WORLD END MAN インタビュー

WORLD END MAN インタビュー

WORLD END MAN

Twitter : https://twitter.com/worldendman

Facebook : https://www.facebook.com/worldendman/

Bandcamp : https://worldendman.bandcamp.com/releases

メンバー : (L to R) Kiyo Nishihara(Vo)  Yoichi Kohara(Ba)  Kosuke Hashida(Gt) Shigeki “Umebo” Nakazato(Dr)

 

2015年、STAGES OF DECOMPOSITION、巨人大虐殺、CANNIBAL SUSHI BOYZでの活躍で、国内外のデスメタルシーンにおいて、その名を轟かせていたKiyo(Vo)を中心に、WORLD END MANは結成された。

ストレートなデスメタルを基盤としつつも、ハードコアなどのエッセンスも取り入れ、よりエクストリームミュージックを追求する彼ら。今年9月にはex.HER NAME IN BLOODのUmebo(Dr)の加入を発表、新作「KING DISSECTION」をデジタルシングルとしてリリース、そしてドイツの巨大デスメタルフェスDeath Feast Open Air 2018にも出演決定と、今、まさに波に乗っている日本のデスメタルバンドだと言っても過言では無い!

今回、TOPPA!!編集部は、改めて彼らのルーツ、そして新体制による新曲、今後の展望についてメールインタビューを試みた。

文 / WORLD END MAN  編集 / 鹿野 貴大

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先ずはバンド結成の経緯、加えて各メンバーがバンドを始めるまでのきっかけと、これまでの各人 & WORLD END MANとしての経歴を教えてください。

Kiyo:中学の時、Limp BizkitのCDをなぜか買ったんですよね。そこからラウドミュージックにハマったんですが、バンドとかは一切やらなくて。そして、19歳で渡米した時にいつの間にかボーカルになってました(笑)。きっかけは本当に思い出せないのですが……そこから日本に帰ってきて、日本でも少しバンドをやったのですが、その時突然デスメタルに目覚めたんですよね。これもきっかけはよく覚えてないのですが……(笑)。で、デスメタルやるなら本場でやりたい!と思い、再渡米しました。その後、LAでいくつかのデスメタルバンドで活動しました。

そして、WORLD END MANなのですが、自分がアメリカから日本に帰ってきてしばらく経った2015年に結成しました。日本に帰ってきたけど、その当時はまだアメリカのデスメタルバンドに所属していたので、それとは違う感じのものをやりたいなぁと思いハードコア、パンク、クラストなどの要素のある曲をベースにこのバンドをスタートした感じです。今はこのバンドも完全にデスメタルなのですが(笑)。

バンドの経歴としては現在2枚のEPをリリースしています。

 

Kosuke : 僕がギターを始めたきっかけはX-JAPANです。そして、18歳の時に音楽を勉強するためにLAに留学し、現地のローカルバンドでの活動を経て、Abysmal Dawnのツアーギタリストになりました。Kiyoさんと出会ったのも、ちょうどその頃で、Abysmal Dawnでツアーしている時にLAでタイバンしたのがきっかけです。2011年に日本に帰国して、その後、バンド活動はしていませんでした。2016年にKiyoさんにメールしたことがきっかけでWORLD END MANに加入しました。

 

Umebo : 小学校の音楽室にあったドラムと、当時プレイステーション2に移植された音ゲーのドラムマニアがきっかけでドラムが叩きたいと思い、中学で吹奏楽部に入り、パーカッションを始めました。中2で他の部活の友達とバンドを結成して、文化祭で演奏したのが最高に楽しかったのがバンドにのめり込むきっかけでしたね。高校は軽音楽部に入り、大学のサークルはすぐに辞めましたが、その後に入ったバンドには10年ほど在籍しました。そのバンドをクビになり、現在はWORLD END MANに加入しました。

 

Kohara : 高校生の時に、幼馴染にポップロックバンドに誘われ、そこでベースを始めました。高校卒業後に大阪に引っ越してきて、友人とデスメタルバンドを組みました。昔自分が主催のBBQパーティーで、Kiyoさんと知り合ったのがWORLD END MANに加入したきっかけです。

 

Kiyo:その時、僕は特に急いでベーシストを探していたわけでもなかったし、Koharaがベース弾けることを知らなかったんです(笑)。「新しいバンドを始めて、まだベーシストがいない。」って言ったら、やたら彼がベースを弾けることをアピールしてきたので仕方なく、じゃあ一回スタジオ一緒に入ってみるかって感じで始まりましたね。半信半疑だったので、実はそのあと2週間ほど放置したのですが(笑)。友達伝いに「Koharaマジやぞ」って聞いて、本当にスタジオに入ることになってしまいましたね(笑)。

 

各メンバーの音楽的ルーツ、フェイバリットバンド、参考にしているプレイヤーなどを教えてください。

Kosuke : Slayer、Exodusが僕のフェイバリットバンドで、ギタリストでは同じくExodus、SlayerのGary Holt(Gt)が好きですね。

