を始めてから、もうそろそろ3年になりますね!

Ke-ta : もう若手ではないですね(笑)。時の流れは早い……。

 

それでは、バンドとしての音楽的ルーツ、各メンバーの音楽ルーツを教えて下さい。

佑樹 : 最初このバンドでスタジオ入った時にコピーしたのが、HER NAME IN BLOODでした。僕達自身ジャパニーズメタルコアの影響が大きかったし、共通して好きなジャンルだったので、活動を続けているうちにだんだん曲もゴリゴリのものになっていきました。その結果、今みたいに仕上がってきたのかなと思います。

 

僕自身、去年10月にリリースされたFree Download single『FARTHEST END/TRIGGER』を聴かせて頂きました。タフでモダンな音楽要素もありつつ、日本語詞も入っていたりしていて、これぞ日本のメタルコア&叙情ハードコア、そしてこれこそがThe Last Novemerだ!といった感じの仕上がりだと感じました。

 

佑樹 : そこに関しては、バンド全体もそうですし、僕自身がDIR EN GREYやA Ghost of Flareからの影響を受けた結果、そうなったんだと思います。

個人的なルーツに触れますと、僕は元々高校からV系が好きで、Janne Da Arcを聞いてバンド音楽にハマり、その後DIR EN GREYを聴いて激しい音楽に目覚めました。それから大学に入って、海外だとSOILWORKやBULLET FOR MY VALENTINEなどのラウドな音楽を聴くようになりました。同時期にA Ghost of Flareを聴き始め、メタルコアにドップリハマっていきました。

アーティストとして影響を受けているのはex.A Ghost of FlareのKaname(Vo)さんとCrystal LakeのRyo(Vo)さんですね!この手のジャンルでヴォーカリストを目指すのであれば、この2人に影響を受けているヴォーカリストがほとんどかと思います。

 

確かに佑樹さんのタフな歌声は、この2者のニュアンスを時々感じさせられますね。

 

Takashi : 自分は高校生の時、Crossfaithやcoldrainをよく聞いていたのですが、今思えばこの2バンドがラウドミュージックに入るきっかけでしたね。その時はまだメタルコアというジャンルを認識していなかったんです。ジャンルを意識してメタルコアを聴くようになったのは、大学に入ってからでした。それこそ佑樹と同じく2014年にA Ghost of Flareに出会い、メタルコアというジャンルのバンドがいる事を知り、メタルコアにのめり込んでいきました。

洋楽だと、BULLET FOR MY VALENTINEとかCHILDREN OF BODOMなどのギターヒーロー系バンドを聴いて育ちました。

The Last Novemberでは僕がメインコンポーザーなんですけど、今でも曲作りで参考にしているのはADESTRIAですね!

 

Tell : 高校時代はRED HOT CHILI PEPPERSを筆頭にグルーヴィーな音楽に熱中していました。そんな僕がこういった音楽に触れるきっかけとなったバンドは、高校3年生の時に友達からオススメされたポップパンク/イージコアバンドのCITY LIGHTSとCHUNK! NO, CAPTAIN CHUNK!です。いざ聴いてみたらドハマりしまして。邦楽だと、僕は横浜に住んでいるので、当時横浜CLUB LIZARDで活躍していたFOADやMy limit the universe、WAFY、Revenge of the Silenceを聴く機会があり、大学のサークルでこれらのバンドのコピーをしていました。

大学で思い出したんですが、The Last November加入のきっかけは、僕とKe-taの共通の友人がThe Last Novemberのことを教えてくれたんです。そして、「このバンドに入らない?」と誘ってもらったことが始まりでした。

現在Peripheryがめちゃめちゃ好きです!

影響を受けているベーシストは、Sailing Before The WindのBitoku(Ba)さんですね。Bitokuさんと言えば、日本のメタルコアシーンを引っ張っている存在ですし、僕自身バンドを始めて、あの方の凄さを身にしみて感じるようになりました。

 

Ke-ta : PUNK SPRING 2012で初めて観たcoldrainは衝撃を受けましたね。

その時ライブに行くのもcoldrainを観るのも初めてだったんですけど、あまりのかっこよさにドハマりしてしまいました。メタルコアはcoldrainのライブに行くようになってから、対バンでCrossfaithやCrystal Lakeなどのゴリゴリなバンドをどんどん知りました。気づいたら、僕自身もメタルコアというジャンルの中の一バンドマンになっていました(笑)。

影響を受けているアーティストは、僕自身バンドマン単体というよりは、バンドとして観る事が多いので、なかなか難しいですね(笑)。でも、その中でもHER NAME IN BLOODのDaiki(Gt)さんを見たときは、ギターヒーロー感溢れるプレイで思わず見惚れてしまいました。

 