 

Umebo : パンク、ミクスチャーから入って、よりエクストリームな物を掘り下げながら、なんでも聴くようになりました。メタルドラムでいうと、Slipknotが主に自分のドラムスタイルに影響を与えていますが、その他にも挙げるとキリがないくらいにいろんなドラマーを参考にしています。

 

Kiyo : 僕のルーツはニューメタルです。KORN、Limp Bizkit、DEFTONES、Mudvayneとかが好きです。最近のフェイバリットバンドはドゥームメタルなんですけどWINDHANDというバンドです。ずっと参考にしているというか尊敬しているアーティストは、ロビン前田さん(赤犬、MANTLE GOD)です。フロントマンとしてのエンターテイメント性とかすべてを尊敬しています。

 

Kohara : BRAHMANやCOCOBATがルーツです。そこからだんだん激しいものを聴くようになっていつの間にかNileに行き着いていました。最近はSleepや1000modsとかのストーナーやサイケデリックロックもよく聴くようになりました。

 

改めまして、ex-HER NAME IN BLOOD のUmebo(Dr)が加入し、それと時を同じくして新曲「KING DISSECTION」がリリースされましたね。加入の経緯と、新曲に掛ける思いを教えてください。

Umebo : Kiyoさんにバンドに誘ってもらって加入することになりました。またメタルができるという事にとても感謝しています。

 

Kiyo : Umeboとは僕が日本に帰ってくる前からSNS上ではやり取りがありまして。はじめて実際に会ったのはDeath I AmのShogo君(Gt)の結婚式だったんですけど。加入の経緯はあれですね、僕がFacebookに半分冗談でBEATDOWN HARDCOREバンドやりたいって書いたら、Umeboが僕ドラムしますみたいなコメントをくれたんです。実はちょうどその1週間くらい前に、Death I AmのKazu君(Dr.)と新宿でメシ食ってる時に、「Umebo今何してんのかなぁ~うちでドラム叩いてくれへんかな~?」とか話してたんで、これは運命だと思い、ソッコーで連絡しました。で、最初は一緒になんかやろうって話だったのですが、そ~~~っとWORLD END MANに入る方向に持っていきましたね(笑)。

 

Umeboは前のバンドにいた時からデスメタルが好きとは知ってたんですが、いざ加入して一緒にやっていると、そのデスメタル愛にびっくりしました。Kosukeさんや僕より全然詳しい(笑)。

余談ですが、その昔、僕がアメリカの巨人大虐殺というバンドをやっていて、日本ツアーをしたんです。その時ドラムが急に日本に来れなくなって、Umeboに、「ヘルプで叩いて!」って頼んだことがあったような……。その時は、Umeboも前のバンドが忙しくて無理だったけど、実現してたらおもしろかっただろうなって…今思い出しました(笑)。

 

Umebo : 加入が決まってすぐ、とにかく勢いの半端ない曲を作ろうとなり、良いペースで「KING DISSECTION」が出来ました!Kosukeさんのギターはマジ凶暴なので、負けないくらいうるさいドラムにしたいと思ってフレーズをつけました。ブランクある上に、速すぎて若干日和っていた私に、Kosukeさんが、「メタルは速いものです。」と言ってくれて、間違いないな、と思いました(笑)。なんとかレコーディングも出来、ひと安心です。

 

Kiyo : Kosukeさんはそういうのを素で言ってるよね。基本一切冗談を言わないから(笑)。

 

Kosuke : Umeboさん加入一曲目なので、とにかく速くてアグレッシヴな曲を作ろうと思いました。

 

Kiyo : Umebo加入記念に作った曲なので、「とにかくド派手にブルータルにいこう。」って言ってた気がします。この曲の前に出した2nd EP 『Nobody wins』もそうですが、Kosukeさんが曲を書くようになってとにかく世界が変わりましたね。1stの頃よりバンドとして遥かにレベルが上がったと思うし、客観的に聴いて、「超メタルだな」って思います。これからのWORLD END MANの方向性がすごくわかり易く出ている1曲じゃないかなと思います。超ブルータルでキャッチー、そういうデスメタルを目指しています。

 

先日、来年ドイツで開催されるDeath Feast Open Airへの出演がアナウンスされたのも記憶に新しいです。

そこでワールドワイドな活動を行っている皆さんに、昨今のデスメタルシーンに対して思う事、またシーンで勢いのあるバンドを国内外問わず教えてください。

 