Tossy : 元々僕自身バンド自体を全く聴かない人間だったんですよ。それこそ当時流行っていたRIP SLYMEやAIKOなどのメジャーな音楽を聴いて育っていたんです。バンドを知るきっかけは、Ke-taがきっかけで、中学の時に彼に10−FEETやマキシマムザホルモンやFACTを勧められたのがきっかけです。特に、FACTに関しては、「日本にこんなカッコいいバンドがいたんだ!」と衝撃を受けましたね。そこから、時代を経てcoldrainやCROSSFAITHを聴くようになりました。

アーティスト的に影響を受けたのは、このジャンルだとCrystal Lakeの田浦楽(Sup Dr)さんに衝撃を受けました。あれだけのパフォーマンスをしているにも関わらず、音の粒を整えながら正確に叩けていているところに魅力を感じました。今でも動画を見たりして、参考にしています。

 

先ほども触れましたが、去年10月に、Free Download single『FARTHEST END/TRIGGER』をリリースされましたね。 改めまして本作のREC、ミックスマスタリングはどこでどなたが担当されたのでしょうか?

 

Takashi:レコーディングは自宅で録って、ミックスとマスタリングはA Ghost of Flare のYU-TARO(Gt)さんにお願いしてやっていただきました。

 

佑樹:YU-TAROさんにお願いするきっかけは、僕がYU-TAROさんと面識がありまして、作品のリリースについて相談した所、「一緒にやってみないか?」と言っていただいたのがきっかけですね。

 

それでは、本作の聴きどころを教えて下さい。

Takashi : 今回、2曲出したんですけど「FARTHEST END」の作曲は僕が、「TRIGGER」は Ke-taが作曲しました。

「FARTHEST END」に関しては、Gtのリフにこだわっていて、テクニカルで一見複雑そうに聴こえるのですが、曲構成はシンプルで分かりやすくなっているので、ぜひ覚えてライブで見て欲しい気持ちが強いですね。

 

佑樹:「おとなしくモッシュしとけ(笑)!」って感じだよね(笑)。

 

Takashi : 確かにそうだね(笑)。

 

Ke-ta:TRIGGERはイントロからメタルコア全開で、耳に残るフレーズを意識しました。

聴きどころは、疾走パートからの唐突なブレイクダウンと、アウトロのクサいツインギターですかね!

 

佑樹:この2曲のリリックは聴きやすさと覚えやすさを意識しながら書いたので、是非覚えて一緒にシンガロングして欲しいと思います。

 

これまでのバンド活動で、ターニングポイントとなった出来事を教えて下さい。

Takashi : Tellが加入してから、自分たちのやりたい音楽が固まった点ですね。そこからは自分達がやりたい音楽、メタルコアを突き詰めて出来るようになった気がします。

 

佑樹 : ライブパフォーマンスの点でもTellが入ってから大きく変わったよね。

 

Takashi : あとは、前作の「Recall」のミックスマスタリングをSailing Before The WindのBitokuさんに担当してもらった事ですね。Tellも言っていましたが、日本のメタルコアシーンをリードしている方と一緒に制作を進める事が出来たおかげで、曲のアレンジにおいて一歩先に進む事が出来たと感じました。

 

昨今のメタル・ラウドシーンで勢いのあるバンド、今後のシーンの流行について思う所を教えて下さい。 

Takashi : 圧倒的にSable Hillsとabstracts の2強かな、と思います。

 

佑樹: 同じ土俵で戦えるようになりたいね。

 

Takashi :自分たちとしては食らいついていきたいですね。彼らはTHE NEW REALITY TOURを開催していますが、僕達自身も自主企画でこのシーンを盛り上げていけたらな、と思います。

 

Tell : あと、この手のシーンのバンドの代替わりを感じています。僕達よりも若いバンドが沢山増えた気がします。

 

佑樹: 若い子で声をかけてくれるバンドが増えましたね。

 

Takashi : 思いの外、僕達の事を知ってくれてるバンドが増えてきたのが嬉しいです。

 

佑樹: 最近の若い子達がやっているバンドは、割と縦ノリのポストハードコアが多い印象を受けますね。あと、曲作りが凝っているバンドが多いと思います。

 

Tell:どこも曲がかっちょいい!

 

Ke-ta:それな。

 

それでは、今後のThe Last November様の予定を教えて下さい。 

佑樹 : 1/31に渋谷CYCLONEでKEEP ON ROLLIN’ FEST 2018というイベントがあります!先述のSable Hillsやabstractsと共に、僕達もそこに出演します!

 

Takashi : 自分たちとしては、「やってやるぞ!」という挑戦的な意気込みで臨むので、是非この日遊びに来てくれたら嬉しいです。

あと、現在音源制作中です!曲はある程度固まってきているので、リリースもそう遠くは無いかと思います。楽しみに待っていて下さい!

 

-TOPPA!!読者へのメッセージをどうぞ。 

一同 : 「「「Let’s Metalcore! 」」」