Kiyo: あんまり僕も詳しくない上で言いますが、海外はオーバーグラウンドであればあるほど、デスメタルというジャンルにこだわらず、イベントが行われている気がしますね。例えばOzzfestとか、Hellfestとか。デスメタルがハードコア、メタルコア、その他の色々なジャンルと共演しています。逆に、アンダーグラウンドであれば、例えば今回僕たちが出るDeath Feast Open Airとかはデスメタルに特化していますよね。出演バンド全部デスメタルですし。まぁ海外の場合、今回のDeath Feast Open Airもそうですが、アンダーグラウンドと言いつつも、とんでもなくデカい規模で開催されるんですけど(笑)。デスメタルバンドしか出ないのに3日間フェスやるんですよ(笑)。日本じゃ考えられないですよね。

それを日本に持ってきた時に、2つの考え方があると思うんですよね。

1つは日本でもそこまでの規模でデスメタルに特化したイベントができるようにデスメタルシーンを盛り上げるというやり方と、もう1つはオーバーグラウンドのイベントにデスメタルが参画していくというやり方です。

ちなみに僕の希望は後者です。それは単純に僕自身が「日本のデスメタルシーンを変えるぞ!」みたいなタイプでもないですし、まだWORLD END MANの事をやるのに必死でシーンのことを考える余裕もないからです。それと、前述の通りニューメタル上がりで、メタルコアはじめラウドロック全般がデスメタルと同じくらい好きなのもありますし、日本でデスメタルが1人立ちしてデスメタルのみで何千人の客を動員するにはまだまだデスメタルバンドの絶対数も少ないと思うし、ファンベースもできてないので、時間がかかると思うのです。

まぁそんな状況に革命を起こすようなバンドが出ればいいですけどね。WORLD END MANがそれになれればいいなぁと思う反面、デスメタルがもし大人気ジャンルになったら、「デスメタルなんて流行モン、チャラくて聴いてられるかよ!」ってなるかもしれないし(笑)。万人に理解されないのがデスメタルの矜持みたいなとこありますし(笑)。それじゃダメなんですけど。

まぁそう考えると、日本はオーバーグラウンドなフェスにデスメタルはまだ参加できてないと思うんですよね。まだデスメタルがそこまで浸透していないというか大衆の支持を得てないというか。そういう意味でも純粋にオーバーグラウンドなイベントにWORLD END MANを食い込ませることができたらおもしろいなぁと思っていますし、ひいてはそれがデスメタルシーンの盛り上がりにも繋がればいいなと思います。

 

最近、僕が個人的に注目しているのは大分のKnaveというバンドです。ビジュアルも個性的だしライブも素晴らしい。これからドンドン活動して欲しいな、と密かに応援させていただいております。皆様も是非YouTubeとかで検索してみてください。おそらく大分の路上でライブしている、とんでもない動画がヒットすると思います。ああいうぶっ飛んだことするところも好きですね。

あとは長崎のHOTOKEにも注目させていただいてます。

他には最近アルバムを出したIN FOR THE KILL。もう最高としか言いようがないですね。最高にメタルです。うちのメンバー全員超ファンです。

 

今後の活動予定、目標、音源のリリース予定などありましたら教えてください。

Kiyo : 2017年は、とりあえず11/25(土)の新宿LOFTが最後のライブで、来年は日本でボチボチとライブが決まってきています。Death Feast Open Air含めたヨーロッパツアー、そしてまだ本決まりではないですが、他にも海外からオファーを頂いているのをどうしようかなって感じです。来年はとにかくライブがしたいと思います。自分の希望としては、なるべくもっと日本で色んなバンドとライブがしたいです。

音源のリリース予定はまだありません。ライブをやっていく中で、理想のレーベルと出会って、そこから何かが始まればいいかなくらいのスタンスで今はいます。僕たち曲作るのはメチャクチャ速いので、そんな感じで大丈夫だと思います(笑)。けど、とりあえずメンバー全員が、「早くフルアルバム作りたいな!」とは言っているので、早く良いレーベルが見つかれば嬉しいですね。

 

これからのシーンを担うメタルヘッズ、バンドマンへのメッセージをどうぞ。

Kosuke : 一緒に頑張って行きましょう。

Kohara : メタルの世界に入ってたくさんの面白いもの、凄いものに出会うことが出来ました。そんな世界を、WORLD END MANを通して皆さんにも伝えて楽しんで頂けたら良いなと思います。

Kiyo : いつも日本中のうるさいバンドと共演してみたいと思ってます。対バンしましょう!

Umebo : 俺は死ぬまで吹き飛んで楽しみたいと思っています、皆さんも是非!

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【WORLD END MAN ライブ情報】

 

▼2018年

 

1/20(土)沖縄@Remy’s
1/27(土)大阪@心斎橋VARON
2/3(土)東京@大塚Deepa
2/25(日)名古屋@club ZION
3/10(土)東京@新宿ナインスパイス
4/28(土)長崎@アストロスペース
4/29(日)大分@Club SPOT
6/2(土)大阪@SOCORE FACTORY
6/3(日)東京@新大久保アースダム
8月 ドイツ “Death feast Open air 2018″+ヨーロッパツアー TBA
10月 タイ TBA

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